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こんばんは。aquaです。

 明日9月1日は立春の日から数えて「二百十日」目にあたり、昔から嵐が襲
来する確立が高い日として、8月1日の「八朔」や9月11日(今年)の「二
百二十日」とともに三大厄日として怖れられていました。

 伊勢湾台風が上陸し大きな被害をもたらしたのも1959年の9月で、例年
ならばこれからが台風シーズンの本番となります。風害から農作物を守るよう
神に祈る「風祭り」が行われるのもちょうど今の時期です。

 また、関東大震災(1923年)が発生したのも9月1日で、その教訓を忘
れず、自然災害に対する備えを怠らないようにと制定されたのが明日の「防災
の日」です。

 ところで、東海、東南海、南海の三つの地震は、いつ発生してもおかしくな
いとされていますが、ここ数年は三つの地震が同時期(近い時期)に起こる三
連動が指摘されています。

 実際に過去の例では、1944年には東南海地震が単独で起こっていますが、
2年後の1946年にはほぼ連動して南海地震が発生。東海地震が最後に発生
したのは1854年のことで東南海地震も同時発生(安政地震)、それから約
32時間後には南海地震が起こりました。1605年の慶長地震と1707年
の宝永地震も東海・南海・東南海の3連動型地震とされ、宝永地震の際はその
49日後に富士山が噴火しています(宝永大噴火)。

 ちなみに、明日行われる国の総合防災訓練では、国の訓練としては初めて、
東海、東南海・南海の三つの地震が同時発生する3連動を想定しています。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場 

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.9月の主な注目点

 5.編集後記






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均    8824.06(-325.20)▼3.55%
◎TOPIX    804.67(- 24.54)▼2.96%

◎売買高概算  15億9822万株
◎売買代金概算  1兆1718億円
◎時価総額  273兆4589億円

◎値上り銘柄数   50  ◎(年初来)新高値   2
◎値下り銘柄数 1598  ◎(年初来)新安値 134
◎変わらず     19

◎騰落レシオ(25日)80.39%

◎サイコロ(日経平均)5勝7敗 ●●○○●●●●○○○● 41.7%

◎カイリ率(日経平均)25日線比-5.28% 75日線比-7.56%
 
◎為替  (対ドル) 84.21  (対ユーロ)106.37

◎出来高上位
 1.みずほ  <8411>  129円(-  3円)131,649千株
 2.東芝   <6502>  395円(- 18円) 51,884千株
 3.三洋電  <6764>  137円(±  0円) 51,104千株
 4.三菱UFJ<8306>  401円(-  9円) 44,485千株
 5.日立   <6501>  340円(- 12円) 31,149千株

◎売買代金上位                           (円)
 1.トヨタ自 <7203> 2860円(- 70円) 29,960百万
 2.三井住友 <8316> 2501円(- 56円) 28,451百万
 3.ホンダ  <7267> 2779円(- 76円) 27,192百万
 4.キヤノン <7751> 3425円(-160円) 21,175百万
 5.東芝   <6502>  395円(- 18円) 20,705百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1160万株 買い1040万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅安、前日比325円(3.55
%)安の8824円と25日に付けた終値ベースでの安値8845円を下回り、
年初来安値を更新して取引終了です。瞬間安値は同25日のザラ場中に付けた
8807円です。
 
 昨晩のNYダウが140ドル安となったことや為替が1ドル=84円台の円
高に進行したことを嫌気して朝方から輸出関連中心に幅広い銘柄に売りが先行。
その後も1ドル=84円台前半と円高に歯止めがかからないことが売りに拍車
をかけ、引けにかけてジリジリと下げ幅拡大となっています。昨日に日銀が追
加金融緩和、政府も追加経済対策の基本方針を決定しましたが、市場は対症療
法の限界を見透かす形となっています。明日9月1日に民主党代表選の告示を
控え、政局が混乱する可能性があることも買いを見送らせています。尚、円相
場は25日に東京市場で付けた高値84円13銭を上回り、東京市場での動き
としては1995年6月以来15年2ヶ月ぶりの円高・ドル安水準です。売買
代金は概算1兆1718億円、上海総合指数は13ポイント(0.5%)安の
2638です。

