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こんにちは。aquaです。

 ゲーム理論を説明する際の代表的な例に「囚人のジレンマ」があります。

 共犯したと思われる2人の囚人(AとB)が、各々別室で取り調べを受けて
いる状況をまず想定します。

 本来は2人とも懲役5年の刑が妥当ですが、互いに黙秘(協力)すれば証拠
不十分で2人とも懲役2年に減刑されます。そこで取調官は(一方が黙秘して
いる状況でもう一方に)自白(裏切り)すれば無罪放免にしてやるともちかけ
ます。1人が自白し、もう一方が黙秘した場合、黙秘した方は懲役10年を科
せられます。2人とも自白した場合は、ともに5年の懲役です。

 囚人Aの立場で考えれば、Bが黙秘した場合、自分も黙秘すれば2年の懲役、
自分が自白すれば無罪放免となるため、自白をしたほうが得だということにな
ります。Bが自白した場合は、自分が黙秘すれば10年の懲役、自分も自白す
れば5年の懲役となるため、やはり自白が得策だということになります。

 Bの立場で考えても自白することが最適な選択になり、結果は両者の自白に
よってともに5年の懲役が科せられます。

 これがいわゆる「囚人のジレンマ」です。なぜ「ジレンマ」かと言いますと、
互いに黙秘(協力)すれば懲役2年で済むのに、互いに自分の利得のために裏
切るため、結果としてより低い利得(上記の場合は懲役5年)に甘んじること
になるからです。

 本日から日本でも「司法取引」制度が導入されました。ハリウッド映画では
よく目にしますが、犯罪の証拠を提出したり証言するなど捜査に協力した見返
りに、処分を軽くしてもらうことができます。これが司法取引です。

 司法取引の対象となるのは、贈収賄や脱税、カルテルや談合、粉飾決算、イ
ンサイダー取引などの企業犯罪の他、詐欺や恐喝、薬物・銃器犯罪なども含ま
れます。

 日本の犯罪捜査はこれまで、証拠を集め、取り調べによって容疑者から自白
を引き出すことが最優先とされてきました。贈収賄や企業犯罪、暴力団犯罪な
どでは供述や証拠が得にくいため立件を見送らざるをえないケースがあり、実
行犯だけが捕まりトカゲのしっぽ切りで終わるケースも少なくありませんでし
たが、司法取引によって犯罪の大本をあぶり出す効果が期待できます。

 ただし、処分を軽くしてもらいたいために嘘の供述を行って無実の人を巻き
込む恐れがあり、慎重な運用が求められています。




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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な投資判断

 3.本日の経済指標等の結果

 4.ダマシとアヤ






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  22171.35(- 30.47)▼0.14%
◎TOPIX  1749.17(+  1.72)△0.10%

◎売買高概算   16億0599万株
◎売買代金概算   2兆6512億円
◎時価総額   650兆0529億円

◎値上り銘柄数 1127   ◎(年初来)新高値  60
◎値下り銘柄数  884   ◎(年初来)新安値 146
◎変わらず     73

◎騰落レシオ(25日) 92.51%(前日比3.57%低下)

◎サイコロ(日経平均) 6勝6敗 〇〇〇●●●〇〇●●〇● 50.0%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 -1.65% 75日線比 +1.08%


◎為替  (対 ド ル)109.19(前日比0.43円安)
     (対ユーロ)127.53(前日比0.16円安)

◎出来高上位

 1.日本通信 <9424>   169円(+   50円)14608万株
 2.みずほ  <8411> 191.1円(+  1.4円)10973万株
 3.三菱UFJ<8306> 666.2円(+ 10.4円) 8894万株
 4.マネックス<8698>   654円(+    8円) 4348万株
 5.東芝   <6502>   303円(-    3円) 2871万株

