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こんばんは。aquaです。

 明日はまた肌寒くなるようですが、今日は2月だというのにこの陽気。都心
の気温は20度に達し、4月下旬頃のポカポカ陽気でした。関東地方では春一
番も吹きました。

 ところで、気象庁が発表した暖候期予報(3~8月)によりますと、南米沖
の海面水温が低くなるラニーニャ現象が春まで続く影響で、3月はまだ南から
の暖気が流れ込みにくく、西日本や沖縄などでは平年(1971~2000年
の平均値)より気温が低くなる見通しです。

 その後、5月頃までにラニーニャ現象は終息に向かい、日本付近は太平洋の
高気圧に覆われるようになるそうです。昨夏の猛暑ほではないようですが、6
月から8月にかけて気温は全国的に平年より高くなり、「暑い夏」なると予想
しています。

 そうなりますと当然、株式市場では関連銘柄に注目が集まります。物色の範
囲、動き出しや頭打ちとなったタイミングなどについて昨年のデータが参考に
なりますが、昨年の家電販売を押し上げたエコポイント制度が今年はないこと
など、現時点で知るうる限りのデータや状況の相違点を加味して戦略を練るこ
とが大切です。

 季節性のみでにぎわう銘柄は宿命として賞味期限が短いのですが、上昇続き
だった相場がちょうど今は一服しているところであり、『麦わら帽子は冬に買
え』を考えるには良い時期かもしれません。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場 

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.資源メジャー

 5.編集後記







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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均   10526.76(+ 74.05)△0.71%
◎TOPIX    941.93(+  7.71)△0.83%

◎売買高概算  21億4364万株
◎売買代金概算  1兆5718億円
◎時価総額  321兆0342億円

◎値上り銘柄数 1178  ◎(昨年来)新高値 13
◎値下り銘柄数  356  ◎(昨年来)新安値  1
◎変わらず    138

◎騰落レシオ(25日) 102.41%

◎サイコロ(日経平均)7勝5敗 ●●○○○○○○●●●○ 58.3%

◎カイリ率(日経平均)25日線比-0.22% 75日線比+2.09%
 
◎為替  (対ドル) 81.81  (対ユーロ)113.16

◎出来高上位
 1.みずほ  <8411>  165円(+  3円)125,902千株
 2.日立   <6501>  482円(+  8円) 68,337千株
 3.三菱UFJ<8306>  450円(+  3円) 55,991千株
 4.東芝   <6502>  529円(+ 16円) 54,777千株
 5.マツダ  <7261>  206円(-  4円) 45,440千株

◎売買代金上位                           (円)
 1.トヨタ自 <7203> 3755円(+ 80円) 50,001百万
 2.ソフトBK<9984> 3305円(+ 70円) 41,451百万
 3.三井住友 <8316> 3060円(+ 20円) 33,569百万
 4.日立   <6501>  482円(+  8円) 32,598百万
 5.ホンダ  <7267> 3540円(+ 65円) 32,355百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り2600万株 買い1550万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が4日ぶりに上昇、前日比74円(0.
71%)高の1万0526円と1万0500円台を回復して取引終了です。

 昨晩のNYダウは37ドル安となりましたが、原油価格が下落していること
で米経済の下押し懸念が後退。また、為替も落ち着いた動きとなっていること
を好感し、加えてこのところの下げで下値では押し目買いが優勢となり、朝方
から買いが優勢。週末要因に加えてリビアなど中東・北アフリカ情勢に対する
警戒感から様子見ムードが強い中にあって、引けにかけてジリジリと上げ幅を
拡大しています。尚、本日はチャート上で要注目となる「ハラミ線」が出現し
ています。下値でこの足が出現すると底打ち暗示、そして上昇に転じるケース
が多いだけに来週以降に期待が高まります。売買代金は概算1兆5718億円、
上海総合指数はほぼ変わらず、0.04ポイント(0.0%)安の2878で
す。

 業種別では、ガラス、繊維、自動車、精密、非鉄などが高く、医薬品、電力
ガスなどが下げています。

 個別銘柄では、カプコンが91円高の1579円と値を飛ばしています。昨
日の引け後に米アップル社が運営するソフト販売サイト「アップ・ストア」を
通じた交流ゲームのダウンロード件数が1000万件を超えたと発表し、収益
拡大を期待する買いが膨らんでいます。ゲームはベルギーのコミックを原作と
する「スマーフ・ヴィレッジ」など2作で、アップル社製の携帯電話端末「i
Phone(アイフォーン)」などに無料でダウンロード可能。ゲームに登場
する一部のアイテムなどが課金対象となっています。