 本日の新高値銘柄は、エイベックス、岩塚製菓、セゾン情報、学究社・・・
等々です。

 個別銘柄では、相場全般安の中にあってエイベックスが11円高の1221
円と連日で年初来高値更新。昨日の引け後、2010年4~9月期の連結最終
損益が30億円の黒字(前年同期は4億7600万円の赤字)になる見込みと
発表。黒字幅が従来予想比で6倍となり、好感した買いが入っています。人気
アーティスト「東方神起」のベストアルバムの発売コストが低下したほか、人
気アニメ「ワンピース」の主題歌集やDVDボックスの販売好調、また第3四
半期以降に予定していたアーティスト「JUNSU/JEJUNG/YUCH
UN」のCD前倒し販売も寄与します。4~9月期見込み時点の通期の純利益
見通し40億円に対する進ちょく率は8割弱に達し、業績上方修正の可能性が
高まっています。

 レナウンが10円高の209円と5%を超える上昇。日本証券金融が貸借取
引申し込み停止措置を31日約定分から解除すると発表したことが手掛かりで
す。同社株は中国の山東如意との資本提携を好感し、6月3日には468円の
年初来高値更新まで上昇する場面がありました。その後は人気が離散して8月
27日に185円まで売られた経緯があります。

 人気の婚礼スタイル「ハウスウエディング」のパイオニアであるテイクアン
ドギヴ・ニーズが90円高の5070円と連日で値を上げています。邸宅風結
婚式場(ゲストハウス)の運営会社が前期を上回るペースで挙式の受注を積み
上げていると報じられ、好感した買いが入っています。T&Gニーズは201
1年3月期に計画する挙式件数1万200件のうち、79%を6月末までに受
注したとしており、収益拡大への期待が高まっています。

 全日空が4円安の304円と相場全般安の中にあって比較的しっかり。6月
の旅客数は日本航空を上回り、国内首位が交代。日航が前年同月比1%減の約
355万人、全日空は10%増の約365万人と10万人弱上回っています。
全日空は国際線の旅客数が3割増と回復を牽引したのに対し、路線・便数の削
減を進める日航は国内線が3%減り、国際線も6%増にとどまっています。

 その他、ソースネクストが1440円高の2万8700円、ディー・エヌ・
エーが83円高の2518円、ラウンドワンが12円高の364円、Uアロー
ズが31円高の1163円と値を上げるなど内需系の好業績銘柄の一角に物色
の矛先が向かっています。

 業種別では、相場全般安の中にあって、電力ガス・空運・医薬品が比較的し
っかり。建設・精密・電機・鉄鋼・保険などの下げが目立ちます。




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【2】主な材料                          **
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・民主党代表選挙、無投票決着探る動き 小沢氏の判断待ち

・普天間報告書、滑走路2本と1本の2案併記 沖縄に説明

・NEC、中国大手とクラウド事業で提携 中国で事業展開

・家電エコポイント、3カ月間延長 対象絞り来年3月まで

・7月の鉱工業生産、市場予想に反して2カ月ぶりのプラス

・7月新築住宅着工、2カ月連続増 減税など政策が後押し

・世界半導体売上高、高機能携帯向けが好調 過去最高続く

・米、北朝鮮の個人と組織に対して金融制裁 哨戒艦事件で

・米大統領が「追加経済対策を検討」と声明 調整は難航も



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【3】主な投資判断                        **
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[クレディS証券]
 据置き   A (8804) 東京建物       460→   400円


[ゴールドマンS証券]
 据置き   A (4902) コニカミノルタ   1,200→ 1,050円
 据置き   A (5218) オハラ       1,900→ 1,570円
 据置き   A (6724) セイコーエプソン  1,660→ 1,630円
 据置き   A (6856) 堀場製作所     3,200→ 2,800円
 据置き   A (7762) シチズン       690→   600円
 据置き   B (6448) ブラザー工業    1,280→ 1,180円
 据置き   B (7733) オリンパス     2,380→ 2,110円
 据置き   B (7740) タムロン      1,790→ 1,890円
 据置き   B (7741) HOYA      2,310→ 2,090円
 据置き   B (7751) キヤノン      4,150→ 3,900円
 据置き   B (7752) リコー       1,270→ 1,060円
 据置き   C (6952) カシオ計算機     680→   570円

[シティG証券]
 据置き   A (3405) クラレ       1,500→ 1,300円
 据置き   A (7230) 日信工業          1,810円
 据置き   A (7251) ケーヒン      2,050→ 2,270円

[みずほ証券]
 引上げ C→A (2432) DeNA      1,190→ 3,300円
 据置き   A (4004) 昭和電工       240→   210円
 据置き   A (4005) 住友化学       500→   460円
 据置き   A (7717) Vテクノロジー       75万円
 据置き   C (6768) タムラ製作所     240→   230円
 据置き   C (6900) 東京電波           520円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記。
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。



