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おはようございます。aquaです。

 突然の鳩山首相と小沢幹事長の辞任。最も気になるのは株式マーケットに及
ぼす影響かと思います。結論を申し上げますと、辞意表明は市場が消化する数
多い材料の中の一つに過ぎず、影響は極めて限定的。むしろプラスに作用する
と考えます。

 何故なら、

(1)辞任発表から為替が円安に振れたこと

(2)支持率が低迷し続けた内閣の交代によってアク抜け感が出ること
  (支持率低下に歯止めがかかり、夏の参議院選挙でボロ負けするよ
   うな事態回避)

(3)小沢氏が辞任することで夏の選挙に向けたばらまき的な政策の方
   向性が変わる可能性があること

(4)有力候補の菅直人副総理兼財務・経済財政担当相をはじめ、有力
   閣僚・幹部の中に財政発散型より財政再建(緊縮)型の人が多い
   く、財政規律への意識が強まることによって外国人投資家による
   日本株買いに繋がる可能性があること

(5)政治とカネの問題に一区切りつくこと


・・・等々、辞任ショックは一時的であり、今後の改善に繋がる可能性が高い
からです。中国企業の傘下となるレナウンの株価が立会い日数わずか8日間で
3倍超になっていますが、その中国を中心とした新興国の経済拡大が続く限り、
日本は最もその恩恵を受ける位置にあり、中国関連という大きな潮流・テーマ
を踏まえて前向きに臨みたいと考える次第です。それが第二、第三のレナウン
への巡り合いに繋がると考えます。そして、何よりも現在は相場が安いという
事実、これが最大の好材料と考えます。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.NY市況

 2.主な注目材料とニュース

 3.心に残る名言








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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      10249.54(+225.52)△2.25%
□ナスダック       2281.07(+ 58.74)△2.64%
□S&P500      1098.38(+ 27.67)△2.58%
□CME日経225先物  9815   (+205)大証比
□為替     (対ドル) 92.16  (対ユーロ)112.88

□半導体株指数        360.20(+12.59)
□NY原油先物(7月限)   72.86(+ 0.28)
□NY金先物 (8月限) 1222.60(- 4.30)
□バルチック海運指数   4041   (-33)


 2日のNY株式市場は、良好な経済指標を受けて大幅に反発しました。

 雇用コンサルティングのチャレンジャー社が発表した5月の米企業人員削減
数は前年同月比65%減、4年ぶりの低水準となっていた4月の削減数に比べ
れても微増にとどまったことで、金曜日の5月の雇用統計の発表を前に雇用市
場が持ち直しているとの明るい見通しが広がりました。また、全米不動産業者
協会が発表した4月の中古住宅販売保留件数指数が事前予想を上回る上昇とな
り、住宅市場の改善を示したことに加え、5月の新車販売台数が高い伸びを示
したことで投資家は景気回復への自信を強めました。

 NY株式市場は欧州株の下落を受けて小動きで始まったものの、ダウ1万ド
ル付近では買い意欲が強く、良好な経済指標を受けて徐々に上げ幅を拡大。原
油流出事故で事業環境が厳しくなるとの見方で下落していたエネルギーセクタ
ーが反発したことも相場を押し上げました。

 ダウは先週金曜日と週明け月曜日の2日間で200ドル超の下落となってい
ましたが、その下げ幅をこの日の上昇でほぼ取り戻した格好です。

 業種別では全セクターが上昇。特にエネルギー、金融、素材、自動車関連、
半導体関連の上昇が目立ちました。
 
 個別では、原油流出事故で急落していた英石油大手のBPが、配当の維持を
表明したことやアナリストによる強気見通しを受けて反発。直近の相場で下げ
がきつかった油田サービスのハリバートンやシュルンベルジェなども大幅に反
発。シュブロンやエクソンモービルなどの石油大手も上昇しました。

 5月の新車販売台数で、フォード、GM、クライスラー、日産、ホンダなど
が前年比で軒並み2ケタ増となったことから自動車関連株も上昇。UBSのア
ナリストが投資判断を引き上げたJPモルガン・チェースが買われ、バンク・
オブ・アメリカやウェルズファーゴなどの金融株が軒並み高。ダウ構成銘柄で
はクレジットカード大手のアメリカン・エクスプレスが上昇率首位となってい
ます。

 建機大手のキャタピラーや工業用品の3M、航空機のボーイングなど景気動
向に敏感な製造業大手も上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げた
農機最大手ディアが5%の上昇。同じくアナリストが買い推奨リストに加えた
と伝わった農業製品大手モンサントも上昇しました。

