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おはようございます。aquaです。

 さっそくですが、NY為替市場で一気に円安が進行しています。昨日よりも
2円以上のドル高・円安となり、1ドル=92円台前半となっています。ポル
トガル格下げや欧州連合(EU)首脳会議を控えて安全資産としてのドル需要
が高まったこと、また2月の米耐久財受注が3ヶ月連続で増加したことでドル
買いに弾みがついています。

 NYダウが下落していますが、円安進行は自動車やハイテクを中心とした輸
出関連銘柄には支援材料となり、関連銘柄の動きは要注目となります。


 ところで、今日3月25日は電気記念日です。今では暗くなれば当たり前の
ように使っている電灯ですが、その電灯が無い生活というのは想像も出来ませ
ん。

 わが国で初めて電灯が点灯されましたのは、明治11年(1878年)の本
日、3月25日でした。これを記念して毎年、この日を電気記念日としていま
すが、当時、電信中央局の開業祝賀会で、工部大学校(現在の東京大学工学部)
の学生たちがイギリス人教師のもとに電池を使ってアーク灯を点火し、来賓一
同を驚かせたといいます。

 その後、明治15年には東京の銀座に電灯がつきましたが、これを描いた錦
絵には

「其光明(ソノコウミョウ)数十町ノ遠キニ達シ、

                     恰(アタカ)モ白昼ノゴトシ」

と記されていたそうです。電灯の無い生活をしてきた当時の人たちにとりまし
ては、画期的なことであったわけですが、100年以上たった今、資源・エネ
ルギー利用による温暖化対策が叫ばれている折り、改めて環境の変化を知らさ
れる思いがいたします。



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 ~目次~       編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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 1.NY市況

 2.主な注目材料とニュース

 3.心に残る名言






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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      10836.15(- 52.68)▼0.48%
□ナスダック       2398.76(- 16.48)▼0.68%
□S&P500      1167.72(-  6.45)▼0.55%
□CME日経225先物 10850   (+110)大証比
□為替     (対ドル) 92.26  (対ユーロ)122.90

□半導体株指数        365.37(- 7.10)
□NY原油先物(5月限)   80.61(- 1.30)
□NY金先物 (4月限) 1088.80(-14.90)
□バルチック海運指数   3243   (-37)


 24日のNY株式市場は、経済指標が市場予想を下回ったことやポルトガル
の信用格付け引き下げが嫌気され反落しました。

 朝方発表の2月の新築住宅販売戸数が市場予想を下回ったことを受けて景気
回復の鈍さが改めて意識されました。ダウとナスダック指数は前日の相場で昨
年来高値を更新した後だけに利益確定の売りも出やすく、指数は終日マイナス
圏で推移。

 尚、2月の米耐久財受注額は市場予想を下回ったものの、3カ月連続の増加
となっており、設備投資の先行指標となる国防・航空機を除く資本財受注は前
月のマイナスから増加に転じています。

 格付け会社のフィッチ・レーティングスがポルトガルの長期格付けを「ダブ
ルA」から「ダブルAマイナス」に引き下げ、今後の財政状態しだいでさらな
る格下げもありえるとしたことや、UBSがギリシャの債務不履行に言及した
ことで、欧州諸国の信用不安が改めて意識されたことも投資家心理を悪化させ
ました。この日実施された米5年債入札で、応札倍率が過去半年で最低だった
ことも圧迫材料となっています。

 業種別では、金融が高く、通信、日用品、ヘルスケア、エネルギーなどが下
げました。

 個別では、エクソンモービルやシュブロンなどのエネルギー株、バリックゴ
ールドやゴールドコープなどの産金株、リオ・ティントやBHPビリトンなど
の資源株が下落。ポルトガルの格下げで為替市場がユーロ売り・ドル買いで反
応、ドル相場に逆行しやすい原油や金などの商品相場が下落したことを受けて
関連銘柄に売りが広がりました。商品相場の下落の背景には、ドル高の他、米
長期債利回りの上昇、米景気の回復の鈍さが意識されたことや原油在庫の増加
などがあります。

 米バイオ製薬のジェンザイムが大幅安。衛生上の問題で同社の酵素補助薬の
製造施設が閉鎖されることが嫌気されました。最大手のファイザーはしっかり
だったものの、医薬品株は総じて軟調。景気変動の影響を受けにくいとされる
コカコーラやプロクター&ギャンブルなどのディフェンシブ株も下落。景気動
向に敏感なキャタピラーやアルコアも反落。アナリストが投資判断を引き上げ
たボーイングは一時マイナスに転じたものの、引けでプラスを維持しました。

