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             ◎ ハロー株式 ◎       2020/10/23 夕刊

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こんにちは。aquaです。

 きょうは二十四節気の「霜降」で、暦の上では「秋気が去って冬の兆し」を
感じる季節の節目。

 標高795メートルの山中にある神戸市立六甲山小学校では恒例の冬支度、
ストーブに点火する「火入れ式」が行われました。

 冬の近さを感じさせる風物詩ですが、平地で木々が色づくのはこれからです。

 木々が色づき始めるのは最低気温が8度を下回るようになってから。それか
ら約3週間後に紅葉が見頃となります。

 標高が100メートル高くなるごとに気温は0.6度下がり、北の方から、
高い山々からしだいに色づいてきます。

 紅葉前線は栃木県や群馬県の高地まで南下してきましたが、都内を含む南関
東はまだまだこれから。神奈川の平地や都内の紅葉は11月中旬ごろから見頃
を迎えるそうです。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.本日の経済指標等

 3.日本電産の決算



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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  23516.59(+ 42.32)△0.18%
◎TOPIX  1625.32(+  5.53)△0.34%

◎売買高概算    9億6767万株
◎売買代金概算   1兆9159億円
◎時価総額   615兆1271億円

◎値上り銘柄数 1096  ◎(年初来)新高値 31
◎値下り銘柄数  989  ◎(年初来)新安値 18
◎変わらず     95

◎騰落レシオ(25日) 93.70%(前日比2.04%低下)

◎サイコロ(日経平均) 6勝6敗 〇●●〇〇●●〇●〇●〇 50.0%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 +0.36% 75日線比 +1.95%

◎為替  (対 ド ル)104.71(前日比0.17円安)
     (対ユーロ)123.49(前日比0.50円高)

◎売買代金上位(東証1部)

 1.ネクソン <3659>  2890円(+  425円)  788億円
 2.SBG  <9984>  7082円(-    6円)  661億円
 3.任天堂  <7974> 55030円(-  820円)  580億円
 4.トヨタ  <7203>  6973円(+    7円)  276億円
 5.ドコモ  <9437>  3889円(+    2円)  253億円


◆相場概況

 本日の日経平均株価は42円(0.18%)高の2万3516円で取引終了
です。

 昨晩のNY市場は週間の新規失業保険申請件数が減少(雇用情勢が改善)し
たことや9月の中古住宅販売件数が予想を大幅に上回る伸びで約14年半ぶり
の高水準となったことを好感してNYダウは152ドル(0.54%)高。ナ
スダックは21P(0.19%)高。

 これを受けて東京市場も朝方から買いが先行。昼前に大統領候補討論会が波
乱なく終わったことも買い安心感を誘い、上げ幅を広げています。もっとも来
週から本格化する国内企業の決算発表、そして11月3日の米大統領選の投開
票を前に上値を買い上がる動きは限定的です。

 業種別では、ゴム、空運、海運、陸運、石油、保険、証券、銀行、商社、非
鉄などの上げが目立ちます。

 個別銘柄では、SBIが群馬県の東和銀と資本提携する方針を固めたと報じ
られ、33円高の2614円、東和銀も43円高の739円と値を上げていま
す。菅首相が地銀再編を政策の1つと位置づけていることも地銀を軸にした「
第4のメガバンク構想」を掲げるSBIにとって支援材料となっています。

 タイヤ世界首位のブリヂストンが205円高の3618円と大幅高。北米の
市販用タイヤ市場が回復しており、日米でのタイヤ需要の回復が収益寄与する
との見方から買いが入っています。

 紙おむつのユニチャームが64円高の5112円と値を上げ、株式分割考慮
後で上場来高値を更新。使用済みの紙おむつを新たな紙おむつに再生する事業
を始めると発表したことでリサイクルに積極的な姿勢を好感した買いが入って
います。再生紙おむつは22年に発売を予定しています。

 韓国発祥でPC向けオンラインゲーム先駆のネクソンが425円高の289
0円と大幅高。伊藤忠によるTOBで上場廃止となるファミリーマートに代わ
り、ネクソンが新たな日経平均の構成銘柄に選ばれたことで指数組み入れに伴
う買い需要を期待した買いが入っています。

