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こんにちは。aquaです。

 岐阜県産の高級ブランド柿「天下富舞」の初競りが先週末行われ、最高等級
の「天下人」が2個70万円で落札されました。昨年の2個54万円を大幅に
上回り、柿としては過去最高値だそうです。

 高級化の流れは柿も例外ではありませんが、昔は庭先に柿の木を植える家が
多く、今よりももっと庶民的な秋の味覚でした。

 昔は、柿の木にも霊魂が宿っていると考えられていたことや、柿の木は折れ
やすいこと、そして子どもが木登りをして落ちて怪我しないようにと、戒めの
意味で「柿の木から落ちたら三年しか生きられない」と言われたそうです。

 柿の木のそばには実をもぐための竹竿などがありましたが、それでもやはり、
たわわに実った柿の木は子ども達にとりましては格好の木登りの対象でした。

 実をもいだり、木に登ったりと、子ども達が柿の木の周りで遊んでいた地方
の農村も現在は高齢化が進み、実をもいで食べる人もおらず、たくさんの柿の
実がすずなりとなって枝がたわんでいたりします。

 ところで、柿の実は最後の一つあるいは数個を必ず残し、全部もいではいけ
ないという「木守柿(きもりがき)」の風習があります。

 理由は、自然の恵みを人間が独占するのではなく鳥などに残しておくため、
さらには柿の霊が再生し翌年もたくさん実を結んでくれることを霊界の使いで
ある烏に託すためであったと言われます。

 自然へのいたわりと畏敬。一つだけ残った柿の実があたかも木を守っている
かのように見えたものです。

 与えられた恵みに感謝し、他者へもその恵みを残しておくことは、巡りめぐ
って自分のためでもあるということです。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な投資判断

 3.本日の経済指標等の結果

 4.ジョージ・ソロスの投資哲学






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  22867.27(+ 67.46)△0.30%
◎TOPIX  1648.43(-  0.01)▼0.00%

◎売買高概算   10億1465万株
◎売買代金概算   1兆8180億円
◎時価総額   620兆9341億円

◎値上り銘柄数 1096   ◎(年初来)新高値 165
◎値下り銘柄数  958   ◎(年初来)新安値   2
◎変わらず    101

◎騰落レシオ(25日)125.50%(前日比4.83%上昇)

◎サイコロ(日経平均)10勝2敗 ●〇〇〇〇●〇〇〇〇〇〇 83.3%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 +3.69%  75日線比 +6.71%

◎為替  (対 ド ル)108.72(前日比0.11円安)
     (対ユーロ)120.55(前日比0.14円高)

◎出来高上位

 1.みずほ  <8411> 167.3円(+  0.4円) 5298万株
 2.スルガ銀 <8358> 486.0円(+ 38.0円) 3526万株
 3.三菱UFJ<8306> 566.4円(+  1.5円) 2988万株
 4.ZHD  <4689> 329.0円(±    0円) 1870万株
 5.SUMCO<3426>  1917円(+   97円) 1652万株

◎売買代金上位

 1.日経レバE<1570> 20940円(+  110円)  737億円
 2.ソフバンG<9984>  3996円(-   21円)  467億円
 3.任天堂  <7974> 37020円(+  290円)  411億円
 4.エーザイ <4523>  8164円(+   14円)  410億円
 5.SUMCO<3436>  1917円(+   97円)  312億円



◆相場概況

 本日の東京マーケットは日経平均株価が6日連続高、67円高の2万286
7円と連日で年初来高値を更新です。

 週末の米国市場でインテルの業績上方修正発表で米フィラデルフィア半導体
株指数(SOX)が史上最高値を更新、NYダウも152ドル高となったこと
を受け、東京市場も朝方から半導体関連を中心に幅広い銘柄に買いが先行。米
中貿易問題に対する懸念が後退したことも買いを誘い、終日高い水準での値動
きとなっています。売買代金は1兆8180億円、上海総合指数は25ポイン
ト(0.85%)高の2980です。

 業種別では、ゴム、海運、非鉄、電機、鉄鋼、機械などの上げが目立ち、一
方で保険、水産、食品、建設、電力ガス、陸運、石油などが下げています。

 個別銘柄では、NY市場でインテルなど主要な半導体銘柄で構成するフィラ
デルフィア半導体株指数(SOX)が史上最高値を更新したことを受け、東京
市場でも半導体関連が上昇。

 半導体製造装置の東京エレクが635円高の2万2515円、半導体検査装
置のアドバンテストが210円高の5740円、シリコンウエハのSUMCO
が97円高の1917円、半導体製造装置のSCREENが240円高の80
40円、半導体や電子部品向け切断・研削・研磨装置のディスコも1380円
高の2万5140円といずれも年初来高値を更新です。

 スルガ銀が大幅高、38円高の486円となっています。家電量販大手のノ
ジマが140億円で同行の創業家がファミリー企業経由で保有している全株式
13%強を取得すると発表し、創業家の影響力が排除されて再建が進むとの見
方から買いが膨らんでいます。