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【4】9月の主な注目点                      **
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 明日からは名実ともに9月相場入りです。戦後、取引所における売買が再開
されてからの9月の日経平均株価の勝敗は25勝36敗で、勝率は約41%。
過去10年間で見た場合には勝率が20%にまで落ち込み、データの上では最
もパフォーマンスが悪い月となっています。

 NY株式市場の月別騰落率でも9月は最もパフォーマンスが悪く、理由とし
てはファンドの決算に絡む節税対策の売りや持ち高調整の売りが出やすいこと
があげられます。

 過去の例がそうだからと言って今年もそうなるとは限りませんが、裏を返せ
ば、例年9月は仕込み月になっているとも言えます(今年はすでに前倒しで下
げてきています)。

 足元では為替の安定と景気の下支えが急務となっており、昨日は政府と日銀
が歩調を合わせ、経済対策の基本方針と追加金融緩和策を発表しました。日銀
の追加金融緩和策は長期金利を押し下げ、結果として日米金利差が縮小、供給
を増やすことで相対的な円の価値を引き下げるなどの効果によって円高の流れ
をくい止める狙いがありましたが、現時点で効果はあらわれておりません。

 一方、アメリカでは経済指標の多くが景気鈍化の兆候を示し、さらにインテ
ルによる業績見通しの下方修正などを受けて景気の先行き懸念が強まっており、
21日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備理事会(FRB)が
追加の金融緩和策に踏み切るとの観測が高まっています。

 FRBが追加緩和に動けば、NY株の下支えとなる(実態経済の弱さと金融
緩和による景気下支え期待のどちらが注目されるかで反応が違ってくる可能性
はありますが)反面、日銀の狙いとは逆にドル安・円高圧力となりえるため、
FRBの対応を見極める上で8月の米雇用統計や地区連銀経済報告(ベージュ
ブック)等に注目が集まります。

 尚、9月に予定されている各国中央銀行の会合は、2日にECB(欧州中央
銀行)理事会、6~7日に日銀金融政策決定会合、8~9日に英中銀金融政策
委、21日にFOMCとなっています。

 また、世界景気の先行きを見極める上で注目度が高い中国の統計は、明日1
日に製造業購買担当者指数(PMI)、10日に貿易収支、そして13日に工
業生産高、消費者物価指数等の主要統計が発表される予定です。

 ちなみに、10月1日は中国の建国記念日「国慶節」で、1日からあるいは
その前後は大型連休となり、連休中は中国の株式市場は休場。また、連休中は
観光や帰省で例年数億人が移動しており、ビザ発給条件の緩和で訪日客も増加
すると期待されています。

 政治的なイベントとしては、明日告知の民主党代表選挙があります。現時点
では無投票となるか決戦となるか不透明な部分がありますが、約34万人の党
員とサポーターによる投票が実施されれば8年ぶりのことで、9月14日の投
開票およびその後の組閣・党人事などが注目されます。

 その他のスケジュールとしましては、9月16日から(一般公開は9月18
日から)「東京ゲームショウ」が始まります。最大25万円(乗用車)を支給
するエコカー補助金制度が9月末で終了。10月1日にはユニクロの国際旗艦
店が心斎橋にオープンし、10月11日から29日までの日程で名古屋で開催
される生物多様性条約締約国会議(COP10)もさらに関心度が高まってく
るはずです。

 尚、需給の節目として意識されているのは、10日金曜日のメジャーSQ。
翌週17日金曜日はNY市場のSQ、20日の週は祝日が二日入るため手がけ
難さもありますが、決算月の9月末は期末の株価を意識したドレッシング買い
が入るケースが少なくありません。3月・9月決算企業の配当・優待取りの権
利付き最終売買日は27日月曜日となります。



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【5】編集後記                             mailto:aqua@aqua-inter.com
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日経平均株価は4月5日の年初来高値1万1408円から今日までの約5カ月
間で値幅にして2584円、率にして約23%の下げとなっています。留意す
べきことは、実際にこの5カ月間で企業の実態価値が2割も減少したわけでは
ないということです。
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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =4年連続受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2009 http://melma.com/contents/moy2009/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 2年連続での『総合大賞』

    (06年と07年はマネー部門賞第1位)


◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年はコンテスト実施せず)


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