――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
 
 ┏━━━━┓
 ┃株式投資┃  “ 相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育つ ”
 ┗━━━━┛     
           
                       『アクア・スペシャル版』

            → https://www.aqua-inter.com/special/post.cgi 
 

株式投資のPARTNER ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

             ◎ ハロー!株式 ◎      2011/03/15 朝刊
 
・・・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・・


おはようございます。aquaです。

 このところ、「炉心溶融」という言葉をよく耳にします。気になってちょっ
と調べてみましたが、英語では「melt down」(メルトダウン)と言
うそうで、原子炉の炉心にある核燃料が過熱し、燃料または炉心構造体が溶け
て破損する最も過酷な原子力事故だそうです。

 炉心溶融が起こった後、冷却処理を取らなければ核燃料の膨大な熱エネルギ
ーによって原子炉圧力容器や格納容器、原子炉そのものが破壊され、放射性物
質が周囲に拡散する恐れがあります。

 過去の炉心溶融事故は1979年の米スリーマイル島原発事故、86年の旧
ソ連のチェルノブイリ原発事故があり、チェルノブイリ事故では原子炉も壊れ、
放射性物質が発電所外に大量に放出されました。


 ところで、地震の影響による東京電力の計画停電など電力の一時的停止が発
生しています。このため、メールマガジンの配信を含め、メールの送受信の遅
延、当社の運営するWEBサイトのデータ更新、プライベート会員様からの電
話連絡・・・等々、一時的に支障が出る可能性があります。

 日々、通常通りの業務を行っていますが、計画停電などによる不測の事態も
想定され、その際には何卒ご理解・ご了承の程、よろしくお願い申し上げます。 



……………………………………………………………………………………………
 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
……………………………………………………………………………………………


 1.NY市況

 2.主な注目材料とニュース

 3.心に残る名言







――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【1】NY市況                          **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞

□ダウ工業株      11993.16(- 51.24)▼0.43%
□ナスダック       2700.97(- 14.64)▼0.54%
□S&P500      1296.39(-  7.89)▼0.60%
□CME日経225先物  9390   (- 70)※大証比

□為替      (対ドル) 81.62  (対ユーロ)114.21

□半導体株指数        427.17(- 0.74)
□NY原油先物(4月限)  101.19(+ 0.03)
□NY金 先物(4月限) 1424.90(+ 3.10)
□バルチック海運指数   1559   (- 3)


 週明け14日のNY株式市場は、東日本大震災の影響が懸念され反落しまし
た。

 東日本巨大地震発生直後の先週末のNY株式市場は売り圧力は限定的で指数
は上昇しましたが、しだいに被害の状況が明らかになりつつあり、週明けの東
京株式市場が急落したこともあって投資家心理が悪化、週明けのNY株式市場
も売り優勢の展開となりました。

 日本の原発事故を受けて世界的な原発推進の流れが後退するとの見方を背景
に原子炉メーカーのゼネラル・エレクトリック(GE)が下げ、日本の航空会
社からの需要が一部を占めているボーイングなども業績懸念から下落した他、
日本の震災による世界的な景気への悪影響懸念で金融株も下げるなど幅広い銘
柄に売りが波及しダウの下げ幅は一時147ドル安に拡大しました。

 しかし、需要後退観測とリスク資産圧縮の動きを背景に一時100ドルを割
り込んだ原油先物相場が中東情勢の緊迫化を背景に切り返し、マイナス圏で推
移していたエネルギー株が上昇に転じるとダウも下げ幅を縮小。日本の原発関
連のニュースがNY市場の大きな関心事となっており、一時炉心が露出した福
島第1原発2号機の圧力が下がってきたと報じられたことも安心感につながり、
ダウは節目の1万2000ドル付近にまで戻して取引を終了しました。

