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―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ┏━━━━┓ ┃株式投資┃ “ 相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育つ ” ┗━━━━┛ 『アクア・スペシャル版』 → https://www.aqua-inter.com/special/post.cgi 株式投資のPARTNER ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◎ ハロー!株式 ◎ 08/07/18 夕刊 ・・・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・・ こんばんは。aquaです。 暦では明日から夏の土用入り、月曜日は海の日の祝日。ほとんどの小中学生は 明日から待望の夏休み。 今日の終業式を半日で終え、帰る際の子供たちの声は一段と賑やかなように感 じられました。そんな子供達の姿は懐かしくもあり、羨ましくもあり、たくさん 遊ぶようにと願ってみたり、です。 夏休みは海水浴を楽しむ機会も多くなるかとは思いますが、「土用波」と呼ば れる高波には十分に注意が必要です。 土用波は遠く沖合にある台風が作る“うねり”のことで、台風よりも速い速度 で海岸に到達します。風もなく晴天でありましても突然うねりの高い、普段とは 全くパワーの違う波が海岸に押し寄せます。 また、毎年「離岸流」による海の事故も多く発生しています。離岸流は、打ち 寄せられた海水が強い勢いで沖へ引き返す帯状の流れのことで、遊泳者を一気に 沖へ連れ去ってしまいます。 わずか1、2分で数百メートルも沖に流されてしまうこともあり、パニックを 起こしたり、焦って流れに逆らって泳いでしまい、体力を消耗して溺れてしまう ケースが多いとのこと。ちなみに離岸流の幅は10~30メートル程度ですので、 海岸線と平行に泳げば流れから脱出できるそうです。 遊泳禁止区域など、危険な海域での遊泳はもってのほかですが、海水浴場など でも予めライフセーバーに潮の流れや離岸流の発生ポイントを確認しておくこと が大切です。 ……………………………………………………………………………………………… ~目次~ 編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ] ……………………………………………………………………………………………… 1.今日の相場 2.主な材料 3.主な投資判断 4.米金融事情1 5.編集後記 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【1】今日の相場 ** ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ◎日経平均 12803.70(- 84.25)▼0.65% ◎TOPIX 1252.43(- 11.22)▼0.89% ◎売買高概算 17億9377万株 ◎売買代金概算 1兆9000億円 ◎値上り銘柄数 390 ◎(昨年来)新高値 8 ◎値下り銘柄数 1210 ◎(昨年来)新安値 71 ◎変わらず 117 ◎騰落レシオ(25日)72.0% ◎サイコロ(日経平均)5勝7敗 ●●○●○○●●●○○● 41.7% ◎カイリ率(日経平均)25日線比-4.91% 75日線比-6.46% ◎為替 (対ドル)106.15 (対ユーロ)168.43 ◎出来高上位 1.新日鉄 <5401> 584円(- 4円) 66,301千株 2.URBAN<8868> 168円(- 21円) 64,992千株 3.三菱UFJ<8306> 951円(- 4円) 53,150千株 4.長谷工 <1808> 107円(- 9円) 45,578千株 5.中央三井 <8309> 615円(- 6円) 37,228千株 ◎売買代金上位 (円) 1.みずほ <8411> 541千円(- 3千円)105,853百万 2.三井住友 <8316> 824千円(+ 1千円) 52,480百万 3.三菱UFJ<8306> 951円(- 4円) 53,150百万 3.任天堂 <7974> 546百円(-12百円) 41,790百万 5.新日鉄 <5401> 584円(- 4円) 39,194百万 ◆相場概況 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り4270万株 買い2990万株 本日の東京マーケットは日経平均株価が前日比84円安の1万2803円で取 引終了です。NYダウが連日で大幅高となったことや為替が1ドル=106円台 の円安に振れたこと、さらに原油価格が下落していることを好感して朝方は買い が先行、一時は上げ幅が110円を超え、1万3000円目前となる1万299 9円まで上昇する場面がありました。ただ、買い一巡後は3連休を控えて買い手 控え気分が強まり、巨額損失を発表したメリルリンチがNY市場の時間外取引で 一時6%近い下げとなっていることをきっかけに売りを誘発し、引けにかけてジ リジリとマイナスに転じています。今晩はシティグループ、来週月曜日はバンク ・オブ・アメリカの決算発表を控えていることも警戒感を高めています。