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             ◎ ハロー株式 ◎       2019/03/04 夕刊

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こんにちは。aquaです。

 中国では明日から、年に1度の全国人民代表大会(全人代)が開幕します。
会期は11日間で、15日に閉幕する予定です。

 約3千人の代議員を擁する全人代は中国の一院制議会で、日本における国会
に相当しますが、国民の直接選挙によって選出された議員で構成される日本の
国会とは違い、全人代は省や自治区・直轄市・特別行政区の人民代表大会及び
中国人民解放軍から選出された代議員によって構成されます。

 ちなみに、約14億人の人口を抱える中国の憲法には「中国共産党が中国を
指導する」と明記されており、約8900万人の党員の中から選ばれた371
名からなる中央委員会が党運営を担っています。

 実際に政策を討議・決定するのは中央委員会の上部にある中央政治局の25
名の委員で、さらにその中の7人が政治局常務委員として日々の方針を決定し
ています。

 この中央政治局常務委員会(党最高指導部)が事実上国家の最高意思決定機
関であり、メンバーの7人(チャイナ・セブン)が約14億人を統治する構図
となっています。

 全人代は、立法機関かつ、行政権・司法権・検察権に優越する最高権力機関
として位置づけられていますが、実際には形骸化した機関で、最高指導部が決
定した方針を広くアナウンス(公表)する場となっています。

 アナウンスとは、李克強首相が全人代の初日に行う演説「政府活動報告」の
ことで、この報告で前年の成果とその年の経済目標や政策方針を発表します。

 今年の経済成長率目標については、従来の「6.5%前後」から引き下げる
だろうと報じられています。中国政府は2020年のGDPを2010年比で
2倍にするとの長期目標を掲げており、目標達成には成長率を6%超に保つ必
要があることから、修正後の今年の成長率目標は「6.0~6.5%」程度に
なる見通しです。

 政府活動報告には景気刺激策も盛り込まれる見通しで、包括的な減税を打ち
出す可能性も指摘されています。

 その他、今回の全人代では、外国企業の技術を強制的に中国に移転させるこ
とや外国企業の慣行に中国政府が違法に干渉することを禁じた「外商投資法」
が成立する見通しで、通商政策で不信感を募らせている米国はじめ諸外国への
アピールを狙います。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な投資判断

 3.本日の経済指標等の結果

 4.出来高回転率






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  21822.04(+219.35)△1.02%
◎TOPIX  1627.59(+ 11.87)△0.73%

◎売買高概算   11億2781万株
◎売買代金概算   2兆1536億円
◎時価総額   613兆9649億円

◎値上り銘柄数 1481   ◎(昨年来)新高値 35
◎値下り銘柄数  579   ◎(昨年来)新安値  3
◎変わらず     72

◎騰落レシオ(25日)111.26%(前日比1.13%上昇)

◎サイコロ(日経平均) 8勝4敗 ●〇〇〇〇●〇●〇●〇〇 66.6%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 +3.44% 75日線比 +3.30%


◎為替  (対 ド ル)111.95(前週末比0.14円安)
     (対ユーロ)127.22(前週末比0.07円安)

◎出来高上位

 1.みずほ  <8411> 176.1円(+  0.6円) 7856万株
 2.レオパレス<8848>   272円(+   13円) 7083万株
 3.三菱UFJ<8306> 581.0円(+  2.6円) 3514万株
 4.JXTG <5020> 533.5円(+  9.0円) 2076万株
 5.楽天   <4755>   940円(+   56円) 2066万株

◎売買代金上位

 1.日経レバE<1570> 18790円(+  380円) 1042億円
 2.ソフトBG<9984> 10675円(+  250円)  895億円
 3.武田薬  <4502>  4808円(+  209円)  705億円
 4.任天堂  <7974> 30400円(-  490円)  559億円
 5.ZOZO <3092>  2214円(+   29円)  382億円



◆相場概況

 本日の東京マーケットは日経平均株価が先週末の217円高に続いて連日で
上昇、219円(1.02%)高の2万1822円で取引終了です。

 週末のNYダウが110ドル高となり、円相場も1ドル=111.90円前
後と円安に振れたことを好感して朝方から幅広い銘柄に買いが先行。米・中が
双方に追加関税の引き下げを検討と報じられたことで貿易協議の進展に対する
期待感が高まったことも支援材料となり、終日高い水準での値動きとなってい
ます。

 中国では明日から全国人民代表大会が始まり、減税やインフラ投資の拡大な
ど景気浮揚政策への期待も高まっています。売買代金は2兆1536億円、上
海総合指数は33ポイント(1.1%)高の3027と3000ポイント台乗
せとなっています。

 業種別では、石油、精密、機械、電機、医薬品、非鉄などの上げが目立ち、
一方で電力ガス、自動車、陸運、小売などは下げています。

 個別銘柄では、武田薬品が209円高の4808円と大幅高。19年3月期
に1株当たり180円(期末配当は90円)の配当を計画しており、配当利回
りは3.7%と高いことから高配当に加えて業績向上による株高を期待して外
国人と見られる買いが入っています。

 引っ越し業界首位のサカイ引越が220円高の7060円と値を飛ばしてい
ます。2月月次売上高が前年同月比13%増と7カ月連続で前年を上回ってお
り、これから春の引っ越しシーズンの到来を控えて需要増による更なる業績拡
大を期待した買いが入っています。

 遺伝子組み換えカイコでアステラスと共同研究をしている免疫生物研究所が
ストップ高、150円高の960円となっています。遺伝子組換えカイコで抗
HIV抗体を生産し、HIV感染症を治療する抗HIV抗体医薬品の開発を進
めており、PMDA(医薬品医療機器総合機構)から同意を得ることができた
と発表。遺伝子組換えカイコを用いた医薬品製造の実現性が高まったことで好
感した買いが入っています。

