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 『アクア・スペシャル版』 


     ※下記相場概況にて紹介銘柄のコメントを掲載しています。



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こんばんは。aquaです。

 皆さまはトマトやスイカなどについて野菜か果物かで議論したことはございま
せんか?

 実際の判断は行政によって分かれるケースがあるのですが、野菜はごはんのお
かずになるもので、果物はおやつやデザートとして食べるものという区別の仕方
のように、一般的には多分に感覚的な判断が優先されています。

 野菜と果物の定義を調べますと、辞書によって微妙に見解が分かれるものの、
おおまかな区分は下記のようになります。

 「野菜」は、食用に栽培された一年生か二年生の草で、様々な部位が食される。
 「果物」は、多年生の木になる果実で、一般的に甘く生で食されるもの。果物
       は実だけを食用とする。果物は、本来「木(く)の物」である。

 定義を見ましても曖昧で、人によっては判断が分かれるというのが容易に想像
できますが、「一年生か二年生の草」と「多年生の木になる果実」という観点か
らいきますと、イチゴやメロンなどは野菜に分類されます。

 ちなみにイチゴの場合、甘くておいしい実の部分は、狭義には実ではく仮果あ
るいは偽果として区別されています。実際にはまわりにたくさん付いている種だ
と思っているものが実で、さらにその中に種があるという構造になっています。

 アメリカでは、トマトは野菜か果物かで係争になったことがあるそうです。「
甘くて生で食べられるもの」か、「デザートではなく、食事中に食べられるもの
」かで争われ、野菜か果物かで関税率が違ったため最高裁までもつれ、最終的に
は「トマトは野菜である」との判断が下されています。

 ただ、トマトのように果実を食用とする野菜は「果菜」であるとの解釈を目に
しますとまたややこしくなってしまいます。

 

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 ~目次~        編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場 

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.投資の肴

 5.編集後記




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【1】今日の相場                          **
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◎日経平均  14219.48(- 32.26)▼0.23%
◎TOPIX  1395.87(+  3.00)△0.22%

◎売買高概算  22億7823万株
◎売買代金概算  2兆6110億円

◎値上り銘柄数 656  ◎(昨年来)新高値 170
◎値下り銘柄数 944  ◎(昨年来)新安値   3
◎変わらず   120

◎騰落レシオ(25日)121.1%
 
◎サイコロ(日経平均)7勝5敗 ○●●○○●●○○○○● 58.3%
 
◎カイリ率(日経平均)25日線比+4.22% 75日線比+6.98%
 
◎為替  (対ドル)104.53 (対ユーロ)161.72

◎出来高上位
 1.新日鉄  <5401>  656円(+ 15円)100,669千株
 2.住金   <5405>  488円(+ 21円) 83,845千株
 3.三菱UFJ<8306> 1090円(+ 10円) 63,215千株
 4.石原産  <4028>  168円(- 25円) 35,575千株
 5.丸紅   <8002>  927円(+ 44円) 33,820千株

◎売買代金上位                          (円)
 1.みずほ  <8411> 549千円(+12千円)136,939百万
 2.三菱UFJ<8306> 1090円(+ 10円) 69,883百万
 3.新日鉄  <5401>  656円(+ 15円) 66,312百万
 4.三井住友 <8316> 876千円(+12千円) 63,796百万
 5.三菱商事 <8058> 3690円(+120円) 60,853百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り2420万株 買い4420万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が小幅安、前日比32円安の1万421
9円で取引終了です。昨晩のNY株高や為替が安定した値動きとなっていること、
また寄り前に発表となった1~3月期GDPが前期比プラス0.8%、年率換算
3.3%と市場の事前予想を上回ったことを好感して朝方は買いが先行、一時は
上げ幅が140円近くとなる場面がありました。ただ、昨日までの4日間で60
0円近く上昇した後の週末だけに、買い一巡後は買い手控えムードが強まり、利
益確定の売りから引けにかけて僅かながらマイナスに転じています。一方、海運
・商社・鉄鋼株の上げが顕著となり、東証株価指数は5日連続高となっています。
売買代金は概算2兆6110億円です。

 業種別では、海運、商社、鉄鋼セクターの上げが顕著です。

 個別銘柄では、商船三井、川崎汽船、日本郵船が軒並み年初来高値を更新し、
業種別では海運セクターの値上がり率ランキングがトップとなっています。ばら
積み船運賃の国際使用であるバルチック海運指数が15日に418ポイント高の
1万1067となり、半年振りに過去最高値を更新したことで収益拡大期待が高
まって買いが集まっています。ブラジルなどから中国向けの鉄鉱石などの荷動き
が活発です。

