■ お・知・ら・せ ■〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓


  今週のスペシャル版は下記内容にて本日夕方に配信いたしました。


   『 過去最高益更新で上放れ、ここから上値余地大の○8○○!』

  
  『 相場格言~出処進退と心構え 』



  ※配信についてのお問い合わせは・・・ aqua@aqua-inter.com 

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株式投資のPARTNER
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■□    女性のための株式投資       2011/06/08 夕刊 VOL.5498
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こんばんは。aquaです。

 昨晩のNY株式市場では、バーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長
が講演で、景気や雇用について厳しい見方を示しながら緩和的な金融政策の維
持が必要であるとしましたが、間もなく終了するQE2(量的緩和第2弾)の
次のQE3(同第3弾)の検討について言及がなかったことが下げ要因の一つ
となりました。景気鈍化認識のみが市場に取り残された格好で、追加緩和策に
ついての何らかの示唆があれば「景気鈍化→追加緩和策」のシナリオが維持さ
れることになり、市場は違った反応を示したはずです。

 ところで8日のNY市場では、現地時間午後2時頃(日本時間9日午前3時
頃)に米地区連銀経済報告が発表されます。

 米地区連銀経済報告は表紙の色から「ベージュブック」と呼ばれ、全12地
区(ボストン、ニューヨーク、フィラデルフィア、クリーブランド、リッチモ
ンド、アトランタ、シカゴ、セントルイス、ミネアポリス、カンザスシティ、
ダラス、サンフランシソコ)の連邦準備銀行が、各管轄地域の経済情勢につい
て消費・物価・賃金・雇用・製造業・金融等の概況を報告するもので、金融政
策を決定するFOMC(米連邦公開市場委員会)へ提出されます。

 発表時期は、年8回開催されるFOMCの2週間前の水曜日で、金融政策を
決定する上で重要な資料となっています。今回発表されるベージュブックは6
月21~22日に予定されているFOMCでの討議資料となるため、報告で景
気減速への懸念が目立つようであれば改めて追加緩和策への期待が浮上する可
能性もあります。

 また、東京市場ではQE2が発表された昨年11月1週から外国人投資家の
日本株への買い越しが始まり、5月第3週まで過去最長の29週間続いただけ
に、QE2後の米金融政策については日本の投資家にとっても重大な関心事で
す。

 ちなみに、日本でベージュブックに相当するものとしては、日銀が北海道、
東北、北陸、関東甲信越、東海、近畿、中国、四国、九州・沖縄の全国9地域
の経済情勢をまとめ、1、4、7、10月の年4回発表する「地域経済報告」
があります。

 ベージュブックと呼ばれる米地区連銀経済報告を意識して、日銀は地域経済
報告の表紙を淡いピンクにし、「さくらリポート」と命名しています。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場 <相場コメント>

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.需給と株価

 5.編集後記






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均   9449.46(+  6.51)△0.07%
◎TOPIX   814.45(+  0.69)△0.08%

◎売買高概算  16億6375万株
◎売買代金概算  1兆0299億円
◎時価総額  278兆9966億円

◎値上り銘柄数 765  ◎(昨年来)新高値 29
◎値下り銘柄数 703  ◎(昨年来)新安値 17
◎変わらず   177

◎騰落レシオ(25日)79.80%

◎サイコロ(日経平均)6勝6敗 ○●○●●○○●●●○○ 50.0%

◎カイリ率(日経平均)25日線比-1.73% 75日線比-3.63%
 
◎為替  (対ドル) 79.96  (対ユーロ)117.37

◎出来高上位
 1.東電力  <9501>  200円(- 16円)130,178千株
 2.みずほ  <8411>  122円(+  1円) 92,641千株
 3.三菱UFJ<8306>  363円(+  3円) 50,963千株
 4.住軽金  <5738>   76円(-  2円) 39,615千株
 5.東芝   <6502>  413円(+  4円) 28,694千株

◎売買代金上位                           (円)
 1.東電力  <9501>  200円(- 16円) 26,207百万
 2.コマツ  <6301> 2314円(- 49円) 22,208百万
 3.ホンダ  <7267> 2980円(- 40円) 21,550百万
 4.トヨタ自 <7203> 3290円(+  5円) 19,096百万
 5.三菱UFJ<8306>  363円(+  3円) 18,529百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り2030万株 買い2960万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が小幅高、前日比6円(0.07%)
高の9449円で取引終了です。

