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             ◎ ハロー株式 ◎       2022/07/21 夕刊

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こんにちは。aquaです。

 旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)が傘下の大型リゾート施設「ハウス
テンボス」を香港の投資会社に売却する方向で最終調整しているようです。

 30年前の1992年にオランダの街並みを再現したテーマパークとして開
業したハウステンボスは、単独テーマパークとしては日本最大の敷地面積(東
京ディズニーリゾートの1.5倍)を誇り、開業4年目には年間入場数380
万人を記録しましたが、厳しい経営状態が続き2003年には一度破綻してい
ます。

 その後、ハウステンボスの再生を手掛けたのがHISの澤田社長で、イルミ
ネーションイベントや100万本のチューリップ、花火大会、オペレーティン
グロボットを採用する「変なホテル」をオープンさせるなどで話題を集め、
インバウンド需要も取り込みつつ事業再生を成し遂げましたが、今回のコロナ
禍による影響は甚大でした。

 足元の入場者数は回復傾向にあり、半期ベースで3年ぶりに営業黒字を確保
するなど、業績回復の道筋が見えたタイミングでの売却の判断となったようで
す。

 HISは前中間期(21年11月~22年4月期)に過去最大となる269
億円の赤字を計上しましたが、ハウステンボスの売却により数百億円の資金を
確保し、自社の立て直しを急ぎます。


 

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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.日銀の金融政策と物価見通し 

 3.貿易統計

 4.ガソリン価格、白物家電出荷





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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  27803.00(+122.74)△0.44%
◎TOPIX  1950.59(+  4.15)△0.21%

◎売買高概算    9億7053万株
◎売買代金概算   2兆5079億円
◎時価総額   702兆5677億円

◎値上り銘柄数 1312  ◎(年初来)新高値 104
◎値下り銘柄数  441  ◎(年初来)新安値   1
◎変わらず     85

◎騰落レシオ(25日)132.36%(前日比12.42%上昇)

◎サイコロ(日経平均)10勝2敗 〇●〇〇〇●〇〇〇〇〇〇  83.3%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 +4.76% 75日線比 +3.56%

 
◎為替  (対 ド ル)138.21(前日比0.09円安)
     (対ユーロ)141.38(前日比0.15円安)

◎売買代金上位(プライム)

 1.レーザテク<6920> 18405円(+   75円) 1316億円
 2.ファストリ<9983> 80020円(+  470円)  726億円
 3.東京エレク<8035> 44660円(-  440円)  720億円
 4.塩野義  <4507>  7024円(-  516円)  646億円
 5.ソフバンG<9984>  5507円(+    7円)  541億円



◆相場概況

 本日の日経平均株価は6日連続高で122円(0.44%)高の2万780
3円、6日間の上げ幅は1467円となります。新興株の値動きを示す東証グ
ロース市場指数は25P(2.84%)の大幅高で908Pです。

 昨晩のNYダウは47ドル高、ナスダックは184P高となりましたが、日
経平均は昨日まで5日連続高と先取りして上昇していただけに朝方は売りが先
行し、10:30には下げ幅が131円となる場面がありました。もっとも下
値は限定的であり、昼からは日銀が大規模な金融緩和策の継続を決めたことを
好感し、プラスに転じています。

 業種別では、海運、紙パ、精密、水産、情報通信などが高く、一方で鉄鋼、
電力ガス、証券、空運、陸運などが下げています。

 個別銘柄では、格安航空券予約サイト「スカイチケット」を運営するアドベ
ンチャーが3日連続高で130円高の7990円。22年6月期の営業利益が
前の期比2.1倍の20億円になる見通しを示し、好感した買いが入っていま
す。

 半導体製造関連装置を手掛けるフェローテクが3日連続高で77円高の25
64円。電力制御に使うパワー半導体向け材料を製造する工場を中国で建設と
報じられ、収益向上を期待した買いが入っています。

 米アマゾン傘下のクラウド「AWS」の導入支援・保守代行を柱とするサー
バーワークスが362円高の2476円、22年9月期営業利益及び配当計画
を上方修正したソフトウェアの高速化技術に強みを持つフィックスターズが1
28円高の1111円、金融機関や公共向けシステム開発コンサルのサインポ
ストが59円高の907円。

 石炭関連の三井松島が305円高の3420円と年初来高値更新、リユース
のトレジャー・ファクトリーも40円高の1440円と年初来高値更新、そし
てユニクロのファーストリテイリングも470円高の8万0020円と年初来
高値更新です。

 本日の新高値銘柄は、三井松島、トレファク、富士通ゼネ、ブラザー、西松
屋チェ、しまむら、ミズノ、ファーストリテイ・・・等々です。




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【2】日銀の金融政策と物価見通し                 **
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 日銀は本日の金融政策決定会合で、短期金利をマイナス0.1%、長期金利
をゼロ%程度に誘導する金融緩和策(長短金利操作)の現状維持を決定しまし
た。

