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こんにちは。aquaです。

 中外製薬が昨日発表した22年度中間期(1~6月期)決算は、純利益が前
年同期比73%増の2041億円と、上期としては過去最高を更新しました。

 同社が開発した血友病薬「ヘムライブラ」の海外売上高が2.7倍の910
億円になったことなどが利益増につながったようです。

 ちなみに医療用医薬品の国内売上高は、MSD(メルク)のがん免疫治療薬
「キイトルーダ」が3年連続1位で、小野薬の競合薬「オプジーボ」が2位と
なっています。


【医療用医薬品の2021年度の国内売上高ランキング】

    製品名     薬効・領域 社名      売上高    前年比

 1位「キイトルーダ」 がん    MSD  1195億円( 1.1%増)

 2位「オプジーボ」  がん    小野薬  1124億円(13.8%増)

 3位「タグリッソ」  がん    AZN  1037億円( 9.1%増)

 4位「タケキャブ」  消化性潰瘍 武田薬   946億円(13.6%増)

 5位「リクシアナ」  抗凝固薬  第一三共  925億円(19.5%増)

              ※業界ニュースメディア「アンサーズ」集計
              ※仕切価格(医薬品卸への販売価格)ベース
              ※MSD=メルク、AZN=アストラゼネカ


 「オプジーボ」は治療対象拡大による売上増が続き、同薬の22年度の売上
高予想は1550億円と、前年比37.9%増が見込まれています。

 尚、2021年に世界で最も売れた医療用医薬品(新型コロナウイルスワク
チンと一部の新型コロナ治療薬を除く)はアッヴィの自己免疫疾患治療薬「ヒ
ュミラ」で、約4兆3300億円を売り上げています。


 

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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.全国CPI、日本PMI

 3.海外投資家動向






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  27914.66(+111.66)△0.40%
◎TOPIX  1955.97(+  5.38)△0.28%

◎売買高概算    9億9386万株
◎売買代金概算   2兆6252億円
◎時価総額   704兆6826億円

◎値上り銘柄数 1014  ◎(年初来)新高値 138
◎値下り銘柄数  712  ◎(年初来)新安値   0
◎変わらず    112

◎騰落レシオ(25日)130.28%(前日比2.08%低下)

◎サイコロ(日経平均)10勝2敗 ●〇〇〇●〇〇〇〇〇〇〇  83.3%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 +4.95% 75日線比 +3.96%

 
◎為替  (対 ド ル)137.84(前日比0.74円高)
     (対ユーロ)140.41(前日比0.88円高)

◎売買代金上位(プライム)

 1.川崎汽船 <9107>  9840円(+ 1000円) 1283億円
 2.レーザテク<6920> 18480円(+   75円) 1173億円
 3.郵船   <9101> 10360円(+  400円) 1065億円
 4.商船三井 <9104>  3510円(+  100円)  752億円
 5.キーエンス<6861> 56150円(+ 1620円)  555億円



◆相場概況

 本日の日経平均株価は7日連続高で111円(0.40%)高の2万791
4円、7日間の上げ幅は1578円となります。新興株の値動きを示す東証グ
ロース市場指数は2P安の906Pです。

 昨晩のNY市場は長期金利が0.15%低い2.87%と大きく低下したこ
とを好感し、ダウは162ドル(0.51%)高、ナスダックは161P(1
.36%)高。ただ、東京市場は昨日まで6日連続高となっており、また週末
とあって朝方はポジション調整に絡んだ売りが先行し、9:02には下げ幅が
102円となる場面がありました。

 もっとも下値はしっかりで売り一巡後は先高期待からの買いが入って直ぐに
プラスに浮上。上値を指向する堅調な展開が継続しています。

 業種別では、海運、不動産、電機、機械、建設、情報通信などが高く、一方
で電力ガス、石油、空運、陸運、保険、医薬品などが下げています。

 個別銘柄では、海運株が軒並み大幅高で川崎汽船が1000円高の9840
円、郵船が400円高の1万0360円、商船三井が100円高の3510円。
郵船が通期の経常利益計画を7600億円から1兆400億円に大幅上方修正
し、好感した買いが波及しています。旺盛な貨物需要を背景に海運市況が好調
を維持しています。

