―――――――――――――――――――――――――――――――――――


 ┏━━━━┓
 ┃株式投資┃     ~ 人の行く裏に道あり花の山 ~
 ┗━━━━┛     
                 
                       『アクア・スペシャル版』


                ⇒ https://www.aqua-inter.com/special/



株式投資のPARTNER ━━━━━━━━━ http://www.aqua-inter.com/

             ◎ ハロー株式 ◎       2019/04/26 夕刊

・・・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・



こんにちは。aquaです。

 本日は「平成」最後の取引となりました。「昭和」から「平成」に改まった
のは1989年1月7日の土曜日で、改元後初めての取引となった1月9日の
日経平均終値は3万0678円で、改元前の前週末から468円上昇しました。

 約30年後の本日の日経平均の終値は2万2258円で、平成初日の値と比
べますと8420円安い水準ですが、日経平均の中身(構成銘柄)は当時と比
べ様変わりとなっています。東証1部全体の時価総額は、上場銘柄数が増えた
こともあって当時を凌駕しています。

 平成の30年間には様々な事がありました。平成元年の1989年頃はパソ
コンはまだ一般的ではなく、インターネットも存在しませんでした。もちろん
スマホなどありません。ピーク時には期間2年以上の預貯金の金利が6%を超
えていた時代です。

 平成元年に消費税3%が導入され、中国で天安門事件が発生。その年の12
月29日(大納会)には日経平均が3万8915円の過去最高値を記録しまし
た。

 平成2年(1990年)にはバブルの崩壊が始まります。その後、東西ドイ
ツの統一、雲仙・普賢岳の噴火、中東で湾岸戦争勃発、大手証券会社の証券不
祥事、地下鉄サリン事件、阪神淡路大震災、アジア通貨危機、ロシア危機、証
券会社の破たん、三宅島や有珠山の噴火、ITバブル崩壊、ニューヨークで同
時多発テロ、新潟県中越地震、ライブドアショック、パリバショック、リーマ
ンショック、東日本大震災などなど、様々な事件・災害・ショックがありまし
た。

 日経平均は平成15年(2003年)の4月28日に7607円まで下落し、
その後は一旦1万8300円まで切り返すも、平成20年(2008年)のリ
ーマンショック後の景気悪化で同年10月28日には瞬間的に6994円まで
下げ、バブル崩壊後の最安値を更新しました。

 昭和60年(1985年)のプラザ合意前までは1ドル=240円台だった
為替(ドル円レート)は、平成7年(1995年)に一度80円割れまで円高
が進み、その後は100円から120円台で推移していましたが、平成23年
(2011年)の東日本大震災をきっかけに円買い圧力が強まり、同年10月
末には最高値1ドル=75円32銭を記録しました。

 大震災の傷はまだ癒えていませんが、それでも様々な危機を乗り越えてきの
が「平成」という時代です。


 尚、次の朝刊・夕刊の配信は5月7日となります。元号は「令和」に改まり、
新しい時代が幕を開けています。




……………………………………………………………………………………………
 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
……………………………………………………………………………………………



 1.今日の相場

 2.主な投資判断

 3.本日の経済指標等の結果

 4.連休中のイベントと5月相場






――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【1】今日の相場                         **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞



◎日経平均  22258.73(- 48.85)▼0.22%
◎TOPIX  1617.93(-  2.35)▼0.15%

◎売買高概算   13億1805万株
◎売買代金概算   2兆5756億円
◎時価総額   608兆9442億円

◎値上り銘柄数  731   ◎(年初来)新高値 86
◎値下り銘柄数 1325   ◎(年初来)新安値 88
◎変わらず     84

◎騰落レシオ(25日) 90.19%(前日比4.80%低下)

◎サイコロ(日経平均) 9勝3敗 〇〇〇〇〇●〇〇〇●〇● 75.0%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 +2.04% 75日線比 +4.48%


◎為替  (対 ド ル)111.65(前日比0.18円高)
     (対ユーロ)124.51(前日比0.22円高)

