―――――――――――――――――――――――――――――――――――
      誠意と信頼をお届けする株式投資有料メールマガジン
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

            『アクア・スペシャル版』


 具体的な個別銘柄情報や、一歩踏み込んだ相場観や投資手法に関する解説等
 お役立ち情報満載! 株式投資を考えているすべての方へおすすめします。


◆お申込み・詳細は・・・ https://www.aqua-inter.com/special/post.cgi ◆


株式投資のPARTNER ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

             ◎ ハロー!株式 ◎      2011/09/20 夕刊
 
・・・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・・


こんばんは。aquaです。

 暑かった昨日とは打って変わり、今日は肌寒い一日となりました。「暑さ寒
さも彼岸まで」と申しますが、今日から秋の彼岸入りで、これからは肌寒い日
が多くなりそうな気配です。

 ところで、3・11以降の電力不足によりこの夏は節電に努めた方が多かっ
たと思いますが、今冬も電力不足が続くと見越して関連商戦が早くも熱気を帯
びています。

 ホームセンターなどでは、湯たんぽや防寒テープ(目張り用の隙間テープ)
などの品揃えを拡充し、デパートでも様々な節電・防寒アイテムを紹介・提案
しており、なるほどそうしたやり方や商品もあるのかと関心させられたりしま
す。

 中でも特に売れているのが、電気を使わない暖房として見直されている石油
ストーブです。例年は9月下旬以降に、北国の方から商品が動くのですが、今
年は暑い盛りの8月から、しかも北日本と西日本でほぼ同時に売れ行きが伸び
ているそうです。

 震災発生直後は、電池が売り切れ、ガソリンが手に入らず、紙おむつなども
一時品切れとなり、そうしたことが落ち着いた後も、節電対策で扇風機が入手
困難になったりしました。そうした経験を経て、今冬の節電と寒さ対策は早め
に動く人が多いようです。

 ちなみに、石油ストーブメーカーの株価上昇は以前から話題になっていまし
たが、全般安となった本日の相場でも逆行高・上値追いの展開となっています。
コロナ(5909)は震災直後の安値から倍以上に値上がりし、先週木曜日の
増配発表も好感され年初来高値を更新。同業のダイニチ工業(5951)も震
災直後の安値から2倍超となっており、同じく年初来高値を更新しました。

 

……………………………………………………………………………………………
 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
……………………………………………………………………………………………


 1.今日の相場

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.イベント・スタディー

 5.編集後記






――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【1】今日の相場                         **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞


◎日経平均   8721.24(-142.92)▼1.61%
◎TOPIX   755.04(- 13.09)▼1.70%

◎売買高概算  14億1621万株
◎売買代金概算    9668億円
◎時価総額  259兆8372億円

◎値上り銘柄数  188  ◎(年初来)新高値 24
◎値下り銘柄数 1398  ◎(年初来)新安値 13
◎変わらず     78

◎騰落レシオ(25日)101.92%

◎サイコロ(日経平均)5勝7敗 ●●●○○●●○●○○● 41.7%

◎カイリ率(日経平均)25日線比-0.79% 75日線比-7.01%

◎為替  (対ドル) 76.46  (対ユーロ)104.18

◎出来高上位
 1.東電力  <9501>  308円(- 27円) 73,146千株
 2.みずほ  <8411>  113円(-  2円) 47,607千株
 3.三菱UFJ<8306>  335円(- 10円) 32,651千株
 4.東芝   <6502>  321円(-  4円) 29,549千株
 5.太平洋セメ<5233>  136円(+  1円) 25,652千株

◎売買代金上位                           (円)
 1.東電力  <9501>  308円(- 27円) 23,006百万
 2.グリー  <3632> 2339円(- 54円) 22,531百万
 3.JT   <2914> 368千円(+19千円) 17,610百万
 4.ファナック<6954>11130円(-260円) 17,346百万
 5.トヨタ自 <7203> 2685円(- 49円) 15,034百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り860万株 買い1580万株