 半導体、電子部品向け切断・研削・研磨装置で世界首位のディスコが600
円高の3万1900円。23年3月期第1四半期(4~6月)の営業利益が前
年同期比39%の大幅増となり、また増配意向も示したことで好感した買いが
入っています。パワー半導体用装置の需要が伸びています。

 米アマゾン傘下のクラウド「AWS」の導入支援・保守代行を柱とするサー
バーワークスが昨日の362円高に続いて473円高の2949円と大幅高。
航空機リースのジャパンインベストメントが業績上方修正を好感して4日連続
高で148円高の1452円。

 一押しで歌手等のファンサイト運営のエムアップが小幅高ながら5円高の1
443円と年初来高値更新、独立系SIのオービックが好業績を好感して3日
連続高で810円高の2万1740円、クラウドシステム導入・開発のテラス
カイが107円高の1736円と大幅高です。

 本日の新高値銘柄は、三井松島、大黒天、トレファク、エムアップ、ブラザ
ー、富士通ゼネ、しまむら、東映、ファーストリテイ・・・等々です。



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【2】全国CPI、日本PMI                   **
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◎全国消費者物価指数(6月CPI、2020年=100)
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 生鮮食品を除く総合 101.7 前年比2.2%上昇 10カ月連続上昇

 生鮮食品を含む総合 101.8 前年比2.4%上昇 10カ月連続上昇


 変動の大きい生鮮食品を除く総合指数(コアCPI)と生鮮食品を含む総合
 指数はいずれも3カ月連続で2%を超える伸びとなり、いずれも伸び率は市
 場予想と一致。

 コアCPIの上昇は10カ月連続で、伸び率(2.2%)は2015年3月
 以来、7年3カ月ぶりの大きさ。

 構成品目では、エネルギー(電気代、都市ガス代、ガソリン等)が前年比で
 16.5%上昇し、伸び率は鈍化傾向にあるものの引き続き高い伸びで全体
 を押し上げています。

 生鮮食品が6.5%上昇と前月(12.3%上昇)から伸びが鈍化した一方、
 生鮮品を除く食料(食用油、食パン等)は3.2%上昇と前月(2.7%上
 昇)から伸びが拡大しました。

 生鮮食品とエネルギーを除く指数は前年比1.0%上昇し、2016年2月
 以来、6年4カ月ぶりの高い伸びとなっています。




◎日本PMI(7月速報値、前月比)
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 製造業  52.2(0.5ポイント低下)  ※前月確定値52.7

 非製造業 51.2(2.8ポイント低下)  ※前月確定値54.0





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【3】海外投資家動向                       **
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◎対内証券投資・株式・週間(財務省統計)※カッコは前週の動向(修正値)
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 7月3日~7月9日

  海外投資家 +4760億円(+5264億円) 2週連続買い越し




◎投資部門別の売買状況・週間(東証統計)※カッコは前週の動向
 ―――――――――――――
 7月11日~7月15日 (日経平均271円高  2週連続上昇)

  個人投資家 - 107億円(-3047億円) 2週連続売り越し

  海外投資家 -1443億円(+4307億円) 2週ぶり売り越し

  事業法人  +1407億円(+1338億円)15週連続買い越し

  信託銀行  +1157億円(+1363億円) 5週連続買い越し





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【4】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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本日の相場上昇のけん引の一つは、昨日の取引終了後に業績予想を上方修正し
た海運株で、上方修正後の業績予想も控えめな数字との見方があり、さらなる
上方修正を期待する声もあります。企業の4~6月期決算の発表は始まったば
かりで来週後半から本格化しますが、企業業績に対する期待は高まっています。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~ 皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 16年連続受賞 =


◎まぐまぐ大賞 2021
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