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             ◎ ハロー株式 ◎       2022/06/13 夕刊

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こんにちは。aquaです。

 先週末発表の5月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比8.6%上昇
と、前月(8.3%上昇)を上回ったばかりでなく、ピークとみられていた3
月(8.5%上昇)をも超え、1981年12月以来40年5カ月ぶりの急激
な伸びを記録しました。

 CPIの発表までは、米国のインフレはピークアウトしたとの見方がありま
したが、投資家は見通しの修正を余儀なくされています。

 足元では6月11日時点のレギュラーガソリンの全米平均価格が1ガロン(
約3.8リットル)あたり5ドルに達し過去最高値を更新するなどエネルギー
価格の上昇が続いており、6月のCPIも高い伸びが続くと予想されています。

 インフレの高止まりは米金融政策の引き締めにつながります。米連邦準備理
事会(FRB)は5月に続き、6月と7月の会合でも0.5%の利上げを実施
し、次の9月会合では利上げをしないとの従来予想が今回のCPIで打ち消さ
れ、9月も利上げ継続との見方が大勢となり、今週15~16日開催の6月の
会合で0.75%の利上げに踏み切るとの見方も浮上しています。

 一方、今週16~17日開催の日銀金融政策決定会合では現行の金融政策(
短期金利をマイナス0.1%、長期金利をゼロ%程度に誘導する金融緩和策)
を維持すると見られます。

 こうした状況を背景に日米金利差が一段と拡大するとの見方から為替市場で
は低金利の円を売って、より高い金利が見込めるドルを買う動きが強まってい
ます。




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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.法人企業景気予測調査






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  26987.44(-836.85)▼3.01%
◎TOPIX  1901.06(- 42.03)▼2.16%

◎売買高概算   12億1859万株
◎売買代金概算   2兆8954億円
◎時価総額   682兆3867億円

◎値上り銘柄数  332  ◎(年初来)新高値 24
◎値下り銘柄数 1457  ◎(年初来)新安値 79
◎変わらず     49

◎騰落レシオ(25日) 99.58%(前日比10.50%低下)

◎サイコロ(日経平均) 8勝4敗 〇〇●〇●〇〇〇〇〇●●  66.6%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 -0.20% 75日線比 +0.49%

 
◎為替  (対 ド ル)134.65(前週末比1.06円安)
     (対ユーロ)141.13(前週末比0.82円高)

◎売買代金上位(プライム)

 1.ソフバンG<9984>  5165円(-  380円) 1018億円
 2.レーザテク<6920> 16810円(-  560円)  810億円
 3.東京エレク<8035> 52730円(- 2930円)  793億円
 4.三井ハイテ<6966> 10100円(- 1460円)  713億円
 5.ソニーG <6758> 11530円(-  600円)  556億円



◆相場概況

 本日の日経平均株価は836円(3.01%)の大幅安で2万6987円、
新興株の値動きを示す東証グロース市場Core指数は47P(6.04%)
の大幅安で742Pです。

 5月のCPI(消費者物価指数)が前年同月比8.6%上昇と約40年5カ
月ぶりとなる大幅な上昇率を記録したことで米FRBが秋以降も積極的な利上
げを進めるとの見方が強まり、長期金利は0.12%高い3.16%まで上昇。
これを嫌気して先週末のNYダウは880ドル(2.73%)、ナスダックも
414P(3.52%)の大幅安。

 これを受けて東京市場も朝方から幅広い銘柄に売りが先行。円債市場で新発
10年国債利回り(長期金利)が0.255%と2016年1月6日以来、約
6年半ぶりの高水準をつけたことも重石となり、その後もジリジリと下げ幅を
広げています。

 業種別では電力ガス、水産、食品、空運などが小高く、一方で機械、電機、
自動車、非鉄、石油、鉄鋼などの下げが目立ちます。

 個別銘柄では、相場全般安の中にあって鳥貴族が128円高の2183円と
年初来高値更新、業績改善を好感した買いが入っています。自動車用工作機械
とヤマハ発動機向け部品加工のエンシュウも業績改善期待から52円高の89
1円。

 農薬のクミアイ化学が上期営業利益大幅増と増配意向を好感して30円高の
1137円、新商品ヒットでヤクルトが180円高の7600円、黒字転換期
待でANAが10.5円高の2549円と値を上げています。

 本日の新高値銘柄は、若築建、ヤクルト、エンシュウ、高島屋、三井不、東
ガス、大ガス・・・等々です。



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【2】法人企業景気予測調査                    **
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 法人企業景気予測調査は日銀短観との類似性から「財務省版短観」とも呼ば
れる統計で、財務省が3カ月に一度、企業を対象に景況感などの判断(マイン
ド)項目と売上高や設備投資などの計数項目を調査集計し、現状と先行きの見
通しが示されます。

 景況感については、自社の景況について前の四半期より「上昇」と答えた企
業の割合から「下降」の割合を引いた数値「景況判断指数」(BSI:ビジネ
ス・サーベイ・インデックス)で示され、本日発表の2022年4~6月期(
5月15日調査)の値は下記のようになっています。


 【企業の景況判断】BSI  ※カッコ内は前回調査時の見通し。

           1~3月  【4~6月】    7~9月
          <前回調査> <現状判断>   <見通し>
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    大企業全産業       (+4.7)   (+6.5)
           -7.5   -0.9     +6.3
     【前回差】       【+6.6】

    ――――――――――――――――――――――――――――
       製造業       (+5.9)   (+7.1)
           -7.6   -9.9     +8.2
     【前回差】       【-2.3】

    ――――――――――――――――――――――――――――
      非製造業       (+4.1)   (+6.3)
           -7.4   +3.4     +5.5
     【前回差】      【+10.8】


 22年1~3月期の大企業製造業の景況感は、前回調査時点でプラス転換が
見込まれていましたが、ウクライナ情勢の不透明感とインフレ進行、中国の都
市封鎖の影響によりマイナス幅が拡大。

 非製造業は行動制限の緩和により景況感がプラスに転じましたが、世界情勢
の不透明感とインフレ高進は非製造業のマインドにも一定の重石となりました。

 大企業の今年度の企業収益見通し(伸び率)は下記のようになっています。
景況感の改善は道半ばですが、売上高見通しはプラス方向に修正されています。
一方で、コスト高の影響により製造業の経常利益については減益が見込まれて
います。※カッコ内は前回調査時の見通し。

 設備投資に関しては、製造業が生産能力の拡大や省力化合理化投資を増やし、
非製造業は情報化への対応などが伸びる見通しです。


          全産業      製造業     非製造業

         (3.3%)  (5.6%増) (2.3%増)
    売上高   4.3%    7.6%増   3.0%増

    経常利益(▼0.3%)  ( 1.0%) (▼0.8%)
         ▼0.6%    ▼2.4%    0.2%

    設備投資 (8.2%)  (20.1%)  (2.2%)
         16.0%    26.4%   11.2%





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【3】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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株価とともに暗号資産(仮想通貨)のビットコインも急落しており、一時2万
5000ドル付近と、2020年12月以来およそ1年半ぶりの安値を付けま
した。昨年11月に付けた6万8000ドル台の過去最高値からは約63%の
下落となっています。ちなみに高値から「半値八掛け二割引」(68%安)の
水準は2万2000ドル近辺となります。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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