◎売買代金上位

 1.日経レバE<1570> 19620円(-  100円) 1027億円
 2.任天堂  <7974> 43200円(- 1800円)  956億円
 3.トヨタ自 <7203>  7122円(+  201円)  917億円
 4.三菱UFJ<8306> 666.2円(+ 10.4円)  591億円
 5.ソフトBK<9984>  7762円(-    3円)  470億円



◆相場概況

 本日の東京マーケットは日経平均株価が小幅安、30円(0.14%)安の
2万2171円で取引終了です。

 昨晩のNYダウが251ドル安となったことを受けて朝方から売りが先行、
寄付き直後には下げ幅が103円となる場面がありました。ただ、売り一巡後
は円相場が1ドル=108.80円前後から109.20円前後まで円安に振
れたことを横目に買いが入り、10時過ぎには115円高まで上昇。

 もっとも、今晩日本時間21:30に注目の5月米雇用統計の発表を控えて
上値を買い上がる動きは限定的、大引けは小幅安となっています。売買代金は
2兆6512億円、上海総合指数は上海総合指数は20ポイント(0.6%)
安の3075です。

 業種別では、自動車、石油、建設、銀行などが高く、一方で電力ガス、化学、
食品、機械、不動産などが下げています。

 日本通信が50円高の169円とストップ高。群馬銀行などと共同でスマー
トフォンで安全安心な金融取引を実現するフィンテックプラットフォームの実
証実験をすると発表。金融庁の「FinTech実証実験ハブ」の支援案件に
採用された模様であり、好感した買いが集まっています。

 トヨタが201円高の7122円と値を飛ばしています。円相場の円高傾向
が一服し、輸出採算が悪化するとの懸念が後退しており、7600円どころか
ら6800円近辺まで下押しした後だけに先高期待の見直し買いが入っていま
す。

 オリンパスが155円高の4015円と値を飛ばしています。米有力アクテ
ィビストのバリューアクト・キャピタルがオリンパス株を保有したことが明ら
かとなっています。世界有数のモノ言う株主だけに、改革と株高を促す提案を
することへの期待から買いが入っています。

 その他、 名古屋地盤の居酒屋チェーンのヨシックスが390円高の403
5円、半導体・太陽電池の製造に必要な化学材料を製造販売するトリケミカル
が好業績発表で360円高の4910円、プリント基板向け電子材料の有沢製
作が84円高の1261円。

 美容関連情報サイト「アットコスメ」運営のアイスタイルが73円高の12
74円、ソーシャルゲームや着メロ開発のモバイルファクトリーが128円高
の1728円と大幅高です。一押しの大成建設も120円高の6110円と上
値追いの展開継続中です。

 本日の新高値銘柄は、マルハニチロ、不二油、スタートトゥ、ヨシックス、
アステラス薬、久光薬、ファンケル、リクルート、月島機械、象印、ゴールド
ウイン、カナモト・・・等々です。




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【2】主な投資判断                        **
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[モルガンSMUFJ証券]
 引上げ B→A(6762)TDK      10,000→13,000円

[野村証券]
 引上げ B→A(4182)三菱ガス化     3,250→ 3,560円
 据置き   A(6383)ダイフク      8,500→ 7,500円
 据置き   A(9470)学研HD      5,700→ 6,500円

[SMBC日興証券]
 据置き   A(3088)マツモトキヨシ   4,750→ 6,300円
 据置き   A(8273)イズミ       8,000→ 8,300円
 据置き   A(9435)光通信      19,000→21,000円
 据置き   C(6954)ファナック    22,000→18,000円

[三菱UFJMS証券]
 据置き   A(2733)あらた       6,000→ 7,700円
 据置き   A(6952)カシオ       2,000→ 1,950円
 据置き   A(7817)パラベッド     6,020→ 5,740円
 据置き   A(3254)プレサンス     2,150→ 2,500円
 据置き   A(6140)旭ダイヤ      1,400→ 1,200円
 据置き   A(6274)新川        1,900→ 1,700円
 据置き   A(9003)相鉄HD      4,130→ 4,200円

