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             ◎ ハロー!株式 ◎      2012/02/16 夕刊

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こんばんは。aquaです。

 世界最高の掘削能力を誇る地球深部探査船「ちきゅう」が、愛知県渥美半島
沖で「メタンハイドレート」の海洋産出試験に向けた海底掘削を始めました。

 日本付近には北米プレート、太平洋プレート、フィリピン海プレート、ユー
ラシアプレートの4枚もの大きなプレートの境界線があります。それら境界線
付近では地震が発生しやすいという負の面がある一方、プレートの境界線上に
は無尽蔵ともいえる海底資源が存在しています。そうした観点から、地震大国
の日本は「資源大国」になれるポテンシャルを有していると言えます。

 日本の国土面積は狭く、その点から見れば世界61位の小国です。しかしな
がら、領海(沿岸から最大12海里・約22kmまでの水域)と排他的経済水
域(沿岸から200海里・約370km圏内の経済的な主権が及ぶ水域で、水
産資源や鉱物資源の探査と開発に関する権利を有する)を合算した自国権利の
およぶ海域の広さでは、日本は世界6位の「海洋国家」に躍り出ます。

 日本の権利がおよぶ広大な海域には有望な海底資源が眠っています。その一
つは「海底熱水鉱床」です。高温の熱水が、熱で溶けた金属元素とともに海底
で噴出し、海水で冷却されることによって噴出口付近に沈殿して生成された鉱
床が海底熱水鉱床で、金、銀、銅、亜鉛をはじめ、ガリウムなどのレアメタル
も豊富に含んでおり、伊豆、小笠原、沖縄海域では世界最大級の複数の海底熱
水鉱床が確認されています。

 海中の山の斜面に堆積している「コバルトリッチクラスト」も有望な海底資
源です。コバルトリッチクラストには、コバルト、マンガン、ニッケル、白金
の他、レアース(希土類)も豊富に含まれ、回収可能な資源量は11億トン、
うちコバルトの資源量は日本の年間使用量の358年分、金額換算で100兆
円を超えるとの推計もあります。

 天然ガスと同じ成分であるメタンが低温・高圧の海底で氷状に固化した「メ
タンハイドレート」は、日本近海に天然ガス国内消費量の約100年分、エネ
ルギー価値で約120兆円に相当する量が存在すると試算されており、海底熱
水鉱床やコバルトリッチクラスト、メタンハイドレートなどの海底資源の規模
はおよそ300兆円との試算(日本プロジェクト産業協議会)もあります。

 尚、「ちきゅう」による今回の掘削は3月下旬まで続く予定で、来年1~3
月に世界初のメタンハイドレート海洋産出試験を実施。安定的に取り出すこと
に成功すれば、2018年度の商業化を目指すことになります。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.世界第3位の資源量

 5.編集後記






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均   9238.10(- 22.24)▼0.24%
◎TOPIX   800.25(-  2.71)▼0.34%

◎売買高概算  24億5869万株
◎売買代金概算  1兆3835億円
◎時価総額  274兆9656億円

◎値上り銘柄数  442  ◎(昨年来)新高値 26
◎値下り銘柄数 1108  ◎(昨年来)新安値  0
◎変わらず    124

◎騰落レシオ(25日)132.21%

◎サイコロ(日経平均)7勝5敗 ○○●○●○●●○○○● 58.3%

◎カイリ率(日経平均)25日線比+4.55% 75日線比+7.04%

◎為替  (対ドル) 78.44  (対ユーロ)102.10

◎出来高上位
 1.みずほ  <8411>  128円(-  1円)192,513千株
 2.東電   <9501>  217円(+  8円) 96,388千株
 3.三菱UFJ<8306>  401円(-  7円) 83,565千株
 4.野村HD <8604>  334円(±  0円) 64,379千株
 5.マツダ  <7261>  161円(+  4円) 62,721千株

◎売買代金上位                           (円)
 1.トヨタ  <7203> 3265円(±  0円) 33,911百万
 2.三菱UFJ<8306>  401円(-  7円) 33,765百万
 3.コマツ  <6301> 2280円(+ 42円) 28,936百万
 4.三井住友 <8316> 2667円(- 36円) 26,248百万
 5.みずほ  <8411>  128円(-  1円) 24,827百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1310万株 買い1280万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が小幅安、前日比22円(0.24%)
安の9238円で取引終了です。