 連続指値オペの運用に関しては「10年物国債の金利について0.25%の
利回りでの指値オペを、明らかに応札が見込まれない場合を除き、毎営業日、
実施する」を維持。

 ETFを年間約12兆円を上限に必要に応じて買い入れるなどの資産購入策
についても継続を決定。

 声明文には、2%の「物価安定の目標」の実現を目指し、これを安定的に持
続するために必要な時点まで、「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を持
続するとの文言を引き続き明記しました。


 尚、金融政策決定会合の結果と同時に公表した7月の「経済・物価情勢の展
望」(展望レポート)で、日銀は成長率と物価の見通し(対前年度比、見通し
の中央値)を下記のように修正しています。


   【成 長 率】    今回     前回(4月時点)

    2022年度  +2.4%  ← +2.9%  ※下方修正

    2023年度  +2.0%  ← +1.9%  ※上方修正


    
   【物価上昇率】    今回      前回(4月時点)

    2022年度  +2.3%  ← +1.9%  ※上方修正

    2023年度  +1.4%  ← +1.1%  ※上方修正



 日本経済について日銀は「回復していく」との見方を維持。

 消費者物価(除く生鮮食品)については「年末にかけて、エネルギーや食料
品、耐久財などの価格上昇により上昇率を高めたあと、エネルギー価格の押し
上げ寄与の減衰に伴い、プラス幅を縮小していく」と予想しています。


 尚、本日前半の取引で日経平均はマイナス圏で推移していましたが、日銀が
2%の物価上昇でも緩和姿勢を堅持したことを確認するとプラス圏に浮上して
います。





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【3】貿易統計                          **
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 <6月速報>           前年同月比

   輸出  8兆6284億円(19.4%増)16カ月連続増
   輸入 10兆0122億円(46.1%増)17カ月連続増

 貿易収支 ▼1兆3838億円 ※▼は赤字


 6月の輸出額は単月ベースで過去最大を記録。輸入額は単月ベースでの過去
最大を4カ月連続で更新し、初の10兆円台乗せとなっています。

 貿易収支は前年同月比で11カ月連続の赤字。※前年6月は3693億円の
黒字。

 2022年上期(1~6月)の貿易収支は、資源高や円安により輸入額が膨
らんだ結果、7兆9241円の赤字となり、半期ベースの赤字額としては過去
最大を記録しました。ちなみに輸入超過(貿易赤字)は円安要因となります。

 尚、参考までに6月の国・地域別の輸出入は下記のようになっています。
 
                 全体に占める割合  前年比増減率

  【輸出総額】  8兆6284億円(100.0%) 19.4%増

    対米    1兆5566億円( 18.0%) 15.7%増
    対EU     7983億円(  9.3%) 22.1%増
    対中    1兆7192億円( 19.9%)  8.3%増
    対台      6310億円(  7.3%) 24.0%増
    対韓      6076億円(  7.0%) 27.1%増
    対露       398億円(  0.5%) 50.1%減


  【輸入総額】 10兆0122億円(100.0%) 46.1%増

    対米      9627億円(  9.6%) 25.2%増
    対EU     9389億円(  9.4%) 18.4%増
    対中    2兆1828億円( 21.8%) 33.3%増
    対台      4543億円(  4.5%) 55.9%増
    対韓      3445億円(  3.4%) 15.8%増
    対露      1540億円(  1.5%) 22.9%増



 対米貿易は、金額ベースで輸出・輸入ともに6月としては過去最大。米国か
らの輸入額は単月ベースでも過去最大を記録。

 対中貿易も、金額ベースで輸出・輸入ともに6月としては過去最大。中国か
らの輸入額は単月ベースでも過去最大を更新。貿易全体の2割を占める中国は
日本にとって最大の貿易相手国です。





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【4】ガソリン価格、白物家電出荷             **
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◎ガソリン価格(レギュラーガソリン店頭価格の全国平均)
 ――――――
 7月19日時点  171.4円  前週比1.3円下落  3週連続値下り

 原油相場の下落と円安一服で国内のガソリン価格も下落。石油元売りに支給さ
 れた補助金の価格抑制効果がなければ1リットルあたり 206.9円だった
 と試算されます。




◎白物家電出荷額(6月、前年同月比)
 ―――――――
 全体   2693億円  9.2%減  3カ月連続マイナス

 エアコン 1174億円 17.5%減  3カ月連続マイナス
 冷蔵庫   460億円  3.1%減  2カ月連続マイナス
 洗濯機   271億円 25.3%減  3カ月連続マイナス

 前年6月が過去3番目の販売額だったことに加え。中国上海のロックダウン
 (都市封鎖)の影響が残り、全体として3カ月連続のマイナスとなっていま
 す。




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【4】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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米電気自動車(EV)大手のテスラの4~6月期決算は、売上高が前年同期比
42%増の169億円3400万ドル(約2兆3400億円)、純利益が98
%増の22億5900万ドル(約3100億円)と好調でしたが、上海のロッ
クダウンの影響により売上高の伸びは年間目標の50%を下回りました。また、
15億ドル投資していたビットコイン関連の損失が収益を圧迫し、購入したビ
ットコインの約75%を現金化したことが明らかになっています。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~ 皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 16年連続受賞 =


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