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━━━ これまで株でうまくいかない方・ビギナーの方へ毎週お届け ━━━ ア┃ク┃ア┃ ス┃ペ┃シ┃ャ┃ル┃版┃ ━┛━┛━┛ ━┛━┛━┛━┛━┛━┛ 「いつ、どの銘柄を買えばいいの?」「現在の相場をどう見ればいいの?」 独自の観点でaquaが分りやすく解説します。 ■■ お申込みは・・・ https://www.aqua-inter.com/special/post.cgi ■■ 株式投資のPARTNER ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◎ ハロー!株式 ◎ 2011/08/02 朝刊 ・・・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・・ おはようございます。aquaです。 このところ、「米債務上限引き上げ」という言葉を頻繁に耳にするかと思い ます。では、「一体、米債務上限とは何か?」となる訳ですが、米債務上限と は、アメリカ合衆国の連邦政府が負っても良いとされる総債務残高の上限のこ とです。 債務上限は、連邦議会の可決により決められており、債務の上限を引き上げ る必要がある場合は、政府が法案を提出し、議会の可決により承認されれば新 たな債務の上限が設定されます。 現在の連邦債務の上限は、2010年2月に議会が決定した14兆2940 億ドルです。今年の5月には連邦債務が現行上限の14兆2940億ドルに既 に達しており、政府は議会に債務の上限引き上げを提案していました。 その上限引き上げが議会で承認されるか否かが世界的に注目を集めている訳 ですが、取り敢えずは、与野党の指導者間でその債務上限を2.1兆ドル引き 上げ、その条件として今後10年間で2.5兆ドルの財政赤字を削減すること で合意に達しています。 もっとも、連邦債務上限引き上げが合意となったものの、米国債の格下げリ スクはなお消えず、昨晩のNY市場では円高が進行。一時は大震災後の3月1 7に付けた最高値1ドル=76.25円に急接近する場面がありました。 …………………………………………………………………………………………… ~目次~ 編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ] …………………………………………………………………………………………… 1.NY市況 2.主な注目材料とニュース 3.心に残る名言 ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【1】NY市況 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ □ダウ工業株 12132.49(- 10.75)▼0.09% □ナスダック 2744.61(- 11.77)▼0.43% □S&P500 1286.94(- 5.34)▼0.41% □CME日経225先物 9825 (-145)※大証比 □為替 (対ドル) 77.26 (対ユーロ)110.09 □半導体株指数 386.93(- 0.01) □NY原油先物( 9月限) 94.89(- 0.81) □NY金 先物(12月限)1621.70(- 9.50) □バルチック海運指数 1256 (- 8) 週明け1日のNY株式市場は値動きの荒い展開。大幅高で始まり、大幅安に 転じた後、引けにかけて下げ幅を縮小。ダウは小幅ながら、約1年1カ月ぶり の7日続落です。 オバマ大統領が前夜の記者会見で「米議会指導者が連邦債務の上限引き上げ で合意に達した」と述べ、米国債の債務不履行(デフォルト)が回避できると の期待を背景に指数は大幅高で取引開始。ダウは寄り付き直後に139ドル高 まで上昇しました。 しかし、債務上限引き上げに関する法案が実際に採決されるかどうかは不透 明で、米国債格下げへの根強い懸念が相場の上値を圧迫しました。午前10時 に発表された米供給管理協会(ISM)の7月の製造業部門景気指数が事前予 想以上に低下し、2年ぶりの低水準となったことで景気減速懸念が拡大。市場 では一転して売りが膨らみ指数は急落。ダウの下げ幅は一時145ドル安まで 拡大しましたが、売り一巡後は引けにかかて下げ幅を縮小させています。量的 緩和策(QE3)についての報道も相場の下支えとなったようです。 業種別では、通信と公益が上昇。一方、ヘルスケア、一般消費財、資本財、 素材などの下落が目立ちました。 個別では、4―6月期決算が市場の予想ほど悪化しなかった保険会社のオー ルステートが上昇。一方、好決算を手掛かりに上昇して始まったヒューマナは 下落に転じています。来年の公的医療保険制度の給付が大幅に削減される見通 しからユナイテッドヘルスケアやウェルポイントなど医療保険関連の下落が目 立ちました。 