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こんばんは。aquaです。

 本日から7日間の日程で「さっぽろ雪まつり」が始まりました。

 雪まつりの歴史は古く、今年は60回目。毎年200万人前後の人が訪れる大
きなイベントです。今年は暖冬の影響で製作に苦労したそうですが、5tトラッ
クで約6500台分の雪を運び、286基の雪像が観光客を出迎えるそうです。


 ところで、「雪」という字は「そそぐ(雪ぐ)」あるいは「すすぐ(雪ぐ)」
とも読み、「汚れを取り去りきれいにする」「清める」という意味を持ちます。
この意味で使われるのが「雪辱」です。

 競技などで負けたことのある相手を破り名誉を取り戻すような時に「雪辱」が
使われますが、同じような状況を説明しているようにも聞こえる「汚名を挽回す
る」という表現は明らかな間違いです。

 汚名(悪い評判)は「すすぐ」または「はらす」ものであり、「挽回」してし
まいますと、「汚名そのものを取り戻す」という意味になってしまいます。

 実際には、本来の意味や用法とは違う使われ方がされましても、それで通用し
てしまうケースが案外多いのも事実です。



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 ~目次~        編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場 <相場コメント>

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.OECD景気先行指数

 5.編集後記





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【1】今日の相場                          **
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◎日経平均   7949.65(- 89.29)▼1.11%
◎TOPIX   786.41(-  6.37)▼0.80%

◎売買高概算  21億8609万株
◎売買代金概算  1兆4655億円

◎値上り銘柄数  586 ◎(年初来)新高値  2
◎値下り銘柄数 1010 ◎(年初来)新安値 40
◎変わらず    120

◎騰落レシオ(25日)87.8%
 
◎サイコロ(日経平均)5勝7敗 ●○●●○○○●●●○● 41.7%
 
◎カイリ率(日経平均)25日線比-4.26% 75日線比-5.61%
 
◎為替  (対ドル) 89.38 (対ユーロ)114.84

◎出来高上位
 1.みずほ  <8411>  221円(+  1円)120,049千株
 2.東芝   <6502>  273円(- 10円)105,810千株
 3.住金   <5405>  212円(+ 22円)101,295千株
 4.三菱重  <7011>  326円(+  5円) 54,594千株
 5.商船三井 <9104>  638円(+ 31円) 53,414千株

◎売買代金上位                          (円)
 1.トヨタ自 <7203> 3040円(+ 30円) 38,986百万
 2.商船三井 <9104>  638円(+ 31円) 34,261百万
 3.三菱商事 <8058> 1354円(+ 52円) 33,805百万
 4.三井物産 <8031> 1045円(+ 50円) 30,726百万
 5.東芝   <6502>  273円(- 10円) 29,252百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1630万株 買い2240万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が前日比89円(1.1%)安の794
9円で取引終了です。

 昨晩のNYダウが121ドル安となり、また昨日に200円を越える上げとな
った反動から朝方は幅広い銘柄に売りが先行。ただ、売り一巡後は公的年金と見
られる買いや政策期待からの押し目買いが入り、13:20には50円を超える
プラスに転じ、8100円に迫る場面がありました。中国の追加景気対策や海運
市況の底打ち期待が強まり、海運、商社、鉄鋼、非鉄などが値を上げています。
引けにかけては、米ネットワーク機器大手のシスコシステムズの業績不振を受け
てGLOBEX(シカゴ先物取引システム)でナスダック100株価指数先物が
下落しており、今晩のNY株安に対する懸念からマイナスに転じています。売買
代金は概算1兆4655億円です。上海総合株価指数は小幅安、9ポイント(0.
4%)安の2098です。

 業種別では、ゴム、海運、鉄鋼、商社、非鉄セクターの上げが目立ちます。

 個別銘柄では、川崎汽船、商船三井、日本郵船、第一船、明治海運など海運株
が軒並み大幅高。バラ積み船運賃の国際指標「バルチック海運指数」(BDI)
が1月20日から昨日まで12日連続高となっており、昨日は168ポイントと
いう大幅高で1316まで上昇。海運市況に底入れ感が強まり、収益向上に対す
る期待感から買いが集まっています。業種別では海運セクターの値上がり率ラン
キングは第2位です。

