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             ◎ ハロー!株式 ◎      2011/03/22 夕刊
 
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こんばんは。aquaです。

 ダウ・ジョーンズ社発行の投資専門雑誌「バロンズ」は世界の投資家から幅
広い支持を集め、相場への影響力が高いことでも知られています。

 そのバロンズ誌の21日付けの最新号では日本株についての特集が組まれ、
表紙には大きな日の丸とともに下記の文字が記されています。

 
     「BUY JAPAN NOW」(今こそ日本を買え)


 同誌は、もともと割安だった日本株が、今回の震災後の急落でリーマンショ
ック以来の割安な水準になっていると指摘。震災後の経済の減速は一時的で、
その後は復興とともに成長軌道に乗るとの見方を示しています。

 また、「歴史を見よ」として、1995年の阪神淡路大震災後、数カ月で日
本株が立ち直ったことや、2001年の同時多発テロではNYダウが11.6
%下落し、その後の半年で19.4%上昇したことを例にあげ、世界最大の資
産運用会社のブラックロックが今回の震災発生後に日本株を買い増し、同じく
世界有数の資産運用会社のピムコが日本株に連動するETF(上場投資信託)
を買いあさったことを紹介しています。

 具体的にソニー、キヤノン、トヨタ自動車、日産自動車、資生堂、KDDI、
NTT、三菱商事、住友商事、伊藤忠、JFE、新日鉄などの銘柄を挙げなが
ら、PBR(株価純資産倍率)やPER(株価収益率)から見た今の日本株の
水準は「世界最高の企業のいくつかが、聞いたこともないような安い価格で購
入できることを意味する」としています。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.ザ・ランキング

 5.編集後記








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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均   9608.32(+401.57)△4.36%
◎TOPIX   868.13(+ 37.74)△4.54%

◎売買高概算  36億5828万株
◎売買代金概算  2兆2635億円
◎時価総額  296兆5811億円

◎値上り銘柄数 1615  ◎(昨年来)新高値 21
◎値下り銘柄数   49  ◎(昨年来)新安値  0
◎変わらず     15

◎騰落レシオ(25日) 89.21%

◎サイコロ(日経平均)6勝6敗 ○●○○●●●●○●○○ 50.0%

◎カイリ率(日経平均)25日線比-6.49% 75日線比-7.09%
 
◎為替  (対ドル) 80.90  (対ユーロ)115.17

◎出来高上位
 1.みずほ  <8411>  150円(+ 11円)266,332千株
 2.東芝   <6502>  406円(+ 46円)137,137千株
 3.三菱UFJ<8306>  405円(+ 31円)107,523千株
 4.日立   <6501>  438円(+ 27円) 87,104千株
 5.不動テトラ<1813>  179円(+ 50円) 86,957千株

◎売買代金上位                           (円)
 1.東電力  <9501> 1098円(+150円) 57,709百万
 2.東芝   <6502>  406円(+ 46円) 54,731百万
 3.トヨタ自 <7203> 3345円(+130円) 53,861百万
 4.三井住友 <8316> 2715円(+168円) 53,566百万
 5.三菱UFJ<8306>  405円(+ 31円) 42,801百万



◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1400万株 買い7170万株

3連休明けとなる本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅高、前週末比
401円(4.36%)高の9608円で取引終了です。

 週末のNYダウが178ドルの大幅高、ドイツ、フランスなど欧州株も軒並
み上昇するなど世界的株高の流れを受けて、東京市場も朝方から幅広い銘柄に
買いが先行。寄付き前の外国証券経由の注文状況が5700万株を超える大幅
買い越しとなったことも買いに弾みを付けています。また、G7後の協調介入
によって為替が落ち着いた動きとなっていること、さらに原発事故も依然とし
て緊迫した状況が続いているものの、原子炉などの冷却作業が徐々に具体化す
るなど事態の悪化に歯止めがかかりつつあることも支援材料となっています。
特に、復興関連として建設株が値を飛ばし、昨年来高値更新銘柄のほとんどを
建設株が占めています。東証1部の時価総額は約296兆円と巨大地震が発生
した11日の約312兆円に迫っています。売買代金は概算2兆2635億円、
上海総合指数は10ポイント(0.3%)高の2919です。

 業種別では、全業種上昇。特に、石油、鉄鋼、建設、銀行などの上げが目立
ちます。

 個別銘柄では、新日石と新日鉱HDの経営統合で誕生したJXホールディン
グスが60円高の576円と11%を超える大幅高。昨晩のNY市場で原油価
格が1バレル=102.33ドルまで上昇したこと、また東日本大震災の影響
で停止していた根岸製油所(横浜市)の生産装置の稼働を再開したこと、さら
に水島製油所での精製能力増強を発表したことなどが材料となっています。

 米英仏を中心とする多国籍軍が国連安全保障理事会決議にのっとり、リビア
攻撃を実施。東日本大震災の影響により一時調整した原油価格は中東・北アフ
リカ情勢の悪化による供給懸念から強含みとなっています。その他、資源・石
油関連として出光興産が520円高の9450円と4日連続高、AOCHDが
49円高の568円、国際帝石が2万円高の60万円、日鉄鉱業が47円高の
396円と大幅高となっています。

