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おはようございます。aquaです。

 本日から名実ともに霜月(11月)相場入りとなります。戦後、東証再開以
来の11月相場は日経平均株価で33勝29敗(月初よりも月末が高い場合は
1勝)となっています。

 ところで、昨日(10月末)に世界の人口は70億人に達しています。20
50年に93億人、2100年までには100億人を上回るそうです。202
1年にはインドが14億人と中国を上回って世界首位となり、アフリカは現在
の10億人から2100年に約36億人へと大幅増加するそうです(国連人口
基金調べ)。

 一方、日本人の人口は1億2535万8854人と05年の前回調査から3
7万人減少しています(2010年10月実施の国勢調査確定値)。高齢者の
割合が世界最高水準を更新するなど少子高齢化が加速しており、65歳以上人
口は前回より357万4千人増えて2924万6千人。総人口に占める割合は
2.8ポイント上昇の23.0%と2位のドイツ・イタリアの20.4%をさ
らに引き離しています。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.NY市況

 2.主な注目材料とニュース

 3.心に残る名言








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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      11955.01(-276.10)▼2.26%
□ナスダック       2684.41(- 52.74)▼1.93%
□S&P500      1253.30(- 31.79)▼2.47%

□CME日経225先物  8890   (- 70)※大証比

□為替      (対ドル) 78.12  (対ユーロ)108.26

□半導体株指数        386.49(- 9.84)
□NY原油先物(12月限)  93.19(- 0.13)
□NY金 先物(12月限)1725.20(-22.00)
□バルチック海運指数   1965   (-53)


 週明け31日のNY株式市場は、欧州懸念の再燃と月末要因で反落しました。

 日本政府と日銀が実施した為替介入によりドルが上昇したことで、ドル相場
に逆行しやすい商品相場が下落し、資源株やエネルギー株に売りが波及。イタ
リアやスペインの国債利回りが上昇するなど、欧州の債務危機回避へ向けた包
括策に不信感が広がったことも相場を圧迫しました。

 また、欧州債に積極的に投資を行っていた金融会社MFグローバルが破たん
したことも投資家心理を悪化させ、米シカゴ地区購買部協会がまとめた10月
の景気指数が市場予想を下回ったことや、1日から始まる米連邦公開市場委員
会(FOMC)の結果を見極めたいとして買いが手控えられたこともあって指
数の下げ幅が拡大しました。

 尚、前週末までの月間のダウの上げ幅は1317ドル(12.07%)に達
し、月末のこの日は目先の利益を確定する動きが強まったという側面がありま
す。この日は大幅に反落しましたが、ダウの月間パフォーマンスは1041ド
ル上昇・9.5%高で10月を終了しました。

 業種別では、エネルギー、金融、素材などの下落が顕著でした。

 個別銘柄では、欧州債務危機回避へ向けて慎重な見方が強まったことからバ
ンク・オブ・アメリカやJPモルガンなどの大手金融機関の他、資産運用大手
のブラックロックやレッグ・メイソンなども大幅に下落。欧州の債務危機再燃
やMFグローバルの破たんが金融株の下げ圧力となりました。

 商品相場が軟化する中、資源やエネルギーなどの市況関連銘柄が下げ幅を拡
大。いずれも10月に入り欧州懸念の後退とともに大きく上げていたこともあ
って利益確定の売りが出た格好です。アナリストが投資判断を引き下げた石油
大手のシェブロンは4%安。また、経済協力開発機構(OECD)が世界景気
の先行きリスクに言及したことが圧迫要因となり、キャタピラーやボーイング
などの景気敏感株も下落。アナリストが需要の鈍化傾向を示唆した鉄鋼株が大
きく値を下げ、非鉄大手のアルコアも前日比7%安の大幅下落となっています。

 ファーストソーラー、サンパワー、サンテックパワー、LDKソーラーなど
の太陽光発電関連の銘柄が急落。英政府が補助金の大幅削減を提案したことが
嫌気されました。米財務省による第2次売り出しが、市場環境の悪化で延期さ
れるかもしれないと報じられた保険大手のAIGは6%安。アジアでの資産を
売却して利益配分に回す可能性が報じられたヤフーや、アナリストが投資判断
を引き下げたフラッシュメモリのサンディスクも大幅安となっています。

 一方、好決算を発表したヘルスケアのヒューマナが上昇。会社分割を発表し
た資本財セクターのITTインダストリーズにも買いが入りました。

 この日はダウを構成する全30銘柄が下落。バンカメ、アルコア、JPモル
ガン、HPなどが下落率上位となっています。

 NY原油先物・金先物ともにドル高を背景に売りが出て続落。バルチック海
運指数(BDI)は4日続落で、10月初旬以来の2000ポイント割れです。

 CME日経225先物は、ドル建てが8890(大証比70安)、円建ては
8885(同75円安)で取引を終了しました。




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【2】主な注目材料とニュース                   **
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☆注目材料

 昨晩のNYダウは大幅安。前日比276ドル安の1万1955ドルと4日ぶ
りに値下がりしています。

 シカゴ日経平均先物は8890円と昨日の東京市場の日経平均株価8988
円と比べて98円程度安い水準となっています。

 今朝6:00現在の円相場は、対ドルで1ドル=78円15銭前後、対ユー
ロは1ユーロ=108円30銭後と円高に振れています。

 NY金価格は2日連続安。前日比22.0ドル安の1トロイオンス=172
5.2ドルとなっています。政府・日銀による円売り介入を受け、ドルは対円
で上昇し、ドルの代替資産とみなされる金に売りが出ています。

