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こんにちは。aquaです。


  「月曜日、腹いっぱいに株を買い。火曜日、大成金の仲間入り。

   水曜日、大邸宅を買い求め。木曜日、自動車走らせ意気揚揚。

   金曜日、芝居見物華やかに。土曜日、救貧院のご厄介。」


 世界恐慌の引き金となったNY株の大暴落「暗黒の木曜日」が起こったのは
1929年の10月で、上記は当時流行った戯れ歌です。相場師の浮き沈みの
激しさを揶揄しています。

 本日の日本株は、NY株が大幅安となった流れを受けて大きく値を下げまし
た。日経平均の822円安は今年4番目の下げ幅で、今年は500円超
の値下がりが8日もあり、多いという印象です。

 本日、年初来安値を更新した銘柄は800を超え、世界経済の先行き不安を
背景にした世界的な株安と円相場の急伸で売りが広がった2016年2月12
日(新安値更新1023銘柄)以来、およそ2年8カ月ぶりの多さです。
 
  ※ちなみに、その翌営業日の16年2月15日は市場の不安感がひとまず
   後退し、日経平均は1069円高の大幅上昇となっています。

 全面安商状の中で逆行高となっている銘柄はいくつもありますが、海洋性コ
ラーゲン主成分のゲル化粧品「ドクターシーラボ」を手掛けるシーズ・ホール
ディングスは2日続けてストップ高と急騰しています。

 23日の引け後に、衛生用品・医薬品大手の米ジョンソン&ジョンソンがシ
ーズHDに対し1株5900円で公開買い付け(TOB)を行い完全子会社化
を目指すことが明らかになり、シーズHD側もこれに賛同の意見を表明しまし
た。

 TOB価格の5900円は、23日終値の3800円と比べ55%高い水準
で、それにサヤ寄せする形で買いが入っており、本日は5200円までの上昇
で取引を終了しましたが明日にはTOB価格の5900円に到達する見通しで
す。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
……………………………………………………………………………………………



 1.今日の相場

 2.主な投資判断

 3.本日の経済指標等の結果

 4.TOBとMBO






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  21268.73(-822.45)▼3.72%
◎TOPIX  1600.92(- 51.15)▼3.10%

◎売買高概算   16億4130万株
◎売買代金概算   2兆9813億円
◎時価総額   596兆4466億円

◎値上り銘柄数   34   ◎(年初来)新高値   3
◎値下り銘柄数 2072   ◎(年初来)新安値 802
◎変わらず      3

◎騰落レシオ(25日) 81.37%(前日比12.17%低下)

◎サイコロ(日経平均) 6勝6敗 〇●〇●〇〇●●〇●〇● 50.0%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 -8.42% 75日線比 -6.58%


◎為替  (対 ド ル)112.11(前日比0.39円高)
     (対ユーロ)127.91(前日比0.33円高)

◎出来高上位

 1.みずほ  <8411> 187.9円(-  2.2円)15467万株
 2.三菱UFJ<8306> 650.2円(- 13.9円) 7241万株
 3.日経Wイン<1357>  1293円(+   92円) 4897万株
 4.ブロメディ<4347>    72円(-    2円) 3954万株
 5.サンキャピ<2134>   104円(-    2円) 2986万株

◎売買代金上位

 1.日経レバE<1570> 18100円(- 1500円) 2810億円
 2.ソフトBK<9984>  8800円(-  405円) 1032億円
 3.任天堂  <7974> 35450円(- 1690円)  717億円
 4.ファストリ<9983> 54400円(- 2830円)  665億円
 5.ソニー  <6758>  5869円(-  339円)  650億円



◆相場概況

 本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅安、822円(3.72%)安
の2万1268円で取引終了です。

 昨晩のNYダウが608ドル(2.4%)安、ナスダックが329ポイント
(4.4%)安となったことを受けて東京市場も朝方から売りが優勢。円相場
が一時1ドル=111.80円前後の円高に振れたことも重石となり、引けに
かけて徐々に下げ幅を拡大しています。

 2830円安の5万4400円と大きく下落した値ガサ株のファーストリテ
イが日経平均株価を約104円、ソフトバンクが45円、ファナックが28円、
東京エレクが23円、TDKが21円ほど押し下げており、5銘柄合計で22
3円押し下げています。

 売買代金は2兆9813億円、東証1部上場銘柄の時価総額は596兆円と
17年9月12以来約1年ぶりに600兆円を下回っています。上海総合指数
は0.5ポイントの小幅高で2603です。

 業種別では、33業種全て下落。特に、サービス、電機、精密、機械、医薬
品、非鉄、鉄鋼、建設、化学、証券などの下げが顕著です。

 個別銘柄では、相場全般安の中にあって、メディア工房が53円高の496
円と12%の大幅高。同社は携帯やPC向けに占いやゲームなどのコンテンツ
を配信していますが、国外を医療目的で訪れる「医療ツーリズム」を中心とし
た合弁会社を香港で設立するとしたことで収益拡大を期待した買いが膨らんで
います。今、世界的規模で医療ツーリズムが人気化しています。

 携帯・デジタル家電・高度道路交通システム(ITS)など幅広くソフトウ
ェア検証サービスを手掛けるベリサーブがストップ高で700円高の5330
円と15%の大幅高。19年3月期第2四半期累計(18年4~9月)の好業
績を発表し、好感した買いが膨らんでいます。車載機器の検証業務など自動車
メーカーを含めた自動車分野が収益を牽引しています。

