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こんばんは。aquaです。

 今朝の空気は痛いくらいの冷たさでした。ともすれば縮こまりそうな寒さで
したが、晴れ渡った空が清々しい気分にさせてくれました。

 もうすぐ4月。新しい年度の始まりとともにいくつかの制度変更もあります。
例えば、改正省エネルギー法の施行と東京都の環境確保条例による大規模な工
場やビルに対する温暖化ガスの排出規制。
 
 改正省エネルギー法は、工場や事業所での燃料資源を有効活用するため、原
油換算で年間1500キロリットル以上のエネルギーを使用する企業にエネル
ギー使用状況などを定期的に報告することを義務付けるもので、大企業製造業
はもちろん、主要なコンビニエンスストアやファーストフードチェーンなども
対象となります。

 改正省エネルギー法には必達目標や罰則規定はありませんが、社会全体で環
境に対する意識が高まっている中、企業も相応の対応が必要になってくると思
われます。

 同じく4月1日に発効する東京都の条例では、国内の先陣を切る形で低炭素
社会へ向けた取り組みが始まります。この条例が対象とするのは年1500キ
ロリットル以上のエネルギーを使う約1400カ所の事業所で、国内で初めて
温暖化ガスの削減義務を負います。2010―14年度の平均で基準排出量か
ら6~8%の削減が要求されており、未達の場合は排出枠を購入する必要があ
り、不履行の場合には罰則が課せられます。

 こうした制度がもたらすものは義務や罰則、コストの増加という側面ばかり
でなく、LED照明や省エネ設備などへの更新需要というチャンスも生じてき
ます。



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 ~目次~       編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場 <スペシャル版&プライベート・サービス通信>

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.4月の主なイベント

 5.編集後記






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  11097.14(+110.67)△1.01%
◎TOPIX   979.58(+ 13.45)△1.39%

◎売買高概算  22億1089万株
◎売買代金概算  1兆5289億円
◎時価総額  325兆2221億円

◎値上り銘柄数 1359  ◎(昨年来)新高値 120
◎値下り銘柄数  212  ◎(昨年来)新安値   1
◎変わらず     96

◎騰落レシオ(25日)137.5%

◎サイコロ(日経平均)8勝4敗 ○○●○●○●○○○●○ 66.7%

◎カイリ率(日経平均)25日線比+4.90% 75日線比+6.19%
 
◎為替  (対ドル) 92.36  (対ユーロ)125.18

◎出来高上位
 1.みずほ  <8411>  186円(-  1円)174,782千株
 2.三菱UFJ<8306>  497円(+  4円) 79,686千株
 3.クラリオン<6796>  231円(+  5円) 69,774千株
 4.日立   <6501>  351円(+  4円) 66,433千株
 5.東芝   <6502>  488円(+  3円) 43,602千株

◎売買代金上位                           (円)
 1.三井住友 <8316> 3135円(+ 60円) 57,862百万
 2.三菱UFJ<8306>  497円(+  4円) 39,770百万
 3.三菱商事 <8058> 2462円(+ 92円) 35,034百万
 4.みずほ  <8411>  186円(-  1円) 32,807百万
 5.トヨタ自 <7203> 3770円(+ 30円) 32,686百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り2080万株 買い2230万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が前日比110円(1.0%)高の1
万1097円と終値ベースで1万1000円台乗せとなり、昨年来高値を更新
して取引終了です。

 昨晩のNYダウが3日連続高で昨年来高値を更新したことを受け、朝方から
外国人と見られる買いが機械や電機など主力株に先行。キヤノン、京セラ、フ
ァナックなどが昨年来高値を更新し、また商品市況の上昇を受けて三菱商事な
ど資源関連、さらには新日鉄など鉄鋼株にも物色の矛先が向かい、引けにかけ
てジリジリと上げ幅拡大となっています。尚、東証株価指数(TOPIX)も
13ポイント高の979と昨年来高値更新です。売買代金は概算1兆5289
億円、上海総合株価指数は4ポイント(0.1%)高の3128です。

 業種別では、鉄鋼、商社、紙パ、非鉄などの上げが特に目立ちます。

 個別銘柄では、新日鉄が9円高の369円、JFEが120円高の3815
円、住金が6円高の287円、神戸製鋼が5円高の201円となるなど鉄鋼株
が軒並み値を飛ばしています。神戸製鋼が昨日の引け後に10年3月期の連結
経常損益が50億円の黒字になる見通しと発表し、従来予想50億円の赤字か
ら一転して黒字を確保することから鉄鋼株全般に好感した買いが集まっていま
す。

 尚、新日鉄がブラジルの資源大手ヴァーレと2010年4~6月期の鉄鉱石
価格を09年度より90%前後高い1トン約105ドルとすることで暫定合意
と報じられていますが、既にヴァーレによる値上げは報じられていたため、株
価への影響は限定的です。