 3連休明けの本日の東京マーケットは、日経平均株価が前週末比142円(
1.61%)安の8721円で取引終了です。

 ギリシャの債務不安再燃を受けて昨晩のNYダウが108ドル安。シカゴ日
経先物が8700円まで下落した流れを受けて東京市場も朝方から輸出関連中
心に幅広い銘柄に売りが先行。一時1ユーロ=103円台の円高に進行したこ
と、また米スタンダード&プアーズがイタリア国債の格下げを発表したことも
重石となっています。尚、日本時間の今晩から開催される米連邦公開市場委員
会(FOMC)で金融緩和策が打ち出されるか否か、ここに市場の注目が集ま
っています。売買代金は概算9668億円、上海総合指数は9ポイント(0.
4%)高の2447です。

 業種別では、紙パ、食品、繊維が高く、医薬品がしっかり。海運、保険、証
券、鉄鋼、非鉄などの下げが目立ちます。

 個別銘柄では、住生活Gが5日連続高、11円高の2018円と値を上げて
います。前田武志国土交通相が、住宅を新築・改修した消費者は商品と交換で
きるエコポイント制度を今冬にも復活する方針を表明し、業績の支援材料にな
るとの見方から買いが入っています。

 JTが1万9000円高の36万8000円と値を上げ、年初来高値更新。
政府は、保有するJT株の一部を売却するためにJT法を改正する方針を決め
たと報じられ、材料視した買いが入っています。保有株売却で経営の自由度が
高まるとの期待感が高まっています。JT法は設立時総数の2分の1以上の保
有を義務付けていますが、3分の1超に緩和する方向で売却額は5000億円
程度になる模様です。

 スズキが49円高の1659円と値を上げています。欧州自動車最大手の独
フォルクスワーゲン(VW)が、19.9%を出資するスズキを買収して子会
社化する可能性があると報じられ、現在の株価よりも高い水準でのTOB(株
式公開買い付け)価格による株式買い取りへの思惑に繋がっています。VW首
脳は買収の選択肢は閉め出さないと述べたとしています。

 その他、ウェザーニューズが91円高の2412円と値を飛ばして年初来高
値更新、カカクコムが141円高の2937円、タカラレーベンが19円高の
407円、王子紙が19円高の415円、山パンが41円高の1096円、ミ
ラーレスカメラ関連のタムロンが81円高の2381円と連日で年初来高値更
新、東レが16円高の555円と値を上げています。

 一方、東京電力は27円安の308円と値を下げています。福島第1原発の
原子炉建屋やタービン建屋の地下に、1日当たり200~500トンの地下水
が立て坑や壁のひび割れなどから流入しているとみられると同社は発表。この
地下水流入の報道が売りを誘う要因の一つとなっています。 

 本日の新高値銘柄は、カルビー、東洋水産、JT、あさひ、レンゴー、ロー
ト薬、ウェザーニューズ、三菱食品、タムロン、KDDI、コロナ・・・等々
です。





          ★  『 アクア・スペシャル版 』 ★
           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 ビギナーの方も、なかなか上手くいかないという方もどうぞご活用ください。


 ◆お申込みは・・・ https://www.aqua-inter.com/special/post.cgi ◆


――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【2】主な材料                          **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞


・ギリシャ支援でG20協議 今日にも次回融資実行決定

・9月の月例経済報告、判断据置き 海外リスクには懸念

・8月の百貨店売上高、前年比1.7%減 2カ月連続減

・家計の現預金、過去最高828兆円 6月末 循環統計

・ダイハツ、新型軽自動車はハイブリッド車並みの低燃費 

・IHIにも外部からサイバー攻撃 ウィルス感染はなし

・名古屋市、約110万人に避難勧告 河川の氾濫を警戒

・米S&P、イタリア国債格付け引き下げ シングルAに

・ギリシャ、緊縮策継続の是非をめぐり国民投票を検討か



――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【3】主な投資判断                        **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞


