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――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ┏━━━━┓ ┃株式投資┃ “ 相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育つ ” ┗━━━━┛ 『アクア・スペシャル版』 → https://www.aqua-inter.com/special/post.cgi 株式投資のPARTNER ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◎ ハロー!株式 ◎ 2011/06/02 夕刊 ・・・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・・ こんばんは。aquaです。 米通信社が最近伝えた話ですが、32歳の中国人がポルシェのSUV(スポ ーツ型多目的車)「カイエン」を購入するため販売店を訪れたところ、あいに くカイエンは品切れ(2年待ち)だったため、しかたなく「911カレラ」を 購入して帰ったそうです。 尚、カイエンの上海での車両価格は最安モデルで89万3千元(約1120 万円)、911カレラは最低でも142万4千元(約1780万円)で、同車 種の米ニューヨークでの車両価格は4万7700ドル(約390万円)と7万 9000ドル(約640万円)です。中国においてドイツ車の人気は高く、B MWやベンツなども同様に、米国と比べ倍以上の値付けで飛ぶように売れてい ます。 月次で発表される中国の経済指標には変動もありますが、規模と成長性でこ れだけ有望な市場は、いま世界中を見渡しても中国以外にありません。 そうした中国市場への入り口として、世界的な企業が香港株式市場で株式を 新規公開(IPO)するケースが相次いでおり、同市場はIPOによる資金調 達額でロンドンやニューヨーク、東京市場を上回り、世界最大のIPO市場と なっています。 最近の動向としては特に欧米の有名ブランドのIPOが目立ちますが、その 狙いは、プレミアム付きの価格で株式を売り出せ資金調達が容易であることに 加え、急成長する中国で自社ブランドの知名度を向上させることにあります。 昨年はフランスの自然派化粧品のロクシタンが香港株式市場に上場を果たし、 現在すでにニューヨーク市場に上場している皮革品大手のコーチは香港市場へ の重複上場を計画。旅行カバン最大手の米サムソナイトや高級ファッションブ ランドの伊プラダがIPOの場として、ロンドンやニューヨークではなく香港 市場を選んでいます(それぞれ今月16日と24日に香港上場)。 ちなみに、自動車の新車販売台数で中国はすでに世界一の市場となっていま すが、ファッション、化粧品、腕時計などの高級品の購入額でも4年内に世界 最大の市場になる見込みです。 …………………………………………………………………………………………… ~目次~ 編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ] …………………………………………………………………………………………… 1.今日の相場 2.主な材料 3.主な投資判断 4.政権と株価 5.編集後記 ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【1】今日の相場 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ◎日経平均 9555.04(-164.57)▼1.69% ◎TOPIX 825.76(- 13.65)▼1.63% ◎売買高概算 20億7081万株 ◎売買代金概算 1兆3618億円 ◎時価総額 282兆5420億円 ◎値上り銘柄数 191 ◎(昨年来)新高値 12 ◎値下り銘柄数 1390 ◎(昨年来)新安値 13 ◎変わらず 87 ◎騰落レシオ(25日)86.02% ◎サイコロ(日経平均)5勝7敗 ○●●●○●○●●○○● 41.7% ◎カイリ率(日経平均)25日線比-1.05% 75日線比-3.23% ◎為替 (対ドル) 80.96 (対ユーロ)116.37 ◎出来高上位 1.東電力 <9501> 305円(+ 6円)118,137千株 2.みずほ <8411> 125円(- 1円)115,892千株 3.三菱UFJ<8306> 374円(- 6円) 69,102千株 4.不動テトラ<1813> 160円(+ 1円) 52,428千株 5.日立 <6501> 463円(- 10円) 47,724千株 ◎売買代金上位 (円) 1.ソフトBK<9984> 3020円(-130円) 38,127百万 2.東電力 <9501> 305円(+ 6円) 35,116百万 3.トヨタ自 <7203> 3270円(-110円) 29,543百万 4.三菱UFJ<8306> 374円(- 6円) 25,776百万 5.三井住友 <8316> 2336円(- 30円) 25,375百万 ◆相場概況 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1380万株 買い1420万株 本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅安、前日比164円(1.69 %)安の9555円で取引終了です。 