 NY原油は2日連続安。前日比0.13ドル安の1バレル=93.19ドル
となっています。ドルが対円で上昇し、ドル建て取引の原油相場に割高感が強
まったことや米国株安などを嫌気して売られています。


 本日は、日立製作所、三菱商事、野村HD、三菱ケミカルHD、出光興産な
ど主要企業の決算発表が予定されています(詳細は下記参照)。

 10:00頃に中国の10月製造業PMI(購買担当者景気指数)が発表さ
れます。9月の製造業PMIは前月比0.3ポイント上昇の51.2となって
います。金融引き締め政策、そして海外需要減退にもかかわらず、製造業の生
産活動は上向いています。

 14:00に10月の国内新車販売台数の発表が予定されています。9月の
国内新車販売台数(軽自動車除く)は、前年同月比1.7%増の31万379
0台と昨年8月以来、13ヵ月ぶりに前年実績を上回っています。東日本大震
災による部品供給難が解消し、メーカーの生産正常化により販売店への新車供
給が増えたことが寄与しています。

 その他、8:50に日銀金融政策決定会合議事要旨(10月6~7日分)が
公表されます。当会合では、金融政策の現状維持、東日本大震災からの復興を
支援するために金融機関向け貸出制度(総額1兆円)を来年4月末まで延長す
る決定をしています。

 米国では、今晩から2日間の日程で米連邦公開市場委員会(FOMC)が開
かれます。前回のFOMCでは「ツイストオペ」(FRBが、保有する短期債
を売却して長期債を購入し、長期金利の低下を促す手法)を決定しています。
今回のFOMCで新たな景気刺激策は発表されないと見方が強まっていますが、
量的緩和第3弾(QE3)を含めた追加策を示唆する可能性もあり、市場の注
目が集まります。

 その他、マリオ・ドラギ氏(イタリア中銀総裁)がECB(欧州中央銀行)
総裁に就任、10月の米ISM製造業景気指数の発表などが予定されています。


 本日、決算発表を予定している主な企業は以下の通りとなっています。


  【11:00台】

   帝人(3401)


 【13:00台】

   三菱ケミHD(4188)、富士重(7270)、三菱商(8058)
   


 【14:00台】

   ニチレイ(2871)、アステラス(4503)、ヤマハ(7951)
    

 【15:00台】

   出光興産(5019)、住友重(6302)、日精工(6471)、
   日立(6501)、カシオ(6952)、野村(8604)、
   大京(8840)、NTTデータ(9613)・・・等々。


◆主なニュース

・上場企業2ケタ減益、今期見通し 円高・タイ洪水直撃

・円、海外で再び上昇 78円前後、追加介入に市場注視

・政府、TPP「一定の例外扱いも」 民主に交渉見通し

・日越首脳、原発の輸出計画を継続 レアアース共同開発

・パナソニック、今期赤字4200億円に 構造転換急ぐ

・電力8社が損益悪化 9社の4~9月、3社が経常赤字

・タイ洪水、車部品メーカーが苦闘 供給維持へ金型守れ

・イオン、来年中メドに全店LED照明 電力使用を削減

・伊勢丹新宿本店、来年2月に営業を短縮 労働環境改善

・海運3社の今期、最終赤字見通し 世界で荷動きが鈍る

・米金融大手MFグローバルが破産申請 欧州に積極投資


◆経済指標等

・日銀金融政策決定会合議事要旨(10月6~7日開催分)
・毎月勤労統計(9月速報値、厚労省)
・新車販売台数(10月、自販連)
・軽自動車販売台数(10月、全軽自協)
・大手百貨店売上高(10月速報値)

・中国購買担当者景気指数(10月PMI)

・米チェーンストア売上高(先週分)
・米大規模小売店売上高(先週分)
・米ISM製造業景況感指数(10月)
・米建設支出(9月)
・米新車販売台数(10月)

◆その他

・一部企業や官公庁でウォームビズ開始
・平成24年の年賀はがき発売

・主な決算 双日(2768:総合商社6位)
      ニチレイ(2871:冷蔵倉庫と冷凍食品で首位)
      帝人(3401:炭素繊維世界2位級)
      昭和電工(4004:事業多彩、ハードディスク外販首位)
      東ソー(4042:総合化学の一角、オルガノ擁す)
      三菱ケミ(4188:傘下に三菱化、田辺三菱、三菱樹、三菱レイヨン)
      アステラス(4503:医薬品国内2位)
      エーザイ(4523:神経系、消化器系に強み)
      出光興産(5019:石油精製元売り大手)
      カシオ(6952:電波時計、電子辞書で高シェア)
      日立造(7004:ゴミ焼却設備等環境が柱、プラントなど)
      三菱商(8058:総合商社首位)
      野村(8604:旧リーマンの欧州・アジア事業を承継)
      NTTデータ(9613:SI専業最大手)

・豪中銀理事会(金利発表)
・米連邦公開市場委員会(FOMC、2日まで)
・欧州中央銀行(ECB)総裁にイタリアのドラギ氏が就任

・海外決算 ファイザー(ダウ採用、医薬)



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【3】心に残る名言                        **
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         面白いねぇ、実に。オレの人生は。

               だって道がないんだ。

         眼の前にはいつも、なんにもない。

         ただ前に向かって身心をぶつけて挑む。

                瞬間、瞬間があるだけ。


                      岡本 太郎






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   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年はコンテスト実施せず)


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