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             ◎ ハロー株式 ◎       2019/03/08 夕刊

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こんにちは。aquaです。

 電車の中や病院の待合室、晴れた日の公園のベンチやホテルのロビーなど、
スマホ画面に見入っている人はいますが、本を開いて読書する人はあまり見か
けなくなりました。

 アプリで読む電子書籍もありますが、ボリュームのある小説をスマホで読む
のは、個人的には馴染みません。没入しにくいのです。

 ところで、朝日新聞は、新聞や週刊誌で書評を執筆している識者120人に
アンケートを行い、平成時代(1989年~2018年)に刊行された本の中
から「ベスト30冊」を発表しました。下記はその上位です。

   1位 「1Q84」(村上春樹、2009年)

   2位 「わたしを離さないで」(カズオ・イシグロ、2006年)

   3位 「告白」(町田康、2005年)

     ※以下、同点で3作品が4位に並びます。

   4位 「火車」(宮部みゆき、1992年)

   4位 「OUT」(桐野夏生、1997年)

   4位 「観光客の哲学」(東浩紀、2017年)
 

 本を読むということは(もちろん電子書籍でも同じ)、知りえなかった人生
や言霊に触れ、追体験を通じて自分自身と向き合うことでもあり、知識や知恵
を得、人格形成にも役立ちます。

 今はネットで何でも即座に情報を得るとができる便利な世の中です。しかし
それ故、真贋が不確かで怪しい情報を鵜呑みにしたり、分かったような気にな
っている人が増えており、そのような風潮に強い危惧を覚える昨今です。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な投資判断

 3.本日の経済指標等の結果

 4.国際収支と貿易統計






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  21025.56(-430.45)▼2.01%
◎TOPIX  1572.44(- 29.22)▼1.82%

◎売買高概算   16億7283万株
◎売買代金概算   2兆9252億円
◎時価総額   593兆4424億円

◎値上り銘柄数  107   ◎(昨年来)新高値  2
◎値下り銘柄数 2003   ◎(昨年来)新安値 73
◎変わらず     23

◎騰落レシオ(25日) 98.51%(前日比12.09%低下)

◎サイコロ(日経平均) 5勝7敗 〇●〇●〇●〇〇●●●● 41.6%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 -0.93% 75日線比 -0.28%


◎為替  (対 ド ル)111.04(前日比0.74円高)
     (対ユーロ)124.45(前日比1.94円高)

◎出来高上位

 1.みずほ  <8411> 170.1円(-  2.4円)18422万株
 2.三菱UFJ<8306> 559.5円(- 12.9円) 8890万株
 3.ルネサス <6723>   600円(+   16円) 5121万株
 4.日経Wイン<1357>  1239円(+   48円) 3376万株
 5.レオパレス<8848>   226円(-   17円) 2508万株

◎売買代金上位

 1.日経レバE<1570> 17400円(-  720円) 1301億円
 2.ファストリ<9983> 52210円(- 1200円)  765億円
 3.ソフトBG<9984> 10310円(-  205円)  730億円
 4.任天堂  <7974> 29665円(-  815円)  600億円
 5.三菱UFJ<8306> 559.5円(- 12.9円)  498億円



◆相場概況

 本日の東京マーケットは日経平均株価が4日連続安、430円(2.01%)
安の2万1025円で取引終了です。この4日間の下げ幅は796円となりま
す。

 昨晩のNYダウが200ドル安となり、円相場も1ドル=111.55円前
後の円高に振れたことを嫌気して朝方から売りが先行。週末で手控え気分が強
まる中、ECBがユーロ圏の経済見通しを下方修正し、また中国の2月の輸出
額も大幅に減少したことで世界的な景気悪化を警戒した売りが見られ、加えて
3月決算期末を控えた国内機関投資家の決算対策売りも重荷となり、引けにか
けて下げ幅を拡大しています。

 SQ値は2万1348円、売買代金は2兆9252億円、上海総合指数は1
36ポイント(4.4%)の大幅安で2969です。

 業種別では、33業種すべて下落。特に、海運、証券、銀行、保険、非鉄、
機械、電機などの下げが目立ちます。

 個別銘柄では、防衛機器を手掛ける石川製作が255円高の1655円、自
衛隊向け照明弾・発煙筒大手の細谷火工がストップ高で150円高の974円、
火器・防音サッシなど防衛向け需要が大きい豊和工業が53円高の1008円、
防毒マスクの重松製作も45円高の723円、防塵・防毒マスクの興研も33
円高の1398円となるなど防衛関連が軒並み大幅高。