 その他、加藤勝信官房長官が次期戦闘機開発計画について「着実に進めたい
」との考えを示したことで開発主体企業に応募している三菱重工が146円高
の2370円。音響・車載用スピーカー部品専業メーカーで米アップル向けに
同梱イヤホンを供給するフォスター電機が180円高の1434円。

 東海地盤の産業廃棄物処理業者ミダックが197円高の2812円、昨日に
日本触媒との経営統合を中止すると発表して急落した三洋化成が本日は一転し
て195円高の4690円と値を飛ばしています。

 本日の新高値銘柄は、日本M&A、大豊建、ネクソン、ガンホー、竹本容器、
日本電産、ファナック、岩谷産、しまむら、富士急・・・等々です。



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【2】本日の経済指標等                      **
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◎消費者物価
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 9月の全国消費者物価指数(CPI、2015年=100)は、値動きの大
 きな生鮮食品を除く総合が101.3で、前年同月に比べ0.3%の下落。
 下落は2カ月連続。市場予想は0.4%下落。

 生鮮食品とエネルギーを除く総合は101.6と前年同月比横ばい。生鮮食
 品を含む総合も前年比横ばいでした。



◎毎月勤労統計
 ――――――
 8月の毎月勤労統計調査(確報)によりますと、実際の支給額である名目賃
 金(現金給与総額)は前年同月比1.3%減で、支給額に小幅な修正があっ
 たものの減少率は速報値(1.3%減)と変わらずでした。

 物価変動の影響を除いた8月の実質賃金も前年同月比1.4%減と、速報値
 と変わらずです。

 残業代などの所定外給与は速報値の14.0%減から13.5%減に、減少
 幅が小幅に縮小しました。



◎日本PMI ※データ収集期間:10月12~21日
 ―――――
 10月の日本製造業PMI速報値は48.0と、前月確定値(47.7)か
 らやや上向き。

 10月のサービス業PMI速報値は46.6で、前月確定値(46.9)か
 ら低下。

 発表元のIHSマークイットは、10月のPMIを踏まえ「民間企業の10
 ~12期は不調なスタートとなった」としつつも、良い兆候も表れていると
 の見方を示しています。




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【3】日本電産の決算                       **
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 来週の注目ポイントの一つに、23日の日本電産の決算発表があげられます
が、同社の決算が注目されるのにはいくつか理由があります。

 まず、同社の決算発表のタイミングが3月・9月決算の主要企業の中で、最
も早いという点があげられます。

 9月末が半期末・期末だった企業は、おおむね11月中旬までに決算を発表
しますが、日本電産の決算発表は期末翌月の25日前後に行われるのが通例で、
毎回、大企業の先陣を切って決算を発表します。

 もちろん、日本電産の前に9月期決算を発表する企業もありますが、日本を
代表する主要企業の決算発表としては、時価総額が6兆円を超える日本電産が
トップバッターとなります。

 決算発表のタイミングだけでなく、日本電産の事業内容も決算が注目される
理由の一つです。

 ご存知のように日本電産の主力製品は精密小型から超大型までの幅広いライ
ンナップを揃えたモータです。トップシェアを誇るHDD向けのみならず、携
帯電話用振動モータ、車載の電動パワステ用モータ、次世代ブレーキ用モータ、
モータとインバータ、ギアを一体化したトラクションモータの他、家電や商業、
産業用モータなども手掛けます。

 世界中に同社の顧客がおり、必然的にグローバルな景気動向をみる上で同社
の決算に対する注目度が高くなります。永守会長の発言が投資家動向に影響を
与えることもあります。

 また、同社は業績予想について比較的積極的に修正を行うという点も注目さ
れる所以です。

 上場企業は、売上高が当初予想から上下に10%以上の変動があった場合、
もしくは営業損益、経常損益、当期純損益が当初予想から上下に30%以上変
動した場合に会社としての業績予想を修正しなければいけませんが、日本電産
は基準未満の変動幅でも業績予想を修正することが多々あります。

 また、増額修正する場合は、増配などで積極的に株主還元を手厚くするのも
同社の特徴です。

 このような日本電産の決算及び業績予想は、他の製造業の業績の変化を予想
する上でも参考になるため市場の注目を集めます。




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【4】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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来週は週初の日本電産の決算を皮切りに、週後半にかけて9月中間決算の発表
が本格化し、決算内容を映して個別物色の様相が強まる見通しです。ちなみに
決算発表のピークは11月13日(金)です。

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