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こんばんは。aquaです。

 明後日の9月11日は世界を震撼させた米同時多発テロからちょうど10年、
そして東日本大震災から6カ月の節目を迎えます。

 同時多発テロ以降、世界経済は激動しました。たとえば米金融当局の低金利
政策が資産バブルを生み、やがて崩壊。その衝撃波が金融危機となって世界に
広がりましたが、そのショックからは一旦立ち直りをみせています。

 なお、同時多発テロ発生前と現在の米GDP(名目国内総生産)を比べます
と約5割増えており、NYダウも当時の水準を18%程度上回っています。ダ
ウは世界金融危機を引き起こしたリーマンショック経て2009年3月につけ
た安値からは8割高い水準にあります。

 ただ、その間、経営が行き詰まった保険大手アメリカン・インターナショナ
ル・グループ(AIG)と米銀大手シティグループがダウ構成銘柄から外れ、
破綻したゼネラル・モーターズ(GM)も構成銘柄から除外されました。

 継続してダウ構成銘柄だった銘柄も過去10年で株価は大きく変動。キャタ
ピラーの株価は過去10年で3.6倍、マクドナルドは3倍、その他エクソン
モービルやシェブロンなどの上昇も目立ちます。一方、バンク・オブ・アメリ
カは途中メリルリンチを救済しグループ傘下におさめるなどしましたが、株価
はおよそ4分の1と低迷しています。

 一方、東日本大震災から半年。東証1部上場銘柄の騰落は、上昇率上位には
不動テトラ、若築建設、ダイセキ環境ソリューション、福田組、グリーなどの
銘柄が並び、下落率上位は東京電力、エルピーダメモリ、高岳製作所、ミツミ
電機、フルキャストなどの順となっています。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.投資の肴

 5.編集後記






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均   8737.66(- 55.46)▼0.63%
◎TOPIX   755.70(-  1.71)▼0.23%

◎売買高概算  22億0896万株
◎売買代金概算  1兆6636億円
◎時価総額  259兆9089億円

◎値上り銘柄数 691  ◎(年初来)新高値 38
◎値下り銘柄数 818  ◎(年初来)新安値 41
◎変わらず   147

◎騰落レシオ(25日)99.80%

◎サイコロ(日経平均)8勝4敗 ○○○○○○●●●○○● 66.7%

◎カイリ率(日経平均)25日線比-1.58% 75日線比-7.56%

◎為替  (対ドル) 77.46  (対ユーロ)107.53

◎出来高上位
 1.みずほ  <8411>  113円(+  2円) 77,175千株
 2.太平洋セメ<5233>  127円(+  4円) 57,801千株
 3.三菱UFJ<8306>  332円(+  5円) 46,385千株
 4.東芝   <6502>  298円(-  1円) 33,146千株
 5.日立   <6501>  385円(-  7円) 32,405千株

◎売買代金上位                           (円)
 1.ファナック<6954>10730円(-880円) 73,477百万
 2.ファストリ<9983>14630円(+260円) 40,826百万
 3.グリー  <3632> 2650円(+ 45円) 33,800百万
 4.ソフトBK<9984> 2744円(+ 22円) 32,758百万
 5.コマツ  <6301> 1797円(- 84円) 32,758百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1150万株 買い1160万株

 本日の東京マーケットは、日経平均株価が前日比55円(0.63%)安の
8737円で取引終了です。

 昨晩のNYダウが119ドル安となったこと、また為替が1ユーロ=107
円台中の円高に進行したことを嫌気して朝方から輸出関連中心に売りが先行。
一時は食品など内需株の上昇を支えにプラスに転じる場面もありましたが、主
要7ヶ国(G7)財務省・中央銀行総裁会議を控えた週末ということもあり、
上値を買い上がる動きは限定的。大引けにかけては買い手控え気分が強まり、
再びマイナスに転じています。尚、オバマ米大統領が日本時間朝方に総額44
70億ドル(約35兆円)の景気・雇用対策を発表。事前に伝わっていた30
00億ドルを上回ったことを一時好感する場面もありましたが、議会で承認さ
れるか否か不透明感もあり、積極的な買い材料とはなっていません。SQ値は
8732円、売買代金は概算1兆6636億円、上海総合指数は小幅安、1ポ
イント(0.05%)安の2497です。