 業種別では、代替エネルギー関連の上昇が目立ちました。

 個別では、GEが2%超の下落で指数を圧迫。原子力発電を推進するオバマ
大統領のエネルギー政策が見直される可能性があるとの見方を背景に、原発関
連のエンタジー、ウラニウム・エナジー、ショーグループなどが下落し、ウラ
ン採掘で世界最大手のカメコが大幅安。デューク・エナジーやアメリカン・エ
レクトリック・パワーなどの電力株も下げました。

 一方、ファースト・ソーラーやLDKソーラーなど代替エネルギーの太陽光
発電関連に買いが入り、ガス生産会社のエンカナ、石炭大手のコンソル・エナ
ジーやピーボディ・エナジーなども上昇しました。

 日本の震災や原発事故で保険対象損失額が膨らむとの懸念を背景に、欧州市
場で再保険株の下落が目立ち、NY市場でも保険株は売り優勢の展開。総収入
の8割を日本の事業が占めるアフラックなども下げています。また、売上高に
占める日本の割合が高い宝飾品のティファニーや鞄のコーチも大幅安。日本で
100店舗が営業見合わせ中と報じられたスターバックスも下落しました、

 先週末に発売した「iPad(アイパッド)2」の販売台数が週末だけで1
00万台に達したとの見方を背景にアップルが堅調。アナリストが投資判断を
引き上げたテキサス・インスツルメンツやナショナルセミコンダクターなどの
半導体関連の一角がしっかりでした。
 
 ダウ構成銘柄では、復興関連でキャタピラーが続伸し、ファイザーやシュブ
ロンなど7銘柄が上昇。一方、GEやベライゾン、ディズニー、マクドナルド
などの下落が目立ちました。

 原油先物は100ドルを割り込む場面もありましたが、サウジのバーレーン
派兵で地政学リスクが意識され小幅ながら5日ぶりに反発。金は続伸。バルチ
ック海運指数(BDI)はほぼ横ばいですが12営業日ぶりに反落しました。

 CME日経225先物はドル建てが9390(大証比70円安)、円建ては
9375(同85円安)で取引を終了しました。



―――――――――――――――――――――――――――――――――――
      誠意と信頼をお届けする株式投資有料メールマガジン
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

            『アクア・スペシャル版』


 具体的な個別銘柄情報や、一歩踏み込んだ相場観や投資手法に関する解説等

 お役立ち情報満載! 株式投資を考えているすべての方へおすすめします。


 ◆お申込みは・・・ https://www.aqua-inter.com/special/post.cgi  ◆


――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【2】主な注目材料とニュース                   **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞


☆注目材料

 昨晩のNYダウは、前日比51ドル安の1万1993ドルと2日ぶりに値下
がりしています。

 シカゴ日経平均先物は9390円と14日(月)の東京市場の日経平均株価
9620円と比べて230円安い水準となっています。

 NY金価格は2日連続高。前日比3.1ドル高の1トロイオンス=142
4.9ドルとなっています。

 NY原油は小幅高。前日比0.03ドル高の1バレル=101.19ドルと
5日ぶり上昇しています。

 今朝6:00現在の円相場は、対ドルで1ドル=81円60銭前後と円高方
向に振れています。対ユーロは1ユーロ=114円20銭とほぼ横ばいの動き
となっています。


 = 騰落レシオ82%! =

 14日(月)の騰落レシオは82%と昨年11月5日以来、約4ヵ月ぶりの
80%台前半となっています。尚、東証の出来高は48億8361万株と過去
最高を更新しています。

 米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは昨日、東日本巨大
地震後も直ちに「日本の財政危機が切迫したものになることはない」との見解
を示しています。地震で財政赤字が拡大しても「市場は引き続き日本国債に投
資する用意がある」としています。

 海江田経済産業相は昨日の会見で、民間石油業者に義務付けている石油備蓄
を放出する方針を明らかにしています。備蓄日数70日分の義務を3日分短縮
し、向こう1ヵ月で126万キロリットルを放出します。

