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             ◎ ハロー株式 ◎       2019/04/25 夕刊

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こんにちは。aquaです。

 各地で躑躅(つつじ)が見頃を向かえています。垣根や道路脇などでも見ら
れるポピュラーな花で、各地のつつじ園ではつつじ祭りが催されています。

 つつじは非常に種類が多く、北は北海道から南は沖縄まで全国各地に固有種
があり、花色も様々。それぞれの種が競うように山々を彩ります。

 中国伝来の表現に「山笑う」というのがありますが、若芽が吹いて、つつじ
類が彩りを添えるちょうど今の時期の山の風情を言います。

 ところで、この10連休はカレンダーどおりに休む人がいる一方で、観光や
レジャー、旅行、飲食などのサービス業に従事する人は大忙しです。

 しかしながら潤うのはそういった業種に限られそうです。今回は新しい時代
の幕開けという祝賀ムードもありますが、大型連休の経済効果が及ぶ範囲はそ
れほど広くはありません。

 連休中にレジャーや旅行にお金を使った反動で、連休後の消費は例年落ち込
みます。「連休疲れ」との言葉もありますが、生産や雇用、消費などの経済デ
ータをまとめた「景気動向指数」も5月は前月を下回る傾向があります。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な投資判断

 3.本日の経済指標等の結果

 4.フラッシュ・クラッシュ





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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  22307.58(+107.58)△0.48%
◎TOPIX  1620.28(+  8.23)△0.51%

◎売買高概算   12億2102万株
◎売買代金概算   2兆2781億円
◎時価総額   610兆6585億円

◎値上り銘柄数 1578   ◎(年初来)新高値 86
◎値下り銘柄数  489   ◎(年初来)新安値 88
◎変わらず     73

◎騰落レシオ(25日) 94.99%(前日比1.45%低下)

◎サイコロ(日経平均) 9勝3敗 ●〇〇〇〇〇●〇〇〇●〇 75.0%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 +2.39% 75日線比 +4.84%


◎為替  (対 ド ル)111.87(前日比0.06円安)
     (対ユーロ)124.91(前日比0.50円高)

◎出来高上位

 1.三菱UFJ<8306> 549.4円(-  2.1円) 6873万株
 2.みずほ  <8411> 173.0円(+   0.2円) 6406万株
 3.ヤフー  <4689>   291円(±    0円) 4894万株
 4.ソフトBK<9434>1331.5円(-  8.5円) 2775万株
 5.日産自  <7201> 888.9円(- 16.0円) 2608万株

◎売買代金上位

 1.任天堂  <7974> 38510円(+  510円) 1244億円
 2.日経レバE<1570> 19870円(+  230円) 1021億円
 3.ソフトBG<9984> 11585円(+   35円)  509億円
 4.キーエンス<6861> 69650円(- 3000円)  509億円
 5.ファストリ<9983> 64140円(-  280円)  505億円



◆相場概況

 本日の東京マーケットは、日経平均株価が107円(9.48%)高の2万
2307円で取引終了です。昨晩のNYダウは59ドル安でしたが、円相場が
1ドル=112.10円前後と円安気味で推移したことを好感して朝方から買
いが先行。

 昼過ぎに日銀が金融政策決定会合で緩和継続を少なくとも2020年春ごろ
までと明示したことも支援材料となり、引けにかけて上げ幅を広げています。
売買代金は2兆2781億円、上海総合指数は77ポイント(2.4%)の大
幅安で3123です。

 東証が発表した4月第3週(15~19日)の投資家別株式売買動向を見ま
すと、外国人は3週連続の買い越しで買越額は5534億円と大幅に膨らんで
います。一方、個人は3週連続の売り越しで売越額は3117億円です。

 業種別では、陸運、不動産、小売、石油、建設などの上げが目立ち、一方で
非鉄、証券、自動車、電機などが下げています。

 個別銘柄では、JR東海が440円高の2万4730円と値を飛ばしていま
す。月曜日に『日足のチャート上で「抱き線」が出現し、この足型はそれまで
の売り勢力を包み込んでしまうほどの買い勢力が出現したことを意味するだけ
に今後の展開への期待が高い』とコメントさせて頂き、期待通りの値動きとな
ってきています。

