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             ◎ ハロー株式 ◎       2020/10/19 朝刊

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おはようございます。aquaです。

 今からちょうど33年前の本日、1987年の10月19日。NY市場は史
上最大の下げに見舞われました。いわゆる「ブラックマンデー」であり、NY
ダウは507ドル安で1739ドル、率にして22.6%の下げとなりました。


 それを受けて東京市場も売りが殺到。直後の東京市場は日経平均株価で38
36円(14.9%)という下げに見舞われました。もっともその翌日は20
37円という大幅高を演じています。

 
 あれから33年が経ちましたが、現在のNYダウは2万8606ドルとなっ
ており、ブラックマンデー時からは16倍以上となっています。

 一方、当時の日経平均株価は2万2000円近辺に位置しており、現在の水
準2万3410円とほぼ同水準に位置しています。米国と日本の富の格差は相
当に拡大しています。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.NY市況

 2.本日の注目点と話題

 3.心に残る名言



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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      28606.31(+112.11)△0.39%
□ナスダック      11671.56(- 42.31)▼0.36%
□S&P500      3483.81(+  0.47)△0.01%

□ダウ輸送株      11836.43(-152.40)▼1.27%
□半導体株(SOX)   2399.76(- 11.37)▼0.47%

□NY原油先物(11月限)   40.88(- 0.08)
□NY金先物 (12月限) 1906.40(- 2.50)

□為替      (対ドル)105.40(前日比0.10円安)
        (対ユーロ)123.48(前日比0.12円安)

CME日経225先物     23515(+105)※大阪終値比



 先週末16日のNY株式市場はまちまちの動き。工業株などが上げた一方で、
ハイテク株の一角が下げました。

 この日発表の9月の小売売上高について、雇用保険の特別給付の期限切れに
よる個人消費への影響が懸念されていましたが、実際には前月比1.9%増と
市場予想(0.5%増)を大きく上回ったことから買い安心感が広がりNY株
は反発スタート。

 ミシガン大学調査の10月の消費者態度指数速報値が予想以上に上昇したこ
とも支援材料。また、製薬大手のファイザーが開発中の新型コロナワクチンの
緊急使用ついて11月中に米当局に許可申請を行うと発表し、世界保健機関(
WHO)がギリアド・サエインシズの新型コロナ治療薬「レムデシビル」につ
いて「効果がない」との調査結果を発表したことで悪化しかけた投資家心理を
つなぎ留めたことも相場上昇に寄与しました。

 ダウは4営業日ぶりに上昇して終えましたが、新型コロナ感染の再拡大に対
する警戒感もあって上値は限定的。引け間際にハイテク株の一角が崩れたため
ナスダック指数はマイナスに転じ4日続落で取引を終了しました。

 S&P業種別指数は、公益、ヘルスケア、工業、素材などが上昇した一方、
エネルギー、一般消費財、不動産、テクノロジーが下落しました。

 個別銘柄では、航空機のボーイングが上昇。運航停止中の「737MAX」
について欧州当局が安全性を確認したと伝わり、運航再開への期待から買いが
優勢となりました。航空機エンジンを手掛けるレイセイオンが買われ、アナリ
ストが投資判断を引き上げた重機のキャタピラーの他、景気動向に敏感なスリ
ーエムやハネウェルなどの工業株も上昇しました。

 開発中の新型コロナワクチンの緊急使用の許可を11月中に申請すると伝わ
ったファイザーが上昇した一方、新型コロナ治療薬「レムデシビル」の効果に
懐疑的な見方が伝わったギリアドが下落。アップルやアマゾン、ネットフリッ
クス、エヌビディアなどハイテク株の一角が引け間際に売られ、相場を圧迫し
ました。

 NY原油(WTI)は0.08ドル(0.2%)安と小幅続落。石油輸出国
機構(OPEC)とロシアなどの非加盟産油国で構成する「OPECプラス」
が来年の原油需給について供給過多になるとの見通しを示したことが相場の重
石となりましたが、来年以降も協調減産が続くとの見方が下値を支えました。