 三菱UFJが31円高の405円と8%超の上昇、三井住友FGが168円
高の2715円お6%超、みずほFGが11円高の150円と7%超、りそな
HDが19円高の395円と5%超の上げとなるなど主力銀行株が軒並み高。
震災からの復興に向けた施策が徐々に見え始めており、内需株を中心とした見
直し買いに弾みが付いています。円相場が再び1ドル=80円台に上昇したこ
とで輸出関連の一角が伸び悩み、銀行株に物色の矛先が向かっています。

 東芝が46円高の406円と12%を超える大幅高。震災前の10日終値5
00円と比べるとまだ2割安い水準となっていますが、16日には原発関連と
して一時追証発生の投げ売りなども加わって309円まで下げており、売られ
過ぎとの見方から買いが集まっています。また、2011年3月期の期末配当
を2円以上にする方針と報じられ、3期ぶりの期末復配も支援材料となってい
ます。

 また、この度の原発事故関連としてど真ん中に位置する東京電力は150円
高の1098円とストップ高。これで2日連続ストップ高となり、17日の瞬
間安値715円からは383円の上昇。ただ、震災前10日の終値2153円
からはほぼ半値の水準となっています。

 太陽電池関連のフェローテックが4日連続高、166円高の1619円と昨
年来高値更新です。福島第1原子力発電所の事故や計画停電の実施を受け、代
替エネルギーへの関心が高まるなか、同社は太陽電池向けシリコンウエハーの
製造などを手掛けているため、関連銘柄として物色の矛先が向かっています。

 その他、「頑張れ日本!」復興関連銘柄として建設関連が軒並み大幅高で昨
年来高値更新。日特建設が50円高の156円、若築建設が30円高の100
円、不動テトラが50円高の179円といずれもストップ高で35%を超える
大幅高。

 また、積水ハウスが44円高の812円、三菱重工が25円高の347円、
ハーモニックが2万3000円高の60万6000円と60万円台回復、ファ
ナックが660円高の1万2150円、三菱電機が36円高の943円と値を
飛ばしています。

 本日の新高値銘柄は、ショーボンド、不動テトラ、鉄建、日本道路、東亜道
路、五洋建、ライト工業・・・等々、ほぼ建設が占めています。




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【2】主な材料                          **
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・市場の動揺和らぐ 為替介入や原発作業の進展に安ど感

・福島第一原発、電源回復の作業を再開 午後には放水も

・厚労相、子ども手当法案の「年度内成立はむずかしい」

・ソニー、国内5工場停止 リチウム電池生産は一部再開

・トヨタ、国内完成車生産は今週いっぱい操業停止の方向

・ユーロ圏17カ国財務相、欧州版IMF制度設計で合意

・WTO、日本産農産物の監視と分析を開始 慎重に判断

・米原子力規制委、福島第一原発の通電は「楽観的な兆候」



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【3】主な投資判断                        **
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[ドイツ証券]
 据置き   A (7251) ケーヒン          2,400円

[メリルリンチ証券]
 据置き   B (5333) 日本ガイシ         1,500円
 据置き   C (8698) マネックス    22,980→22,720円

[野村証券]
 据置き   A (9735) セコム       5,400→ 5,600円
 引下げ A→B (9501) 東京電力      2,700→   980円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※価格:各証券会社が判断する妥当株価



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【4】ザ・ランキング                       **
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 参考資料として、スクリーング(条件検索)を利用した様々なランキングを
可能な頻度で掲載していきたいと思います。

 今回は日経平均採用銘柄を対象に、先週末終値での低PER銘柄(予想・連
結)と低PBR銘柄を抽出したランキングをご紹介させていただきます。


【低PBR上位】※日経平均のPBRは1.09倍(先週末時点)

  三菱製紙    (3864)  0.41倍

  東洋製罐    (5901)  0.43倍

  日本製紙G本社 (3893)  0.45倍

  ふくおかFG  (8354)  0.45倍

  ユニー     (8270)  0.50倍

  東京建物    (8804)  0.52倍

  Jフロント   (3086)  0.53倍

  丸井グループ  (8252)  0.53倍

  スカパーJSAT(9412)  0.53倍

  北越紀州製紙  (3865)  0.56倍

  双日      (2768)  0.57倍



【低PER上位】※日経平均のPERは13.9倍(先週末時点)

  JX HD    (5020)   4.0倍
 
  ユニチカ    (3103)   4.9倍

  みずほFG   (8411)   6.0倍

  東邦亜鉛    (5707)   6.5倍

  富士電機HD  (6504)   6.5倍

  三井物産    (8031)   6.7倍

  新生銀行    (8303)   6.7倍

  三井住友FG  (8316)   6.7倍

  住友商事    (8058)   6.8倍

  富士重工業   (7270)   6.9倍



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【5】編集後記                             mailto:aqua@aqua-inter.com
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NY株式市場は昨晩まで3連騰となっており、東日本大震災発生前の水準をほ
ぼ回復しました。東京市場においても先週火曜日につけた8227円(日経平
均)で最悪の事態を織り込み、原発での作業の進展と復興への動きを背景に過
度の懸念を修正する動きとなっています。
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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =5年連続受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2010 http://melma.com/contents/moy2010/ 
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   「ハロー!株式」 3年連続での『総合大賞』

    (06年と07年はマネー部門賞第1位)


◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年はコンテスト実施せず)


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