 通信・放送用アンテナ製造販売大手の日本アンテナが144円高の1524
円と大幅高で連日で昨年来高値を更新。東芝コンシューママーケティングのア
ンテナ・メディア機器事業を4月1日付で買収すると発表し、業績寄与を期待
した買いが入っています。5G(次世代高速通信規格)の関連としてのテーマ
性から人気が高まっています。

 その他、ノイズ除去フィルター主力で5G関連の双信電機がストップ高で8
0円高の504円、酸化チタン老舗でリチウム電池用チタン酸リチウム開発の
チタン工業が250円高の2492円、コンタクトレンズ製造のシンシアが5
0円高の548円、鋼製物置で国内シェア4割強の稲葉製作が業績上方修正で
108円高の1400円と大幅高です。

 本日の新高値銘柄は、日水、日本道路、ハウス食、稲葉製作、持田薬、栄研
化、沢井薬、NEC、アンリツ、オリンパス、HOYA、ゴールドウイン、富
士急、サカイ引越・・・等々です。



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【2】主な投資判断                        **
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[JPモルガン証券]
 引上げ B→A(4042)東ソー       1,700→ 1,960円
 引上げ B→A(4183)三井化学      3,150→ 3,270円
 引下げ A→B(4188)三菱ケミカル    1,140→   910円
 引下げ B→C(4005)住友化学       680→   540円

[モルガンSMUFJ証券]
 引下げ A→B(6770)アルプスA     2,500→ 2,500円

[野村証券]
 据置き   A(2454)オールアバウト    910→   740円
 据置き   A(3923)ラクス       2,630→ 2,650円
 据置き   A(4543)テルモ       7,500→ 8,000円

[SMBC日興証券]
 据置き   A(5105)TOYO      2,100→ 1,750円
 据置き   B(5110)住友ゴム      1,600→ 1,500円

[三菱UFJMS証券]
 据置き   A(4592)サンバイオ    12,500→ 6,100円
 据置き   A(6370)栗田工       4,000→ 3,800円
 据置き   A(8802)三菱地所      2,160→ 2,220円

[みずほ証券]
 据置き   A(4578)大塚HD      6,150→ 5,500円
 据置き   A(9503)関西電力      2,000→ 1,900円

[大和証券]
 据置き   A(4751)サイバー      6,500→ 6,600円


 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【3】本日の経済指標等の結果                   **
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◎ユニクロ売上高
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 ファーストリテイリングが発表した2月の国内ユニクロの既存店売上高は、
 前年同月に比べ3.0%増加しました。

 ※1月1.0%減、12月5.2%増、11月4.3%減、10月10.0%減

 客数が前年比で4.5%増加した一方、客単価は1.4%ダウンしています。




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【4】出来高回転率                      **
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 「株価は出来高の影」あるいは「出来高は株価に先行する」と言われますよ
うに、トレンドの転換はまず出来高の変化となってあらわれる傾向があります。
そういった観点から出来高急増銘柄を日々チェックしている投資家も少なくあ
りません。

 ちなみに、出来高の相対的な増減をつかむには「出来高回転率」という指標
が便利です。

 出来高回転率は、ある一定期間の累積出来高を上場株式数で除して求められ、
上場株式数の何割が実際に売買されたかを示す指標です。

 例えば、1年間の売買高で計算した結果が100%になった場合は、1年間
に全上場株式数に相当する規模の売買取引があったことを表しており、理論上
は株主が全部入れ替わったことになります。

 出来高回転率が高いということは、それだけ投資家の人気を集め、賑わって
いる証拠です。出来高回転率に注目し、目先的にその人気に便乗するやり方を
好む投資家もいます。

 一方で、実際には特定の大株主などまず売却しない向きはありますが、回転
率が上がれば、低コストで取得してその株式に愛着のある以前からの株主は表
面上皆無となり、大半は直近に買い付けた高コストの株主に入れ替わったと見
ることができます。

 回転率が高くなれば、多くの株式が浮動株となったのに等しく、それ故に値
動きが荒くなりますので注意が必要です。
 
 また、底値圏での出来高急増が反転上昇のサインとなるケースがある一方で、
顕著に上昇した後、出来高が急増したものの上値が重くなるケースは、上昇エ
ネルギーが出尽くした可能性がありますので注意が必要です。




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【5】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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空売り比率が40%を超える高い水準が常態化しています。空売り比率の高さ
は先行きに対する警戒感が強いことを示していますが、裏を返せば買い戻しの
エネルギーも相応に強いということでもあります。また、信用取引の売り残高
は年初から増加が続いている一方、買い残高は減少傾向にあります。※信用残
の推移 → http://www.aqua-inter.com/hint/ws_data.html#weekly

2月22日時点の買い残高2兆3842億円は17年5月19日時点以来約1
年9カ月ぶりの低水準で、買い残高÷売り残高で求められる信用倍率は2.5
7倍と17年11月2日時点以来約1年4カ月ぶりの低さとなっています。こ
れは買い方の反対売買による上値圧迫圧力が小さいことに加え、先行き警戒感
の緩和による売り方の買い戻しで相場が上げやすい状況になっていることを示
しています。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 13年連続受賞 =


◎まぐまぐ大賞 2018
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  株式資産運用部門 第3位

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     〓重要〓    ~~ メルマガの未着について ~~


 メルマガが未着となるケースがあるようです。未着の際は下記を参考に
 ご対応していただければ改善するものと思われます。

    まぐまぐ https://help.mag2.com/000335.html
 
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