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こんにちは。aquaです。

 ある村で、皆が酒を持ち寄って酒宴を開こうとなりました。それぞれ持ち寄
った酒で樽を満たしてゆくのですが、ある村人が「自分一人ぐらいごまかして
もばれないだろう」と素知らぬ顔で水を樽に入れます。

 いよいよ樽も満たされたので、皆が集まって酒宴となります。コップになみ
なみと注ぎ、いざ「カンパーイ!」となって飲むと皆が大きな声をあげます。
「なんだこれは!水じゃないか!」と。

 皆が「自分一人くらいズルをしても問題ないだろう」と考えた結果、樽は酒
ではなく水で満たされていたというお話です。

 さて、中央省庁が障害者雇用を水増ししていたという問題ですが、障害者雇
用促進法は、すべての事業主(従業員45.5人以上)に法定雇用率以上の割
合で障害者を雇用することを義務付けています。原則として身体障害者手帳や
精神障害者保健福祉手帳を持つ人や児童相談所などで知的障害者と判定された
人が対象となります。

 今年4月からの障害者の法定雇用率は、民間企業で2.2%(以前は2.0
%)、模範となるべき国や自治体は2.5%(同2.3%)となっています。

 民間企業の場合、法定雇用率が達成できないと、納付金(不足している障害
者1人につき月額5万円)という罰金が科せら、障害者雇用に消極的だとして
社名を公表されることもあります。

 これまでの報道によりますと、中央省庁による障害者雇用の水増し(主に手
帳交付に至らない比較的障害の程度が軽い職員などの合算)は、障害者雇用が
義務化された1976年の当初から恒常的に行われていたとされ、中にはほぼ
水増し分で雇用率の達成を報告していた官庁もあるようです。

 ちなみに、厚生労働省は障害者雇用の監督官庁であるためチェックされるこ
とのない立場にあり、企業の納付金は厚生労働省の天下り先となっている独立
行政法人の「高齢・障害・求職者雇用支援機構」に納められ、納付金の一部は
役員の高額な報酬に充てられています。




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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な投資判断

 3.本日の経済指標等の結果

 4.移動平均線と株価






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  22799.64(+197.87)△0.88%
◎TOPIX  1728.95(+ 19.75)△1.16%

◎売買高概算   10億4583万株
◎売買代金概算   1兆8434億円
◎時価総額   632兆2077億円

◎値上り銘柄数 1767   ◎(年初来)新高値 53
◎値下り銘柄数  273   ◎(年初来)新安値 11
◎変わらず     65

◎騰落レシオ(25日) 98.84%(前日比6.50%上昇)

◎サイコロ(日経平均) 7勝5敗 ●●〇●●〇●〇〇〇〇〇 58.3%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 +1.51% 75日線比 +1.48%


◎為替  (対 ド ル)111.06(前週末比0.33円高)
     (対ユーロ)128.88(前週末比0.16円安)

◎出来高上位

 1.みずほ  <8411> 195.4円(+  0.8円) 7100万株
 2.スルガ銀 <8358>   607円(+   43円) 3427万株
 3.三菱UFJ<8306> 671.8円(+  3.2円) 2998万株
 4.BBタワー<3776>   354円(+   54円) 1872万株
 5.楽天   <4755> 808.7円(+ 28.9円) 1652万株

◎売買代金上位

 1.日経レバE<1570> 20700円(+  380円) 1145億円
 2.任天堂  <7974> 38850円(+  980円)  743億円
 3.ソフトBK<9984> 10175円(+   75円)  484億円
 4.トヨタ自 <7203>  6966円(+  136円)  350億円
 5.ファストリ<9983> 52660円(+  640円)  300億円



◆相場概況

 本日の東京マーケットは日経平均株価が5日連続高、197円(0.88%)
高の2万2799円で取引終了です。この5日間での上げ幅は600円となり
ます。

 週末のNYダウが133ドル高となり、ナスダック指数と米S&P500種
指数はいずれも史上最高値を更新したことを受けて東京市場も朝方から幅広い
銘柄に買いが先行。その後も上海市場が大幅高、インドなどアジア主要市場も
軒並み上昇していることを横目に上げ幅を広げています。

 ただ、売買代金は1兆8434億円と7日連続で2兆円を下回り、2兆円割
れの連続記録としては2017年8月21日~29日の7日連続に並んでいま
す。上海総合指数は51ポイント(1.8%)高の2780です。

 業種別では、非鉄、石油、電機、機械、不動産などの上げが目立ち、一方で
海運、空運が下げています。

 個別銘柄では、プリント配線板で国内上位のメイコーが243円高の292
4円と大幅高で昨年来高値更新。車載用やスマートフォン向けのプリント配線
板が好調であり、増配の意向も示していることから株価先高を期待した買いが
膨らんでいます。

 創薬ベンチャーのメドレックスがストップ高、150円高の915円となっ
ています。経皮吸収技術について武田薬品と技術ライセンス契約を結んだと発
表。収益向上を期待した買いが集まっています。 