 その他、一押しでオフィスビル等の間仕切り総合メーカーの小松ウオールが
42円高の2226円、5G関連のヨコオが50円高の3295円と上値追い
の展開継続。

 半導体検査用プローブカード大手の日本電子材料が業績上方修正発表でスト
ップ高で100円高の727円、同じく業績好調で全固体電池関連の三櫻工業
がストップ高で300円高の1350円となっています。

 本日の新高値銘柄は、ライト工、エムスリー、SUMCO、帝人、関電化、
イビデン、ディスコ、冶金工、オルガノ、ミネベアミツミ、アルバック、明電
舎、TDK、富士通ゼネ、ヨコオ、アドバンテスト、東京エレク、トヨタ自、
商船三井・・・等々です。



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【2】主な投資判断                        **
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[モルガンSMUFJ証券]
 据置き   A(9706)日空ビル      8,000→ 7,700円
 据置き   A(6305)日立建機      4,500→ 3,900円
 据置き   B(2413)エムスリー     2,000→ 2,150円
 引下げ A→B(6269)三井海洋      4,000→ 3,100円
 引上げ C→B(6471)日精工        750→   900円
 据置き   B(6857)アドバンテスト   4,000→ 5,100円

[野村証券]
 据置き   A(2413)エムスリー     3,000→ 3,200円
 据置き   A(3635)コーエーテクモ   2,500→ 2,900円
 据置き   A(4307)NRI       2,650→ 2,750円
 据置き   A(8818)京阪神ビル     1,650→ 1,660円
 据置き   B(9058)トランコム     6,700→ 7,600円

[SMBC日興証券]
 引下げ B→A(3479)TKP       6,000→ 6,500円

[三菱UFJMS証券]
 新 規   A(4368)扶桑化学          3,200円
 据置き   A(6622)ダイヘン      3,600→ 3,800円
 新 規   A(7917)藤森工業          4,500円


[みずほ証券]
 据置き   A(2267)ヤクルト      8,300→ 7,500円
 据置き   A(2607)不二製油G     4,910→ 4,350円
 据置き   B(3593)ホギメディカ    3,200→ 3,500円

[大和証券]
 据置き   1(2317)システナ      1,850→ 1,900円
 据置き   1(7518)ネットワン     3,400→ 3,500円
 据置き   2(4203)住友ベーク     4,670→ 5,700円


 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【3】本日の経済指標等の結果                   **
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◎新規上場          公開価格
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  セルソース(4880) 2280円 ※5250円買い気配で値付かず



◎企業向けサービス価格指数
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 9月の企業向けサービス価格指数(2015年平均=100、速報)は10
 2.8と前年同月比で0.5%上昇し、前月比では横ばいでした。尚、8月
 の数値は速報値の102.9から102.8に下方修正されています。

 同指数は人件費の占める割合が高いのが特徴で、75カ月連続で前年同月を
 上回っていますが、伸び率は鈍化傾向にあります。




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【4】ジョージ・ソロスの投資哲学                 **
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 現在のEU(欧州連合)が誕生する前の話ですが、EC(欧州共同体)とし
て経済統合を目指した欧州諸国は、域内の通貨間の為替レートを事実上固定す
るEMS(欧州通貨制度)とERM(欧州為替相場メカニズム)を進めていま
した。

 1990年10月に東西ドイツが統一されると、域内に投資資金が流れ込み、
欧州の金利は高めに推移していました。当時のイギリス経済は「英国病」とい
われるほどの長い停滞期にありましたが、高金利通貨である欧州通貨の価値が
上昇するとともに英ポンドも上昇しました。

 これを経済の「歪み」と認識し、積極的に投機に利用したのがジョージ・ソ
ロス氏です。

 英ポンドはイギリスの経済実体から乖離して過大評価の域に達しているとみ
たソロス氏は、100億ドル以上のポンドの空売りを決行。防戦に回ったイン
グランド銀行(英中央銀行)はついには降参し、イギリスはERM脱退を余儀
なくされます。

 ソロス氏はこの時、20億ドル以上の巨利を手にしたといわれ、「イングラ
ンド銀行を潰した男」と呼ばれるようになりました。

 そんなソロス氏の投資哲学は下記のような発言からも垣間見れます。


◆「市場は常に間違っている」というのは私の強い信念である。市場参加者の
  価値判断は常に偏っており、支配的なバイアスは価格に影響を与える。私
  が確かに人より優れている点は、私が間違いを認められるところです。そ
  れが私の成功の秘密なのです。


◆ 私は市場システムが人間の取り決めた他のすべてのものと同じく、もとも
  と欠点を抱えたものであると信じている。この信念が私の個人的哲学や、
  私のファンドの成功の基礎にあると言える。


◆ 市場のトレンドに追従する行動は必ずしも非合理的ではない。何も考えな
  いトレンド追従者は市場の変わり目に傷つくだろうが、十分警戒していれ
  ば生き残る可能性が高い。


◆ 私の実践的スキルを要約せよと求められたなら、ただ一言「サバイバル」
  と答えるだろう。まず生き残れ。儲けるのはそれからだ。





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【5】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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通期の業績予想を下方修正する企業が多いものの、先行きの回復を見越して株
価が堅調に推移するケースが目立ちます。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~ 皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 13年連続受賞 =


◎まぐまぐ大賞 2018
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