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━━━ これまで株でうまくいかない方・ビギナーの方へ毎週お届け ━━━ ア┃ク┃ア┃ ス┃ペ┃シ┃ャ┃ル┃版┃ ━┛━┛━┛ ━┛━┛━┛━┛━┛━┛ 「いつ、どの銘柄を買えばいいの?」「現在の相場をどう見ればいいの?」 独自の観点でaquaがやさしく解説します。 株価チャート活用の仕方も随時掲載中! ■■ お申込みは・・・ https://www.aqua-inter.com/special/post.cgi ■■ 株式投資のPARTNER ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◎ ハロー!株式 ◎ 2010/11/30 夕刊 ・・・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・・ こんばんは。aquaです。 ハブ空港間の大量輸送を想定し大型機の開発に力を注ぐエアバス社に対し、 乗客は乗り換えを好まず、中型機による目的地空港への直接乗り入れにニーズ があると読むボーイング。 エアバスの超大型機A380は定員525名で、乗客一人当たりの効率をあ げているのに対し、B787の定員はおよそ半分で燃費効率が良いという特徴 があります。そのボーイングの新型旅客機787(通称ドリームライナー)が 再三のトラブルで開発が遅れています。 B787は今月9日に行った試験飛行でもトラブルを起こしており、7度目 となる納入延期の可能性が指摘されています。B787における「ローンチカ スタマー」という特別な立場にある全日空はボーイングに対し早期の納入を実 現するよう圧力を強めています。 ちなみに、ローンチカスタマーとは「新たな航空機を製造する際に、航空機 メーカーに対して、生産に踏み切るのに充分な規模の発注を行い、実際に製造 計画を立ち上げるための後ろ盾となる顧客」のことで、B787は2004年 に全日空が顧客第1号となり50機発注したことによって開発がスタートした 次世代機で、B787の仕様に関しては全日空の様々な意見が反映されていま す。 B787の当初予定されていた納入時期は2008年5月で、全日空は同年 8月開催の北京オリンピックでB787の羽田―北京間の就航を狙っていまし たが果たせず、現時点では来年2月からの納入開始となっていますが、予想さ れているとおり7度目の納入延期となれば納入時期はさらに後ずれし当初予定 よりも4年遅れることになります。 A380は開発が遅れたことで契約のキャンセルが相次ぎ、貨物型の受注は 全て失った(貨物型の開発は中断)という経緯があります。B787も度重な る納入遅延で過去に発注キャンセルが発生しており、今回7度目の納入延期と なれば改めて発注を見直す動きがでてくるかもしれません。 …………………………………………………………………………………………… ~目次~ 編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ] …………………………………………………………………………………………… 1.今日の相場 <スペシャル版&プライベート・サービス通信> 2.主な材料 3.主な投資判断 4.12月相場 5.編集後記 ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【1】今日の相場 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ◎日経平均 9937.04(-188.95)▼1.87% ◎TOPIX 860.94(- 13.65)▼1.56% ◎売買高概算 21億7851万株 ◎売買代金概算 1兆5215億円 ◎時価総額 292兆2390億円 ◎値上り銘柄数 224 ◎(年初来)新高値 9 ◎値下り銘柄数 1342 ◎(年初来)新安値 9 ◎変わらず 95 ◎騰落レシオ(25日)110.97% ◎サイコロ(日経平均)7勝5敗 ●○●○○○○●○●○● 58.3% ◎カイリ率(日経平均)25日線比+2.37% 75日線比+5.16% ◎為替 (対ドル) 84.01 (対ユーロ)110.10 ◎出来高上位 1.みずほ <8411> 133円(- 2円)131,975千株 2.新日鉄 <5401> 277円(- 13円) 60,298千株 3.太平洋セメ<5233> 103円(- 3円) 51,921千株 4.三菱UFJ<8306> 396円(- 9円) 48,029千株 5.東芝 <6502> 436円(± 0円) 46,826千株 ◎売買代金上位 (円) 1.トヨタ自 <7203> 3220円(- 80円) 61,486百万 2.ソニー <6758> 2971円(+ 1円) 39,234百万 3.三井住友 <8316> 2569円(- 34円) 24,760百万 4.東電力 <9501> 1950円(+ 3円) 24,507百万 5.ホンダ <7267> 3010円(- 85円) 22,513百万 ◆相場概況 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1710万株 買い1720万株 本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅安、前日比188円(1.87 %)安の9937円と1万円の大台を割り込んで取引終了です。 