 パナソニックが小幅ながら6円高の1222.5円と逆行高。パナソニック
の車載用電池供給先である米テスラが7~9月期決算で最終損益が8四半期ぶ
りに黒字に転換したと発表。テスラのEV販売が増えたことでパナソニックの
電池の供給も増加するとの見方から買いが入っています。

 その他、臨床検査薬大手で便潜血検査試薬(OC)はシェア5割超の栄研化
学が155円高の2428円と大幅高、上下水処理を手掛ける月島機械が好業
績発表で66円高の1400円、大正製薬グループで乳酸菌に特化して胃腸薬
など市販薬が6割を占めるビオフェルミンも決算発表を手掛かりに106円高
の2869円と値を飛ばしています。

 本日の新高値銘柄は、ベリサーブ、北恵・・・等々です。




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【2】主な投資判断                        **
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[ドイツ証券]
 据置き   B(8227)しまむら     11,400→10,000円

[UBS]
 据置き   A(6594)日本電産     21,000→20,000円

[モルガンSMUFJ証券]
 新 規   A(4552)JCRファーマ       7,200円

[野村証券]
 据置き   A(4452)花王        9,020→ 8,860円
 据置き   A(9722)藤田観光      5,650→ 5,290円
 据置き   B(4519)中外製薬      6,500→ 7,000円

[三菱UFJMS証券]
 据置き   B(7270)SUBARU    3,700→ 3,600円

[みずほ証券]
 据置き   A(1812)鹿島        2,400→ 1,770円

[大和証券]
 据置き   2(3091)ブロンコビリー   4,220→ 3,470円


 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【3】本日の経済指標等の結果                   **
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◎企業向けサービス価格
 ――――――――――
 9月の企業向けサービス価格指数(2010年平均=100)は105.0。
 前年同月に比べ1.2%の上昇で、前年比での上昇は63カ月連続です。前
 月比では0.1%の上昇でした。



◎外食売上高
 ―――――
 9月は北海道の地震や2度の台風上陸などがありましたが、土日祝日日数が
 前年に比べ2日多かったことから、9月の外食産業(ファーストフード、フ
 ァミリーレストラン、パブ・居酒屋、喫茶)の売上高は前年比3.0%増と
 25カ月連続で前年実績を上回りました。



◎対内証券投資・株式(財務省集計)※カッコ内は前週の動向
 ―――――――――
 10月14日~10月20日

  海外投資家 + 765億円(+ 544億円) 4週連続買い越し



◎投資部門別の売買状況(東証集計)※カッコ内は前週の動向
 ――――――――――
 10月第3週(10月15日~19日、日経平均162円下落・週間)

  個人投資家 +2756億円(+6023億円) 3週連続買い越し

  海外投資家 -2120億円(-3290億円) 2週連続売り越し

  事業法人  + 249億円(+ 332億円) 2週連続買い越し

  信託銀行  + 339億円(- 731億円) 5週ぶり買い越し


 ※個人の取引別動向は、現金が差し引き1582億円の買い越し、信用取引
  も差し引き1174億円の買い越しとなっています。

 ※投資部門別売買状況で「事業法人」は企業の自社株買い等、「信託銀行」
  は年金資金等の売買動向を反映しています。

 ※海外投資家の売買状況の推移は下記にてご確認いただけます。
  (週間)→ http://www.aqua-inter.com/hint/w_data.html#weekly

  尚、10月第3週の海外投資家の先物(225先物、225ミニ、TOP
  IX先物、ミニTOPIX、JPX400先物)の売買動向は9036億
  円の売り越しで、現物と先物の合計では1兆1156億円の売り越しです。




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【4】TOBとMBO                      **
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 M&A(合併・買収)関連の用語をいくつか解説させていただきます。



【TOB】(Take Over Bid) ※株式公開買い付け

 企業の買収手段の一つで、株式買付期間・買付価格・数量などの条件を公開
 して不特定の投資家から株式を買い集める方法。

 買付対象企業の取締役会の賛同を得ずに行う場合を「敵対的TOB」と言い、
 経営陣が賛同している場合は「友好的TOB」となります。

 買付価格は実勢価格にプレミアを乗せて提示されることが多く、TOBが発
 表されますと買付価格にサヤ寄せする形で株価が上昇することがよくありま
 す。

 ※序文でふれたシーズHDのケースが友好的TOBです。


【MBO】(Management Buyout)

 企業買収の一形態で、その企業の経営陣が自社の株式や事業部門を買収する
 こと。

 経営者が自社の大株主になることで、意思決定の自由度やスピードを上げる
 狙いがある他、親会社から事業を切り離す際や、上場のメリットよりも敵対
 的買収を回避するために株式非公開化を目的として実施されることがありま
 す。

 ※ワタベ(4696)が、取締役会でMBO提案と報じられ急伸しています。


【LBO】(Leveraged Buyout)

 買収をしようとする企業の資産や将来のキャッシュフローを担保に借り入れ
 し、少ない自己資金で買収を行うこと。借り入れの返済は、買収先の資産の
 売却やキャシュフローによって行われるのが一般的です。



 尚、NY市場では週明けに合併や買収の話が出てくることが多く、「マージ
ャーマンデー(合併の月曜日)」との言葉もあります。




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【5】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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著名投資家のピーター・リンチは「確信があるときに株へ入っていき、不安を
感じるときに逃げ出す人」が株式投資で成功するのは難しいと言っていますが、
そういう人の方が多いのが現実です。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 12年連続受賞 =


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