売買代 金は概算1兆9000億円。上海総合株価指数は3.5%近い上げとなっていま す。 業種別では、ゴム、食品、繊維セクターが高くなっています。 個別銘柄では、本日新規上場となったブラジルの株式指数ボベスパに連動する 上場投資信託(ETF)、銘柄コード1325の「NEXT FUNDS ブラ ジル株式指数・ボベスパ連動型上場投信」の初値は416円となり、終値は41 9円となっています。 ジャスダックの木徳神糧がストップ高。米穀卸では規模トップ級であり、昨日 の引け後に08年12月期の連結純利益が前期比52%増の10億9000万円 になる見通しと発表し、従来予想の21%減から一転して増益見通しとなること を好感した買いが膨らんでいます。主力の米穀事業が好調に推移、また外食を控 える家庭が増え、総菜向けの需要や家庭向けの精米販売が増えています。世界的 な穀物価格の高騰で飼料事業の採算も向上し、1株当たり2円(前年同期も2円 )を予定していた中間配当は3円に増額します。 三菱ケミカルHDが大幅高。同社傘下の三菱化学が植物を使った合成樹脂の量 産に乗り出し、従来の主原料である石油の使用量を減らして食器や家電などプラ スチック製品を作れるようにすると報じられたことが材料視されています。ナフ サに代替する素材とあって、環境への負荷を軽減させることへの期待も高まって います。また、シンガポールの政府系研究所などと木材や稲わらから合成樹脂を 生産する技術の開発に着手したと報じられた三井化学も急伸しています。 その他、キッコーマン、アサヒ、キリンHDなど食品株や東レ、帝人、三菱レ イヨンなどの繊維株、ブリヂストン、東洋ゴム、住友ゴムなどゴム株等々の一角 が値を上げています。 本日の新高値銘柄は、鳥越粉、紀文フードケミファ、福島工業、あさひ等々で す。 ┏━━━━━━━━━━┓ ┃アクア・スペシャル版┃ ~ 投資の羅針盤 ~ ┗━━━━━━━━━━┛ お申し込み・詳細は → https://www.aqua-inter.com/special/post.cgi ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【2】主な材料 ** ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ・日銀総裁「日本経済、当面減速するが深い調整に陥ることはない」 ・日銀議事要旨、米住宅市場に底打ち感は見られず ・経産省など、ICタグ導入で輸出入手続き電子化 ・全国百貨店売上高、4カ月連続の減少 6月は7.6%減 ・6月の電子マネー決済件数、ナナコが2位に後退 ・電力需要が2カ月ぶり減少 6月は昨年と比べ暑い日少なく ・NY原油、1カ月半ぶりの130ドル割れ ・東京スポット市場、中東産原油も大幅安 3週間ぶり安値 ・ブラジルの資源大手ヴァーレ、公募増資が計画の2割下回る ・加バリックゴールド、石油会社への敵対的買収価格を引き上げ ・米AMDの4―6月、7四半期連続赤字 CEOは引責辞任 ・米グーグルとMSの4―6月、ともに市場予想に届かず ・米メリルリンチ、4―6月期の損失が市場予想の2倍に ・米IBM、4―6月期は増収増益 海外市場の伸びが寄与 ・米フレディマック、1兆円規模の増資を検討 米紙報道 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【3】主な投資判断 ** ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ [メリルリンチ証券] 引下げ B→C (6806) ヒロセ電機 12,000→ 9,200円 [クレディS証券] 据置き A (5423) 東京製鐵 1,970→ 1,680円 据置き A (5471) 大同特殊鋼 1,030→ 780円 据置き A (7202) いすゞ自動車 650→ 630円 据置き A (7205) 日野自動車 760→ 730円 据置き A (7246) プレス工業 610→ 580円 据置き B (8186) 大塚家具 1,170→ 1,040円 据置き B (8888) クリード 148千→ 87千円 [UBS証券] 据置き A (3003) 昭栄 3,000円 据置き A (7203) トヨタ自動車 6,200円 据置き B (5701) 日本軽金属 185→ 175円 据置き C (6481) THK 1,600→ 1,500円 [日興シティG証券] 据置き A (6988) 日東電工 6,200→ 4,900円 据置き A (4185) JSR 3,100→ 2,900円 据置き B (4205) 日本ゼオン 530→ 440円 [野村証券] 据置き 2 (7701) 島津製作所 据置き 2 (7733) オリンパス ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記。 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【4】米金融事情1 ** ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 今回の米金融市場混乱の要因は1997年のアジア通貨危機にまでさかのぼり ますが、今更ながらサブプライムから話を始めてみたいと思います。 