[ドイツ証券]
 据置き   A (3893) 日本製紙          2,500円
 据置き   B (6702) 富士通        490→   400円

[JPモルガン証券]
 引上げ B→A (7740) タムロン      2,100→ 2,900円

[ゴールドマンS証券]
 引上げ B→A (5481) 山陽特殊鋼          595円
 引上げ B→A (6665) エルピーダメモリ   570→   750円
 引下げ A→B (5444) 大和工業      2,950→ 2,500円
 据置き   C (6857) アドバンテスト   1,050→   800円

[クレディS証券]
 据置き   A (6902) デンソー          3,220円
 据置き   A (7259) アイシン精機        3,330円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※価格:各証券会社が判断する妥当株価



――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【4】イベント・スタディー                    **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞


 企業の買収・合併(M&A)や増資、指数組み入れなど、個別銘柄の株価に
影響を与える事象(イベント)の発生が予想される場合、将来から見た現在の
株価の歪みを利用して利益を得ようとする手法を「イベント・ドリブン戦略」
と呼びます。

 例えば、被買収企業の株式を購入すると同時に買収企業の株式をカラ売りす
る「リスク・アービトラージ」などがその例にあたります。

 ただ、株価形成は一般的に複合的なものであり、イベント完了までには様々
な展開やリスクも存在します。そのため、この戦略が必ず成功するとは限りま
せんが、イベント・ドリブンはヘッジファンドの代表的な投資手法の一つとな
っています。

 このような投資手法ができなくても、例えば株式分割や増資の発表、指数へ
の採用等、株価に何らかの影響を与えそうなイベントの発生あるいは発表があ
った際は、市場はどのように反応しどのような株価形成が行われたかを調べ、
知識を得ることができます。このことを「イベント・スタディー」といいます。

 もう少し分かりやすい観点から、例えばサッカーW杯や自動車ショーのよう
な世界的なイベント、新型ゲーム機の発表と発売、新しいOS(PCの基本ソ
フト)の発売、新しいサービスや制度の開始、政治的イベント等々、これらは
予めスケジュールが決まっており、事象の成り行きと株価形成のシナリオを想
定し、検証することも比較的容易です。

 場合によりましては、イベント発生以前に期待先行で既に割高な水準だとい
うこともあるでしょうし、イベント発生時には必ず話題になるであろう銘柄で
も現在は割安な水準に放置されているというようなケースもあるかと思います。

 そういったことを具体的に考えることは投資の幅を広げることにもつながり
ます。



___________________________________
【5】編集後記                             mailto:aqua@aqua-inter.com
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
終息するかに見えては何度もぶり返すギリシャ問題が相場の重石となっていま
すが、東京市場には大幅なディスカウント状態となっている銘柄が数多くあり
ます。例えば、4000億円を超す現預金を保有する双日(2768)の時価
総額が1700億円に過ぎないといった具合です。全体的に言えることですが、
不透明感が払拭され過度の悲観論が解消されれば上方に大きく水準訂正される
はずです。
___________________________________
  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =5年連続受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2010 http://melma.com/contents/moy2010/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 3年連続での『総合大賞』

    (06年と07年はマネー部門賞第1位)


◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年はコンテスト実施せず)


======================================================================

●内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり
 ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は
一切の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断
でなさるようにお願いいたします。


●ご意見、ご感想、広告に関するお問い合わせ等は下記までお願いいたします。
          → mailto:aqua@aqua-inter.com

●無料メールマガジンの配信登録・登録先変更、登録解除は下記にてご自身に
 てお願いいたします。→ http://www.aqua-inter.com/mailmag/list.html

●配信についての連絡事項やバックナンバーは本誌ホームページをご参照下さ
 い。
          → http://www.aqua-inter.com/


========================================================================
 発行:アクアリンクス株式会社 関東財務局長(金商)第2282号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

<< TOP >>