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――――――――――――――――――――――――――――――――――― ┏━━━━┓ ┃株式投資┃ ~ 人の行く裏に道あり花の山 ~ ┗━━━━┛ 有料メールマガジン『アクア・スペシャル版』 ⇒ https://www.aqua-inter.com/special/ 株式投資のPARTNER ━━━━━━━━━ http://www.aqua-inter.com/ ◎ ハロー株式 ◎ 2021/05/13 夕刊 ・・・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・ こんにちは。aquaです。 暗号資産(仮想通貨)のビットコインは、昨年の今頃は9000ドル台前半 で推移していましたが、企業による投資目的の保有が目立つようになり、昨年 12月中旬に2万ドルを超え、年明けには3万ドルに達し、4月半ばには6万 4000ドルを突破し過去最高値を付けました。 その上げ方は多段式ロケットのようで、2月8日に電気自動車(EV)のテ スラがビットコインを15億ドル分購入したことが明らかになったことや、テ スラのイーロン・マスクCEOが3月24日に「ビットコインでテスラを購入 できるようになった」とツイートしたことなどもビットコイン相場を押し上げ るロケットの役を担いました。 ところで、仮想通貨は、その取引履歴の透明性とセキュリティを確保するた めにネット上の「ブロックチェーン(分散型台帳)」に取引データを承認・記 録され、その作業の対価として仮想通貨を獲得できる仕組みがあります。 これを「マイニング(採掘)」と呼び、マイニングのためには専用の高性能 コンピュータを集約的に大規模に稼働させる必要があり、マイニングのために 年間消費される電力はオランダやノルウェーの年間電力消費量に匹敵するとの 試算もあります。 ちなみに、仮想通貨の高騰を受けたマイニング需要の急増も半導体不足の一 因とされます。 また、マイニングの拠点とされる地域の多くは、温暖化ガスの排出量が多い 石油や石炭といった化石燃料で電力を賄っており、人権問題を抱えているケー スもあります。 テスラによるビットコインへの投資・保有、決済への利用は、電気自動車に よって環境負荷の少ない社会を目指す同社のスタンスと矛盾することは明らか で、人権問題を内包することもクリーンなイメージに似つかわしくありません。 こうしたこともあってテスラのイーロン・マスクCEOは本日、ビットコイ ンの決済利用の一時停止を表明。これを受けてビットコインが急落しています。 …………………………………………………………………………………………… ~目次~ 編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ] …………………………………………………………………………………………… 1.今日の相場 2.本日の主な経済指標 3.海外投資家動向 ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【1】今日の相場 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ◎日経平均 27448.01(-669.50)▼2.49% ◎TOPIX 1849.04(- 28.91)▼1.54% ◎売買高概算 14億0835万株 ◎売買代金概算 3兆0523億円 ◎時価総額 682兆8819億円 ◎値上り銘柄数 335 ◎(年初来)新高値 23 ◎値下り銘柄数 1800 ◎(年初来)新安値 432 ◎変わらず 57 ◎騰落レシオ(25日) 78.86%(前日比6.24%低下) ◎サイコロ(日経平均) 6勝6敗 ○●〇●〇●〇〇〇●●● 50.0% ◎カイリ率(日経平均)25日線比 -6.15% 75日線比 -6.18% ◎為替 (対 ド ル)109.60(前日比0.81円安) (対ユーロ)132.52(前日比0.52円安) ◎売買代金上位(東証1部) 1.SBG <9984> 8467円(- 713円) 2273億円 2.ファストリ<9983> 84220円(- 2830円) 715億円 3.ソニー <6758> 9989円(- 311円) 663億円 4.東エレク <8035> 44300円(- 2180円) 635億円 5.トヨタ <7203> 8392円(- 131円) 608億円 ◆相場概況 本日の日経平均株価は一昨日の909円安、昨日の461円安に続いて69 9円(2.49%)の大幅安で2万7448円で取引終了です。この3日間の 下げ幅は2070円となります。 また、2月16日に付けたザラ場高値3万0714円からは本日の終値まで 3266円、率にして10%の下げとなります。新興市場のマザーズ指数に至 っては、2月16日のザラ場高値1340Pから本日の30P(2.78%) 安の1065Pまで値幅にして275P、率にして20%と日経平均株価の2 倍の下げとなっています。 昨晩のNY市場はインフレ懸念の強まりで長期金利が0.07%高い1.6 9%まで上昇し、これを嫌気してダウは681ドル(1.99%)安の3万3 587ドル、ナスダック指数は357P(2.67%)安の1万3031P。 シカゴ日経先物は2万7745円まで下落しており、東京市場も朝方から売 りが先行。その後も今晩のNY市場動向を見極めたいとして様子見ムードは強 く、また中国での金融引き締め観測も重石となり、徐々に下げ幅を拡大してい ます。 業種別では、紙パ、ゴム、食品、銀行などが高く、一方で精密、情報通信、 電機、陸運、海運などの下げが目立ちます。 個別銘柄では、相場全般安の中にあってNTTが51円高の2849円と上 昇。2022年3月期(今期)の連結純利益が前期比18%増の1兆850億 円と初の1兆円超えとなる見通しを発表し、好感した買いが入っています。年 間配当も5円増配意向を示しています。 三井化学が185円高の3650円と大幅高。22年3月期(今期)の連結 純利益が前期比37%の大幅増となり、増配意向も発表したことで好感した買 いが入っています。 旭化成も59円高の1214円と上昇。