個人の信用力は返済履歴や借入金総額、収入などから数値化して導かれ、米国 では信用力の高い人達を「プライム」層、信用力の低い主に年収400万円以下 の人達を「サブプライム」層として区分されています。 サブ層への貸し出しはサブプロイムローンと呼ばれ、これには自動車ローンな ども含まれますが、ニュースでこの言葉が使われる時はサブプライム層向けの住 宅ローンを指しています。 2001年、ブッショ新大統領は持ち家の促進を政策に掲げ、住宅減税や低所 得者層向け融資の優遇策などを打ち出しました。 住宅を待っていないのは黒人やヒスパニックが圧倒的に多く、イコール低所得 のサブプライム層です。そういった人達は返済が滞ったり貸し倒れのリスクが高 いため通常の住宅ローンで借りることはできず、これは差別だとする考え方のも とに新しい仕組みが用意されました。 それがいわゆるサブプライムローンで、購入する住宅を担保にすることで頭金 なしでローンを組むことを可能にし、初めの2年間はプライム並に利率が低く抑 えられ3年目から半年ごとに利率が上がるというものです。 例えば年収300万円の人が3000万円の住宅を購入します。初めの2年間 は利率7.7%で月々21万円の返済、3年後以降には14%超の利率となり、 そうなれば返せなくなるのは自明の理です。しかし、返済が可能だとして住宅の 購入をすすめた業者は説明します。3年後には住宅価格(担保価値)が上がって いるため、上がった担保価値で別の業者からローンを借り直し、利率が上がって しまう前のローンを返済してしまうので返済額が上がることはない、問題は起こ らないと。つまり、「住宅価格は上がり続ける」というありえない前提の上にた った夢物語がサブプライムローンだったわけです。 貸し倒れリスクの高い個人向けのローンであるため、期間を均した場合の金利 は高くなります。ここまでの流れで済めば、まだリスクを把握しコントロールで きるレベルで、今起こっているような混乱には至らないはずです。貸し倒れが発 生してもリスクを取って貸し付けを行った金融機関が損を被れば済む話で、金融 機関もある程度の貸し倒れは保険でカバーできたはずです。 しかし、金融機関側の事情で急拡大したサブプライムローンは、証券化という 手法によって高リスクであるはずの本来の姿を隠し、多くの金融商品に混ぜ込ま れ、超低金利政策で市場に溢れた膨大なマネーを呼び込み世界中にばらまかれま す。 ____________________________________ 【5】編集後記 mailto:aqua@aqua-inter.com  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 明日から3連休となりますが、スペシャル版のお申し込みは下記にて随時受け付 けております。まだの方は是非ご利用ください。 → https://www.aqua-inter.com/special/post.cgi 尚、連休中はお問い合わせ等についての返信が遅れることがあるかもしれません が、その際は何卒ご容赦くださいませ。 ____________________________________ ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =2年連続ダブル受賞= ◎まぐまぐ大賞2007 http://www.mag2.com/events/mag2year/2007/#money02  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「ハロー!株式」 マネー部門 第1位 ◎2007年 メルマガ オブ ザ イヤー http://melma.com/contents/moy2007/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「ハロー!株式」 マネー・政治・経済部門 カテゴリー賞受賞 ======================================================================== ●内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありま せん。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は一切 の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断でな さるようにお願いいたします。 ●ご意見、ご感想、広告に関するお問い合わせ等は下記までお願いいたします。 → mailto:aqua@aqua-inter.com ●無料メールマガジンの配信登録・登録先変更、登録解除は下記にてご自身にて お願いいたします。→ http://www.aqua-inter.com/mailmag/list.html ●配信についての連絡事項やバックナンバーは本誌ホームページをご参照下さい。 → http://www.aqua-inter.com/ ======================================================================== 発行:アクア・インターナショナル株式会社 関東財務局長(金商)第504号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━