 10代前半~30代後半向け婦人流行カジュアル衣料を手掛けるハニーズが
75円高の1073円と値を飛ばしています。中国への出店を強化しており、
既に60店を超えるなど今後の業績拡大への期待が高まっています。

 東芝が5000万株を超える商いを伴って16円高の529円と3%を超え
る上昇。昨晩のフィラデルフィア証券取引所の半導体株指数(SOX)が4日
ぶりに上昇したことを受け、ハイテク株を押し目買いする動きが活発化。同社
株に物色の矛先が向かっています。

 トヨタ自動車が80円高の3755円と上昇。昨日までの3日間で値幅にし
て230円下げたことから押し目買いが入っています。クレディ・スイス証券
が投資判断を引き上げたことも支援材料となっています。昨日に米国を中心に
世界で約239万台をリコール(回収・無償修理)すると発表していますが、
影響は限定的です。尚、同社株の戻り高値はザラ場ベースでは2月15日の3
955円、終値ベースでは同日の3910円です。

 その他、ミニ建機用油圧走行モーターや工作機械用油圧機器などが業績拡大
を牽引し、2012年11月期に過去最高益を更新見通しの不二越が28円高
の433円、電動工具大手の日立工機が50円高の836円、日本ケミコンが
30円高の542円、山崎パンが55円高の1004円、河西工業が30円高
の557円、サンケン電気が21円高の523円、東レが16円高の600円、
オリエンタルランドが170円高の8100円と昨年来高値更新、出光興産が
280円高の9630円と値を飛ばしています。

 本日の新高値銘柄は、オリエンタルランド、アイカ工業、ノリタケ、豊和工
業、愛三工業、昭文社・・・等々です。



☆スペシャル版(有料版)、プライベート・サービス通信

 = はらみ線出現 =

 本日はチャート上で天底を暗示する要注目の「はらみ線」が出現しています。
この線は相場の流れが変わる可能性が高い、或いは買い転換を示唆ケースが多
々ある線であり、来週以降の動きに期待が高まります。

 ちなみに、「はらみ線」とは前日の値幅以内で寄り引けした形であり、前日
線を母親に、当日線をお腹の子に見立てた表現法です。そして、お腹の子が産
まれれば、相場に新しい生命が誕生してくるということで、相場の流れが変わ
る可能性が大きく、転換暗示の重要な線となります。


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【2】主な材料                          **
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・日本の総人口、1億2805億万人 2010年国勢調査

・商品ETF、世界の運用残高が過去最高 15兆2千億円

・1月の全国消費者物価、ガソリン価格の上昇で下落幅縮小

・1月の外食売上高、ファストフードが伸びファミレス減少

・乗用車8社1月国内生産、三菱除く7社が前年比マイナス

・米IT大手9社の前四半期、全社が増収 世界で投資回復

・ボーイング、米空中給油機で2兆円超受注 EADS破る

・インテル、データ高速伝送で新技術開発 アップルが採用



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【3】主な投資判断                        **
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[メリルリンチ証券]
 据置き   A (2502) アサヒビール    2,100→ 2,200円
 据置き   A (6594) 日本電産     10,000→ 9,500円
 引下げ A→C (6326) クボタ        900→   800円

[クレディS証券]
 引上げ B→A (1662) 石油資源開発    3,100→ 4,500円
 引上げ B→A (7201) 日産自動車      950→ 1,010円
 引上げ B→A (7203) トヨタ自動車    3,370→ 4,520円

[モルガンSMUFJ証券]
 据置き   A (6871) 日本マイクロニクス 1,200→ 1,400円
 据置き   C (3626) IT HD      900→   840円

[ゴールドマンS証券]
 据置き   A (6201) 豊田自動織機    3,300→ 3,400円
 据置き   A (6902) デンソー      3,500→ 3,700円
 引上げ C→B (6923) スタンレー電気   1,500→ 1,600円
 引下げ B→C (3116) トヨタ紡織         1,450円