 三菱商事、伊藤忠、丸紅が軒並み年初来高値更新、三井物産も大幅高となり、
商社を含む卸売りセクターの値上がり率ランキングが第2位となっています。総
合商社の今期業績見通しが現在の資源エネルギーや農産品価格から見て保守的で
あり、今後上方修正の可能性が高いと見方から買いが入っています。PERが1
0倍台前半で割安なことも買い安心感に繋がっています。

 JFEが年初来高値更新、新日鉄、住金も連日で値を上げ、業種別では鉄鋼セ
クターの値上がり率ランキングが第3位となっています。引き続き、新日鉄とト
ヨタが自動車用鋼板の3割程度の値上げで合意したと伝わったことが買い材料と
なっており、原材料高の価格転嫁が進むとの見方が鉄鋼株の上昇に繋がっていま
す。

 佐世保重工が急騰。昨日の引け後に今期経常利益が前期比79%増の59億円
と大幅増見通しと発表したことで好感した買いが入っています。新造船について
は豊富な受注残を有し、船舶用機器は造船業界の活況から受注環境は良好として
います。

 09年3月期の連結営業利益が前年比86%増の340億円見通しと発表した
鹿島が大幅高、今期増益見通しを発表した大林組や清水建設も値を飛ばしていま
す。1~3月期の国内総生産(GDP)速報値の需要項目別動向で実質住宅投資
が前期比4.6%増と改善したことも支援材料となっています。

 みずほFGが昨日に続いて値を飛ばしています。08年3月期の連結決算でサ
ブプライムローンに絡む証券化商品などの関連損失が6450億円と発表してい
ますが、市場ではほぼ織り込み済みであり、約4000億円の自社株買いを実施
する計画を発表したことが需給面で好材料視されています。三菱UFJ、三井住
友FGも値を上げています。

 本日の新高値銘柄は、国際帝石、鹿島、東海カーボン、JFE、大紀アルミ、
DOWA、東洋エンジ、富士通、近畿車輛、、三菱商事、伊藤忠、丸紅、商船三
井、川崎汽船、日本郵船・・・等々です。



☆スペシャル版(有料版)、プライベート・サービス通信

 本日は日経平均株価が5日ぶりにマイナスとなりましたが、そうした中にあり
まして「三菱商事」(8058、売買単位100株)が120円高の3690円
と年初来高値更新。昨年10月15日に付けた上場来高値3810円まであと1
20円と迫ってきました。

 ほぼサブプライム・ショック前の高値に面合わせと言ってもいい状況ですが、
この銘柄はこれまで強気一貫(1100円前後からご紹介を開始し、ここまでで
3倍超)、何度も継続紹介してまいりましたので多くの方が仕込まれ、かつ大幅
な含み益が生じてきています。

 「辛抱銭」(しんぼうぜに)、ここまでジッとホールドしてこられた方、或い
は利喰われた方、本当におめでとうございます。もちろんまだまだ割安、今後の
展開も楽しみです。

 また、本日は三井物産(8031)も140円高の2615円と大幅高となっ
ており、こちらも仕込まれた方はおめでとうございます!


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【2】主な材料                           **
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・1―3月期GDP速報値、実質3.3%成長 市場予測上回る
・08年度の成長率1.1%は確保 1―3月期速報値受け
・3月の鉱工業生産指数、確報は速報値から下方修正
・4月の消費者態度指数、5年1カ月ぶりの低水準に
・政府、道路財源見直しで初の閣僚会議 具体策を検討
・新銀行東京、金融庁が立ち入り不良債権などを査定 
・四川大地震、日本の友好都市が相次いで支援に乗り出す
・四川大地震、胡錦濤国家主席も16日被災地入り
・国際医療センター、ベトナムで鳥インフル新治療法を臨床
・ブリヂストン、洋ゴムの第三者割当増資引き受け
・欧州開銀、日本と東シベリア油田共同開発のロ社に資本参加
・米貿易委、半導体特許侵害の疑いでエルピーダなど調査
・米インテル、成都工場の生産停止で他者に発注の見通し



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【3】主な投資判断                         **
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[ドイツ証券]
 据置き   A (4676) フジテレビ         20万円
 据置き   A (5304) SECカーボン       2,400円
 据置き   A (8136) サンリオ          1,200円
 据置き   A (9404) 日本テレビ        18,000円

