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こんにちは。aquaです。

 世界の投資家が注目する米連邦公開市場委員会(FOMC)が14~15日
の日程で開催されます。

 米連邦準備理事会(FRB)は3月のFOMCで0.25%の利上げを決定
し、政策金利であるフェデラルファンド(FF)レートの誘導目標を0.25
~0.5%としました。

 続く5月の会合では0.5%利上げし、FFレートの誘導目標を0.75~
1.00%に引き上げました。

 0.75~1.00%が現行の米国の政策金利です。

 先週末に5月の米消費者物価指数(CPI)が発表されるまでは、6月の会
合で0.5%の利上げ実施が既定路線でしたが、CPIが記録的な伸びとなっ
たことから0.75%の利上げの可能性が浮上し、1%の利上げを警戒する声
も聞かれるようになりました。

 ちなみに、政策金利変更の織り込み度合い示すCMEのフェドウォッチでは
6月に0.75%の利上げを実施する可能性が一時99%にまで急上昇してお
り、マーケットは0.75%の利上げをほぼ織り込んだ格好となっています。

 利上げ幅と同時に、注目されるのはドットチャートで示される今後の利上げ
のペースです。




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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.鉱工業生産指数確報

 3.ドットチャート





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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  26629.86(-357.86)▼1.32%
◎TOPIX  1878.45(- 22.61)▼1.19%

◎売買高概算   12億6090万株
◎売買代金概算   3兆0333億円
◎時価総額   674兆1547億円

◎値上り銘柄数  382  ◎(年初来)新高値  15
◎値下り銘柄数 1403  ◎(年初来)新安値 130
◎変わらず     53

◎騰落レシオ(25日) 97.80%(前日比2.96%低下)

◎サイコロ(日経平均) 7勝5敗 〇●〇●〇〇〇〇〇●●●  58.3%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 -1.59% 75日線比 -0.83%

 
◎為替  (対 ド ル)134.62(前日比0.03円安)
     (対ユーロ)140.42(前日比0.45円高)

◎売買代金上位(プライム)

 1.レーザテク<6920> 17275円(+  465円) 1345億円
 2.ソフバンG<9984>  5033円(-  132円) 1020億円
 3.東京エレク<8035> 51710円(- 1020円) 1001億円
 4.郵船   <9101>  9660円(+  130円)  651億円
 5.ソニーG <6758> 11230円(-  300円)  594億円



◆相場概況

 本日の日経平均株価は、金曜日の422円安、昨日の836円安に続いて3
57円安の2万6629円です。3日間の下げ幅は1617円(小数点加味で
計算)となります。新興株の値動きを示す東証グロース市場Core指数は2
P高の745Pです。

 昨晩のNY市場はインフレ抑制のため米FRBが積極的に金融を引き締める
との見方が広がり、長期金利は0.20%高い3.36%まで大幅上昇。米景
気が冷え込むスタグフレーションを警戒した売りが広がり、ダウは876ドル
(2.79%)、ナスダックは530P(4.68%)の大幅安でいずれも年
初来安値を更新。

 これを受けて東京市場も朝方から幅広い銘柄に売りが優勢。10:55には
下げ幅が630円となる場面がありました。売り一巡後は幾分下げ幅を縮小し
ています。14~15日の米FOMCで0.75%の利上げ予想が急浮上して
いますが、その結果に市場の注目が集まります。

 業種別では、相場全般安の中にあって海運と銀行が高く、一方で空運、精密、
不動産、情報通信、医薬品などの下げが目立ちます。

 個別銘柄では、相場全般安の中にあって焼き鳥チェーンの鳥貴族が昨日の1
28円高に続いて158円高の2341円と年初来高値更新。今期は4期ぶり
に過去最高益を更新する見通しを示しており、先高期待からの買いが入ってい
ます。