 NY金は2.5ドル(0.1%)安で3日ぶり小反落。NY株が4日ぶりに
上昇したことを受けて、安全資産とされる金は軟調な展開となりました。



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【2】本日の注目点と話題                     **
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◆先週末の日経平均株価は、前日比96円安の2万3410円で取引を終了。

    日経平均株価の勝敗 △●〇〇●〇●●〇〇●●

 個別銘柄では、ファーストリテイリング、ワークマン、富士フイルム、東京
都競馬などの上昇が目立ちました。※詳細は16日の本誌夕刊をご参照くださ
い。

 ちなみに先週は、JINS、アークランド、信越化、トリケミカル、ユニチ
ャーム、ディスコ、キーエンス、日本電産、HOYA、朝日インテク、丸和運
輸機関、SGHD、ファーストリテイリングなどが上場来高値を更新していま
す。

 先週末のNY株はまちまちの動き。工業株や医薬品株が上昇した一方、ハイ
テク株の一角やエネルギー株が下げました。

 CME日経平均先物の終値は2万3515円で、先週末の東京市場の日経平
均終値2万3410円と比べ105円高い水準。先週末の大阪取引所の日経平
均先物(夜間取引)終値は2万3530円となっています。


◎日経平均株価と上下の節目
 ――――――――――――
 2万3725円 10月9日高値
 2万3541円 5日線
 2万3515円 CME日経平均先物
 2万3500円 心理的節目
 2万3499円 一目転換線
☆2万3410円 先週末終値
 2万3401円 25日線
 2万3302円 一目基準線



◎本日の予定
 ―――――
 08:50 9月の貿易統計
 11:00 中国7~9月期GDP
   〃   中国9月の工業生産高、小売売上高など

 23:00 米国10月の住宅市場指数


 その他、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が討議に参加、発言が
注目されます。



◎決算発表
 ――――
 光世証

(海外)IBM、ハリバートンなど



◎今週のポイント
 ―――――――
・本日発表の中国の主要経済指標に注目。中国は新型コロナの感染拡大の抑え
 込みに成功しているとみられることから、経済指標の改善も一段と進む見込
 み。

 一方、欧州では感染の再拡大で行動制限を強化、米中西部などの新規感染者
 の急増が投資家心理に影を落とす。直近の情勢が製造業などに与える影響を
 見定める上で23日発表の景況感指標(PMI)に注目。

 東京都の新型コロナ新規感染者数の動向にも注意。

・米企業の7~9月期決算発表が本格化。10~12月期見通しが重要。

・国内最大の家電や情報技術(IT)の見本市「CEATEC(シーテック)
 2020」が20日~23日の日程でオンライン開催。IoTやロボット、
 人工知能(AI)などの先端技術やそれらを活用したビジネスモデルが示さ
 れるため例年注目を集めるイベント。

・商店街を支援する「Go To 商店街」が、まず島根県の商店街で20日か
 ら開始。

・現地22日(日本時間23日午前)に行われる米大統領候補によるテレビ討
 論会が今週最大のイベントで、様子ムードが強まる公算。



◎明日以降の主な予定 ※予定は変更になる場合があります。

 20日(火) 日本:9月のマンション販売
        中国:10月の最優遇貸出金利
        米国:9月の住宅着工・許可件数
        米国:P&G、ネットフリックス、TIが決算発表

 21日(水) 米国:地区連銀経済報告(ベージュブック)
        米国:バイオジェン、テスラ、ザイリンクスが決算発表

 22日(木) 日本:9月の百貨店売上高
        日本:中外薬、ディスコが決算発表
        米国:インテル、ダウ・インク、コカコーラが決算発表
        米国:大統領候補によるテレビ討論会

 23日(金) 日本:9月の全国消費者物価指数(CPI)
        日本:東京製鉄、富士通ゼネが決算発表
        欧米:10月のPMI速報値


◆今日の高島暦

 < 相場の波動 > 軟弱日、戻り売り方針良し

 <相場高低判断> 相場片ずむことあり




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【3】心に残る名言                        **
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        予測するだけで絶望するのは恥ずべき話だ。


                     クインティリアヌス





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