 日産自動車が18円高の801円と800円台乗せ。12月に日本で発売す
る電気自動車(EV)「リーフ」の価格を1台376万円からにすると発表し、
EV普及が進むとの期待やテーマ性から物色の矛先が向かっています。全国の
販売店に普通充電設備や急速充電器を設置するとも報じられ、経済産業省の補
助金を受ければ実質299万円で購入できるとしています。ダイムラーと相互
出資する方向で最終調整に入ったことも引き続き支援材料となっています。

 フォスターが112円高の2579円と値を飛ばしています。米アップルが
今年夏の発売に向け、多機能携帯電話「iPhone(アイフォーン)」の新
機種を開発していると報じられ、フォスターはアップル向けにヘッドホンを供
給していることからアイフォーン販売拡大による収益寄与への思惑買いが入っ
ています。

 東邦チタニウムが8日連続高、144円高の2273円となっています。航
空機市場の回復期待を背景にNY株式市場でボーイングやその他の関連株の上
昇が続いており、航空機向けにチタンを供給する同社株にも連想買いが継続し
ています。NY市場ではボーイングが6日連続高、関連銘柄である米チタニウ
ム・メタルズも大幅高となっています。

 DOWAが17円高の569円と上昇。2010年3月期の連結経常損益が
135億円程度の黒字(前期は133億円の赤字)になる見通しと報じられ、
会社事前計画では100億円の黒字であることから業績の上方修正を期待した
買いが入っています。太陽電池向け銀粉など電子材料の需要回復ペースが想定
を上回り、金属加工事業でも伸銅品などの出荷が伸びています。

 その他、タチエスが33円高の1048円と連日で昨年来高値更新、リンナ
イが100円高の4940円と昨年来高値更新、ドクターシーラボが900円
高の21万9400円と昨年来高値更新、日本ガイシが42円高の1925円、
日本電産が90円高の1万0030円と1万円台に乗せて昨年来高値更新、オ
リンパスは36円高の3020円、トヨタは30円高の3770円と上値追い
の展開が継続しています。

 また、商品市況上昇を受けて三菱商事が92円高の2462円、三井物産が
36円高の1564円、住友商事が27円高の1081円、丸紅は10円高の
581円と昨年来高値更新となるなど商社株も軒並み高です。

 本日の新高値銘柄は、旭化成、東亞合成、ゼオン、日本ペイント、ドクター
シーラボ、鬼怒川ゴム、旭硝子、東邦チタニウム、住生活G、リンナイ、オー
クマ、アマダ、ナブテスコ、旭ダイヤ、JUKI、三菱電機、日本電産、オム
ロン、ファナック、浜松ホトニクス、京セラ、タチエス、キヤノン、丸紅・・
・等々です。



☆相場コメント

 最高の相場展開となってきた株式マーケット。本日の日経平均株価は1万1
097円と1万1000円台乗せとなり、昨年来高値を更新。買っているのは
もちろん外国人です。

 では、「皆様の投資成果は?」となる訳ですが、巷から聞こえてくるのは散
々(さんざん)といった声が多数です。「何故か」。今、買われている銘柄は、
ソニー、キヤノン、ファナック、日本電産、三菱商事、そしてトヨタといった
具合にど真ん中銘柄です。そして、中国関連としてのツガミや森精機、三菱電
機など機械株を中心とした設備投資関連です。

 これらの銘柄は外国人好みの銘柄であり、「もうは、まだなり」でドンドン
値を飛ばします。個人好みのする小型系の一見値動きの軽そうな銘柄は買いの
本尊不在のために、自然とおいてきぼりとなる訳です。

 そして、もう1点。せっかくいい銘柄を持ちましても、圧倒的に小股すくい
で利喰ってしまう人が多いことです。これでは、まず儲かりません。次に買っ
た銘柄で損をして儲けは吹っ飛ぶ、まずこのパターンに陥ります。やはり、取
れる時には徹底的に取る。そのためには、主力株で王道投資をする。「辛抱銭
(しんぼうぜに)」とも申しますが、これに限ります。

 明日のスペシャル版(有料版)では、『静かな内に仕込んでおきたい、上昇
余地大の有望銘柄○○8○!』を1銘柄ご紹介させて頂きますのでご期待下さ
いませ!