 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が米国経済の現状に慎重な見方
を示したことを嫌気してNYダウが19ドル安と5日連続安となったこと、ま
た為替が1ドル=79円台後半の円高に振れたことを嫌気して、東京市場は朝
方から売りが優勢。12:44には下げ幅が48円となって9394円まで下
落する場面がありました。ただ、これまでの下落によって割安感が意識されて
おり、下値では押し目買いが入り、加えて5月の景気ウオッチャー調査結果が
2ヶ月連続で改善したことも買いを誘い、引けにかけてはプラスに転じていま
す。もっとも、週末のメジャーSQ算出を控えて上値を買い向かう動きは限定
的、太陽光発電やLNGといったテーマとしての代替エネルギー関連を物色す
る動きが目立ちます。売買代金は概算1兆0299億円、上海総合指数は5ポ
イント(0.2%)高の2750です。

 業種別では、ゴム、繊維、紙パ、海運、石油などが高く、電力ガス、非鉄、
保険、自動車などが下げています。

 個別銘柄では、ソーラー屋根の三晃金属が31円高の386円と大幅高、太
陽光発電システムの販売を手掛けるサニックスが21円高の285円、太陽光
発電システムの設置件数首位級の高島が9円高の255円、住宅用太陽光発電
システム販売・施工のウエストHDが80円高の1406円、太陽電池製造装
置のエヌピーシーが43円高の1838円、太陽電池用シリコン結晶製造装置
のフェローテックが97円高の2184円と年初来高値更新となるなど太陽光
発電関連株が軒並み高。

 原子力発電所が定期検査に入ったまま再稼働できないという状況に陥ってお
り、安全性について地元の理解が得られなければ来春にも国内の全54基が止
まる可能性があると報じられ、代替エネルギーとして太陽光発電が一段と普及
するとの思惑から関連銘柄に物色の矛先が向かっています。

 また、代替エネルギーとしてのLNG(液化天然ガス)関連も連日で値を上
げ、日揮は21円高の2240円と年初来高値更新、千代田化工建設も25円
高の936円と年初来高値更新、日機装が25円高の691円となっています。

 ヤマダ電機が3日連続高、140円高の6760円と年初来高値更新です。
電力不足の長期化懸念を受け、エアコンや冷蔵庫、LED電球など省エネ家電
の需要が拡大しているとあって、恩恵を受けやすい銘柄としての買いが継続し
ています。

 住友大阪セメントが6円高の204円と値を上げています。ベトナムにリチ
ウムイオン電池材料の新工場を建設すると発表。新工場の稼働で基幹材料の正
極材の生産能力を現在の150トンから14倍の2150トンに一気に引き上
げるとしており、電気自動車(EV)の普及拡大などを背景とした需要取り込
みに期待が高まっています。

 その他、東鉄工業が24円高の710円、リンナイが30円高の5730円
と年初来高値更新、好業績でリチウムイオン電池関連のダイソーが22円高の
277円、鍵・ガラス・水回り等日常生活のトラブル解決事業のJBRが52
00円高の8万4000円と年初来高値を更新となっています。

 尚、東京電力は一時194円と200円を割り込み、上場来安値を更新。終
値は16円安の200円ちょうどとなっています。

 本日の新高値銘柄は、日揮、エムスリー、JBR、トーカロ、サニックス、
ドクターシーラボ、リンナイ、タクマ、千代田化工建設、JUKI、ニチコン、
サンリオ、田淵電機、フェローテック、ヤマダ電機・・・等々です。



☆相場コメント

 それにしましても「太陽光発電」関連株がよく上げます。例えば、ソーラー
屋根を手掛ける三晃金属の本日の終値は31円高の386円ですが、今年の年
初は177円であり、これで2倍超となっています。また、太陽光発電システ
ムの設置件数で首位級の高島の本日の終値は9円高の255円ですが、年初は
134円であり、ここまで90%の上昇。太陽電池用シリコン結晶製造装置の
フェローテックの本日の終値は97円高の2184円ですが、年初は1118
円でしたので、これで95%の上昇といった具合です。

 先々週(5月28日)の増刊号にて、『一目で分かる主な太陽光発電関連銘
柄!』として特集を組ませて頂きましたが、その直後から一気に勢いづいて上
げ幅急拡大となっていますが、今一度、その関連銘柄をご確認しといて頂けれ
ばと思います。

 尚、先週(6月4日)の増刊号の特集『一目で分かる主なLNG発電関連銘
柄!』の中から、日揮と千代田化工建設が連日のように年初来高値を更新して
きており、こうした動きも見逃せません。


 『一目で分かる主な太陽光発電関連銘柄!』(5月28日増刊号)