 三菱地所が51.5円高の1885円、住友不が68円高の4110円、野
村不が50円高の2206円となるなど不動産株が軒並み高。日銀金融政策決
定会合で現在の超低金利政策を少なくとも2020年春ごろまで続けるとした
ことで、低金利継続を好感した買いが入っています。

 日立化成が256円高の2877円と大幅高。日立製作所が子会社の同社を
早ければ5月にも売却する方向で検討と報じられ、材料視した買いが膨らんで
います。同社は5月にも買収を希望する企業を入札で募る見通しであり、仮に
TOB(株式公開買い付け)で完全子会社化を目指す場合、株価に一定のプレ
ミアムが乗るとの思惑が働いています。日立も68円高の3667円と値を上
げています。

 再生細胞薬開発のサンバイオが255円高の4420円と大幅高。慢性期外
傷性脳損傷を対象に開発している再生細胞薬「SB623」について、欧州医
薬品庁から先端医療医薬品の指定を受けたと発表。将来の収益寄与を期待した
買いが入っています。

 花王が428円高の8584円と大幅高。昨日の引け後に上限500億円、
700万株の自社株買いを実施すると発表し、好感した買いが入っています。

 その他、就業時間管理システム国内最大手で「働き方改革」関連のアマノが
305円高の2908円と大幅高、トヨタグループ本家の豊田織機が60円高
の6120円、ソニーが78円高の5257円、アフィリエイト(成果報酬型
)広告のバリューコマースが業績上方修正発表で500円高の2714円とス
トップ高となっています。

 本日の新高値銘柄は、東鉄工、寿スピリッツ、バリューコマース、イビデン、
日立化成、ニチバン、資生堂、ファンケル、アマノ、富士通ゼネ、郵船、東宝、
コナミ・・・等々です。



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【2】主な投資判断                        **
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[野村証券]
 据置き   A(3092)ZOZO      2,880→ 2,700円
 引下げ A→B(9503)関西電力      2,120→ 1,450円
 据置き   C(2801)キッコーマン    4,900→ 5,000円

[三菱UFJMS証券]
 据置き   A(4061)デンカ       4,060→ 3,880円
 新 規   A(6395)タダノ           1,450円
 据置き   A(6640)第一精工      2,900→ 2,400円
 引下げ A→B(7915)NISSHA    3,200→ 1,600円

[みずほ証券]
 新 規   B(7780)メニコン          3,100円

[ゴールドマンS証券]
 新 規   2(8570)イオンFS         2,910円
 据置き   3(7201)日産自        950→   800円
 引下げ 3→4(5949)ユニプレス     2,000→ 1,500円


 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【3】本日の経済指標等の結果                   **
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◎建設機械出荷額
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 3月の建機出荷額は前年同月に比べ6.8%増加し、6カ月連続で前年実績
 を上回りました。

 輸出は前年比2.0%増で6カ月連続のプラス。国内向けも14.4%増と
 6カ月連続で増加しました。



◎外食売上高
 ―――――
 3月は前年よりも日曜日が多かったことや、天候が比較的安定していたこと
 などが外食需要にプラスとなり、外食産業(ファーストフード、ファミリー
 レストラン、パブ・居酒屋、喫茶)の売上高は前年同月比2.8%増と31
 カ月連続で前年実績を上回りました。

 ファーストフードの中でもハンバーガーなどの「洋風」の売上高は前年同月
 比6.4%増と引き続き好調です。



◎対内証券投資・株式(財務省統計)※カッコ内は前週の動向
 ―――――――――
 4月14日~4月20日

  海外投資家 1兆4266億円(+5274億円)4週連続買い越し



◎投資部門別の売買状況(東証統計)※カッコ内は前週の動向
 ――――――――――
 4月第3週(4月15日~19日、日経平均300円上昇・週間)