 海運市況に底入れ感が強まったことを受け、資源株との位置づけから三菱商事、
三井物産、住友商事など商社株にも物色の矛先が向かい、住友金属、JFE、東
京製鉄など鉄鋼株も高くなっています。

 金価格の上昇を受け、住友金属鉱山が連日で大幅高、34円高の969円と1
000円の大台目前となっています。スイスの金融大手UBSが2009年の金
の予想平均価格を1トロイオンス=1000ドルと従来予想から300ドル引き
上げたことも買い材料視されています。尚、昨日の金価格は1トロイオンス=9
02ドルとなっています。

 日本ビルファンド、ジャパンリアルエステイト、日本リテールファンドなど不
動産ファンド(REIT)が軒並み高。年金積立金管理運用独立行政法人(GP
IF)が2010年度から新たに不動産ファンドに投資する方向で検討に入った
と報じられたことで買いが集まっています。数百億円から数千億円で投資を始め
る見通しです。

 その他、個別にエネルギー用高効率ポンプ国内トップの酉島製作所が79円高
の907円と大幅高、ブリヂストンが95円高の1237円、スタンレー電気は
100円高の1005円とストップ高、前期過去最高の売上高を記録した日本マ
クドナルドは35円高の1716円となっています。


☆相場コメント☆

 本日朝刊【2】の主な注目材料とニュースのところで、「鉄鉱石などを運ぶ不
定期ばら積み船の運賃指標バルチック海運指数」(BDI)が12日連続で上昇。
168ポイント高の1316と20数年ぶりの上げ幅となっています」とコメン
トしましたが、これを受けて本日は海運株が軒並み大幅高。実はもっと前からバ
ルチック海運指数が上昇に転じているという旨をコメントしてまいりましたが、
この【2】の注目材料の部分には投資のヒントが多く含まれていますので、毎朝
ザッとチェックして頂ければと思います。

 また、【1】のNY市況の項目にて「バルチック海運指数」の動きを日々記載
していますので、こちらもチェックして下さいませ。もちろん、金価格、原油価
格、シカゴ日経先物も要チェックです。 



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【2】主な材料                           **
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・日本株のADR発行が急増 昨年10月以降あらたに100銘柄
・日銀審議委員「高止まりしている期日物金利の下げも検討必要」
・全国労働局長会議、厳しい雇用情勢で議論 厚生労働省
・1月の新車販売、スズキの「ワゴンR」が2カ月連続で首位
・札幌市場上場の中道機械が民事再生法の適用を申請 負債75億
・ホンダ、新型ハブリッド車「インサイト」を189万円で投入
・三菱地所、藤和不動産に対する3度目の資本注入を発表
・オートバックス、自動車低迷の煽りで米グループ2社が破産法申請
・ボルカー氏、金融安定化法に基づく資金枠の拡大訴え
・米グーグル、タイムワーナーにAOL株売却を代診
・カード大手のビザ、10―12月期純利益が35%増
・米シスコシステムズ、11―1月期は5年半ぶり減収
・米企業の人員削減、1月は7年ぶりの高水準に 相次ぐリストラで
・米議会、デジタル化を4カ月延期する地デジ延期法案を可決
・オバマ大統領の一般教書演説は2月24日 米紙報道
・米上院、「バイアメリカン条項」の修正案を可決 大統領の意向受け
・米医療保険拡充法が成立、たばこ増税で約320億ドルの財源捻出



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【3】主な投資判断                         **
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[ドイツ証券]
 据置き   A (3407) 旭化成           450円
 据置き   A (3405) クラレ          1,000円
 据置き   B (4188) 三菱ケミカル        430円
 据置き   B (4042) 東ソー           200円

