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おはようございます。aquaです。

 そろそろ桜の開花宣言が聞かれる頃となりました。例年この時期になります
と中国古典にある

 「花は半開を看る」(はなは、はんかいをみる)・・・采根譚

という言葉を思い出します。

 満開に咲き乱れている花は確かにきれいですが、すぐに見飽きてしまいます。
それよりも五分咲きぐらいの方に、かえって風情があるようです。満ちたりた
状態というのは、だれでも願うところです。しかし、それがはたして幸せなこ
となのかどうか、よくわかりません。

 まわりから見て、なんの不自由も心配もなさそうな人がいます。しかし、そ
んな人に限って意外に深刻な悩みをかかえていたりします。それに、満ち足り
た状態というのはおおむね長続きしません。いや、そこまで登りつめたら、満
開の花がすぐ散っていくように、転落する日も近いと覚悟すべきです。だから
いよいよ悩みも尽きないということになるかもしれません。

 それを考えますと、満開、絶頂はあまり誉められた状態ではないかもしれま
せん。むしろそこまで登りつめないで、ほどほどのあたりが理想ということに
なります。

 花便りの聞かれる頃、改めて「花は半開を看る」の気持ちで桜の風情を楽し
みたいと思う次第です。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.NY市況

 2.主な注目材料とニュース

 3.心に残る名言







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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      13252.76(+ 58.66)△0.44%
□ナスダック       3056.37(+ 15.64)△0.51%
□S&P500      1402.60(+  8.32)△0.60%

□CME日経225先物 10060   (±  0)※大証比

□為替      (対ドル) 83.50  (対ユーロ)109.20

□半導体株指数       434.99(+ 8.34)
□NY原油先物(4月限) 105.11(- 0.32)
□NY金 先物(4月限)1659.50(+16.60)
□バルチック海運指数   866   (+11)


 15日のNY株式市場は経済指標の改善を手掛かりに続伸。ダウは昨年2月
以来の7日続伸となり、2007年12月31日以来、約4年2カ月ぶりの高
値を連日で更新。ナスダック指数は3日続伸で、2000年11月15日以来
の高値で取引を終了しました。

 朝方発表の先週の新規失業保険申請件数は予想以上の減少で4年ぶりの低水
準となり労働市場の改善傾向を裏付け。また、3月のニューヨーク地区製造業
景気指数は予想外の上昇となり、1年9カ月ぶりの高水準を記録。同じく3月
のフィラデルフィア地区製造業景気指数も予想以上の上昇となり、米東部の製
造業の回復を印象付けました。

 経済回復を裏付ける好調な経済指標の発表が相次ぎましたが、ダウが連日で
上昇していることなどから朝方は売り買いが交差し指数は一時マイナス圏に落
ち込む場面もありました。ただその後は経済指標の改善が見直され徐々に買い
の勢いが回復。国際通貨基金(IMF)がギリシャに対する追加支援の一環と
して280億ユーロの融資を実施することを承認したことも安心感につながり
指数はこの日の高値圏で取引を終了しています。

 尚、JPモルガン・チェースのストラテジストが、中国経済がハードランデ
ィングに陥っているとの見解を示しましたがNY市場での影響は限定的でした。

 業種別では、運輸、金融、資本財、半導体などの上昇が顕著でした。

 個別銘柄では、新型「iPad」と増配への期待で買いが先行したアップル
の株価は一時600ドルに達しましたが、その後は利益確定の売りに押され7
営業日ぶりに反落しました。また、動画配信ソフトを手掛ける英企業の買収を
発表したシスコシステムズが終日軟調な展開でした。

 バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)やJPモルガンなどの金融株が引けに
かけて上げ幅を拡大し続伸。前日下げたシティグループやゴールドマン・サッ
クスなども反発しました。

 アナリストが投資判断と目標株価を引き上げた鉄道会社のユニオン・パシフ
ィックが買われ、同業のCSXやノーフォーク・サザンなども大幅高。小荷物
配送のフェデックスやトラック輸送のJBハント、航空会社のデルタ航空やジ
ェットブルーなどの上昇も目立ちました。

 アナリストが投資判断を引き上げた半導体大手のアドバンスト・マイクロ・
デバイス(AMD)が大幅高となり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)
を構成する半導体関連19銘柄すべてが上昇しました。

 ダウ構成銘柄では、金融のバンカメとJPモルガンが上昇をけん引。ゼネラ
ル・エレクトリック(GE)やデュポン、スリーエム、インテル、キャタピラ
ーなど景気敏感株の上昇も目立ちました。一方、シスコシステムズやシェブロ
ンなど8銘柄が軟調でした。

 NY原油先物は英米の戦略備蓄放出の報道を巡り乱高下。英米が備蓄放出で
合意したとの報道を受けて一時103ドル台まで急落しましたが、米当局がそ
の報道は不正確と発表したことから105ドル台に急速に戻しました。NY金
先物は前日の急落の反動もあって4日ぶりに反発しました。バルチック海運指
数(BDI)は16営業日続伸です。