 ハイテク株では市場予想を上回る好決算を発表した文書処理ソフト大手のア
ドビシステムズが上昇。グーグルは反発。一方、インテルやザイリンクスなど
の半導体株は利益確定の売りで反落しました。

 四半期決算が市場予想ほど悪い内容でなかった住宅建設大手レナーが買われ、
同業のDRホートンやトールブラザーズなどもつれ高となっています。

 金融大手のバンク・オブ・アメリカやJPモルガン・チェース、シティグル
ープが上昇。著名アナリストが、貸倒れの減少を背景に向こう数年間で銀行株
が4倍に値上がりするとの見方を示したことが買いを誘いました。また、バン
ク・オブ・アメリカのCEOが「不良債権の処理は峠を越えた」とコメントし
たことも好感されています。

 他の指標は、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が反落。コモディテ
ィは原油、金ともに反落。バルチック海運指数は7営業日続落です。

 CME日経225先物はドル建てが10850(大証比110円高)、円建
ては10795(同55円高)となっています。


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【2】主な注目材料とニュース                   **
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☆注目材料

 NY外為市場で円安が大幅進行。今朝6時現在の円相場は1ドル=92円2
5銭前後と1月上旬以来、約2ヵ月半ぶりに92円台前半の円安水準となって
います。

 格付け会社フィッチ・レーディングスがポルトガルの格付けを引き下げたこ
とで、ユーロ安・ドル高が加速しています。ドルはユーロ以外の主要通貨に
対しても買われる展開となっています。対円では、2月の米耐久財受注が3ヵ
月連続(前月比0.5%増)で増加したことも円安・ドル高の要因となってい
ます。

 本日から4日間、「東京国際アニメフェア2010」が東京ビックサイトで
開催されます。世界最大のアニメ総合見本市で、会場にはアニメ関連企業・団
体231社、618小間(うち海外59社、60小間)の出展ブースが大集
合(2月1日現在)します。優秀なアニメ作品を表彰する「東京アニメアワー
ド」など幅広い年齢層の方々が楽しめる各種イベントも予定されています。

 明日(26日)は、3月期決算銘柄の権利付き最終売買日となります。週末
までに株式を買えば配当や株主優待を受け取れるため、高配当利回り銘柄を狙
う投資家などによる期末特有の動きが予想されます。

 昨日発表された3月19日時点の3市場信用取引残高は、買い残が3週連続
で減少し、前週比168億円減の1兆5065億円となっています。一方、売
り残は3週連続で増加し、前週比160億円増の7986億円となっています。
信用倍率は前回(3月12日時点)の1.95倍から1.89倍に改善してお
り、1.9倍割れは1月22日(1.60倍)以来となります。

 海外では、EU首脳会議が2日間の日程で開催されます(ブリュッセル)。
財政危機にあるギリシャへの支援策や欧州経済の成長戦略などが議論される予
定です。


◆主なニュース

・電気自動車、2020年に80万台 経産省が次世代車戦略

・人民元で貿易決済が成立 DIC、日中間取引で初

・郵政見直し策、仙谷・菅氏が異論 郵政相ら、郵貯限度額上げ公表

・トヨタ、国内の生産体制再編 グループでサイズ別に

・LED電球2割安、店頭の年初比 平均3200円強、参入相次ぐ

・大林組、上場来初の経常赤字 今期640億円、ドバイ工事で損失

・東レ、炭素繊維10~15%値上げ 1年8ヵ月ぶり

・東ガス、中小規模の天然ガス田開発 投資抑え安定調達

・民放キー3局と広告大手2社、GyaOに3~7%出資

・ユニクロ、夏用衣料も機能性前面に 素早く汗吸収

・インテル、家電・車向け開拓 省電力MPU 日本3社と販売提携


◆経済指標等

・企業向けサービス価格指数(2月)

・英小売売上高(2月)
・米新規失業保険申請件数(先週分)

◆企業動向

・海外決算 オラクル(ソフトウェア)、ベストバイ(家電量販店)

◆その他

・EU首脳会議(26日まで)



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【3】心に残る名言                        **
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    孤独は山になく、街にある。

    一人の人間にあるのではなく、大勢の人間の“間”にある。

                          三木 清






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◆3月25日 今日は何の日? 六輝:大安
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    (06年から08年まで連続受賞、09年はコンテスト実施せず)


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