[モルガンS証券]
 据置き   A (2327) NSSOL    1,700→ 1,500円
 据置き   A (4307) 野村総研     2,300→ 2,000円
 据置き   A (4684) オービック   17,000→16,000円
 据置き   C (2802) 味の素       840→   620円
 据置き   C (3407) 旭化成       300→   280円

[メリルリンチ証券]
 引下げ A→B (9831) ヤマダ電機    8,000→ 6,000円

[クレディS証券]
 引上げ B→A (5423) 東京製鉄      910→ 1,350円
 据置き   A (4208) 宇部興産          390円
 据置き   C (7211) 三菱自動車         70円

[UBS証券]
 据置き   A (8129) 東邦薬品     1,800→ 1,230円
 引下げ A→B (3407) 旭化成       500→   380円
 引下げ B→C (7312) タカタ      1,750→   600円

[日興シティG証券]
 引下げ A→B (2802) 味の素       900→   800円
 引下げ A→B (4708) もしもし     2,940→ 2,000円
 据置き   C (5727) 東邦チタニウム       600円

[野村証券]
 据置き   A (4519) 中外製薬     2,200→ 2,100円
 据置き   A (6952) カシオ計算機        810円
 据置き   A (8129) 東邦薬品     2,500→ 1,400円
 据置き   A (9501) 東京電力     4,000→ 3,800円
 据置き   B (6752) パナソニック   1,200→ 1,000円

[大和総研]
 引上げ 3→2 (8031) 三井物産
 引下げ 2→3 (8015) 豊田通商

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記。
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。



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【4】OECD景気先行指数                     **
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 景気や企業業績の悪化が相次ぎ発表され、それと同時に市場は発表された分の
「悪化」を織り込み、日経平均株価は昨年6月の高値から10月の安値まで値幅
で1万1300円、率で60%超の調整を経てきました。しかしながら最近は業
績悪化のニュースで株価が反発するケースも出てきており、悪材料に対してある
程度の耐性が感じられます。

 ところで、日本経済は外需依存型であり、その株式市場は他の市場に比べ、景
気に敏感に反応する非鉄や鉄鋼、化学素材や機械などの製造業の比重が高く、世
界の株式市場においても日本株は景気敏感株との位置付けとなっています。

 景気が回復する局面では景気敏感株が相場上昇を主導するというのが経験則で
すが、実際にITバブル崩壊後の03年の世界景気の回復局面では最もよく上昇
したのが日本株です。

 それ故に、足元で景気や企業業績の悪化が表面化していましても、一方で相場
は景気や企業業績の底入れの兆しに敏感に反応します。為替の円安やバルチック
海運指数(BDI)の上昇などへの反応度が高いのもその証左です。

 ちなみに、世界景気の動向を知る上で注目すべき指数の一つに「OECD景気
先行指数(CLI)」があります。

 世界経済の持続的成長を計るべく活動し、世界最大のシンクタンクでもあるO
ECD(経済開発協力機構)が発表する同指数は、アイスランドを除くOECD
加盟29カ国に加え、中国やインドなどの非加盟6カ国の景気指数を合成し、全
体および各国別に、国内総生産(GDP)などの景気動向よりも6カ月程度先行
するよう設計されています。

 OECD景気先行指数は世界や各国の景気を共通の尺度で比較できるとして、
主に海外の投資家が注目してきた指標です。世界中の投資家が景気の転換点を探
ろうとしている現在、改めてOECD景気先行指数への注目度が増しています。


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【5】編集後記                              mailto:aqua@aqua-inter.com
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国内で取引されている株式を裏付けに米国内で発行される預託証券(ADR)に
よって、米国内でも他国の株式の取引が可能になります。ADRは、日本企業に
おいて今まではハイテク企業や大手金融機関などが発行するにとどまっていまし
たが、昨秋以降は内需関連企業を中心に急増しており、米機関投資家などの関心
も高まっています。
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   ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =3年連続ダブル受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー 2008 http://melma.com/contents/moy2008/ 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 総合大賞

◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位


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●内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありま
 せん。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は一切
 の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断でな
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