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             ◎ ハロー株式 ◎       2021/05/12 夕刊

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こんにちは。aquaです。

 連日数多くの企業が決算を発表しており、週末の約1000社でピークを向
かえます。

 本日は注目のトヨタ自動車やソフトバンクグループが決算を発表しており、
参考までに2021年3月期の両社の純利益は、トヨタが前期比10.3%増
の2兆2452億円、ソフトバンクグループは4兆9879億円と前年の96
15億円の赤字から一転して巨額黒字を計上しました。

 4兆円を超える利益計上は、東京証券取引所に上場する企業としては過去最
高です。

 ちなみに、世界的企業の利益ランキングは下記のようになっています。尚、
海外企業の純利益は、直近決算期におけるQUICK・アセットによる円換算
額です。


     1位 アップル     6兆1905億円

     2位 サウジアラムコ  5兆2618億円

     3位 ソフトバンクG  4兆9879億円

     4位 マイクロソフト  4兆7882億円

     5位 中国工商銀行   4兆7499億円




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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.本日の主な経済指標

 3.値幅見ず日柄見よ





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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  28147.51(-461.08)▼1.61%
◎TOPIX  1877.95(- 27.97)▼1.47%

◎売買高概算   15億2939万株
◎売買代金概算   3兆4014億円
◎時価総額   694兆0998億円

◎値上り銘柄数  349  ◎(年初来)新高値  35
◎値下り銘柄数 1795  ◎(年初来)新安値 317
◎変わらず     48

◎騰落レシオ(25日) 85.10%(前日比3.45%低下)

◎サイコロ(日経平均) 6勝6敗 ●○●〇●〇●〇〇〇●●  50.0%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 -4.07% 75日線比 -3.83%


◎為替  (対 ド ル)108.82(前日比0.12円高)
     (対ユーロ)132.00(前日比0.27円高)

◎売買代金上位(東証1部)

 1.SBG  <9984>  9180円(-  328円) 2393億円
 2.トヨタ  <7203>  8523円(+  182円) 1052億円
 3.東エレク <8035> 46480円(- 1520円)  801億円
 4.ファストリ<9983> 87050円(+   10円)  767億円
 5.レーザテク<6920> 17400円(-  410円)  536億円



◆相場概況

 本日の日経平均株価は昨日の909円安に続いて大幅安、461円(1.6
1%)安の2万8147円で取引終了です。

 昨晩のNY市場はインフレ進行への警戒感から長期金利が0.02%高い1
.62%と上昇し、これを嫌気してダウは473ドル(1.36%)安、ナス
ダックは12P安。

 東京市場は昨日大幅安となった後だけに朝方は買いが優勢となり、9:06
には上げ幅が223円となる場面がありました。ただ上値を買い上がる動きは
限定的。

 買い一巡後は戻り売りが優勢となり、また日銀によるETF買いが本日も入
っていないのでないかという見方も重石となり、加えて台湾積体電路製造(T
SMC)など世界的なハイテク株を抱える台湾株が大きく下げていることも売
りを誘い、13:45には720円安まで下落する場面がありました。その後
は引けにかけて押し目買いが入り、幾分下げ幅を縮めています。

 業種別では、海運、石油、鉄鋼、商社、機械、不動産、非鉄、紙パなどの下
げが特に目立ちます。

 個別銘柄では、相場全般安の中にあってトヨタ自動車が182円高の852
3円と上昇。13:25に2022年3月期の連結純利益が前期比2%増の2
兆3000億円になる見通しに加えて自社株買いと1対5の株式分割を発表し、
好感した買いが入っています。

 鴻海精密工業傘下のシャープが112円高の1853円と上昇。2022年
3月期の連結純利益が前期比43%増の760億円になる見通しと発表し、好
感した買いが入っています。

 測量やGPS関連のITシステムを手掛けるトプコンが133円高の169
4円と2年5ヶ月ぶりの高値水準まで上昇。2022年3月期の連結純利益が
前期比2.1倍の50億円になる見通しと発表し、好感した買いが入っていま
す。