[ゴールドマンS証券]
 据置き   A (2875) 東洋水産      2,500→ 2,600円
 据置き   A (6856) 堀場製作所     4,200→ 4,000円
 据置き   B (6767) ミツミ電機     3,200→ 3,100円
 据置き   C (1963) 日揮        1,650→ 1,800円
 据置き   C (9749) 富士ソフト     1,400→ 1,550円

[メリルリンチ証券]
 引上げ B→A (4902) コニカミノルタ       2,200円
 引下げ A→B (4755) 楽天           62,000円

[クレディS証券]
 据置き   A (6367) ダイキン工業    5,900→ 6,200円
 据置き   A (8233) 高島屋       1,800→ 1,330円
 据置き   A (9101) 日本郵船      1,090→ 1,380円
 引上げ B→A (9104) 商船三井      1,350→ 1,750円
 据置き   A (9107) 川崎汽船      1,160→ 1,410円
 据置き   A (9364) 上組              880円
 据置き   B (9989) サンドラッグ    3,000→ 2,700円

[三菱UFJ証券]
 引下げ 1→3 (9715) トランスコスモス

[野村証券]
 据置き   1 (6728) アルバック
 引下げ 2→3 (7248) カルソニックカンセイ
 引下げ 2→3 (8871) ゴールドクレスト

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記。
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。



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【4】投資の肴                           **
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 江戸時代の米相場と言えば大阪の堂島が天下一でした。当時の大阪と江戸の会
所(取引所)の大きな違いは、その流動性にあります。

 江戸では正米取引(現物取引)が主体であったのに対し、堂島は帳合米取引(
世界初の近代的な先物及び清算取引)を導入し、切手(証券)で受け渡しをする
ことで利便性を高め、それがために売り買いの自由度が高かった堂島に米仲買人
が多く集まり盛んに取引が行われました。

 流動性とは、取引量に比例する商いのし易さのことで、「流動性が高い」とい
う場合は取引量が多く(売り注文も買い注文もたくさん入っており)いつでも現
在値に近い価格で売買が可能であることを指しています。商いが薄く、商いが一
方に偏りやすい、それ故に希望価格での約定が難しいことを「流動性が低い」と
言います。この「流動性」は市場の性格付けに決定的に影響を与えます。

 ところで、米相場について語ったものとしては、本間宗久の「三昧伝」や牛田
権三郎の「三猿金泉秘録」、猛虎軒の「八木虎之巻」等が有名ですが、山片蟠桃
(やまがたばんとう)の記した「夢の代」も貴重な相場資料となっています。

 本論からは外れますが、蟠桃の名は自身が両替商の番頭だったことをもじった
もので、同じペンネームでも「もうコケないぞ!」との気概と自戒を込めた猛虎
軒はシャレがきいています。

 話を戻しますと、蟠桃はその著書で流動性の高い市場とそうでない市場につい
て江戸と大阪を比較して次のように述べています。


 大阪の米相場は天下の知を集む。この相場は自然、天然と集まりて大成して、
 天下の血液これより通じ、知の達せざるなく、仁の及ばざるなし。

 江戸の相場は大井川の如し、雨降ればただちに水出て、止めば渇る。数十日降
 らざれば忽ち河原となり、数日降れば洪水となる。

 大阪の相場は天竜川の如し、淀川の如し、源あるゆえに旱に渇せず、大雨にみ
 なぎらず。数日にして水出て、数日にして減ず。源のあるものはかくの如し。
 あに浮雲のごとくならんや。(決して不安定ではない。)


 例えば東証1部と新興市場にもこのような違いがあります。何に投資するかは
個人の自由ですが、商品性とともに市場の特徴についても予め理解しておくこと
が不可欠です。


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【5】編集後記                              mailto:aqua@aqua-inter.com
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決算発表がピークを超したことにより個別企業の集計である、指数や市場全体の
予想PER等の指標も修正されます。個別銘柄と同業他社の指標と合わせて比べ
てみてください。ちなみに成長力の高い企業は高PERとなる傾向がありますが、
高PER=高成長とは一概に言えません。
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   ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =2年連続ダブル受賞=

◎まぐまぐ大賞2007 http://www.mag2.com/events/mag2year/2007/#money02
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   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位


◎2007年 メルマガ オブ ザ イヤー http://melma.com/contents/moy2007/ 
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   「ハロー!株式」 マネー・政治・経済部門 カテゴリー賞受賞


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●内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありま
 せん。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は一切
 の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断でな
 さるようにお願いいたします。


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発行:アクア・インターナショナル株式会社 関東財務局長(金商)第504号
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