◎出来高上位

 1.みずほ  <8411> 173.5円(+   0.5円) 7701万株
 2.ヤフー  <4689>   296円(+    5円) 5834万株
 3.三菱UFJ<8306> 549.9円(+  0.5円) 4732万株
 4.ZOZO <3092>  1965円(-  201円) 3513万株
 5.日経Wイン<1357>  1070円(+    4円) 2657万株

◎売買代金上位

 1.任天堂  <7974> 38000円(-  510円) 1771億円
 2.日経レバE<1570> 19740円(-  130円) 1199億円
 3.ZOZO <3092>  1965円(-  201円)  713億円
 4.ソフトBG<9984> 11555円(-   30円)  509億円
 5.アンリツ <6754>  1926円(-  282円)  415億円



◆相場概況

 平成最後の東京マーケットは、日経平均株価が48円(0.22%)安の2
万2258円で取引終了です。昨晩のNYダウが134ドル安となり、円相場
が1ドル=111.60円前後とやや円高に振れたことを嫌気して朝方から売
りが先行、10:18には下げ幅が234円となる場面がありました。

 ただ、NY市場でナスダックが史上最高値を更新しており、10連休を前に
したポジション調整の売りの一巡感に加えて株を持たざるリスクも意識され、
引けにかけては下げ幅を縮めています。売買代金は2兆5756億円、上海総
合指数は37ポイント(1.2%)安の3086です。

 業種別では、精密、海運、鉱業、商社、医薬品などが高く、一方で非鉄、石
油、鉄鋼、証券、陸運、自動車、不動産などが下げています。

 個別銘柄では、大塚家具が昼から急伸し、30円高の298円となっていま
す。大塚久美子社長が4年前にお家騒動で決裂して以来、創業者の父・勝久氏
に初めて和解を求める方針を固めたと報じられ、将来的な業績改善を期待した
買いが膨らんでいます。

 川崎汽船が78円高の1610円と大幅高。社外取締役候をエフィッシモ・
キャピタル・マネージメントから受け入れると発表。エフィッシモは物言う株
主として知られ、同社株の40%弱を保有する大株主であり、業績の立て直し
を期待した買いが入っています。

 トヨタ傘下で普通トラック大手の日野自動車が44円高の1048円と値を
飛ばしています。19年3月期の純利益が前期比7%増の549億円と2年連
続で増益となり、2020年3月期の増益計画も発表。インドネシアやタイ向
けの販売好調が続くとしており、好感した買いが入っています。

 コンデンサーなど電子部品大手の京セラが336円高の7190円と大幅高、
1年3ヶ月ぶりの高値水準となっています。20年3月期の連結純利益が前期
比21%増の1250億円になり、また連結配当性向の目標も「50%程度」
と10ポイント引き上げ、増配の方針も発表。好業績と株主還元強化を好感し
た買いが入っています。次世代通信規格「5G」や先進運転支援システム(A
DAS)向け部品が好調です。

 その他、スペシャル版一押し銘柄でカテーテル治療に必要な様々な医療機器
を手掛ける朝日インテックが140円高の5610円と大きく上昇。4月10
日に5000円前後が狙い目としてご紹介してから既に値幅にして600円、
率にして12%の上昇となっています。

 トヨタグループ本家の豊田織機も180円高の6300円、パワー半導体の
富士電機は好業績発表で300円高の3925円となっています。

 尚、仏ルノーが日産自動車に正式に提案すると見られる経営統合案について、
共同持ち株会社を設立して傘下に日産とルノーをおき、本社は日仏以外の第三
国。両社が指名する役員数は同数程度とすると報じられています。

 本日の新高値銘柄は、寿スピリッツ、エムスリー、バリューコマース、野村
不、イビデン、堺化学、日立化成、サイボウズ、資生堂、ファンケル、豊田織
機、三菱電、富士電機、ダイキン、京セラ、パラマウントベッド、バンダイナ
ムコ、郵船・・・等々です。




 ┏━━━━┓
 ┃株式投資┃     【 アクア・スペシャル版 】
 ┗━━━━┛
 
            有望銘柄や投資のノウハウ等 お役立ち情報満載!
 
                  https://www.aqua-inter.com/special/



――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【2】主な投資判断                        **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞



