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              ◎ ハロー!株式 ◎        09/05/23 増刊
 
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全国及び海外の皆様、こんにちは。aquaです。

 行く雲のたたずまいに夏の近きが思われるこの頃です。皆様におかれましては、
いかがお過ごしでしょうか。


 さて、「売れば上がる」、「買えば下がる」。株式投資におきまして、こうし
た経験は誰もがするところです。極端な例では、上がると思って買った途端に下
がって弱気になり、売ったら上がって強気になる、少なくともこうした行動を繰
り返していたら上手く行きません。上手く行かないどころか、身も心も財もすり
減らすだけとなります。


 「では、どうしたらいいのか?」となりますが、それを探るために、本日は現
在・過去におきまして相場の世界で財を成した賢人について触れさせて頂きたい
と思います。なかなか彼らのようにはなれなくても、それを知ることによって彼
らに近づくことは可能です。


 以前、60億円もの大金をポンと出して松坂投手の移籍交渉権を落札した米レ
ッドソックスのオーナー「ジョン・W・ヘンリー」が農家出身の異色投資家であ
り、その投資の真髄は、『じっと忍耐する長期スタンス』であるというお話をさ
せて頂きました。それ以外にも過去を遡りますと株式市場には相場で生計を立て
る相場師と呼ばれる人たちがいましたが、生き馬の目を抜く世界で培った先人の
知恵は今でも通じます。そして、財を成した先人達には共通点があります。


 司馬遷が記した史記の「貨殖伝」に登場する「白圭」(はくけい)、「陶朱」
(とうしゅ)、「計然」(けいねん)、「子貢」(しこう)。皆、投機で産を成
しましたが、孔問十哲の一人「子貢」は投機が大好きであり、商品を安く買い、
高く売って巨富を築き、四頭立ての馬車に乗り、孔子の名を天下に広めました。

 子貢にもまして相場師らしく振舞ったのが周の「白圭」。「銭を増やそうと思
えば、安い貨物を買い集め、時期を逃がさぬことは、猛獣やはやぶさが飛びかか
るようにする」と言っています。また、越王に商才を認められた「計然」は投資
の極意を「高くなっていく時には土くれのように惜しげもなく放出し、低くなる
時は眞珠や硬石と思って買い込むことです」と語っています。


 「貨殖伝」を彩る主役たちは決して奇抜な投資術で巨富を築いたのではありま
せん。安い時(皆が売る時)、ここぞと買い進みます。逆に高くなって、皆が買
う時に売って出るという基本に忠実に従っています。


 多くの人は安くなれば、もっと安くなるだろうと欲が働き、高くなれば、もっ
と高く売れるだろうと、これまた欲につられて売買どきを失いがちです。中国の
先人たちは『足(た)るを知る者は富む』と心得て自己の欲望を抑えてきたので
す。

 相場で最大の敵は、市場で対立する売買の相手ではなく自分自身であり、自ら
の欲望との闘い、それをいかに克服するか。市場は人生の縮図であり、人間性が
一番よく表れるのが相場です。白圭が、『人徳の欠ける者に相場の極意を教えて
も意味がない』と語っているのは、そのことのようです。


 今では、己(おのれ)に克(か)つ心、『克己心(こっきしん)』が死語にな
りかけていますが、相場道で一番大切なことは己の欲望を制御する「克己心」で
あり、このことは奇しくもジョン・W・ヘンリーも言っています。そして、「売
り」と「買い」の二つしかない世界、「安く買って高く売る・・・」、当たり前
のことですが、これをいかに忠実に励行するか、ここに共通点が見出せます。言
うは易(やす)しで、なかなかこれが一筋縄ではいきませんが、ここに相場の極
意とロマン、そして儲けるヒントがあります。


 昨今、上げ下げしながらも堅調な相場展開が継続している株式マーケット。分
かりやすく申し上げますと、「押し目を買えば儲かる」相場展開が継続しており
、「買いは安い日、安い日にかぎる」を実践することで大きな投資成果に直結し
ています。「下がると不安で買えない」、これが普通の心情ではありますが、そ
れでも投資成果向上のためには、「買いは安い日」、これが大切です。来週以降
もこの基本方針を徹底して臨みたいところです。


 そして、もう一つ。「買って直ぐに儲けたい!」、これも多くの人に共通する
心情です。それでも、視点をもう少し先、例えば1年定期と思って仕込むことに
より、結果として上手く行くケースが圧倒的に多いです。こうすることによって
「株価を買わずに銘柄を買う」投資が可能となり、心に適度の余裕が生まれます。


 「1年定期のつもりで」とご紹介しました「三洋電機」然りです。スペシャル
版2月12日号と4月22日号にて以下の理由でご紹介させて頂きました。

 「パナソニックの子会社となる三洋電機(6764)。これで倒産する心配は
ほぼなくなった訳ですが、昨日の同社の株価は139円。パナソニックによるT
OB価格は131円であり、巨額な投資をするパナソニックは三洋電機の再生に
向けてこれから本腰を入れてきます。代替エネルギー関連というテーマ性もあり
、この底値圏にある同社株は投資妙味ありです。仮に200円になったとしても
上昇率は45%を超えることになり、1年定期のつもりで静かなうちに仕込んで
みる価値ありです・・・」


 結果はどうか。週末の終値は214円と一気に200円を突破。1年どころか
2~3ヶ月で140円どころから値幅にして74円の上昇です。たかが74円の
上昇かと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、率にしますと2~3ヶ月
程度で50%を超える上昇であり、極めて大きいです。しかも、ほとんど定期預
金並みの安全度と言ってもいいくらいでしたから。


 3月11日、巷では弱気一色の中、本誌スペシャル版発にて「あほうになって
買いの種蒔け」と【株高宣言】してまいりましたが、シナリオ通り、株式マーケ
ットの流れは一変。儲かる相場となってきました。

 先日は、「お陰さまで、今年に入って過去の損失を全て取り返す勢いです。ス
ペシャル版継続します」といった嬉しいお便りも頂いています。それでもこの動
きはまだ始まったばかり、「モー(儲)かる牛年」はこれからが本番です。もち
ろん、時折、下押す局面もありますが、大切なのは方向性。上を向いているとい
う方向性を踏まえ、一喜一憂することなく強気のスタンスで臨みたいところです。


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 それでは皆様、楽しい休日をお過ごしくださいませ。


                             aquaより

 Have a nice holiday!

        Thank you for reading
   
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