 ギリシャ支援の先行き不透明感を受けて昨晩のNYダウが97ドル安。また
昨日に今年最大の上げ幅となる208円高となるなど過熱感も警戒され、朝方
から売りが先行。ただ、下値では外国人を含めて先高期待からの押し目買い意
欲は強く、下値もしっかり。売り一巡後には大量の先物買いが入って一時はプ
ラスに転じる場面もあるなど終日膠着感の強い展開となっています。尚、東証
2部株価指数は1989年7月24日~8月23日に並ぶ、22年半ぶりの2
3日連続高となっています。売買代金は概算1兆3835億円、上海総合指数
は小幅安、9ポイント(0.4%)安の2356です。

 業種別では、石油、電力ガス、ガラス、証券などが堅調。海運、紙パ、不動
産、銀行、鉄鋼などが下げています。

 個別銘柄では、帝国繊維が22円高の562円と急伸、一時は596円まで
上昇して昨年3月25日に付けた高値600円に接近する場面がありました。
復興関連銘柄としてのテーマ性と12年12月期連結業績が最高益を更新する
見通しであることが材料視されています。昨日発表した12年12月期連結業
績予想は、売上高290億円(前期比16.3%増)、経常利益50億円(同
22.0%増)、当期利益29億円(同30.2%増)と好調です。震災を受
け、防災分野の需要が増え、繊維分野においても防災・防護衣料や産業資材な
どで高機能繊維に対するニーズが高まっています。

 ペン入力のPC用タブレット世界首位のワコムが7日連続高、2900円高
の14万6300円と上伸して昨年来高値更新です。1月30日に韓国サムス
ン電子のスマートフォン向けペンセンサーシステムが伸びることを背景に12
年3月期の連結売上高予想を上方修正したことをきっかけに株価は動意付いて
いました。

 ミツミが小幅高ながら4円高の740円と値を上げ、上値指向の展開継続中。
米アップルがタブレット型端末「iPad」の新機種を3月初めにも発表する
と報じられており、ミツミはアップルが公表したサプライヤーのリストに載っ
ていることから部品が採用される可能性があり、材料視した買いが継続してい
ます。

 オフィス家具大手のイトーキが42円高の248円と大幅高で昨年1月に付
けた高値239円を上回って昨年来高値更新。昨日の引け後、2012年12
月期の連結最終損益が20億円の黒字(前期は16億円の赤字)になる見通し
と発表。年間配当も年7.5円と前期実績より2.5円増やす方針を明らかに
し、業績好調を好感した買いが入っています。東証1部値上がり率トップです。

 その他、「トリーバーチ」が好調のルックが13円高の244円、KDDI
が2万円高の51万6000円、電源機器のオリジン電気が10円高の285
円、製糖最大手で国内シェア約3割の三井製糖が9円高の263円、オムロン
が32円高の1623円、ダイハツ工業が2円高の1517円、太平洋セメン
トが2円高の177円と値を上げています。

 本日の新高値銘柄は、極洋、ひらまつ、カゴメ、日本ケミファ、横浜ゴム、
TOA、ワコム、プレス工業、カメイ、SRIスポーツ・・・等々です。



 
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【2】主な材料                          **
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・民主党、定期点検で停止中の原発の再稼働容認方向で調整

・東証2部株価指数、23日連続上昇 89年の記録に並ぶ

・ゴールドマンサックス、TOPIXの目標を大幅引き上げ

・2月第2週の部門別動向、海外投資家が7週連続買い越し

・1月の首都圏マンション発売が32%増加 契約率も上々

・米品質調査、トヨタ「レクサス」4年ぶりに首位返り咲き

・米エヌビディア、直近四半期増収減益 先行き慎重見通し

・米ムーディーズ、UBSやモルガンSの3段階引き下げも

・ギリシャ追加支援、20日に決定 財務相会合議長が声明



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【3】主な投資判断                        **
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[ドイツ証券]
 引上げ B→A (9375) 近鉄エクスプレス  2,130→ 3,220円

[メリルリンチ証券]
 据置き   A (4536) 参天製薬          3,800円
 据置き   A (6773) パイオニア      450→   514円
 据置き   A (7518) ネットワンシステムズ   27.8万円
 据置き   C (6857) アドバンテスト    650→   730円

[シティG証券]
 据置き   A (2815) アリアケジャパン  2,000→ 2,200円
 据置き   A (4005) 住友化学       360→   380円
 据置き   B (7272) ヤマハ発動機        1,060円

[野村証券]
 据置き   A (1605) 国際石油開発   63.5万→65.1万円
 据置き   A (1881) NIPPO      890→ 1,000円
 据置き   A (8036) 日立ハイテク        2,119円
 据置き   B (5019) 出光興産      8,650→ 8,130円