昨晩のNYダウが279ドル安、為替がドル・ユーロともに円高に振れたこ とも嫌気し、朝方から売りが優勢。9:18には下げ幅が200円を超えて9 517円と節目として強く意識される9500円に接近する場面がありました。 内閣不信任決議案を前に様子見気分が強まりましたが、管首相の辞任示唆の前 後の相場の反応は鈍く、市場は政局には冷静。米国や中国の景気に対する警戒 感、また香港や上海、韓国などアジア主要市場が下落していることが相場の重 石となり、終日9550円を中心に安値圏でもみ合う展開となっています。売 買代金は概算1兆3618億円、上海総合指数は38ポイント(1.4%)安 の2705です。 業種別では、水産、電力ガス、食品がしっかり。石油、紙パ、不動産、自動 車、非鉄などの下げが目立ちます。 個別銘柄では、眼鏡市場を全国展開するメガネトップが17円高の978円 と連日で年初来高値更新、一時は1005円と1000円の大台に乗せる場面 がありました。昨日の引け後、5月の既存店売上高が前年同月比15.3%増 と発表した。5ヶ月連続のプラスで増加率が4月の13.6%から拡大してお り、収益向上への期待から物色の矛先が向かっています。新商品の「フリーフ ィット」や「ゼログラ」が好調です。 茶葉製品・緑茶飲料最大手の伊藤園が23円高の1407円と連日で上昇。 昨日発表した2012年4月期業績予想で増収増益の見通しを示し、好感した 買いが入っています。2012年4月期連結業績予想は、売上高が前年比2. 4%増の3600億円、営業利益が1.8%増の180億円、当期利益が4. 2%増の80億円と好調です。「お~いお茶」「充実野菜」など個別ブランド の強化を進め業績向上に繋げるとしています。 技術者派遣のメイテックが4日連続高、10円高の1669円となっていま す。2012年3月期に現時点で予想する連結純利益26億円の全額を株主配 分に振り向ける方針と報じられ、好材料視した買いが入っています。内訳は配 当が約19億円で自社株買いが約7億円。株主への利益配分の強化が好感され ています。3月末の手元資金は239億円と1年前より6割増加しています。 尚、東京電力は一時4月6日に付けた上場来安値292円を下回り、282 円まで下落する場面がありました。福島第1原発事故の収束や被害者への補償 問題などが進まない中、政局混迷や格付け会社による格付けの引き下げが相次 ぎ、資金調達などを懸念した処分売りが出ています。ただ、昼からは解散・総 選挙の可能性が遠のいたことをきっかけに買いが入り、終値は6円高の305 円となっています。 その他、太陽光発電関連としてソーラー屋根の三晃金属が14円高の384 円と値を飛ばして年初来高値更新、小沢関連とも言われる福田組が19円高の 260円、エコキュートのコロナが24円高の833円、汚染土壌の調査・浄 化処理のダイセキ環境ソリューションが3900円高の19万2000円、ヤ マダ電機が80円高の6680円と年初来高値更新です。 本日の新高値銘柄は、三晃金属、TSI、ハリマ化成、タツタ電線、カナレ 電気、JUKI、東京製綱、メガネトップ、ヤマダ電機・・・等々です。 ★ 『 アクア・スペシャル版 』 ★  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ビギナーの方も、なかなか上手くいかないという方もどうぞご活用ください。 ◆お申込みは・・・ https://www.aqua-inter.com/special/post.cgi ◆ ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【2】主な材料 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ・菅首相、退陣の意向を表明 震災と原発の対応に一定のメドで ・鳩山氏「復興法案と二次補正編成にメドが付いたら」首相退陣 ・不信任案否決 鳩山氏反対票 小沢氏欠席 松木謙公氏賛成票 ・1―3月期の法人企業統計、設備投資3%増 被災企業含まず ・個人消費は「徐々に前向き」 日銀審議委、自粛ムード後退で ・メガネトップ、5月既存店売上高5カ月連続増 増加率も拡大 ・ファストリ、5月ユニクロ売上高2カ月ぶり減少 気温低下で ・5月第4週の部門別動向、海外投資家は30週ぶりに売り越し ・中国、外国人の永住で中国版グリーンカードの申請条件を緩和 ・5月の米新車販売、9カ月ぶりの減少 東日本大震災の影響で ・マイクロソフト、新たな基本ソフト「ウィンドウズ8」を公開 ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【3】主な投資判断 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ [ドイツ証券] 据置き A (8801) 三井不動産 2,100→ 2,200円 据置き A (8802) 三菱地所 1,900→ 2,000円 据置き A (8830) 住友不動産 2,500→ 2,550円 [メリルリンチ証券] 据置き A (4536) 参天製薬 3,800→ 4,000円 引上げ C→A (9697) カプコン 1,320→ 2,110円 引下げ B→C (9684) スクウェアエニ 1,500→ 1,400円 [クレディS証券] 引上げ B→A (5302) 日本カーボン 200→ 