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皆様、こんにちは。aquaです。

 梅一輪一輪ほどの暖かさと申しますように、そこはかとなく春を感じる昨今で
す。皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。


 さて、湿っぽい相場展開となっている株式マーケット。昨日までの動きは以下
の通りとなっています。


 大波乱の10月、下値固めの11月、ジリジリ高の12月、そして丑年相場

  日経平均(日足)→ http://www.aqua-inter.com/document/090214d.html


 一方、軟調な東京市場を横目に元気一杯なのが中国・上海市場です。上海総合
株価指数の昨年末の終値は1820ポイントですが、昨日の終値は2320ポイ
ントとここまで値幅にしてちょうど500ポイント、率にして25%超の大幅上
昇となっています。ちなみに、東京市場は日経平均株価で昨年末の終値8859
円から昨日の終値7779円まで値幅にして1080円、率にして10%超の下
落となっており、上海市場とは対極的・雲泥の差です。


  元気一杯の中国・上海総合株価指数(日足)

          → http://www.aqua-inter.com/document/090214s.html


 さらに、注目したいポイントとしまして、金価格が直近で1トロイオンス=9
42ドルまで上昇し、昨年3月に付けた史上最高値1011ドル(ロンドン市場
)が完全に射程圏内に入ってきたこと、また景気の先行指数とも言えるバルチッ
ク海運指数が高騰、昨年12月5日の安値663ポイントから直近の1989ポ
イントまで僅か2ヶ月余りで3倍の上昇となっていることも見逃せません。


 相場全般軟調な中にありまして、(1)好調な中国・上海市場、(2)金価格
の上昇、(3)バルチック海運指数の上昇・・・という動きが見られる訳であり、
当然その関連銘柄は別格の動きとなっています。


 例えば、金価格の上昇を受けて住友金属鉱山が強い動きとなり、バルチック海
運指数の高騰を受けて海運株が出直り歩調の動き、そしてそうした市況の底打ち
に加えて中国の追加景気対策への期待からコマツや日立建機などの建機株が上昇
・・・等々、いわゆる「中国関連」の一角がにわかに動意付いています。そして、
経済対策関連として日医工、東和薬品、科研製薬など後発医薬品(ジェネリック
)株の中長期上昇トレンドが継続中であることも見逃せません。


 週末の日経平均株価は7779円と重要な節目となる7600円に接近してき
ています。最上段のチャートをご覧頂くと分かりますが、緑の線、すなわち76
00円どころを下回ると過去2回(昨年10月28日と11月21日)ともすぐ
に株価は反転上昇に転じています。

 ご存知の方もいらっしゃると思いますが、この7600円の水準は、バブル経
済の崩壊により日経平均株価が3万8957円の史上最高値を付けてから下落に
転じ、03年4月28日に底打ちした水準であり、相場の節目(下値サポート)
として強く意識される水準です。


 また、1980年代バブル相場で日経平均株価が3万8957円まで上昇する
出発点となったのは、1982年10月の6849円であり、奇しくも昨年10
月28日に付けた瞬間安値6994円はまさしくその出発点、振り出しに戻った
水準です。


 7000円~7600円のゾーン(黄金ゾーンと呼んでいます)は新たなスタ
ート、すなわち『オバマ・ドリーム』の始まりとなり得る水準であり、来週以降
、そうした観点を踏まえて臨みたいところです。


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 それでは皆様、楽しい休日をお過ごしくださいませ。


                             aquaより

 Have a nice holiday!

        Thank you for reading
   
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