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◇ ◇ ――――――――――――――――――――― 「会社四季報新春号」プレゼント企画実施中! ――――――――――――――――――――― 【新春お年玉号】: http://www.aqua-inter.com/2009/otoshidama.htm 株式投資のPARTNER ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◎ ハロー!株式 ◎ 08/12/11 夕刊 ・・・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・・ こんばんは。aquaです。 住友生命が、年末恒例の「創作四字熟語」を発表しました。今年起こった様々 な社会問題や事件、金融不安や株式市場の混乱、五輪や政治の話題など、いずれ も今年の世相を表す秀逸なものばかりですのでその中からいくつかご紹介したい と思います。 「苦労長寿」くろうちょうじゅ(不老長寿) 解説:後期高齢者医療制度。長寿医療制度という愛称もむなしく何かと不評。 「暗増景気」くらさますけいき(クリスマスケーキ) 解説:金融不安、円高、物価上昇・・・景気は一段と悪化。 「窮々病院」きゅうきゅうびょういん(救急病院) 解説:医師不足で困窮する救急病院。 「猪突猛親」ちょとつもうしん(猪突猛進) 解説:モンスターペアレントが学校で大暴れ。 「酒込乗車」さけこみじょうしゃ(駆込乗車) 解説:公費での居酒屋タクシー乗車は、おやめ下さい。 「中央無人」ちゅうおうむじん(縦横無尽) 解説:日銀総裁人事が混迷。中央銀行の総裁が空席となる異常事態に。 ……………………………………………………………………………………………… ~目次~ 編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ] ……………………………………………………………………………………………… 1.今日の相場 2.主な材料 3.主な投資判断 4.追証について 5.編集後記 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【1】今日の相場 ** ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ◎日経平均 8720.55(+ 60.31)△0.70% ◎TOPIX 849.25(+ 14.70)△1.76% ◎売買高概算 22億4563万株 ◎売買代金概算 1兆7661億円 ◎値上り銘柄数 1157 ◎(年初来)新高値 8 ◎値下り銘柄数 424 ◎(年初来)新安値 15 ◎変わらず 133 ◎騰落レシオ(25日)89.0% ◎サイコロ(日経平均)7勝5敗 ●○○●●○●●○○○○ 58.3% ◎カイリ率(日経平均)25日線比+4.24% 75日線比-12.53% ◎為替 (対ドル) 92.33 (対ユーロ)121.32 ◎出来高上位 1.三菱UFJ<8306> 500円(+ 32円)122,403千株 2.住金 <5405> 223円(- 8円) 54,108千株 3.新日鉄 <5401> 300円(- 3円) 51,010千株 4.商船三井 <9104> 593円(+ 43円) 43,168千株 5.三菱重 <7011> 425円(+ 22円) 38,890千株 ◎売買代金上位 (円) 1.トヨタ自 <7203> 3070円(+140円) 68,802百万 2.三菱UFJ<8306> 500円(+ 32円) 59,814百万 3.三井住友 <8316> 342千円(+30千円) 58,641百万 4.みずほ <8411> 235千円(+93百円) 48,951百万 5.ホンダ <7267> 2195円(+160円) 48,727百万 ◆相場概況 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1550万株 買い2740万株 本日の東京マーケットは日経平均株価は4日連続高となり、前日比60円(0. 7%)高の8720円で取引終了です。 米政府と民主党指導部が自動車大手の救済法案で大筋合意したことを好感して NY市場は上昇したものの、東京市場は昨日の上昇で織り込んでおり、9:30 前には140円を超える下げ幅となる場面がありました。ただ、寄付き前の外国 証券経由の注文状況が買い越しとなっていることが買い安心感を誘い、また米中 を中心に経済対策が具体化していることへの期待感も強く、下値では押し目買い 意欲が旺盛。昼からは一転して買いが優勢となってプラスに転じています。特に、 原油・金・バルチック海運指数など国際商品市況関係が上昇していることで海運 など市況関連銘柄の上げが目立ちます。明日は注目の株価指数先物・オプション のメジャーSQとなります。売買代金は概算1兆7661億円、上海総合株価指 数は47ポイント(2.2%)安の2031です。 業種別では、海運、銀行、商社セクターの上げが顕著です。 個別銘柄では、商船三井、川崎汽船、日本郵船が4日連続高となるなど海運株 が軒並み大幅高。業種別では海運セクターの値上がり率が8%を超えてランキン グトップとなっています。バラ積み船の国際運賃指標バルチック海運指数が連日 で値を上げ、収益の下振れに対する過度の警戒感が一服。