 米朝首脳会談が不調に終わり、インドとパキスタンの緊張状態も続いており、
地政学リスクが意識される中で関連銘柄へ物色の矛先が向かっています。北朝
鮮がミサイル発射場復旧の動きと報じられていることも材料視されています。

 積水ハウスが24円高の1709円と値を上げています。2020年1月期
の連結純利益が前期比8%増の1390億円になる見通しと発表。市場予想の
1340円前後を上回り、好感した買いが入っています。 

 東京ディズニーランド&シーを運営するオリエンタルランドが90円高の1
万2505円と値を上げて株式分割考慮後の上場来高値を7カ月ぶりに更新。
東京ディズニーリゾート開園35周年記念イベントで春休みの入園者が増える
との期待から買いが入っています。

 その他、相場全般安の中にあって、がん治療薬・がんマーカー開発のオンコ
リスバイオファーマがストップ高で500円高の3000円、通信計測器のア
ルチザネットワークスが145円高の1204円、引っ越し業界首位のサカイ
引越が20円高の7090円で昨年来高値を更新しています。

 本日の新高値銘柄は、オリエンタルランド、サカイ引越、オンコリス、アル
チザ・・・等々です。



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【2】主な投資判断                        **
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[クレディS証券]
 据置き   A(4578)大塚HD      6,000→ 5,500円
 据置き   C(6366)千代田化工      300→   260円

[モルガンSMUFJ証券]
 引上げ C→A(4062)イビデン      1,350→ 2,200円
 引上げ B→A(6201)豊田織機      5,400→ 6,700円
 引下げ A→B(7282)豊田合成      2,650→ 2,650円

[野村証券]
 据置き   A(1928)積水ハウス     2,060→ 2,020円
 据置き   A(6845)アズビル      3,100→ 3,010円

[SMBC日興証券]
 据置き   B(6474)不二越       5,100→ 4,300円
 据置き   C(5332)TOTO      3,700→ 3,600円
 据置き   C(5947)リンナイ      7,650→ 7,450円

[ゴールドマンS証券]
 新 規   1(4427)EduLab        6,400円


 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【3】本日の経済指標等の結果                   **
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◎中国貿易統計
 ――――――
 中国税関総署が本日発表した19年2月の貿易統計によりますと、ドルベー
 スの輸出入額の前年比および貿易収支は下記のようになっています。

  輸出 20.7%減 (市場予想4.8%減) ※1月は9.1%増
  輸入  5.2%減 (  〃 1.4%減) ※ 〃 1.5%減

  貿易黒字  41億2千万ドル(市場予想263億8千万ドル)
                 ※1月は391億6千万ドル

 尚、この時期の統計は春節の影響があって数字のブレが大きくなりがちな上、
 今年は米国との貿易摩擦が大きく影響しています。



◎GDP
 ―――
 2018年10~12月期GDP改定値は、物価変動の影響を除いた実質で
 前期比年率1.9%増と、速報値(年率1.4%増)から上振れし、市場予
 想(同1.7%増)も上回りました。

 1日に発表された10~12月期の法人企業統計で、ソフトウエアを除く全
 産業の設備投資額が前期比3.3%増と2四半期ぶりに増えたことを反映し
 た結果で、項目別では速報値と比較して個人消費が下方修正、住宅投資は横
 ばい、設備投資は上方修正となっています。



◎家計調査
 ――――
 1月の家計調査によりますと、物価変動の影響を除いた実質消費支出(変動
 調整値)が前年同月比で2.0%増加しました。増加は2カ月連続。前月比
 でも0.7%増となっています。

 これを受けて総務省は消費支出の基調判断を前月までの「持ち直しの動きに
 足踏みがみられる」から「持ち直しの動きがみられる」に上方修正していま
 す。

 尚、単身世帯を含む世帯消費の平均額の推移を示す1月の世帯消費動向指数
 (総世帯)は実質で97.1と前年同月に比べ1.0%増加。

 世帯全体の消費支出総額の推計となる総消費動向指数は102.0と前年同
 月比1.2%増、前月比では0.2%増となっています。



◎国際収支
 ――――
 1月の国際収支(速報)によりますと、海外との総合的な取引状況を示す経
 常収支は6004億円の黒字でした。経常収支の黒字は55カ月連続で、黒
 字額は前年同月から81億円拡大しました。