[野村証券]
 据置き   A(3092)ZOZO      2,700→ 3,000円
 引上げ B→A(4062)イビデン      1,850→ 2,500円
 据置き   A(4206)アイカ工業     4,200→ 4,500円
 据置き   A(4307)野村総研      6,000→ 6,700円
 据置き   A(4689)ヤフー        450→   480円
 据置き   A(4768)大塚商会      5,000→ 5,500円
 据置き   A(6857)アドバンテスト   3,144→ 4,054円
 据置き   A(8036)日立ハイテク    5,197→ 5,985円
 据置き   A(8803)平和不動産     2,810→ 2,960円

[SMBC日興証券]
 据置き   A(6999)KOA       2,700→ 2,400円
 据置き   B(4684)オービック    10,500→11,500円

[みずほ証券]
 据置き   A(3994)マネーフォワード  5,450→ 5,250円
 引上げ B→A(4062)イビデン      1,900→ 2,400円
 引下げ A→B(8905)イオンモール    2,500→ 1,900円

[三菱UFJMS証券]
 据置き   A(7011)三菱重工      6,600→ 5,800円
 据置き   A(4369)トリケミカル    7,200→ 7,500円


 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【3】本日の経済指標等の結果                   **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞




◎雇用動向
 ――――
 3月の完全失業率は2.5%。より良い条件を求めた「自発的な離職」をす
 る人が増えたことから、前月に比べ0.2ポイント上昇しました。市場予想
 は2.4%。

 3月の有効求人倍率は前月比横ばいの1.63倍と高止まりしています。



◎都区部CPI
 ――――――
 4月の東京都区部の消費者物価指数(CPI、2015年=100)中旬速
 報値は、生鮮食品を除く総合が101.7と前年同月比で1.3%上昇しま
 した。上昇は22カ月連続で、08年10月以来の高い伸びとなりました。



◎鉱工業生産
 ―――――
 3月の鉱工業生産指数(2010年=100)速報値は101.9。市場予
 想の0.1%低下(前月比)に対し、実際は0.9ポイント低下しました。
 低下は2カ月ぶりです。

 これを踏まえ経産省は鉱工業生産の基調判断を「生産は足踏みをしている」
 から「生産はこのところ弱含み」に下方修正しました。「弱含み」は15年
 8月以来の表現です。

 なお、1~3月期の生産指数はの102.3で、前期(18年10~12月
 期)比2.6%低下と消費増税直後の14年4~6月期以来の大幅な低下と
 なっています。



◎小売業販売額
 ――――――
 商業動態統計速報によりますと、3月の小売業販売額は前年同月比1.0%
 増加しました。

 基調判断は「一進一退の小売業販売」で据え置きとなっています。



◎住宅着工戸数
 ――――――
 3月の新設住宅着工戸数は4カ月連続の増加で、前年同月比10.0%増と市
 場予想(5.2%増)を大幅に上回る伸びとなりました。



◎新規上場            公開価格     初値     終値
 ――――
 トビラシステムズ(4441) 2400円  5420円  5600円




――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【4】連休中のイベントと5月相場                 **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞



 日本では明日から10連休となりますが、その間、海外の市場では通常どり
に取引が行われます。ちなみに今晩からGW最終日の5月6日までの間、海外
では下記のようなイベントが予定されています。

 今晩の日米首脳会談では日米の物品貿易協定(TAG)交渉についても意見
が交わされる見通しですが、首脳会談に先立って行われた日米財務相会談では
ムニューシン米財務長官が意図的な円安誘導を禁止する「為替条項」を貿易協
定に盛り込むよう求めたと報じられています。


 4月26日(金) 米国:1~3月期GDP速報値
          日米:日米首脳会談

   28日(日) 欧州:スペイン総選挙

   29日(月) 米国:3月の個人消費支出・個人所得

   30日(火) 中国:4月の製造業PMI
          米中:貿易摩擦を巡る閣僚級協議
          欧州:1~3月期ユーロ圏GDP速報値
          米国:4月のシカゴ購買部協会景気指数
          米国:4月のCB消費者信頼感指数
          米国:アップル、GM、GE、メルクなどが決算発表