 転職サイト「ビズリーチ」を運営するビジョナルが540円高の5900円
と大幅高。2022年7月期(今期)の連結純利益が前期比3.8倍の54億
円になる見通しを発表。従来計画41億円から大幅上方修正し、好感した買い
が膨らんでいます。

 その他、せんべいなど米菓首位の亀田製菓が業績拡大期待から120円高の
4535円、水晶デバイス大手の大真空が53円高の1005円、無線機器の
ユニデンが160円高の3835円。

 地銀の愛知銀行が270円高の5410円、東京都民銀行と八千代銀行、新
銀行東京を傘下に有する東京きらぼしFGが91円高の2040円、仙台拠点
で東北最大地銀の七十七銀行が4円高の1911円と地銀株の一角が上昇。

 高配当利回り狙いの押し目買いが入って川崎汽船が170円高の9210円、
日本郵船が130円高の9660円、商船三井も50円高の3200円と海運
株が上昇しています。

 本日の新高値銘柄は、亀田菓、鳥貴族、酉島製、愛知銀、七十七銀・・・等
々です。



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【2】鉱工業生産確報                       **
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◎鉱工業生産指数(2015年=100、4月確報)
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 速報 95.2
 確報 95.1 前月比-1.5%(速報値から下方修正)3カ月ぶり低下

 稼働率指数
    92.7 前月比横ばい





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【3】ドットチャート                       **
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 参考までに今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)の日程(計8回)と米
政策金利(FFレートの誘導目標)は下のようになっています。


                       【FFレートの誘導目標】

  1月(25~26日)※3月の利上げ示唆   0.00~0.25%

  3月(15~16日) 0.25%利上げ   0.25~0.50%

  5月( 3~ 4日) 0.50%利上げ   0.75~1.00%

  6月(14~15日)

  7月(26~27日)

  9月(20~21日)

 11月( 1~ 2日)

 12月(13~14日)



 ドットチャート(ドット・プロット・チャート)とは、FOMC参加メンバ
ーが適切と考える毎年末時点のFFレートの誘導目標の水準をドット(点)で
表した散布図で、毎年3月、6月、9月、12月のFOMC後に公表されます。

 年ごとに示されるドット散布図の中央値が、その時点での政策金利の行方を
示しており、例えば2022年のドットの中央値が3.125%を示せば、F
OMCの参加メンバーは今年の年末時点の政策金利を3.00~3.25%と
想定していると捉えます。

 3.00~3.25%は、現行の政策金利(0.75~1.00%)と比較
して2.25%高い水準になります。

 利上げ幅の組み合わせは複数ありますが、6月に0.75%の利上げが実施
されれば年内のこり4回の会合で計1.5%の利上げ(たとえば7月と9月に
0.5%ずつ、11月と12月に0.25%ずつ)、6月に0.5%の利上げ
であればその後の4回の会合で計1.75%の利上げが必要となります。

 上記は例えばの話ですが、利上げ幅と同時にドットチャートで示される政策
金利の見通しが非常に重要であることがお分かりいただけると思います。

 ちなみに本日15時時点のフェドウォッチでは、2022年12月のFOM
Cにおける政策金利が、3.50~3.75%と3.75~4.00%の可能
性がいずれも37%付近と拮抗しています。

 年末時点の米政策金利3.75~4.00%と仮定した場合、現行との差は
3%で、例えば0.75%の利上げ4回分、または0.5%の利上げ3回プラ
ス0.75%の利上げ2回分となります。

 年内の利上げペース(2022年末の政策金利見通し)とともに2023年
末の政策金利見通しの水準や、FOMC後の声明文とFRB議長の記者会見で
示される今後の政策スタンスについての示唆も注目されます。





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【4】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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日経平均は3日連続で窓を開けて急落しました。「下げ三空」あるいは「三空
叩き込み」と言われる形状で、古来より下げ止まりのタイミングであるとされ
ます。FOMC待ちの状況ではありますが、日経平均は3日間で1600円超
下げており、下げ過ぎへの警戒感も強まっています。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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