昨晩のNYダウが39ドル安となり、為替が円ドルでは1ドル=84円前後 と落ち着いた動きでしたが、欧州の財政問題を背景にユーロでは一時1ユーロ =109円台の円高に振れたことを嫌気し、朝方から欧州での売上げ比率が高 い精密関連中心に売りが優勢。昼からは中国の利上げ懸念から中国株が下落し ていることも株安に拍車をかけ、下げ幅拡大となっています。売買代金は概算 1兆5215億円、上海総合指数は46ポイント(1.6%)安の2820、 注目の韓国総合指数は9ポイント(0.4%)高の1904です。 業種別では、相場全般安の中、鉄鋼、自動車、精密、海運などの下げが目立 ちます。 個別銘柄では、大幸薬品が58円高の1275円、ダイワボHDが11円高 の231円となるなど鳥インフルの疑いから衛生関連株が値を上げています。 農林水産省が昨日に島根県の養鶏場で死んだ鶏5羽について高病原性鳥インフ ルエンザの感染が疑われると発表したことが材料になっています。それぞれ除 菌消臭薬や抗ウイルスマスクなどを製造・販売しており、製品需要が拡大する との思惑買いが入っています。その他、関連銘柄としてシキボウも3円高の1 18円、日本バイリーンが1円高の400円、富士紡が3円高の128円と値 を上げています。 タクトホームが8300円高の7万9800円と大幅高。2010年6~1 1月期の単独営業利益が前年同期比2.2倍の40億円強になる見通しと報じ られ、事前計画26億円を大きく上回ることから好感した買いが入っています。 戸建て分譲住宅の販売棟数が住宅減税や低金利を追い風に計画を上回っていま す。 また、昨日ストップ高の飯田産業も73円高の799円と大幅高、戸建て中 堅の東栄住宅も8円高の1009円、アネストワンも4円高の927円と値を 上げています。 東芝機械が11円高の383円と上昇。主要機械株の中でも一株当たり純資 産416円から算出するPBR(株価純資産倍率)が1倍以下と割安、かつア ジア向け売上げが伸びていることから先高期待の買いが優勢となっています。 また、昨日に野村証券がリポートで同社の投資判断を3段階評価で真ん中の「 2」から最上位の「1」に引き上げたことも買いを誘う要因となっています。 目標株価は従来の300円から470円へと上方修正しています。 その他、ドクターシーラボが1700円高の29万9000円、エアコン販 売好調の富士通ゼネラルが40円高の445円、甜菜糖が9円高の200円、 高砂香料が20円高の483円、任天堂が920円高の2万2880円、ショ ーワが19円高の564円、ワタベが24円高の867円と値を上げています。 本日の新高値銘柄は、エムスリー、住友精密、フジ住宅、セゾン情報・・・ 等々です。 ☆スペシャル版(有料版)、プライベート・サービス通信 さっそく上がってきましたので公開しますが、11月17日号スペシャル版 にて350円前後が狙い目としてご紹介しました東芝機械。本日は、相場全般 安の中にあって上昇し、11円高の383円となっています。 相場全般安の中にあって上昇するということは腰の強さの証でもあり、これ からの展開が楽しみです。この銘柄は一株あたり純資産416円を下回る割安 であり、かつ300円台と低位に位置することから多くの方が仕込まれたかと 思います。取り敢えずは、おめでとうございます。尚、昨日に野村証券がリポ ートで同社の投資判断を3段階評価で真ん中の「2」から最上位の「1」に引 き上げ、目標株価を従来の300円から470円へと上方修正しています。 ┏━━━━┓ ┃株式投資┃ 有望銘柄の紹介で大好評!『アクア・スペシャル版』 ┗━━━━┛ お申込み・詳細 → https://www.aqua-inter.com/special/post.cgi ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【2】主な材料 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ・10月の鉱工業生産、前月比1.8%低下 市場予想より小幅 ・10月の自動車生産実績、前年比8.4%減 12カ月ぶり減 ・10月の失業率は5.1% 4カ月ぶり悪化 就業者数は増加 ・10月の有効求人倍率は0.56倍に 持ち直しの動きが続く ・10月の家計調査、消費支出0.4%減 勤労者世帯は支出増 ・三菱電機、独半導体メーカーを買収 パワー半導体事業を強化 ・スギHD、看護師常駐の新型薬局を150店開設 深夜も対応 ・EU、ギリシャ向け融資の返済期限延長を検討 懸念後退狙う ・米ガートナー、来年のパソコン世界出荷台数見通しを下方修正 ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【3】主な投資判断 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ [ドイツ証券] 据置き A (3405) クラレ 1,400→ 1,500円 据置き A (7012) 川崎重工業 340円 新 規 A (7276) 小糸製作所 1,600円 [メリルリンチ証券] 据置き A (6273) SMC 15,000→16,500円 据置き A (6773) パイオニア 330→ 396円 据置き A (6816) アルパイン 1,270→ 1,290円 据置き C (4541) 日医工 3,000円 引下げ B→C (4553) 東和薬品 5,500→ 4,900円 据置き C (4555) 沢井製薬 7,700円 [クレディS証券] 据置き A (6503) 三菱電機 1,050→ 1,100円 据置き A (6727) ワコム 12.2万→14.4万円 引下げ A→B (8306) 三菱UFJFG 585→ 384円 引下げ A→B (8411) みずほFG 185→ 147円 [シティG証券] 引上げ B→A (8253) クレディセゾン 1,300→ 1,650円 [野村証券] 据置き A (5405) 住友金属 275→ 265円 引上げ B→A (6104) 東芝機械 300→ 470円 引上げ B→A (7012) 川崎重工 240→ 310円 据置き A (9984) ソフトバンク 3,940円 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記 ※価格:各証券会社が判断する妥当株価 ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【4】12月相場 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 明日から名実ともに12月相場となります。戦後の東証再開以来の勝率は約 6割、過去10年の12月相場は7勝3敗となっています。 ちなみに過去5年間の12月月間のパフォーマンス(前月末比)と主な材料 は下記のようになっており、07年を除きいずれも尻上がりに高値を追う展開 でした。 (11月末終値)(12月末終値) 【05年】14872円 →16111円(△1239円) 景気の持続的な回復期待 デフレ脱却期待 原油高 商品相場上昇 国内景気の拡大期待 不動産取引の活発化への期待 好調な企業業績 マクロ経済指標の改善 年初来高値更新 【06年】16274円 →17225円(△ 951円) 日本株の出遅れ感 景気指標の改善 スティールが大株主の銘柄がM&Aの思惑で上昇 業界再編 任天堂「Wii」の販売好調 円安 米年末商戦が好調 NY株が史上最高値 好業績・割安・高配当に対する見直し買い 需給面での好取組 新春相場への期待 【07年】15680円 →15307円(▼ 373円) サブプライム問題 米銀の評価損拡大 景気減速 経済指標の悪化 インフルエンザの流行 オフィス賃料の上昇 原油高 米国で燃費基準の強化 環境関連 外航コンテナ船運賃大幅引き上げ 【08年】 8512円 → 8859円(△ 347円) 米自動車大手3社(ビッグスリー)の経営問題 インフルエンザ関連 原油安 生活防衛意識の高まり 米中の景気対策に対する期待感 環境関連 代替エネルギー・太陽電池関連 「Wii」販売好調 バルチック海運指数が連日上昇 海運市況下げ止まりの期待感 FRBが事実上のゼロ金利政策を決断 円高 収益悪化懸念 【09年】 9345円 →10546円(△1200円) 追加金融緩和期待 円安 業績改善期待 原油や金などの商品高 NYダウの年初来高値更新と日本株の出遅れ感 好調な中国経済と世界的な景気回復期待 新型インフルエンザの流行 マンション市場の回復 米系ファンドが丸の内の大型複合ビルを買収 スケジュール的には12月12日金曜日は先物とオプションの清算日が重な るメジャーSQで、需給が変化しやすい日として注目されます。12月15日 水曜日には12月調査の日銀短観が発表されますので、大企業の景況感、設備 投資計画等が改めて注目されます。 12月1日から3日までの日程で半導体の見本市「セミコン・ジャパン」が 開催されますが、12月初旬には例年のように米半導体最大手インテルの中間 決算説明会に注目が集まります。 また、12月はIPO(新規株式公開)が6社と相次ぎ、10日のポーラ・ オルビスホールディングスや15日の大塚ホールディングスなど、比較的規模 の大きな企業の上場が控えています。 尚、12月中旬にかけてはクリスマス休暇を控えた海外勢の動きが鈍り、商 いも薄く様子見ムードが強まります。出来高的には低調なままですが、上記に て紹介した過去の12月相場のように「掉尾の一振(年末にかけて相場が上昇 すること)」や新春相場に対する期待が膨らむと同時に、欧米に比べた日本株 の出遅れ感がクローズアップされ、クリスマス以降の相場は意外高の展開にな る、というのが12月相場で多いパターンです。 ___________________________________ 【5】編集後記 mailto:aqua@aqua-inter.com  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 日経平均は月初の安値からわずかの間に約1000円の上昇となっていただけ に多少の揺さぶりは致し方のないところ。相場が上げ下げするからこそ、そこ にチャンスが生まれてきます。 ___________________________________ ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =4年連続受賞= ◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2009 http://melma.com/contents/moy2009/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「ハロー!株式」 2年連続での『総合大賞』 (06年と07年はマネー部門賞第1位) ◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「ハロー!株式」 マネー部門 第1位 (06年から08年まで連続受賞、09年はコンテスト実施せず) 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