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【2】主な材料                          **
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・損保各社、障害保険の保険料を一斉引き上げ 各社とも1割弱

・2月の鉱工業生産指数、前月比0.9%マイナス 1年ぶり低下

・2月の完全失業率、前月比横ばいの4.9% 求人倍率は改善

・2月の消費支出は7カ月ぶり減少 自動車等除けば0.1%増

・2月の自動車生産台数、前年比74.9%増 4カ月連続増

・新農業基本計画を閣議決定 自給率目標を50%に引き上げ

・日産の電気自動車「リーフ」、先行予約台数が9300台に

・アップル、今夏発売に向け「アイフォーン」の新機種開発 米紙



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【3】主な投資判断                        **
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[モルガンS証券]
 引上げ B→A (9437) NTTドコモ   15.8万→17.5万円

[クレディS証券]
 引下げ A→B (8601) 大和証券G本社    610→   540円
 据置き   A (5802) 住友電工          1,650円

[UBS証券]
 据置き   A (3086) Jフロント      570→   600円
 据置き   A (9843) ニトリ       9,600→ 9,300円
 据置き   B (6367) ダイキン工業    3,600→ 3,800円

[ゴールドマンS証券]
 据置き   A (7270) 富士重工       510→   560円

[野村証券]
 引上げ B→A (7545) 西松屋チェーン    840→ 1,150円
 引下げ A→B (4507) 塩野義製薬     2,400→ 1,900円

[みずほ証券]
 据置き   C (3099) 三越伊勢丹          700円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記。
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。

 

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【4】4月の主なイベント1                    **
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 明日3月31日は年度末。東証上場のおよそ8割の企業は明日の数値で決算
を行います。ちなみに3月相場はほぼ想定どおりの展開となり、本日の日経平
均の終値(11097円)は昨年3月末の8109円と比べ約37%の上昇と
なっています。

 明後日から名実ともに4月相場入りとなりますが、過去10年の4月の勝敗
は6勝4敗の勝ち越し、戦後の東証再開以来の勝率は67%と12カ月中2番
目に高い勝率です。

 今3月期末の終値は3年ぶりに前年に比べ値上がりし、上昇率は3割を超え
ます。このことは機関投資家の株式に対する姿勢に好影響を与え、新規資金の
流入が見込まれる新年度入り後の上昇余地がさらに広がります。また、今週発
表の信用取引の評価損益率は8週連続で改善するのはほぼ確実で、個人投資家
の懐具合も改善し買い余力も回復してきていることも見逃せません。

 企業業績の改善期待で先行きの明るさが増していることも相場の支援材料。
野村証券金融経済研究所が発表した2010年3月期の主要企業351社(金
融を除く)の経常利益見通しは7.4%増、2011年3月期では57.9%
増と、日本企業のV字回復を見込んでいます。業績の急回復を基に試算します
と現状で30倍で推移している225銘柄のPERは20倍割れにまで低下し
その分上昇余地が広がります。

 ちなみに現在、日経平均株価は過去7週連続で上昇しており、今週も続けて
上昇し8週連続となった場合には、小泉首相による「郵政解散」をきっかけに
始まった2005年8月から9月末までの上昇記録に並びます。当時も今回も
外人投資家が相場上昇を主導しているだけに足元の外人動向は要注目です。

 相場の先行きを占う上で重要なのが4月1日。この日発表の日銀短観(3月
調査)では、大企業製造業の業況判断指数が大幅に改善するとの観測が広がっ
ており、設備投資に改善の兆候が示されるかどうかも注目ポイントです。

 同日は、第一生命(8750)が東証1部に上場。第一生命の株式を受け取
る人は120万人超に達すると見られ、市場活性化につながると期待されてい
ます。株式相当額の現金で受け取るのはのべ約700万人と予想されており、
金額はざっと1兆円。こちらも個人消費への好影響が期待されます。

 尚、4月1日は大阪証券取引所とジャスダックが経営統合。合併や持ち株会
社への移行等により社名変更も相次ぎます(下記にて一部紹介)。


・NECエレクトロニクス(6723) → ルネサスエレクトロニクス

・システムプロ(2317) → シスプロカテナ

・JXホールディングス(5020)
   ※新日本石油と新日鉱HDの持株会社

・トモニHD(8600)
   ※徳島銀行と香川銀行の持株会社

・NKSJホールディングス(8630)
   ※損保ジャパンと日本興亜損害保険の持株会社

・トウアバルブグループ本社(6466)→ 東亜バルブエンジニアリング

・三井住友海上グループHD(8725)
             → MS&ADインシュアランスグループHD
   ※三井住友海上、あいおい損害保険、ニッセイ同和損害保険の持株会社


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【5】編集後記                             mailto:aqua@aqua-inter.com
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先日は子ども手当て法案が成立しましたが、明日は高校無償化法案が参院本会
議で成立見通しです。
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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =4年連続受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2009 http://melma.com/contents/moy2009/
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   「ハロー!株式」 2年連続での『総合大賞』

    (06年と07年はマネー部門賞第1位)


◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年はコンテスト実施せず)


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