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おはようございます。aquaです。

 既に報道されています通り、3月11日午後2時46分。東北・三陸沖を震
源とする国内観測史上最大のマグニチュード(M)9.0(気象庁が当初の8.
8から13日に修正)という大地震が起き、東北の太平洋沿岸を中心に壊滅的
な被害が出ています。

 時間の経過とともに徐々にその被害の大きさが明らかになってきましたが、
それでもその全貌は未だにつかめず、死者・不明者は今後大幅に増えそうです。


 マグニチュード9.0というと「一体、どれほどの大きさか」となりますが、
1995年(平成7年)1月17日午前5時46分に発生した阪神・淡路大震
災は、マグニチュード7.3で死者は6434名、負傷者は4万3792名。

 1923年(大正12年)9月1日午前11時58分に発生した関東大震災
は推定マグニチュード7~8といわれ、死者・行方不明者は10万5000人
余りとなっています。

 そして、2008年5月12日14時28分に発生した四川大地震はマグニ
チュード7.9であり、この度の地震のM9.0がいかに大きいか改めてお分
かり頂けるかと思います。


 ちなみに、1960年に起きたチリ地震のM9.5、64年のアラスカ地震
のM9.2、2004年のインドネシア・スマトラ沖地震のM9.1に次ぐ規
模です。


 ところで、『一体、「マグニチュード」と「震度」はどう違うの?』と思っ
たことがある方も多いのではないでしょうか。

 結論から申し上げますと、地震が起きた場所(震源)の揺れ方の大きさが「
マグニチュード」で、震源から離れたそれぞれの場所でのゆれかたの強さを、
いくつかの階級に分けて表したのが「震度」です。

 例えば、電灯は60ワットでも100ワットでも、そばだと明るいですが、
どっちも離れますとだんだん暗くなります。この明るさの度合いをルクス(照
度)と言いますが、これと同じように地震も起きた場所(震源)はものすごく
揺れますが、そこから遠くなりますと揺れ方はだんだんと小さくなっていきま
す。この震源から離れた場所での揺れた度合いが「震度」であり、それに対し
て地震自体の揺れ方の大きさが「マグニチュード」という訳です。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.NY市況

 2.主な注目材料とニュース

 3.心に残る名言







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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      12044.40(+ 59.79)△0.50%
□ナスダック       2715.61(+ 14.59)△0.54%
□S&P500      1304.28(+  9.17)△0.71%
□CME日経225先物 10005   (-165)※大証比

□為替      (対ドル) 81.86  (対ユーロ)113.77

□半導体株指数        427.91(+ 4.18)
□NY原油先物(4月限)  101.16(- 1.54)
□NY金 先物(4月限) 1421.80(+ 9.30)
□バルチック海運指数   1562   (+24)


 先週末11日のNY株式市場は反発。日本で発生した巨大地震の影響は限定
的で、復興需要への思惑や原油安を手がかりに買いが優勢となりました。

 日本で発生した巨大地震を受けてリスク回避の動きが強まりNY株式市場は
下落して始まりましたが、前日に大幅安となった後だけに値頃感の買いが入り
指数はプラスに転じました。

 11日を「怒りの日」としてサウジアラビアで計画されていた民主化要求デ
モが小規模なデモにとどまり懸念されたような混乱がなかったことや日本の巨
大地震の影響で需要が一時的に弱まるとの見方を背景に原油先物相場が下落。
原油高が企業業績を圧迫するとの懸念が和らいだことが支援材料となり、震災
の復興需要の思惑から建機最大手のキャタピラーなどに買いが入ったことなど
により指数は上げ幅を拡大させました。

 尚、この日発表された2月の小売売上高は8カ月連続の増加で、伸び率は市
場予想と一致。ミシガン大学調査の3月の消費者態度指数速報値は市場予想を
下回る大幅な低下となりましたが、相場への影響は限定的でした。

 業種別では、エネルギー、素材、資本財などの上昇が目立ちました。

 個別では、石油大手シェブロンの英国の精製施設を買収する米製油最大手の
バレロ・エナジーが大幅高。業界の再編期待に加え、地震により日本の石油精
製施設が打撃を受けたと報じられたことからテソロやCVRエナジーなどの製
油関連銘柄も上げ幅を拡大しました。一時100ドルを割り込んだ原油先物相
場がやや値を戻したこともあってエクソンモービルなどの石油株もマイナスか
らプラスに転じています。

 日本の復興需要で恩恵を受けるとの思惑を背景に工業用品大手のスリーエム
や建機最大手のキャタピラーなどが買いを集めダウの上昇をけん引。アルコア
やフリーポート・マクモランなどの素材・資源株も上昇しています。市場予想
を上回る業績見通しを発表した鉄鋼メーカーのスチール・ダイナミクスが上昇
し、同業大手のUSスチールやヌーコアなども上昇しました。

 アナリストが投資判断を引き下げたウォルマートは軟調だったものの、アナ
リストが目標株価を引き上げたJCペニーが上昇。増益決算を発表した婦人衣
料小売りチェーンのアンテイラー・ストアーズが大幅高。同じく投資判断が引
き上げられたネットワーク機器のシエナが上昇し、一昨日以来下げがきつかっ
たジュニパーやアルカテル・ルーセントなども反発。米国内で「iPad(ア
イパッド)2」の発売初日の販売台数が60万台に達するとの見方を背景にア
ップルも上昇しました。