[シティG証券]
 引上げ B→A (7267) ホンダ       3,580→ 4,480円

[野村証券]
 据置き   A (4202) ダイセル化学         730円
 据置き   A (9202) 全日空        350→   400円
 据置き   A (9983) ファーストリテ      14,500円
 引下げ A→B (2327) NSSOL     1,900→ 2,050円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※価格:各証券会社が判断する妥当株価



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【4】資源メジャー                        **
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 スポーツ界で「メジャー」といえば大リーグのことですが、世界のビジネス
界においては業界で圧倒的規模とシェア、発言力を有する企業を「メジャー」
と呼びます。

 エクソンモービルなどエネルギー分野の「スーパーメジャー」は有名ですが、
資源分野では以下の3社が「資源3大メジャー」となっています。


 BHPビリトン(英豪)  533億3千万ドル(約4兆4200億円)
 リオ・ティント(英豪)  565億8千万ドル(約4兆7000億円)
 アングロ・アメリカン(英)254億7千万ドル(約2兆1600億円)


 世界最大の鉱山会社であるBHPビリトンの取り扱う資源は多岐にわたり、
主だったものでも鉄鉱石生産で世界第3位、銀生産は世界首位級、銅やニッケ
ルの生産は世界第3位、原料用石炭やマンガン、ウランなどでも世界有数の企
業となっています。

 鉄鉱石生産で世界第2位のリオ・ティントは、買収したアルキャンと自社の
アルミニウム部門を統合させアルミの生産で世界首位。ウランの生産は世界最
大級。また、ダイヤモンドの生産でも世界首位級で、とりわけ人気の高いピン
クダイヤモンドは流通量のおよそ9割がリオの生産によるものです。

 3大メジャーの一角を形成するアングロ・アメリカンは開発・生産の中心を
南アフリカに置き、プラチナ生産で世界首位、鉄鉱石や銅、石炭などの生産で
も世界シェア上位を確保しています。ダイヤモンド生産で世界最大手のデビア
スもアングロ・アメリカンの影響下にあります。

 その他、鉄鉱石で世界最大手のヴァーレ(ブラジル)と亜鉛や一般炭生産で
世界最大のエクストラータ(スイス)も資源メジャーの一翼を担っています。

 鉄鉱石の分野では、旧国営企業としてブラジルにおける鉄鉱石生産をほぼ独
占するヴァーレに加え、BHPビリトン、リオ・ティントの3社で鉄鉱石の海
上貿易量のおよそ8割を握り、鉄鉱石メジャーを形成するとともに強力な価格
決定権を有しています。また、ここに挙げた企業は多くの鉱山等で共同開発や
生産を行っており、共に買収や提携を繰り返しながら川上の寡占化を進めてい
ます。

 尚、BHPビリトンは豪BHPと英ビリトンの合併によって誕生した企業で、
オーストラリアのBHP(ブロークンヒル・プロプライエタリー)リミテッド
がオーストラリ証券取引所に上場、英国企業であるBHPビリトンがロンドン
証券取引所に上場しており、別個に取引され、株主も別々ですが、同一の取締
役会と単一の経営構造により単一の事業体として成り立っています。こういっ
た形式を「二元上場」と言い、リオ・ティントも同様で、両社が「英豪系」と
冠するのはそのためです。英蘭ユニリーバ、英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルな
ども同様の形態です。

 ちなみに、上記の資源メジャーは昨日ご紹介した世界最大の産金会社のバリ
ック・ゴールドの売上高をはるかに上回りますが、石油最大手のエクソンモー
ビル(売上高3562億ドル)から見れば7分の1からそれ以下程度の規模で、
穀物メジャーのカーギル(非上場、同1200億ドル)などから見てもまだ小
粒であり、売上高のみで比較すれば日本のトヨタ自動車(同19兆円)や三菱
商事(同17兆円)などを大きく下回ります。



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【5】編集後記                             mailto:aqua@aqua-inter.com
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2010年10月時点の日本の総人口(速報値)は前回調査の5年前(200
5年)と比較して28万8032人とわずかに増加しました。しかし、年間の
死亡数が出生数を上回る「自然減」の状態が07年から続いており、次回調査
の2015年時点では人口が減少している公算が高く、それに合わせて社会構
造の変化も一層すすむものと思われます。
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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =5年連続受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2010 http://melma.com/contents/moy2010/ 
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   「ハロー!株式」 3年連続での『総合大賞』

    (06年と07年はマネー部門賞第1位)


◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年はコンテスト実施せず)


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