また中国や米国などで 大規模な経済対策が相次いで打ち出されており、景気を下支えするとの期待感か ら買いが集まっています。 三菱商事、三井物産、伊藤忠、住商、丸紅など商社株が値を飛ばしています。 昨日のロンドン非鉄市場でニッケルと銅がそろって上昇、またNY市場で原油価 格が上昇しており、足元で国際商品を買う動きが出てきただけに好感した買いが 入っています。PERが5倍程度と割安感が強いことも支援材料となっています。 国際商品市況関連として住友金属鉱山、三菱マ、DOWA、三井金属、東邦鉛な ど非鉄株も軒並み高です。 コマツ、日立建機が4日連続高となる大幅高。米中など各国の景気刺激策への 期待感からの買いが連日で入っています。コマツは12月5日の907円から本 日の1171円、日立建機は863円から1143円までいずれも30%程度の 上げとなっています。 レンタルビデオ店「TSUTAYA」を展開するカルチュア・コンビニエンス ・クラブ(CCC)が74円高の919円と大幅高。業績好調と成長性を期待し た買いが集まっており、大和総研がレーティングを「2」から「1」に引き上げ、 目標株価を1100円に設定したことも支援材料となっています。 オリックスが一時ストップ高となる大幅高。資金繰りを巡る憶測で株価は急落 し、9日には年初来安値となる3710円まで下げていましたが、会社側が銀行 取引を含めて資金調達に一切懸念はないとのコメントを発表したこともあって昨 日から株価が急伸、本日の終値は5200円となっています。 サイゼリヤがストップ高。豪ドルを巡るデリバティブ(金融派生商品)取引の 解約で費用153億円が発生すると発表し、悪材料出尽くし感から買いが膨らん でいます。先月21日時点ではデリバティブ契約に絡み評価損140億円が発生 する見通しと公表し、足元の為替相場次第で損失がさらに膨らむとの見方もあっ ただけに損失額の確定で収益の不透明感が和らいでいます。 本日の新高値銘柄は、ショーボンド、クレスコ、オイレス工、ホシザキ電、ネ ットワン、日本瓦斯、近鉄、ダイワボウ情・・・等々です。 【新春お年玉号】 お申し込み期限をご確認ください。 <詳細> http://www.aqua-inter.com/2009/otoshidama.htm ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【2】主な材料 ** ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ・年間100万円までの株式投資の非課税化 12年導入で与党合意 ・たばこ税増税は見送り 与党、税制大綱最終案提示 ・米自動車救済法案、米下院が可決 上院での可決は不透明 ・米上院での争点は救済条件のさらなる厳格化 共和党一部に反対論 ・都心オフィス空室率、11月末は4.56% 10カ月連続で上昇 ・値引き合戦始まる 5割値下げのイオンに 3割返金のヨーカ堂 ・「エコプロダクツ」展開幕 参加企業及び団体数は過去最多 ・育休法見直し、企業に短時間勤務の導入義務づけ 厚労省報告案 ・シャープ、三重と天理の工場で液晶パネルの生産ラインを閉鎖 ・09年のアジア地域の経済成長見通しを下方修正 アジア開銀 ・韓国中銀、政策金利を1%引き下げ 10月9日以降4回目 ・中国、自国航空会社に航空機の発注取り消しや就航延期を呼びかけ ・米財務省の報告書、「人民元上昇容認を」 中国政府に注文 ・米ヤフー、マイクロソフトへの検索事業売却を大株主が要求 ・米議会監視委、金融安定化策について「財務省は戦略不透明」 ・米財政赤字、過去2カ月で前年度合計に迫る勢い 金融救済で ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【3】主な投資判断 ** ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ [ドイツ証券] 新 規 A (5631) 日本製鋼所 1,200円 [クレディS証券] 据置き B (1944) きんでん 1,100→ 970円 据置き B (7274) ショーワ 570→ 370円 据置き B (7282) 豊田合成 1,550→ 1,000円 引下げ B→C (7251) ケーヒン 1,000→ 600円 [UBS証券] 据置き A (7011) 三菱重工 700円 引下げ B→C (4185) JSR 850→ 750円 [日興シティG証券] 据置き A (2802) 味の素 1,200円 据置き C (7241) フタバ産業 490→ 180円 [三菱UFJ証券] 据置き 1 (2802) 味の素 1,480→ 1,570円 [みずほ証券] 引上げ 3→2 (9505) 北陸電力 2,700円 [大和総研] 引上げ 2→1 (4756) CCC 1,100円 据置き 2 (1963) 日揮 据置き 3 (6366) 千代田化工建設 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記。 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【4】追証について ** ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 投資家は損失には耐えることはできましても、利益には耐えられないという傾 向があります。 