 日銀は昨日開催した金融政策決定会合で、金融緩和を一段と強化することを
決定しています。日銀は当面の金融市場調節方針について「金融市場における
需要を十分満たす潤沢な資金供給を行い、金融市場の安定確保に万全を期して
いく」と発表しています。資産買い入れ基金の規模を現在の35兆円から40
兆円程度へと5億円増額するなど金融緩和を強力に推進します。

 トヨタ自動車は16日(水)まで国内全工場の操業を停止します。日産自動
車も16日まで、ホンダは20日(日)まで稼働を見合わせるとしています。

 本日は16:00に、3月11日時点の3市場信用取引残高が発表されま
す。前回発表分(3月4日時点)は、買い残が前週比341億円増の1兆74
72億円と2週連続で増加しています。買い残は昨年11月19日時点の1兆
2733億円を底に増加傾向にあります。一方、売り残は前週比281億円増
の7675億円と2週ぶりに増加しています。信用倍率は前回(2月25日時
点)の2.32倍から2.28倍となっています。

 海外では、注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されます。6月
末に期限を迎える米連邦準備理事会(FRB)の量的緩和策を見通す上で「声
明文」の内容に市場の注目が集まります。

 その他、EU財務相理事会(ブリュッセル)、主要8カ国(G8)外相会
合(フランス)、米経済指標では3月NAHB住宅市場指数の発表が予定され
ています。


◆主なニュース

・東電、鉄道各社と優先供給で合意 首都圏、ダイヤ改善可能に

・計画停電、鉄道が大混乱 本日は、早朝から実施の可能性高い

・福島第1、燃料棒露出の2号機は安全弁開放後も水位上がらず

・死者・不明4800人超す 避難37万人、物資不足が深刻化

・青森県西部など、地震誘発も 京大分析「東海」には影響せず

・16法案・協定、年度内成立に向けて協力要請 民主、野党に

・企業、生産活動の停滞が長期化も トヨタなど操業停止相次ぐ

・韓台中、日本からの部品供給を注視 韓国、長期的な影響懸念

・中国・全人代が閉幕 5カ年計画、高成長下のひずみ修正重視


◆経済指標等

・日銀金融経済月報(3月)

・独ZEW景気予測指数(3月)
・ユーロ圏就業者数(10―12月期)
・米チェーンストア売上高(先週分)
・米大規模小売店売上高(先週分)
・米NY州製造業景気指数(3月)
・米住宅市場指数(3月)
・対米証券投資(1月)
・米輸出入物価指数(2月)

◆その他

・新規公開 島根銀行(7150:地銀) 東2 公560円
      アイディホーム(3274:戸建て・マンション分譲) JQ 公2850円

・EU財務相理事会
・G8外相会合
・米財務長官が議会証言
・米連邦公開市場委員会(FOMC、結果発表)



――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【3】心に残る名言                        **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞




      道にこだわりすぎるものは、かえって道を見失う。

                  安部 公房(砂漠の思想)







THANK YOU FOR READING MY MAIL MAGAZINE!                 by aqua
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
◆3月15日 今日は何の日? 六輝:赤口
 所得税確定申告締切、マイコの日、靴の記念日、万国博デー、オリーブの日


~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =5年連続受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2010 http://melma.com/contents/moy2010/ 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 3年連続での『総合大賞』

    (06年と07年はマネー部門賞第1位)


◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年はコンテスト実施せず)


======================================================================

●内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり
 ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は
 一切の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判
 断でなさるようにお願いいたします。


●ご意見、ご感想、広告に関するお問い合わせ等は下記までお願いいたします。
           → mailto:aqua@aqua-inter.com 

●無料メールマガジンの配信登録・登録先変更、登録解除は下記にてご自身に
 てお願いいたします。→ http://www.aqua-inter.com/mailmag/list.html 

●配信についての連絡事項やバックナンバーは本誌ホームページをご参照下さ
 い。        → http://www.aqua-inter.com/ 


======================================================================
発行:アクアリンクス株式会社     関東財務局長(金商)第2282号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

<< TOP >>