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全国及び海外の皆様、こんにちは。aquaです。

 ふるさとの夏祭りが懐かしい昨今、かすかにお囃子の音が聞こえてくるようで
す。皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。


 さて、いい相場展開となってきました。木曜日には、ファーストリテイリング
、マツダ、日清紡、レンゴー、持田薬、東洋エンジニアリング、マルエツ、日本
粉、ウェザーニューズなど38銘柄が今年の最高値、年初来高値を更新。


 こうした銘柄に共通していますのは、業績が外部環境に左右されにくく、更な
る増額修正や拡大期待が高いこと。また、需給面で信用の売り残が買い残を上回
るなど好取組みとなっていることです。


 例えば、ユニクロを展開するファーストリテイリングは同日までに3日続けて
年初来高値を更新していますが、イオンやしまむらなど他の衣料関連銘柄が低迷
する中、一人勝ちの様相。07年9月~08年5月期の連結純利益が前年同期比
で27%の大幅増と7月10日に発表した後には上げ足が加速。需給面でも信用
の売り残が約26万株と買い残の約3万株を大幅に上回り、貸借倍率は0.1倍
という好取組みとなっています。


 また、マツダも然り。トヨタが年初来安値を更新するなど他の自動車株が米国
販売の不振で低迷する中にあって別格の動きをしています。根底には同社の低燃
費車の売れ行きが国内外で好調なこと、特に同業他社に比べて欧州での売上高比
率が高く、ユーロ高・円安による為替差益の恩恵を期待できることが好感され、
また需給面で信用の売り残が784万株と買い残の186万株を大きく上回り、
貸借倍率0.2倍台の好取組みとなっていることから踏み上げ相場的な様相とな
っている訳です。


 そして、ウェザーニューズも然り。業績好調、かつ信用の売り残が73万株と
買い残の28万株を大きく上回り、貸借倍率0.3倍台の好取組みとなっていま
す。


 同一業種内でも銘柄の選別色が強まって明暗がはっきりと分かれている訳です
が、冒頭でも申し上げましたように、業績好調、かつ需給面で信用の取り組みが
良いこと、こうした銘柄が物色される流れは引き続き継続しそうです。



 ところで、連日の猛暑。気象庁の3ヶ月予報では今年も7~9月の気温が全国
的に平年を上回る見通しとなっていますが、既に、西日本では「異常天候早期警
戒情報」が出されるなど、埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市で40.9度(74年
ぶりの最高)を記録した昨年同様に暑い夏の到来となっています。


 地球温暖化対策としての原発関連株の値動きを見てみますと、東芝が6月4日
に953円の高値を付け、6月6日には日本製鋼が2425円、三菱重工も同日
に607円の高値を付けています。北海道洞爺湖サミット(環境サミット)のほ
ぼ1ヶ月前に一気に人気が高まった形となっています。


 しかし、今年は12月に国連の気候変動枠組み条約会議COP14(ポーラン
ド・ポズナニ)が開催され、再び環境関連として株式マーケットでテーマとして
浮上する可能性があります。日柄的には、東芝や日本製鋼、そして三菱重工の株
価が洞爺湖サミットのほぼ1ヶ月前に高値を付けたことを勘案しますと、COP
14に向けた環境相場のシナリオは、9~10月が次の佳境期になりそうです。

 ちなみに、来年はイタリアで「環境サミット」が開催されます。さらに来年末
のCOP15(コペンハーゲン)では、京都議定書に続く2013年以降の温暖
化ガス排出削減目標が決まることになっています。


 人類不変のテーマである「地球環境保全」に関連する銘柄の安い場面での種蒔
き。そろそろ上値指向の相場展開となることがシナリオとして想定されるだけに
、報われる可能性は高そうです。


 尚、来週は7月30日(水)から8月1日(金)まで、太陽光発電に関する総
合イベント「PVJAPAN2008」が開催されます。先週辺りから1ヶ月ほ
ど調整していた関連銘柄が再び動き始めていますが、この点にもマーケットの関
心が集まりそうです。



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 それでは皆様、楽しい休日をお過ごしくださいませ。


                             aquaより

 Have a nice holiday!

        Thank you for reading
   
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