 5月 1日(水) 中国:労働節に伴う連休で3日まで休場
          米国:4月のISM製造業景気指数
          米国:FOMC結果公表、議長会見

    2日(木) 中国:4月の財新製造業PMI
          英国:統一地方選
          世界:イラン産原油の禁輸措置の強化

    3日(金) 米国:4月の雇用統計(雇用者数、失業率、平均時給)
          米国:4月のISM非製造業景気指数

    6日(月)頃 イスラム世界がラマダン(断食月)入り



 尚、参考までに過去5年の4月第3週から5月末までの日経平均の動きを振
り返りますと下記のようになっています。

 ※4月24日配信のスペシャル版資料
      → http://www.aqua-inter.com/special/873kq8.html

 2014年は、ウクライナを巡る地政学リスクが意識され、連休明け後の日
本株は大幅安で始まりましたが、その後はNY株の上昇や円安の支援を受けて
戻し歩調に。5月22日から6連騰、黒星ひとつ入れてまた4連騰と尻上がり
の相場展開となりました。

 2015年は 日銀が追加緩和を見送ったことや、当時のイエレンFRB議
長が米国株について「割高」と発言したことなどから前半は大きく値下がりし
ましたが、主要企業の3月期決算が概ね好調だったことや1~3月期のGDP
速報値が市場予想を上回ったことを受けて相場の上昇基調が鮮明になります。
連休明けの7日に下げて翌日から4連騰、また1日下げて翌日から12連騰と
好調でした。

 2016年は、期待されていた追加緩和が見送られたことと、それに伴って
急速に円高が進んだたため、GW前と後で株を売る動きが強まりましたが、そ
の後、円高が一服するとともに相場は上昇に転じました。この年も連休明けか
ら月末までの日経平均の勝敗が13勝5敗と好調でした。

 2017年は、フランス大統領選の第1回投開票の結果から欧州政治の不透
明感が和らいだことや朝鮮半島の地政学リスクの後退により4月下旬から相場
は上昇。好決算の発表が相次いだことも相場上昇を後押ししました。後半にか
けては短期的な高値警戒感(騰落レシオが164%まで上昇)が意識され上値
の重い展開に。

 2018年は、企業の好決算を手がかりに堅調に推移していましたが、米長
期金利の低下を背景に円高・ドル安が進んだこと、米政権が自動車関税引き上
げの検討に入ると発表したこと、トランプ米大統領が米朝首脳会談の中止を決
めたことなどから月末にかけて失速しました。




―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【5】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

ゴールデンウィークは帰省や行楽、海外旅行などで家を空ける人が多いため、
期間中は空き巣被害が急増します。SNSで「〇〇に来ています」などと投稿
すると、留守にしていることを公表しているのに等しく、空き巣に狙われやす
くなるそうです。皆様もくれぐれも気をつけて、安心・安全に連休をお過ごし
ください。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
―――――――――――――――――――――――――――――――――――



~ 皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 13年連続受賞 =


◎まぐまぐ大賞 2018
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  株式資産運用部門 第3位

→ https://www.mag2.com/events/mag2year/2018/category/asset-stock.html


◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2017
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  10年連続で『総合大賞』  06年~08年はマネー部門賞第1位

→ http://melma.com/contents/moy2017/


======================================================================

●内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり
 ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は
 一切の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判
 断でなさるようにお願いいたします。


●ご意見、ご感想、広告に関するお問い合わせ等は下記までお願いいたします。
           → mailto:aqua@aqua-inter.com

●無料メールマガジンの配信登録・登録先変更、登録解除は下記にてご自身に
 てお願いいたします。登録解除用のURLをメルマガ最下段に記載しており
 ますのでご利用ください。

●配信についての連絡事項やバックナンバーは本誌ホームページをご参照下さ
 い。        → http://www.aqua-inter.com/


●当メールマガジンに掲載された記事を許可なく転載すること及び第三者への
 転送を含む再掲示を禁じます。

 
======================================================================
発行:アクアリンクス株式会社     関東財務局長(金商)第2282号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


<< TOP >>