スリーエムやゼネラル・エレクトリック、ボーイングなど指数に影響の大き い大型株は、債務上限引き上げ合意を好感して上昇して始まりましたが、その 後発表されたISM製造業景気指数が予想以上に悪化したことから下落に転じ ています。 一方、先週末に好決算を発表したシェブロンが高く、建機最大手のキャタピ ラーや通信大手のAT&T、ベライゾンなどが上昇しています。ハイテクセク ターではマイナスに転じた銘柄が多かったものの、同セクター時価総額最大の アップルが上昇し、画像処理用半導体大手のエヌビディアが大幅高となってい ます。 ダウ構成銘柄では、キャタピラー、ベライゾン、シェブロンなど9銘柄が上 昇。一方で、メルクやファイザー、ホームデポ、トラベラーズなど21銘柄が 下落しています。 NY原油先物は弱い経済指標を受けて続落。前日の相場で最高値をつけてい たNY金先物は利益確定の売りで反落しました。 CME日経225先物はドル建てが9825(大証比145円安)、円建て は9815(同155円安)で取引を終了しました。 ★ 『 アクア・スペシャル版 』 ★  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ビギナーの方も、なかなか上手くいかないという方もどうぞご活用ください。 ◆お申込みは・・・ https://www.aqua-inter.com/special/post.cgi ◆ ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【2】主な注目材料とニュース ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ☆注目材料 昨晩のNYダウは7日連続安。前日比10ドル安の1万2132ドルとなっ ています。 シカゴ日経平均先物は9825円と昨日の東京市場の日経平均株価9901 円と比べて140円ほど安い水準となっています。 今朝6:00現在の円相場は、対ドルで1ドル=77円20銭前後と円高が 進行しています。アメリカ国債の格付け引き下げ懸念に加え、昨日発表された 米経済指標が市場予想を下回ったことなどが要因となっています。一時76円 29銭を付け、戦後最高値(76円25銭)を記録した大震災直後の3月17 日以来の水準に急接近する場面がありました。対ユーロも円高が進行、1ユー ロ=110円00銭前後で推移しています。 政府・日銀は円相場が戦後最高値に迫ったのを受け、円高是正に向けた緊急 策の検討に入っています。政府は円売り・ドル買い介入の準備、日銀は追加金 融緩和への調整を始めています。尚、米国は日本の円売り介入に容認姿勢を示 しています。 NY金価格は、前日比9.5ドル安の1トロイオンス=1621.7ドルと 2日ぶりに値下がりしています。 NY原油は2日連続安。前日比0.81ドル安の1バレル=94.89ドル となっています。 昨日の東京市場は日経平均株価が大幅高。前週末比131円高の9965円 と4日ぶりに上昇しています。取引時間中に1万0040円まで上昇し、一時 1万円の大台を回復しています。 次の節目として、7月8日の戻り高値1万0207円、そして大震災当日の 終値1万0254円が意識されます。この水準を上回れば今年の年初来高値( 2月17日)1万0891円が射程圏に入ってきます。 ホンダは昨日、12年3月期通期の連結業績予想を上方修正しています。大 震災による部品の供給不足や調達網が想定以上に改善したとして、売上高を従 来予想の8兆3000億円から8兆7000億円に、営業利益は2000億円 から2700億円にそれぞれ増額しています。四輪車の世界販売台数見通しも 前回予想の330万台から343万5000台に引き上げています。 トヨタ自動車は昨日、中国での7月新車販売台数が前年同月比28.4%増 の約8万2500台だったと発表しています。3月以来、4ヵ月ぶりにプラス に転じています。 本日は、「トヨタ」、半導体大手の「ルネサステクノロジー」、総合商社の 「三井物産」などが決算発表を予定しています。 16:00に7月29日時点の3市場信用取引残高が発表されます。前回発 表分(7月22日時点)は、買い残が前週比49億円減の1兆5328億円と 2週ぶりに減少しています。一方、売り残は前週比123億円増の6639億 円と2週ぶりに増加しています。信用倍率は前回(7月15日時点)の2.3 6倍から2.31倍となっています。 海外では、米連邦債務の上限引き上げ期限、7月の米新車販売台数の発表、 豪中銀理事会などが予定されています。 本日、決算発表を予定している主な企業は以下の通りとなっています。 