 CME日経225先物は、ドル建てが10060(大証比変わらず)、円建
ては10025(同35円安)で取引を終了しました。



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【1】主な注目材料とニュース                   **
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☆注目材料

 = NYダウ、7日連続高! =

 昨晩のNYダウは7日連続高。前日比58ドル高の1万3252ドルとなっ
ています。07年12月31日以来、約4年2ヵ月ぶりの高値を連日で更新し
ています。

 シカゴ日経平均先物は1万0060円と昨日の東京市場の日経平均株価1万
0123円と比べて60円ほど安い水準となっています。

 今朝6:00現在の円相場は、対ドルで1ドル=83円50銭前後と円高に
振れています。円売り・ドル買いの動きが一服、ドルに利益確定の売りが出て
います。対ユーロは1ユーロ=109円20銭前後とやや円高に振れています。

 NY原油は2日連続安。前日比0.32ドル安の1バレル=105.11ド
ルとなっています。米英両政府による戦略石油備蓄放出を巡る一部報道を受け、
一時103.78ドルと2月17日以来、約1ヵ月ぶりの安値を付けましたが、
その後、米政府が報道内容を否定したことから原油は買い戻され、下げ幅を縮
小しています。

 NY金価格は、前日比16.6ドル高の1トロイオンス=1659.5ドル
と4日ぶりに上昇しています。前日に約2ヵ月ぶりの安値水準となったことで、
値ごろ感からの買いが入っています。


 = 外国人、11週連続買い越し! =

 昨日発表された3月第1週(3月5日~3月9日)の投資部門別株式売買動
向を見ますと、外国人投資家は11週連続で買い越し、買越額は376億円(
前週は1428億円)となっています。昨年12月第4週から(11週間)の
累計買越額は1兆1709億円に上ります。

 一方、個人投資家は12週連続で売り越し、売越額は737億円(前週は
61億円)となっています。金融機関は10週連続で売り越し、売越額は12
90億円(前週は2272億円)となっています。

 外国人が国内勢の売りを全て吸収するという相場上昇の構図が継続していま
す。

 昨日の日経平均株価は3日連続高。前日比72円高の1万0123円と昨年
7月22日以来、約8ヵ月ぶりに1万0100円台に乗せています。

 チャート上からは、14日の「トウバ」(上にだけヒゲがあり、寄引ほぼ同
事線)に続き、昨日は「十字線」が出現しています。相場の上伸途上で、こう
した足型が固まって(2つ)出た場合は「二ツ星」と呼び、更なる上値指向の
暗示となるだけに要注目となります。

 本日は、日銀金融政策決定会合議事要旨(2月13~14日開催分)が公表
されます。前月の会合では、デフレ脱却に向けて消費者物価の前年比1%上昇
が見通せるまで金融緩和を続けるとする事実上のインフレ目標を採用。更に、
金融機関から国債などを買い取って資金を供給する基金の規模を10兆円増や
し65兆円にしています。市場はこうした対応を好感し、為替は円安・ドル高
傾向が進み、日本株上昇にも弾みがついています。

 ファーストリテイリングは本日、カジュアル衣料チェーン「ユニクロ」で世
界最大の店舗となる「ユニクロ銀座店」(東京都中央区)をオープンします。

 海外では、2月の米消費者物価指数、2月の米鉱工業生産の発表などが予定
されています。


◆主なニュース

・東電賠償、帰還困難住民に1人600万円 政府指針

・消費増税政府案、民主が修正検討 追加増税規定など

・人民元、日本で取引 政府、オフショア市場設立検討

・対ウォンで円高修正 自動車や半導体など巻き返しも

・セブン&アイ、5年ぶり最高益 コンビニ女性客増加

・日立、今期純利益17%増に 2期連続で純利益最高

・食品大手、家庭向け流動食の販売強化 在宅介護対応

・百貨店大手、大都市で大規模改装 そごう横浜店など

・化学各社、農薬事業が好調 住友化は営業益24%増

・仏大統領選、サルコジ氏が猛追 財政再建など後回し


◆経済指標等

・日銀金融政策決定会合議事要旨(2月13日・14日開催分)
・景気動向指数(1月改定値、内閣府)
・電力需要実績(2月速報値、電事連)

・米消費者物価指数(2月)
・米鉱工業生産指数(2月)
・米設備稼働率(2月)
・米消費者信頼感指数(3月速報値)


◆その他

・主な決算  稲葉製作所(3421:鋼製物置で業界首位)
       スバル興業(9632:主力は道路メンテナンス)

・米アップル、新型「iPad(アイパッド)」を日米などで発売



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【2】心に残る名言                        **
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      我々がある人間を憎む場合、

      我々は彼の姿を借りて

      我々の内部にある何者かを憎んでいるのである。


                    ヘルマン・ヘッセ





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◆3月16日 今日は何の日? 六輝:先勝
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    (06年と07年はマネー部門賞第1位)


◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon
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   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年はコンテスト実施せず)


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