  個人投資家 -3117億円(-  45億円) 3週連続売り越し

  海外投資家 +5534億円(+1214億円) 3週連続買い越し

  事業法人  + 138億円(+ 116億円) 3週連続買い越し

  信託銀行  + 239億円(+ 343億円) 4週連続買い越し


 ※投資部門別売買状況で「事業法人」は企業の自社株買い等、「信託銀行」
  は年金資金等の売買動向を反映しています。


 ※個人の取引別動向は、現金が差し引き2607億円の売り越し、信用取引
  は差し引き509億円の売り越しでした。

 ※指数先物については、海外投資家は2428億円の買い越し。現物と指数
  先物の合計では7962億円の買い越しとなっています。

 ※海外投資家の売買状況の推移については下記をご参照ください。
  (週間)→ http://www.aqua-inter.com/hint/wk_data.html#weekly




◎新規上場            公開価格     初値     終値
 ――――
 ハウテレビジョン(7064) 1210円  3745円  3415円

 グッドスピード (7676) 1400円  1671円  1720円

 トビラシステムズ(4441) 2400円  ※買い気配で値付かず




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【4】フラッシュ・クラッシュ                   **
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 瞬時に急落することを「フラッシュ・クラッシュ」と呼びます。2010年
5月のダウの瞬間的な急落もフラッシュ・クラッシュの事例の一つです。

 2010年5月6日、欧州中央銀行(ECB)はその日の理事会で国債買い
入れなどの流動性の増大を図る追加策を協議しなかったことが明らかになると
NY株式市場で売りが加速。前日1万0868ドルだったダウはこの日の取引
で瞬間的に9869ドルまで下げました。

 瞬間的な下落率は9%を越え、取引時間中の下落幅(998ドル安)はその
時点で過去最大を記録しました。

 2018年2月のダウの急落もそうです。1月下旬、ダウは2万6000ド
ル台に乗せ、過去最高値を連日で更新していましたが、2月5日、金利の先高
観測が強まるとともに、投資家の不安心理を映すボラティリティ・インデック
ス(VIX)が急激に上昇し、ダウは引け間際の15分で一気に900ドルほ
ど下げ幅を拡大し、取引時間中の下げ幅は1597ドルに達し過去最大を更新
しました。

 いわゆる「VIXショック」で、終値ベースでは1175ドル安となり1日
の下落幅の記録も塗り替えました。

 さらに新しいところでは今年1月の円相場の急騰もフラッシュ・クラッシュ
の一例です。

 2018年12月前半の円相場は1ドル=113円台で推移していましたが、
12月中旬以降、徐々に円高が進んでいました。円が急激に動いたのは日本で
は正月休みの最中の1月3日午前7時35分で、108円台だった円がわずか
1分で104円10銭まで急騰しました。

 為替取引では、損失が膨らむと、元手の範囲で自動清算する「ロスカット」
の仕組みがあり、当時、多くの投資家は108円台に設定していました。

 前日のNY市場でアップルが業績予想を下方修正し、3日は東京市場はまだ
休場、流動性が極端に低下しいるタイミングで円が狙われ、個人投資家のロス
カットを巻き込んで円は急伸しました。円相場は104円10銭にタッチして
から1時間足らずで108円前後に戻りましたが、この時のロスカットの強制
決済で多くの投資家が元手を超える損失を被りました。

 取引にAI(人工知能)が導入されて以降、フラッシュ・クラッシュが頻発
するようになっており、上記いずれのケースもAIによるプログラム高速度取
引(相場の値動きに追随するアルゴリズムに基づく高速自動取引システム)が
関係しているとみられます。




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【5】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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超高速取引のハイ・フリークエンシー・トレーディング(HFT)は、AIを
駆使して1秒間に数千回もの高頻度売買を実行します。注文を出すサーバーを
物理的に取引所の売買システムに近い距離に設置して超高速取引を行う仕組み
を「コロケーション」と呼びますが、東証では実に注文全体の約7割がコロケ
ーション経由とされており、市場に流動性を供給するとともに波乱要因の一つ
にもなっています。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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◎まぐまぐ大賞 2018
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