 ダウ構成銘柄では、スリーエム、キャタピラー、アルコアなど25銘柄が上
昇しています。

 原油先物は日本で発生した巨大地震の影響で需要が一時的に弱まるとの見方
から売り優勢となり4日続落。金先物は安全資産への逃避買いで反発しました。
バルチック海運指数(BDI)は11営業日続伸となっています。

 CME日経225先物はドル建てが10005(大証比165円安)、円建
ては9975(同195円安)で取引を終了しました。

 尚、日本株のADR(米預託証券)は、大証比(円換算概算値)でソニーが
65円安、シャープが26円安、アバンテストが37円安、キヤノンが69円
安、日産が20円安、トヨタ自が85円安、ホンダが53円安、東京三菱UF
Jが13円安、ソフトバンクが151円安等、マキタ、クボタ、コマツは小幅
高となっています。


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【2】主な注目材料とニュース                   **
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☆注目材料

 先週末のNYダウは、前日比59ドル高の1万2044ドルと3日ぶりに上
昇しています。

 シカゴ日経平均先物は1万005円と11日(金)の東京市場の日経平均株
価1万0254円と比べて249円安い水準となっています。

 週末のNY市場の円相場は、対ドルで1ドル=81円80~90銭。対ユー
ロは1ユーロ=113円70~80銭といずれも円高方向に振れています。日
本の保険会社が保険金の支払いに備え、手元資金を確保する目的で海外資産を
売却するとの見方から、円が上昇しています。

 NY金価格は、前日比9.3ドル高の1トロイオンス=1421.8ドルと
2日ぶりに上昇しています。

 NY原油は4日連続安。前日比1.54ドル安の1バレル=101.16ド
ルとなっています。

 バルチック海運指数(BDI)は11日連続高。前日比24ポイント高の
1562となっています。


 本日は、13:00から日銀金融政策決定会合が開催されます。日銀は、地
震被害の広がりを受け、2日間の日程を本日のみに短縮すると発表しています。
会合終了後に白川総裁が記者会見を行う予定です。

 日銀は「金融市場の安定と円滑な資金決済を確保するため、流動性の供給を
含め、万全を期していく方針である」との声明を発表しています。白川総裁を
本部長とする「災害対策本部」を設置し、金融システムへの影響等を把握する
とともに潤沢な資金供給を実施する予定です。

 13:30に1月の鉱工業生産・確報値(同・速報値は前月比2.4%上昇)、
14:00に2月の消費動向調査の発表などが予定されています。

 会社四季報と日経会社情報が本日発売されます。会社発表の今期業績予想と
比べどの程度の開きがあるのか、来期の見通しを含め、内容次第で株価に影響
を及ぼすケースも多いだけに要チェックとなります。地震被害の影響などは、
今回加味されていません。

 その他、今週の主な国内経済指標・行事は、16日(水)は1~3月期の法
人企業景気予測調査、2月の首都圏マンション発売戸数、3月の日銀金融経済
月報。17日(木)は公示地価、2月の日本製半導体製造装置BBレシオ、
18日(金)は日銀金融政策決定会合議事要旨(2月14~15日分)、1月
の景気動向指数・改定値の発表などが予定されています。


 海外では、本日はユーロ圏非公式財務相会合、主要8カ国(G8)外相会議、
15日(火)は注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)、EU財務相理事会、
主要8カ国(G8)外相会議(2日目)、3月のNAHB米住宅市場指数。
16日(水)は2月のEU25カ国新車販売台数、2月の米住宅着工件数。
17日(木)は2月の米消費者物価指数、2月の米鉱工業生産指数、2月の米
景気先行指数(コンファレンス・ボード)、2月の北米半導体製造装置BBレ
シオの発表などが予定されています。


◆主なニュース

・福島第1原発、3号機の建屋内にたまった水素を抜く作業へ

・福島第1原発、2号機で放射性物質を含む空気の放出作業へ

・世界最大級M9.0と気象庁修正 M7級余震、確率70%

・復興財源確保へ時限立法の検討を 自民総裁が菅首相に要請

・東電、電力不足が長期化の見通し 「輪番停電」実施判断へ

・電力供給不足、企業の事業活動に影響 自家発電の燃料切れ

・東電の福島第1原発事故、世界に衝撃 各国、推進派に逆風

・米市場関係者、日本の国債発行増懸念 経済面の打撃限定的

・4度目「中国ジャスミン革命集会」 当局が開催を封じ込め

・カダフィ大佐、即時退陣要求することで一致 EU首脳会議


◆経済指標等

・鉱工業生産指数(1月確報値、経産省)
・消費動向調査(2月、内閣府)

・ユーロ圏鉱工業生産(1月)

◆その他

・日銀金融政策決定会合
・会社四季報及び日経会社情報「春号」発売日
・G8外相会合(15日まで)



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【3】心に残る名言                        **
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        他人に対して苛立ちを感じた時は、

        自分について知るいい機会である。


           カール・ユング スイス心理学者







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   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

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