【13:00台】 旭化成(3407)、東ソー(4042)、三井物(8031)、 住友商(8053) 【14:00台】 ニチレイ(2871)、菱ガス化(4182) 【15:00台】 日ハム(2282)、イビデン(4062)、コスモ石(5007)、 出光興産(5019)、クボタ(6326)、ルネサス(6723)、 トヨタ(7203)、バンナムHD(7832)、 NTTデータ(9613)・・・等々。 ◆主なニュース ・政府、円高是正へ介入準備、米も容認 日銀は追加緩和検討 ・生産拠点の8割、震災前水準を回復 6月時点、経産省調べ ・企業年金運用、株安に抵抗力 債券・新興国株式シフト成果 ・住宅ローン「フラット35」の金利優遇、申請は来月末まで ・福島第1で放射線10シーベルト計測 最高値、屋外配管で ・LNG基地で中国開拓 IHI、丸紅などと業務を一括受注 ・地デジ完全移行1週間、薄型TV販売半減 テコ入れに苦心 ・塩野義、中国製薬を買収 143億円投じ、現地に本格参入 ・自動車の国内生産、円高対応で再編 日産は九州工場を分社 ・米債務上限問題、議会が採決へ調整 景気下押し懸念強まる ◆経済指標等 ・マネタリーベース(7月、日銀) ・毎月勤労統計(6月速報値、厚労省) ・ユーロ圏生産者物価指数(6月) ・米チェーンストア売上高(先週分) ・米大規模小売店売上高(先週分) ・米新車販売台数(7月) ・米個人消費支出(6月) ・米個人所得(6月) ◆その他 ・主な決算 森永菓(2201:アイス、ゼリー飲料は節電による特需で好調維持) 山パン(2212:パンシェア4割の最大手。不二家を子会社化) 日ハム(2282:食肉、ハム・ソーセージ首位。茨城工場復旧) アサヒG(2502:ビール類シェア首位。ミネラル水に震災特需) ニチレイ(2871:冷蔵倉庫とブランド別冷凍食品で首位) 旭化成(3407:住宅の好調持続。電子部材や医薬、建材も増勢) 昭電工(4004:ハードディスク外販首位。石化好転、電極も伸長) 東ソー(4042:特殊ゴムの前期増産がフル寄与。傘下にオルガノ) エーザイ(4523:認知症薬などを世界展開。がん関連の米社買収) 小野薬(4528:国際展開本格化。バイオ医薬品開発に注力) コスモ石(5007:稼働停止続く千葉製油所の固定費重い) 出光興(5019:北欧等で上流の原油開発。有機EL材料育成中) クボタ(6326:アジアで好調。環境システムは復興需要も) ルネサス(6723:半導体世界5位級。村田製に事業売却) トヨタ(7203:生産、販売世界首位の自動車メーカー) 富士重(7270:トヨタが筆頭株主。航空機も) 三井物(8031:鉄鉱石、原油の生産権益量は商社断トツ) 住友商(8053:鋼管・鋼材強い。ブラジル鉄鉱石権益の利益貢献) NTTデータ(9613:省庁、金融機関向け大型システム受託に強み) ・豪中銀理事会(金利発表) ・海外決算 ファイザー(ダウ採用、医薬)、ADM(農産物加工・販売)、 アメリカン・タワー(通信施設運営)、コーチ(高級皮革製品)、 NYSEユーロネクスト(取引所運営) ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【3】心に残る名言 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ かつては、 「平和」のために軍備が拡張せられねばならぬと言はれた。 今は「平和」のために軍備が縮小せられねばならぬと言はれる。 「平和」がそれを聞いたら何と答えるだろう。 島崎 藤村(二三の事実) THANK YOU FOR READING MY MAIL MAGAZINE! by aqua  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ◆8月2日 今日は何の日? 六輝:先負 カレーうどんの日、バブリシャスの日、バズの日、ビーズの日、ハーブの日、 金銀の日、ホコ天記念日、博多人形の日、パンツの日、土用二の丑 ~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =5年連続受賞= ◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2010 http://melma.com/contents/moy2010/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「ハロー!株式」 3年連続での『総合大賞』 (06年と07年はマネー部門賞第1位) ◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「ハロー!株式」 マネー部門 第1位 (06年から08年まで連続受賞、09年はコンテスト実施せず) 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