どういうことかと申しますと、利益が出ている銘柄は早々と利喰ってしまう傾 向がある一方で、損失になっている銘柄は売却することをためらい長く持ってし まう傾向があるということです。 現物取引ならば「上がるまで待つ」も可能ですが、信用取引になりますと事情 が異なります。 担保として差し入れた保証金のおよそ3倍の取引が可能となる信用取引では、 儲ける時の額と同様に損する時の額も大きくなります。儲けを期待して目一杯に 信用買いした後、思惑に反して相場が下落してしまった場合はあっという間に損 失が膨らむことになります。 弁済期限のない無期限信用取引でありましても追証(おいしょう:追加証拠金 の差し入れ)は発生し、損失に耐えられずに投げざるをえないという事態に追い 込まれてしまうケースが多々あります。つまり信用取引では、期日到来の他に、 評価損の拡大も投げ売りを誘発する要因となります。 ここで、追証について簡単に説明させていただきます。証券会社によって差は ありますが、信用取引で株価1000円で1万株を買い付けた場合、30%の委 託保証金率ならば300万円の委託保証金を予め差し入れておく必要があります。 他にも信用取引には維持率というのがあり、信用の建て玉を維持するためには 委託保証金の割合を一定の率で維持しておかなければならないという決まりです。 例えば維持率が25%のケースで考えてみますと、1000円で買い付けた銘柄 が900円に下がってしまった場合、100万円の評価損となりますが、この額 が委託保証金から差し引かれてしまうため、委託保証金は200万円に減額され 維持率の25%(250万円)を下回ってしまいます。 こうなりますと、維持率を下回った翌々日の正午までに建て玉に対する委託保 証金率を回復する金額(この場合100万円)を追加で差し入れなければいけま せん。これが追証(おいしょう)です。差し入れ期日の到来前に相場が回復しま しても、一度発生した追証は必ず差し入れるのが決まりで、限度一杯の建て玉を 落とさずに維持している場合は、何回も追証を差し入れなければいけない可能性 が生じてきます。 ____________________________________ 【5】編集後記 mailto:aqua@aqua-inter.com  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ノーベル賞の授賞式が晴れやかに行われましたが、日経ビジネスのノーベル賞に ついての記事を読みますと、今回ノーベル物理学賞を受賞した益川教授が「(受 賞は)ちっともうれしくない」「研究者仲間が理論を実験し、あれで正解だった よと言ってくれるのが一番うれしい」「南部先生が受賞されたのは本当によかっ た」と語った背景には、十分すぎる理由と事情が存在することがよく分かります。 ____________________________________ ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =2年連続ダブル受賞= ◎まぐまぐ大賞2007 http://www.mag2.com/events/mag2year/2007/#money02  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「ハロー!株式」 マネー部門 第1位 ◎2007年 メルマガ オブ ザ イヤー http://melma.com/contents/moy2007/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「ハロー!株式」 マネー・政治・経済部門 カテゴリー賞受賞 ======================================================================== ●内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありま せん。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は一切 の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断でな さるようにお願いいたします。 ●ご意見、ご感想、広告に関するお問い合わせ等は下記までお願いいたします。 → mailto:aqua@aqua-inter.com ●無料メールマガジンの配信登録・登録先変更、登録解除は下記にてご自身にて お願いいたします。→ http://www.aqua-inter.com/mailmag/list.html ●配信についての連絡事項やバックナンバーは本誌ホームページをご参照下さい。 → http://www.aqua-inter.com/ ======================================================================== 発行:アクア・インターナショナル株式会社 関東財務局長(金商)第504号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━