 バイオ製薬大手アムジェンの骨粗しょう症治療薬について米当局が承認した
ことが好感され同社株は10%の大幅高。UALの12%高、AMRの8%高
するなど航空株の上昇も目立ちます。実質値下げとなる通信データ料金の改定
を発表した通信大手AT&Tがしっかり、これが自社製品の販売に追い風にな
るとの見方でアップルもしっかりでした。

 他の指標では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が反発。原油先物
は3営業日ぶりに反発。金先物は反落。バルチック海運指数(BDI)は4営
業日続落です。

 CME日経225先物はドル建てが9815(大証比205円高)、円建て
は9805(同195円高)で取引を終了しました。

 尚、ポスト鳩山の有力候補とされている菅直人副総理・財務大臣は円安肯定
派と見られており、米市場関係者の話として年末までに1ドル=110円まで
円安がすすむとの見方も報じられています。



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【2】主な注目材料とニュース                   **
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☆注目材料

 昨晩のNYダウは大幅高。前日比225ドル高の1万0249ドルと5月
27日以来、約1週間ぶりに1万0200ドル台を回復しています。シカゴ日
経平均先物は9815円と2日(水)の東京市場の日経平均株価9603円よ
りも210円ほど高い水準となっています。

 昨日のNY原油は、前日比0.28ドル高の1バレル=72.86ドルと5
月27日以来、約1週間ぶりに上昇しています。

 民主党は、明日(4日)午前に両院議員総会を開き、党所属国会議員の投票
で新代表を選出、当日午後には衆参両院で首相指名選挙を実施する日程を確認
しています。昨日は、菅直人副総理兼財務相が立候補の意向を表明しています。

 NY外為市場で円安が進行。今朝6時現在の円相場は1ドル=92円10銭
前後と約2週間ぶりに92円台前半の水準となっています。対ユーロでは、1
ユーロ=112円90銭前後と112円台後半で推移しています。次期首相候
補の菅直人氏がこれまで円安支持の発言をしたことも円安要因となっています。

 本日は、8:50に1~3月期法人企業統計が発表されます。今回の設備投
資額(ソフトウェアを含む)の事前予想は全産業で前年同期比9.6%減と、
減少幅は昨年10~12月期の同17.3%減(11期連続で減少)から縮小
する見通しです。

 15:00に、5月第4週(5月24日~5月28日)の投資部門別売買動
向が発表されます。5月第3週(5月17日~5月21日)は外国人投資家が
3週連続で売り越し、売越額は3024億円となっています。5月はヘッジフ
ァンドの中間決算期に絡む換金売りが出た模様です。

 一方、個人投資家は5週連続で買い越し、買越額は2659億円となってい
ます。信託銀行は4週連続で買い越し、買越額は1495億円と前週(5月
10日~5月14日)の233億円から急増しています。同行経由にて年金な
ど長期資金の買いが入っていると見られます。

 海外では、は5月のADP全米雇用報告、5月の米ISM非製造業景気指数
の発表などが予定されています。


◆主なニュース

・民主代表選、菅氏が出馬表明 後継選び本格化 新内閣あすにも

・重要法案「郵政」以外は廃案も 民主、国会会期延長せず

・伊藤忠、米GEと世界展開 風力や太陽光・地熱発電で

・新日鉄とトヨタ、鋼材2万円程度の値上げで最終調整

・コマツ、ロシアで建機生産 新工場稼動、10年売上高7割増

・フジテレビ、中国向け映画を制作 現地企業と共同

・「総菜調味料」相次ぎ増産 キッコーマン・ハウス食品

・東芝、事業別に投資効果を測定 ライバル社と効率を比較

・ギリシャ財務相「返済繰り延べせず」 民営化策を推進

・格付け会社の監督強化 EU、G20首脳会議で提案へ

・金融規制、欧米間の対応に溝 介入型にマネー動揺、協調が課題


◆経済指標等

・法人企業統計(1―3月期)
・対内証券売買契約(先週分)
・景気動向調査(5月民間調査)
・投資部門別売買状況(先週分)

・ユーロ圏サービス部門PMI(5月改定値)
・ユーロ圏小売売上高(4月)

・米小売り各社既存店売上高(5月)
・米ADP雇用報告(5月)
・米新規失業保険申請件数(先週分)
・米ISM非製造業景況感指数(5月)
・米労働生産性(1―3月改定値)
・米製造業新規受注(4月)

◆企業動向

・企業決算 ピジョン(7956:育児用品トップ)
      アインファーマシーズ(9627:調剤薬局首位)
      サガミチェーン(9900:麺類主体外食チェーン)

◆その他

・米FRB議長講演



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【3】心に残る名言                        **
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      完璧主義になるな。

        自ら身動きを取れなくなり、

          何をしても自分の期待が満たされなくなる。


                   エレン・スー・スターン





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   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年はコンテスト実施せず)


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