320円 据置き A (5563) 日本電工 720円 [ゴールドマンS証券] 引上げ B→A (6301) コマツ 3,150→ 3,000円 引上げ B→A (6471) 日本精工 830→ 940円 引下げ A→B (6302) 住友重機 680→ 630円 引下げ A→B (6305) 日立建機 2,500→ 1,900円 [シティG証券] 据置き A (4535) 大正製薬 2,300→ 2,500円 引上げ B→A (6503) 三菱電機 1,100→ 1,180円 据置き A (6967) 新光電工 1,300→ 1,200円 据置き A (6981) 村田製作所 2,500→ 2,100円 据置き A (7741) HOYA 2,000→ 2,200円 [野村証券] 据置き A (1662) 石油資源開発 4,700→ 5,500円 据置き A (6594) 日本電産 9,000→ 9,200円 据置き A (7747) 朝日インテック 2,500円 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記 ※価格:各証券会社が判断する妥当株価 ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【4】政権と株価 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 株価は政策によっても動きますが、長期政権だと株価が上昇するという傾向 も以前から指摘されています。 例えば通算の在任期間が1806日に達した中曽根総理の時は、在任期間中 の日経平均株価は2.9倍にまで上昇。中曽根総理の在任期間を超えた小泉総 理の時は11%の上昇となっています。 しかし一概にそうとは言えず、実際には長期政権=株価上昇というよりは、 株価上昇(好景気)が政権を持続させるという構図が正しいと言えます。 中曽根氏の1982年の第一次から87年の第三次までの在任期間はバブル への助走期間と重なり、87年2月には民営化された電電公社が日本電信電話 株式会社として上場し、世の中が財テクブームに沸いた頃です。 続く竹下総理(在任期間576日)の時は、消費税導入やリクルート問題な ど様々ありましたが、バブルの好景気に乗り、日経平均は48%上昇していま す。 小渕政権は1998年から2000年まで616日続き、時あたかもITバ ブルの頃で、在任期間中の日経平均は26%の上昇となっています。 一方、通算在任期間387日の森総理は、ちょうどITバブルの崩壊と重な り、日経平均は在任期間中に32%下落しました。 ___________________________________ 【5】編集後記 mailto:aqua@aqua-inter.com  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 参考までに第三次小泉内閣以降の歴代総理の在任期間を列記しますと、安倍晋 三総理が366日、福田康夫総理が365日、麻生太郎総理が358日、鳩山 由紀夫総理が266日、菅直人総理が本日現在で359日となっています。 ___________________________________ ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =5年連続受賞= ◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2010 http://melma.com/contents/moy2010/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「ハロー!株式」 3年連続での『総合大賞』 (06年と07年はマネー部門賞第1位) ◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「ハロー!株式」 マネー部門 第1位 (06年から08年まで連続受賞、09年はコンテスト実施せず) ====================================================================== ●内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は 一切の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判 断でなさるようにお願いいたします。 ●ご意見、ご感想、広告に関するお問い合わせ等は下記までお願いいたします。 → mailto:aqua@aqua-inter.com ●無料メールマガジンの配信登録・登録先変更、登録解除は下記にてご自身に てお願いいたします。→ http://www.aqua-inter.com/mailmag/list.html ●配信についての連絡事項やバックナンバーは本誌ホームページをご参照下さ い。 → http://www.aqua-inter.com/ ====================================================================== 発行:アクアリンクス株式会社 関東財務局長(金商)第2282号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━