 業種別では、水産、紙パ、食品、銀行、ゴム、陸運などが高く、機械、海運、
石油、電機、鉄鋼などが下げています。

 個別銘柄では、ドクターシーラボが1万9500円高の48万6000円と
上場来の高値を更新。一時は49万9000円まで買われ、ほぼ50万円を達
成となっています。昨日の引け後に2012年7月期の連結純利益が前期比1
0%増の66億円の見通しと発表。5期連続で最高益を更新する見通しであり、
好業績を好感する買いが入っています。年間配当を7900円と前期より12
00円増やす方針を示したことも支援材料となっています。化粧品「アクアコ
ラーゲンゲル」シリーズの販売が好調です。

 ニトリHDが3日連続高、70円高の7720円と値を上げています。電機
や機械など景気敏感株に年初来安値を更新する銘柄が相次ぐなか、業績が堅調
な内需株として物色の矛先が向かっています。また、カルビーが130円高の
3790円、キューピーが11円高の1081円、ハウス食が17円高の14
06円、ヨコレイが5円高の604円、東洋水産が7円高の2067円と、い
ずれも年初来高値更新。景気変動に業績が左右されにくいディフェンシブ・ス
トックとして継続した買いが入っています。

 ボウリング・ゲーム・カラオケ複合店を全国展開するラウンドワンが59円
高の659円と大幅高。昨日の引け後に8月の既存店売上高が前年同月比4.
2%増だったと発表。7月の4.3%増に続いて堅調で、5ヶ月連続のプラス
となったことを好感した買いが入っています。

 積水ハウスが3日連続高、20円高の708円と値を上げています。昨日の
引け後、2012年1月期の連結営業利益が前期比21%増の680億円にな
る見通しと発表。従来計画から50億円の上方修正となり、好感した買いが入
っています。太陽光発電パネルや制震システムを取り入れた付加価値の高い戸
建て住宅の販売が好調。金利優遇策「フラット35」や住宅版エコポイント制
度など政府の住宅購入支援策も追い風になっています。尚、11年2~7月期
の連結営業利益は前年同期比23%増の325億円です。

 JTが3日連続高、1万0500円高の35万7000円と年初来高値更新
です。政府が保有株を売却することで経営の自由度や株主還元の度合いが高ま
るとの期待からの買いが継続しています。民主党税制調査会の藤井裕久会長が
JT株や日本郵政株の売却に言及するなど政府は復興財源捻出のためにJT株
の売却を検討しています。

 その他、人口流入が続いている関西圏の私鉄株、近鉄が13円高の332円
と商いを伴って年初来高値更新、京阪電鉄も3円高の375円と年初来高値更
新。ジェネリックの日医工が74円高の2128円、復興関連の太平洋セメン
トが5000万株を超える大商いで4円高の127円、映画の東映が14円高
の350円と値を上げています。

 本日の新高値銘柄は、カルビー、ポイント、キューピー、ハウス食、ヨコレ
イ、東洋水産、シップHD、小野薬、ドクターシーラボ、ゼンショー、タムロ
ン、近鉄、京阪電、コナミ、ニチイ学館・・・等々です。





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【2】主な材料                          **
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・米大統領の雇用対策 規模は予想以上 実現性は不透明

・8月の消費態度指数、前月比横ばい 円高等が心理圧迫

・4―6月期GDP、年率1.3%減から2.1%減に改定

・中国の8月CPIは6.2%上昇 3カ月連続で6%台

・中国の8月小売売上高と工業生産、前月比で伸び率鈍化

・米GM、8月の中国新車販売は13%増で過去最高記録

・米当局、10年目を狙ったテロ計画の情報に警備を強化

・米加州で広域停電 原発の緊急停止で500万人に影響

・米GM、8月の中国新車販売は13%増で過去最高記録



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【3】主な投資判断                        **
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[ドイツ証券]
 据置き   A (5713) 住友金属鉱山    1,800→ 1,500円
 据置き   A (8001) 伊藤忠商事     1,500→ 1,200円
 据置き   A (8002) 丸紅         920→   750円
 据置き   A (8031) 三井物産      2,400→ 2,000円
 据置き   A (8053) 住友商事      1,700→ 1,550円
 据置き   A (8058) 三菱商事      3,300→ 2,600円