  → http://www.aqua-inter.com/mailmag/cat3/post_2329.html




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【2】主な材料                          **
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・IPO正常化へ、6月は6社上場 震災後の見送りムード後退

・5月の街角景気、現状判断2カ月連続改善 基調判断上方修正

・5月の対内株式、8カ月連続の買い越し 差し引き388億円

・5月上中旬の貿易収支、赤字額が前年比2.3倍 過去最高に

・5月の全国銀行貸出残高、18カ月連続マイナス 減少率縮小

・5月の倒産件数、1年10カ月ぶりに増加 商工リサーチ調査

・ゴールドマン、東京証券取引所の株式買い増し 第2位株主に

・任天堂、新ゲーム機「Wii U」を発表 タッチパネル採用

・EUの欧州委員会、クロアチアの2013年のEU加盟を提案

・米フォード、世界販売台数を年800万台に 現在の5割増し



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【3】主な投資判断                        **
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[ドイツ証券]
 据置き   A (4631) DIC        270→   300円

[クレディS証券]
 引下げ A→B (6767) ミツミ電機     2,000→   950円

[JPモルガン証券]
 引上げ B→A (8306) 三菱UFJFG    410→   480円
 引上げ B→A (8316) 三井住友FG    2,700→ 3,200円

[UBS証券]
 引上げ B→A (9101) 日本郵船           350円
 引上げ B→A (9104) 商船三井           500円
 引上げ B→A (9107) 川崎汽船           320円

[ゴールドマンS証券]
 据置き   B (5803) フジクラ       440→   400円
 引上げ C→B (9984) ソフトバンク    3,700→ 3,300円

[野村証券]
 据置き   A (4966) 上村工業          5,200円

[三菱UFJMS証券]
 引上げ B→A (3789) ソネット      33万→38.5万円
 引上げ B→A (9107) 川崎汽船       300→   330円
 引下げ A→B (1963) 日揮        2,300→ 2,400円
 引上げ C→B (6366) 千代田化工建設    570→   850円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※価格:各証券会社が判断する妥当株価



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【4】需給と株価                         **
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 株価の変動要因には、個別材料、業績、景気、政策、金利、為替、季節的要
因、投資家心理、世界情勢等があげられます。その時々の相場状況によりクロ
ーズアップされるものが違いますが、それぞれの要因は影響し合っています。

 また、「株価は需給で決まる」と言われますように、買いたい人(需要)が
多ければ上がりますし、売りたい人(供給)が多ければ下がります。もちろん、
上記にあるような要因(相場環境)が最終的に「需給」として相場に影響する
ものであり、その需給も上記にあるような要因(相場環境)によって常に変化
します。

 需給動向を相場観の中に含めることは大変重要です。しかし、活字やニュー
スで耳にする需給動向は結果論的な側面もあり、需給に重きを置き過ぎた故に
タイミングを間違えるケースもあります。

 「安いところで買い、高いところで売る」ということは、当然ながら需給が
悪い時に買い、需給が良好な場面で売るということになります。

 一方、価格が形成される過程において多数側に追随するということは、条件
面では相対的に不利になります。

 つまり、買い手が多い時に高い価格で買い付け、売り手が多い時に安い価格
で売ることになるということです。その先に続く同一方向への大きな流れの中
でのそれは理に叶いますが、底や天井付近でのそれは致命的な失敗につながる
可能性があります。需給に追随し過ぎるということは、そういう危険性もはら
むということです。

 必ずしも「需給に向え」ということではありません。相場観測とはつまり需
給動向を読むことであり、需給が良くなればそれだけチャンスも増えます。た
だ、個々にどの程度のスパン(期間)で相場に臨むかによって目の前の需給に
対するスタンスは異なってくるという認識も必要です。


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【5】編集後記                             mailto:aqua@aqua-inter.com
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興味や知識がなくても聞こえてくる「AKB選抜総選挙」の話題。その3回目
の結果が明日発表されるそうです。総選挙の投票券が封入されている21枚目
のシングルは、発売2日目にして百万枚のセールスを達成。一人で数百枚、数
千枚と購入する人もいるそうで、だとすれば百万・千万円単位の資金を同じ楽
曲の入ったCDにつぎ込んでいることになります。「AKB」いうビジネスモ
デルは、ヒットを生み出すセールスの手法としてビジネススクールで取り上げ
られてもおかしくない題材です。
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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =5年連続受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2010 http://melma.com/contents/moy2010/ 
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   「ハロー!株式」 3年連続での『総合大賞』

    (06年と07年はマネー部門賞第1位)

◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon 
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   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年はコンテスト実施せず)


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