 半導体検査装置のテセックがストップ高で400円高の2155円。202
2年3月期の連結最終損益が12億円の黒字になる見通しを発表。前期の2億
9000万円の赤字からの黒字転換を好感した買いが集まっています。

 その他、スマートフォン向けポイントサイト「モッピー」を運営し、ネット
広告を収益柱とするセレスが好業績発表で700円高の4355円とストップ
高、今期の業績回復と増配意向を示した東急建設が89円高の671円、増益
と増配計画を示した電子部品の帝国通信工業が135円高の1227円と大幅
高です。

 本日の新高値銘柄は、東急建、KHネオケム、石原産業、ダイセル、ベイカ
レント、日本ケミコン、トプコン・・・等々です。



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【2】本日の主な経済指標                     **
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◎景気動向指数
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 景気の方向や強さを示す指数で、景気の現状を示す3月の一致指数CI(2
 015年=100、速報値)は93.1と、前月改訂値から3.2ポイント
 上昇しました。上昇は2カ月ぶり。

 一致指数の動きから機械的に求められる景気の基調判断は前月の「上方への
 局面変化を示している」から「改善を示している」に上方修正となっていま
 す。

 数カ月先の景気を示す先行指数は103.1と、前月改訂値から4.3ポイ
 ント上昇しました。先行指数の上昇は10カ月連続です。



◎ガソリン価格
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 5月10日時点のレギュラーガソリンの給油所小売価格(1リットル当たり
 の全国平均)は前週比0.1円上昇の150.6円。値上がりは2週連続で
 引き続き昨年2月3日(151.2円)以来の高値水準で推移しています。




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【3】値幅見ず日柄見よ                      **
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 短い期間でわずかな価格差を狙って売買を繰り返す投資のやり方を「値幅取
り」あるいは「値ざや稼ぎ」などと言います。価格差(値幅、値ざや)から利
益を得る(取る)という意味で、一部のヘッジファンドやデイトレーダーなど
はまさに値幅取りを狙った投資家です。

 こういったやり方も投資手法の一つではありますが、目先の事ばかり追いか
けていますと、大きな流れや潮流の変化を見落としがちとなります。

 上昇途中の調整には、縦の動き(上下変動)の「値幅調整」と横の動きの(
一定の時間の経過を要する)「日柄調整」とがあります。

 投資家の多くは株価の上昇や下落といった縦の動きには敏感ですが、時間の
経過(日柄)についてはあまり気にしないという傾向があります。

 相場にもリズムがあって、3カ月や6カ月周期で相場つきが変わることは実
際によくある事象です。個々の銘柄や経済などの状況によって変動のサイクル
は変わってきますが、6カ月ごとの企業決算、3カ月ごとの四半期決算、信用
取引における6カ月期日なども相場に影響していると考えられます。

 また、同じ100円高でありましても、相場が低空飛行を続けた後の100
円高と、かなりの期間上昇した後の100円高とでは意味合いが違ってきます。
もしかすると前者は「上昇開始の狼煙(のろし)」で、後者は「最後の輝き」
かもしれないというわけです。
 
 昨日のこの項の「時間の均衡」も日柄に着目した考え方で、相場格言に「値
幅見ず日柄見よ」とありますように、目先の上げ下げに一喜一憂せずに、中長
期の株価チャートを使って過去の転換点を確認しつつ大きな流れを掴むことが
大切です。




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【4】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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本日は新安値銘柄が317と、昨年3月19日(366銘柄)以来の高水準と
なりました。ちなみに昨年は3月19日を底に相場が反転上昇しています。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~ 皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 15年連続受賞 =


◎まぐまぐ大賞 2020 
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  資産運用(株式)部門 第3位

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◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2017
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  10年連続で『総合大賞』  06年~08年はマネー部門賞第1位


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発行:アクアリンクス株式会社     関東財務局長(金商)第2282号
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