[三菱UFJMS証券]
 引上げ B→A (1662) 石油資源開発    3,200→ 4,000円
 据置き   A (6419) マースエンジ    1,700→ 1,980円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※価格:各証券会社が判断する妥当株価



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【4】世界第3位の資源量                     **
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 現在、全国に54基の原発がありますが、稼働しているのは北海道電力泊3
号機、東京電力柏崎刈羽6号機、関西電力高浜3号機の3基のみです。それら
3基も順次点検に入り、4月下旬には稼働原発がゼロになる予定です。

 もし、原発稼働ゼロで一昨年夏並みの猛暑となった場合、最大電力に対する
供給力が全国で7%不足するとの試算があり、そうなれば国民皆協力して節電
に努力しなければなりません。もちろん、産業的にも、消費的にも、メンタル
的にも打撃を被ることになります。

 そんな状況もあって、民主党は定期点検で停止中の原発の再稼働を容認する
方向で調整を始めたと報道されています。原発に対する安全神話が崩れた現在、
簡単に結論がでる議論だとは思いませんが、行方を見守りたいと思います。

 ところで、資源エネルギー庁がまとめた平成22年度の発電実績(震災前の
数値)は下記のようになっています。

  火力     60.25%
  原子力    31.39%
  水力       8.08%
  地熱       0.27%
  風力・太陽光 0.01%

 
 今回の災害で再生可能エネルギー導入の必要性が高まっており、すでに様々
な動きがあることは周知のことかとは思いますが、地熱発電について少し触れ
ておきたいと思います。

 序文におきまして、日本は世界6位の「海洋国家」だと申しましたが、火山
の多い日本は地熱発電に関して、インドネシア、アメリカに次ぐ世界第3位の
資源量を保有しています。日本には地熱で2340万キロワット発電できる資
源量があるとされていますが、しかし実際の発電容量は55万2千キロワット
で、資源量の40分の1程度しか利用できていません。実際の発電容量では世
界8位にランクを落とします。

 地熱発電は地熱を使ってタービンを回すため、風力発電や太陽光発電と違い、
天候に左右されず安定的に確保できるという利点がありますが、利用できる熱
源のおよそ8割が、法律により開発が厳しく規制されている国立公園や国定公
園の「特別地域」にあるため開発を進めようがないというのが実情です。

 また、熱源の周辺にある温泉地との共存も大きな課題です。湯は温泉の命で
あり、地熱発電のためにボーリングを実施し、その影響で湯量が減ったり、湯
の温度が下がるようなことがあったらどうなるのか・・・その問題に解決の道
筋が見えない限り、温泉地の反対で開発は困難になります。

 「特別地域」が障壁になっている問題に関しては、環境省が検討会を開き、
景観に影響を及ぼさないという条件付きで、特別地域の外から特別地域の地中
の一部に斜めに掘ることを認める基本的な考え方を示しました。環境省はこの
考え方を基に検討を重ね、来月中には新たな開発の方針が示される見通しです。

 温泉地への影響に対する懸念については、既存の源泉の井戸を使い、温泉発
電ユニットを追加する「バイナリー発電」が注目されています。この方法だと
新規掘削をする必要がないため、温泉への影響はありません。

 実際にバイナリー地熱発電の導入を検討している温泉組合も出てきており、
バイナリー発電で温泉地の電力を賄うとともに、温室利用や魚の養殖などの案
もあるようです。

 いずれにしましても、地熱発電の本格利用に向けた動きは始まったばかりで
何もかもこれからという状況ですが、かなりのポテンシャルを秘めていること
は間違いなさそうです。


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【5】編集後記                             mailto:aqua@aqua-inter.com
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「(円高局面の)終わりの始まり」「弱気退散」「(世界的に出遅れていた)日本
株がついに追い上げへ」「底上げムードが強まる」・・・など、最近の地合い
の変化についてのコメントはみな異口同音です。個人投資の懐具合を示す信用
評価損益率は7週連続で改善し、昨年3月の震災時以来の水準を回復してきて
います。少し前までは、上げても下げてもネガティブに捉える人がたくさんい
ましたが、最近は上げても下げてもポジティブに捉える人が増えています。悲
観からは何も生まれず、それ故にポジティブであるということは投資家として
良い状況です。
___________________________________
  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =6年連続受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2011 http://melma.com/contents/moy2011/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 4年連続での『総合大賞』

    (06年と07年はマネー部門賞第1位)


◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年はコンテスト実施せず)


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 発行:アクアリンクス株式会社 関東財務局長(金商)第2282号
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