[みずほ証券]
 据置き   A(4516)日本新薬      9,200→ 9,300円
 据置き   A(4921)ファンケル     3,600→ 5,800円
 据置き   A(6586)マキタ       5,750→ 5,500円
 据置き   A(6849)日本光電      3,300→ 3,500円


 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【3】本日の経済指標等の結果                   **
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◎法人企業統計
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 18年1~3月期の法人企業統計によりますと、全産業ベース(金融業と保
 険業を除く)の売上高は前年同期比3.2%増と、前回調査(17年10~
 12月期、5.9%増)から伸び率が縮小したものの6四半期連続の増収と
 なりました。

 全産業の経常利益は0.2%増で前回調査(0.9%増)から伸びが鈍化。
 非製造業が5.0%の増益となった一方、製造業が8.5%の減益となった
 ことが響きました。ただ、全産業ベースの増益は7四半期連続で、1~3月
 期としては過去最高を記録しています。

 設備投資は3.4%増と、6四半期連続で増加したものの前回調査(4.3
 %増)から伸びが鈍化。

 8日発表の18年1~3期GDP改定値に反映される「ソフトウエアを除く
 全産業」の設備投資は季節調整済みの前期比で0.0%減と3四半期ぶりの
 マイナスとなっています。



◎財新PMI
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 中国メディアの財新と英調査会社IHSマークイットが発表した中国の5月
 の製造業購買担当者景気指数(PMI)はの51.1で前月比横ばい。市場
 予想(51.0)をわずかに上回りました。景気判断の分れ目となる50を
 上回るのは12カ月連続です。

 尚、中国国家統計局が昨日発表した5月の製造業PMIは前月比0.5ポイ
 ント上昇の51.9と8カ月ぶりの高水準となっています。



◎新車販売台数(5月)
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 登録車  23万6023台 前年同月比0.6%減  2カ月ぶり減少
 軽自動車 13万5844台   同  0.6%増  2カ月連続増加

  合計  37万1867台   同  0.2%減  2カ月ぶり減少





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【4】ダマシとアヤ                        **
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 相場のテクニカル分析において、結果的に意味のないテクニカル上のサイン
のことを「ダマシ」と呼びます。

 あるテクニカル指標が弱気に転換しても、一時的な動きに過ぎず、すぐに元
の買い優勢の状況に戻るといった事象はよくあることです。


 また、長期的な相場の流れからみて、大勢に影響のない小さな相場の動きを
「アヤ」と呼びます。

 上昇相場でも下落相場でも、一本調子で一方向の値動きが続くことはそう多
くはありません。

 一般的に相場は休みつつ進むもので、例えば上昇相場の形成途上で少しだけ
下げる動きを「アヤ押し」と言い、大勢的に見て上昇基調に変化を及ぼすもの
ではありません。

 反対に、相場が下げる過程で一時的に高くなる動きを「アヤ戻し」と言いま
す。この場合も大勢的な下落基調に変化はありません。





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【5】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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トランプ米政権は昨晩、鉄鋼・アルミの追加関税の対象国を拡大しました。ト
ランプ大統領は自国産業の保護と言いますが、実際には鉄鋼・アルミ産業の米
国経済に占める割合は小さく、一方で米国は世界最大の鉄鋼輸入国であり、鉄
鋼などへの関税強化は原材料コストの上昇を招き、自国産業の収益を悪化させ
ます。トランプ大統領の保護主義政策は、通商政策で相手側から譲歩や有利な
条件を獲得するために行われており、選挙民に強い指導者をアピールするため
の手段の一つであり、米朝関係も含めてトランプ流の「ディール(取引、駆け
引き)」そのものです。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 12年連続受賞 =


◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2017
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  10年連続で『総合大賞』  06年~08年はマネー部門賞第1位

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  → http://www.mag2.com/events/mag2year/2017/


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