 トヨタ自動車グループ4社で電装品に強いデンソーと変速機など駆動部品を
手掛けるアイシン、ステアリングのジェイテクト、アイシン子会社でブレーキ
事業を手掛けるアドヴィックスが新会社を設立して自動運転の中核技術の外販
に乗り出すと報じられ、デンソーが82円高の5268円、アイシンが90円
高の5090円、ジェイテクトも32円高の1510円と値を上げています。

 自動運転車の中核となる制御システムを開発して世界の大手メーカーなどに
販売する計画です。

 スマートフォン向けゲームアプリ「アークザラッドR」の開発を手掛けるオ
ルトプラスが3日連続でストップ高、150円高の938円となっています。
23日配信開始のスマートフォン向けゲームアプリ「アークザラッドR」が米
アップルのゲームアプリランキングで上位に入っており、収益拡大を期待した
買いが連日で集まっています。

 その他、一押しで再生医療関連のタカラバイオが5日連続高で34円高の2
741円、同じくど真ん中銘柄のソニーも115円高の6170円、リチウム
イオン電池セパレーター専業メーカーのダブル・スコープが115円高の99
4円、自動車部品鋳造の北川鉄工が増配意向を示して260円高の2832円
と大幅高です。

 本日の新高値銘柄は、三井松島、MonotaRO、旭化成、メイコー、タ
カラバイオ、リクルート、古野電気、ジャムコ、イオン、王将・・・等々です。




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【2】主な投資判断                        **
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[クレディS証券]
 据置き   A(3436)SUMCO     3,900→ 3,530円
 据置き   A(4063)信越化学     12,400→12,800円

[UBS証券]
 引下げ B→C(6645)オムロン      6,400→ 4,000円

[JPモルガン証券]
 据置き   B(9202)ANA       4,690→ 4,450円

[野村証券]
 据置き   A(4503)アステラス薬    2,200→ 2,500円
 据置き   A(6465)ホシザキ     12,000→11,500円

[SMBC日興証券]
 据置き   A(3966)ユーザベース    4,220→ 4,060円

[三菱UFJMS証券]
 据置き   A(1662)石油資源      3,120→ 2,940円
 据置き   A(4739)CTC       2,400→ 2,650円
 引上げ B→A(6370)栗田工       3,900→ 4,000円
 据置き   B(1605)国際帝石      1,300→ 1,210円

[みずほ証券]
 据置き   A(3101)東洋紡       2,600→ 2,500円
 据置き   A(5333)ガイシ       2,400→ 2,200円

[大和証券]
 据置き   1(5301)東海カーボン    2,400→ 3,200円


 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【3】本日の経済指標等の結果                   **
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◎中国工業企業利益
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 中国国家統計局が発表した7月の工業企業利益は前年比伸び率が16.2%
 と、3カ月連続で伸びが鈍化しました。

 1~7月では前年同期比で17.1%増加し、1~6月の17.2%増から
 伸びが縮小しています。



◎外食売上高
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 7月の外食全体の客数は、西日本の豪雨、全国的猛暑、台風などの影響で前
 年同月比1.1%減となりましたが、客単価の上昇により売上高は0.5%
 増と23カ月連続で前年実績を上回りました。





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【4】移動平均線と株価                       **
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 株価チャートに描かれた移動平均線は、ある一定期間の終値の平均値を結んだ
線であり、相場の方向性を示すとともに、ある一定期間の売買コストでもありま
す。

 そうした性質上、移動平均の水準は、株価との位置関係で下値支持にも上値抵
抗にもなります。

 株価が移動平均線を意識した動きとなることが多いのも事実で、上昇トレンド
にある場合には株価はおおむね移動平均線の上位で推移し、下落トレンドにある
場合には下位に位置するという関係性から、株価が移動平均線の上に位置するの
か、下に位置するのかでは相場の見方も変わってきます。

 下落トレンドにある場合には期間の長い移動平均線が期間の短い移動平均線の
上位に位置しますが、この関係が逆転することを「ゴールデンクロス」と呼び、
古くから相場の転換点として認識されています。

 反対に、上昇トレンドから下落トレンドに転ずる際は期間の短い移動平均線が
期間の長い移動平均線を下方に突き抜ける「デッドクロス」が現われます。

 また、移動平均の水準はある一定期間の平均買値であり平均売値でもあるため、
株価がその水準から大きく離れれば離れるほど逆の力が働きます。

 つまり、下方に大きく離れた場合には下げ止まるかあるいは一旦は戻し、上方
に大きく乖離した場合には上げ止まるか一旦は下押す可能性が高くなります。

 尚、本誌夕刊では日経平均株価と25日線および75日線との乖離率、朝刊に
は日経平均株価と移動平均線を含む各節目との位置関係を記載しておりますので
参考にしていただければ幸いです。




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【5】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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移動平均線のクロス(交差)は、実際上は相場変動の追認サインに過ぎません
が、「トレンドは継続する」という観点から、強気・弱気のサインとして注目
されます。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 12年連続受賞 =


◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2017
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  → http://www.mag2.com/events/mag2year/2017/


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