 海外企業から受け取る配当金や投資収益を示す第1次所得収支が1兆759
 2億円の黒字で、前年同月から黒字額が2301億円増と大幅に拡大、1月
 としては過去最高を記録しました。

 訪日外国人が国内で使った金額から、日本人が海外で支払った金額を差し引
 いた1月の旅行収支は2271億円の黒字で、前年同月に比べ21.4%増
 加し、1月としては過去最大となりました。



◎対内証券投資
 ――――――
 財務省集計の「対外及び対内証券売買契約等の状況」によりますと、2月の
 海外投資家の日本株投資は4カ月連続の売り越しで、売越額は4219億円
 と2カ月連続で縮小しました。

   ※10月:1兆5659億円 買い越し
    11月:  1255億円 売り越し
    12月:1兆0249億円 売り越し
     1月:  6329億円 売り越し
     2月:  4219億円 売り越し



◎景気ウオッチャー調査
 ――――――――――
 景気ウォッチャー調査は、生活実感としての景況感を示すことから「街角景
 気」ともいわれ、先日お亡くなりになった堺屋太一氏の発案で始まった調査
 です。

 内閣府が本日発表した2月の景気ウォッチャー調査によりますと、現状判断
 DI(季節調整値)は前月比1.9ポイント上昇の47.5で、景況判断の
 分岐点となる50を下回ったままですが、3カ月ぶりに改善しています。
 
 2~3カ月先の景気の先行きに対する判断DI(季節調整値)は0.5ポイ
 ント低下の48.9と2カ月ぶりに悪化しています。

 内閣府ではこの結果を踏まえ、基調判断を「緩やかな回復基調が続いている
 ものの、一服感がみられる」から「緩やかな回復基調が続いている」に変更
 し、先行きについては「海外情勢等に対する懸念もある一方、改元や大型連
 休等への期待がみられる」との見方を維持しています。





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【4】国際収支と貿易統計                  **
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 財務省は通商関連の統計として「国際収支」と「貿易統計」を発表していま
すが、2つには下記のような違いがあります。

 まず「国際収支」とは、諸外国との経済取引によって発生したすべての貨幣
の受け払い(所有権が移転した財貨・モノ)を集計したものです。

 国際収支の内訳としては、大分類で「経常収支」と「金融収支」があり、さ
らに経常収支は「貿易収支」や「サービス収支」「所得収支」などからなって
います。「旅行収支」はサービス収支に含まれます。

 貿易収支とは輸出から輸入(運賃、保険料を除く)の金額を差し引いた額で、
サービス収支は輸送、旅行などの受け払い。所得収支は海外投資で得られた利
子や配当などを反映します。

 尚、輸出の超過は、受け取ったドルを円転する需要が増えるため、為替市場
では円高・ドル安要因となります。反対に輸入超過の場合はドルの支払いが増
える(ドルの需要が増す)ことから、円安・ドル高要因となります。


 「貿易統計」も国際収支とよく似たデータですが、貿易統計の計上範囲は関
税境界を通過した貨物(通関実績)であるという点が大きな相違点です。

 例えば、日本がアメリカ製の人工衛星を購入し、アメリカで打ち上げる場合、
人工衛星の所有権がアメリカから日本に移転した時点で国際収支統計の貿易収
支に計上されますが、人工衛星は関税境界を越えないため、貿易統計には計上
されません。

 また、貿易統計は速報性に優れ、特に輸出数量指数は景気循環を示す鉱工業
生産指数に対し先行性があることから、鉱工業生産指数の先行指標として位置
づけられています。




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【5】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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日経平均株価のバブル崩壊後の終値ベースの最安値は、リーマンショックの翌
年の09年3月10日に付けた7054円です。この10年で日経平均は約3
倍となりました。ちなみにNYダウはこの10年で約3.6倍となっています。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 13年連続受賞 =


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 メルマガが未着となるケースがあるようです。未着の際は下記を参考に
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