22年3月期(今期)の連結純利益 が前期比94%の大幅増となる見通しを発表し、好感した買いが入っています。 丸井Gが80円高の1954円と値を上げています。業績改善計画に加えて 自社株買い実施を発表し、好感した買いが入っています。 その他、シャフトやギア等を扱う自動車部品会社の武蔵精密工業が大幅増益 に加えて増配意向を発表して269円高の2089円。 東京都民銀行と八千代銀行、新銀行東京を傘下に有する「東京きらぼしFG 」が6期ぶりに過去最高益を更新する見通しを発表して180円高の1377 円。金型部品国内2位のパンチ工業が好業績と増配意向発表で33円高の58 9円と値を飛ばしています。 本日の新高値銘柄は、セブン&アイ、王子紙、住友ゴム、東洋炭素、日本ケ ミコン、河合楽器、丸一鋼管・・・等々です。 〓 有望銘柄の紹介で大好評!〓 スペシャル版のお申し込みは → 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ている」から「持ち直しに弱さがみられる」に、先行きについては「持ち直 しが続くとみている」から「懸念が強まっている」に、いずれも下方修正し ました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【3】海外投資家動向 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ◎対内証券投資・株式・週間(財務省統計)※カッコは前週の動向(修正値) ―――――――――――― 4月25日~5月1日 海外投資家 + 589億円(+4925億円) 5月2日~5月8日 海外投資家 +1448億円(+ 589億円) 6週連続買い越し ◎対内証券投資・株式・月間(財務省統計) ―――――――――――― 財務省発表の「対外及び対内証券売買契約などの状況」(月次)によります と、4月月間の海外投資家の日本株投資は1兆9829億円の買い越しとな っています。 20年 4月 △ 558億円 5月 ▼ 5094億円 6月 ▼1兆1866億円 7月 ▼ 4883億円 8月 ▼ 1008億円 9月 ▼2兆6240億円 売り越し(▼) 10月 △1兆6901億円 買い越し(△) 11月 ▼ 259億円 12月 ▼ 1553億円 21年 1月 △ 7121億円 2月 △ 4423億円 3月 ▼ 6483億円 4月 △1兆9829億円 ◎投資部門別の売買状況・週間(東証統計)※カッコは前週の動向 ――――――――――――― 5月第1週(5月6日・5月7日 545円高 5週ぶり上昇) 個人投資家 -1514億円(+1372億円) 5週ぶり売り越し 海外投資家 +2152億円(+ 184億円) 2週連続買い越し 事業法人 + 0.4億円(+ 85億円) 5週連続買い越し 信託銀行 + 478億円(+ 157億円) 4週連続買い越し 投資部門別売買状況で「事業法人」は企業の自社株買い等、「信託銀行」は 年金資金等の売買動向を反映しています。 個人の取引別動向は、現金取引が差し引き1303億円の売り越しで、売り 越しは3週ぶり。信用取引は差し引き211億円の売り越しで、信用取引で の越しは13週間ぶりです。 指数先物については、海外投資家は3269億円の買い越し。現物と指数先 物の合計では5422億円の買い越し。現物・先物合計での買い越しは3週 ぶりです。 → http://www.aqua-inter.com/hint/wk_data.html#weekly ◎投資部門別の売買状況・月間(4月)※カッコは前月の動向 ――――――――――――― → http://www.aqua-inter.com/hint/m_data.html#monthly 個人投資家 +6947億円(- 3026億円)3カ月ぶり買い越し 海外投資家 +4056億円(+ 4680億円)7カ月連続買い越し 事業法人 + 681億円(- 841億円)3カ月ぶり買い越し 信託銀行 -1434億円(-1兆6125億円)4カ月連続売り越し ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【4】編集後記 aqua@aqua-inter.com ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 日経平均は3日間で2070円の下落となりました。3日間の下げ幅としては 昨年3月中旬以来、およそ1年2カ月ぶりの大きさとなっています。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~ ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ~ 皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 15年連続受賞 = ◎まぐまぐ大賞 2020  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 資産運用(株式)部門 第3位 → https://www.mag2.com/events/mag2year/2020/category/asset-stock.html ◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2017  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 10年連続で『総合大賞』 06年~08年はマネー部門賞第1位 ====================================================================== ●内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は 一切の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判 断でなさるようにお願いいたします。 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