[メリルリンチ証券]
 据置き   A (4541) 日医工           2,600円
 据置き   A (4553) 東和薬品          5,400円
 据置き   A (4555) 沢井製薬          9,500円
 据置き   A (6471) 日本精工      1,000→   850円
 据置き   A (6473) ジェイテクト    1,600→ 1,300円
 据置き   C (6472) NTN        450→   420円

[ゴールドマンS証券]
 据置き   A (5214) 日本電気硝子        1,160円

[野村証券]
 据置き   A (1824) 前田建設       350→   360円
 据置き   A (1928) 積水ハウス     1,090→ 1,020円

[三菱UFJMS証券]
 引上げ B→A (4768) 大塚商会      5,200→ 6,000円

[大和証券CM]
 引下げ 2→3 (6665) エルピーダメモリ       640円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※価格:各証券会社が判断する妥当株価



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【4】投資の肴                          **
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 同時多発テロが発生した2001年9月9日以降、アメリカは対テロ戦争に
のめり込み、経済的には2000年のITバブル崩壊から米経済はマイナス成
長に陥ります。

 米連邦準備理事会(FRB)は2001年初めから度重なる利下げを断行、
同年9月の同時多発テロ発生時にも緊急利下げを実施し、政策金利のフェデラ
ル・ファンドレート(FF金利)は年初の6.5%から年末には1.75%ま
で急低下、米国金融史上で最も低い低金利政策となりました。最終的には政策
金利は1%にまで低下し、それが2004年5月まで続きます。

 また、BRICs(ブリックス)と呼ばれたブラジル、ロシア、インド、中
国の発展が著しく、エネルギー需要の高まりとともに原油価格が上昇。原油高
で産油国が潤いました。

 米国の超低金利政策とオイルマネーの膨張で世界的な金余り現象が発生しま
す。米国の住宅市場にも大量のマネーが流入し、さらには融資条件の大幅な緩
和によりサブプライムローン(信用度の低い個人向けローン)の残高が急拡大
ました。

 市場の拡大と価格の上昇が続いている間は、信用拡大(リスクの大きい貸し
出しの増加・反対側からみれば借金の増大)もあまり問題になりませんでした
が、住宅価格は2006年半ばをピークに下降し始めます。

 こうなりますと信用拡大の反対、つまり信用収縮がおこり、しかもサブプラ
イムローンから組成された金融商品がいくつかの段階を経て格付けの上では「
リスクゼロ」の金融商品に変貌し広範囲にばらまかれていたため深刻な影響が
でました。

 間もなくベア・スターンズが経営危機に陥り、米政府系住宅金融大手のフレ
ディマックとファニーメイの2社が実質破たん、そしてリーマン・ブラザーズ
の破たんへと加速度を付けて拡大してゆきました。ダウ銘柄でアメリカを代表
する企業でもあったAIGやシティグループ、GMなども立ち行かなかくなっ
てしまいました。

 2001年から2009年あたりまでの経緯はざっとこのような形になりま
す。ちなみに、AIGの代わりにクラフト・フーズ、GMの代わりにシスコシ
ステムズ、シティグループの代わりにトラベラーズが、ダウ構成銘柄採用とな
っています。



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【5】編集後記                             mailto:aqua@aqua-inter.com
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仏マルセイユで10日までの日程で開催される7カ国(G7)財務相・中央銀
行総裁会議は、野田政権が発足してから初の国際会議であり、しかもその檀上
でデビューを果たすのは、これまで経済関係のポスト経験がなかった安住淳財
務大臣です。日本を離れても国民は見ていますのでしっかりと責務を果たして
ほしいものです。
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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =5年連続受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2010 http://melma.com/contents/moy2010/
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   「ハロー!株式」 3年連続での『総合大賞』

    (06年と07年はマネー部門賞第1位)


◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon
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   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年はコンテスト実施せず)


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 発行:アクアリンクス株式会社 関東財務局長(金商)第2282号
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