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こんにちは。aquaです。

 今朝は広い範囲で冷え込みました。降れば雪となる強い寒気(上空1500
m付近がマイナス6度)が北海道付近にあり、今週末には東北北部にかかる予
報となっています。

 歩みが遅かった今年の紅葉前線は今は東北北部から標高の高い甲信の山間部
あたりにまで南下してきましたが、そのすぐ背後では冬の足音が聞こえてきて
います。

 ところで、アメリカは3日の日曜日に標準時間(冬時間)に移行しました。

 冬時間への移行により日本とニューヨークとの時差は13時間から14時間
に拡大。ニューヨーク株式市場の取引時間は今週から、日本時間の23時30
分から翌朝の6時00分までと、先週に比べ1時間遅くなっています。

 サマータイム(夏時間)と標準時間(冬時間)が入れ替わるサマータイムの
制度は、石炭の消費を節約するために第一次世界大戦中の1916年頃の欧州
で始まりました。

 制度を維持してきた欧州では、年に2回、時計の針を強制的に動かすことに
よって生活のリズムが崩れ、睡眠障害やうつ病、心臓発作発症のリスクが高ま
るなどの研究結果もあり長年不評で、今年3月に欧州議会はサーマータイム制
度を廃止する法案を可決しました。

 EU加盟国で通年採用の標準時間を「夏時間」にするのか「冬時間」にする
のかが定まっておらず、調整が必要ですが、2021年には欧州でサーマータ
イム制度が廃止される見通しです。

 サマータイム制度は北米でも不評で、カナダのブリティッシュコロンビア州
政府は、夏時間を通年採用する法案を提出する準備をしており、アメリカでは
ワシントンやオレゴン州が同様の法案をすでに可決、連邦政府の承認を待って
いる状態で、カリフォルニア州などでも夏時間の通年化を望む声が強まってい
るそうです。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な投資判断

 3.本日の経済指標等の結果

 4.資産効果と心の会計






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  23251.99(+401.22)△1.76%
◎TOPIX  1694.16(+ 27.66)△1.66%

◎売買高概算   16億6076万株
◎売買代金概算   3兆0554億円
◎時価総額   637兆3421億円

◎値上り銘柄数 1743   ◎(年初来)新高値 247
◎値下り銘柄数  356   ◎(年初来)新安値   3
◎変わらず     55

◎騰落レシオ(25日)122.72%(前日比3.52%上昇)

◎サイコロ(日経平均) 9勝3敗 ●〇〇〇〇〇〇〇●〇●〇 75.0%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 +4.57%  75日線比 +8.04%

◎為替  (対 ド ル)108.79(前週末比0.84円安)
     (対ユーロ)121.07(前週末比0.56円安)

◎出来高上位

 1.ZHD  <4689> 384.0円(+ 54.0円)12071万株
 2.みずほ  <8411> 170.8円(+  1.6円)11002万株
 3.三菱UFJ<8306> 577.2円(+ 11.3円) 6283万株
 4.日経Wイン<1357>   921円(-   37円) 3042万株
 5.JXTG <5020> 524.5円(+ 18.9円) 2450万株

◎売買代金上位

 1.日経レバE<1570> 21700円(+  800円) 1273億円
 2.任天堂  <7974> 42730円(+ 1230円) 1170億円
 3.ソフバンG<9984>  4294円(+  102円)  807億円
 4.キーエンス<6861> 75210円(+  740円)  645億円
 5.ソニー  <6758>  6693円(+   74円)  461億円



◆相場概況

 本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅高、401円(1.76%)高
の2万3251円で取引終了です。昨晩の米市場でNYダウが史上最高値を更
新し、また円相場が1ドル=108.60円前後まで円安が進んだことを好感
して朝方から幅広い銘柄に買いが先行。

 中国人民銀行が1年物中期貸出ファシリティーの金利を引き下げたことで金
融緩和への期待が高まり、また習近平国家主席が「保護主義貿易に断固反対す
るとともに、中国は高次元での市場開放とグローバル化を加速していく」と発
言したため、米中貿易摩擦に対する懸念も和らぎ、引けにかけて上げ幅を拡大
しています。日経平均終値は今年10月29日に付けた高値を上回って年初来
高値更新です。売買代金は3兆05540億円と膨らみ、上海総合指数は日本
時間15:27現在で14ポイント(0.50%)高の2990です。

 業種別では33業種全て上昇。特に石油、紙パ、土石、機械、海運、保険、
証券、精密、非鉄などの上げが目立ちます。

 個別銘柄では、電子ピアノ世界首位のヤマハが600円高の5620円と大
幅高。4~9月期の楽器事業がアコースティックピアノが中国を中心に好調で
営業利益が前年同期比で増加。自社株買いも発表し、好感した買いが膨らんで
います。

 関西系中堅ゼネコンで学校や官公庁建築に実績を持つ浅沼組が260円高の
4305円と大幅高、1年半ぶりの高値水準です。4~9月期の連結純利益が
前年同期比2.2倍の21億円になる見通しと発表。従来計画11億円から大
幅増益となり、好感した買いが入っています。

 作業服や関連用品専門チェーンのワークマンが260円高の8140円と値
を飛ばしています。10月の既存店売上高が前年同月比23%増と好調。10
月の消費増税に伴う反動減の影響がみられず、好感した買いが入っています。
10月は降水量が多く、レインウエアなどの雨関連商品の売り上げが伸びてい
ます。 

 シリコンウエハのSUMCOが56円高の1874円と大幅高。昨晩の米国
市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が大きく上昇して最高値を更
新。中国通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)向けの禁輸措置が一部緩
和されると報じられてことも支援材料となり、関連銘柄として買いが膨らんで
います。ファーウェイ関連のTDKも640円高の1万1340円と大幅高で
す。

 その他、スマートフォン決済「auペイ」などの登録者数が拡大しているK
DDIが5日連続高で148円高の3187円、手術用縫合針・眼科ナイフ・
歯科用治療器で高シェアのマニーが52円高の2945円、東京ディズニーラ
ンド&シーを運営するオリエンタルランドが315円高の1万6205円、ト
ヨタグループ本家の豊田織機が160円高の6650円と値を飛ばしています。

 本日の新高値銘柄は、ショーボンド、ミライト、安藤ハザマ、東鉄工、PS
三菱、積水ハウス、ウェザーニューズ、栗本鉄、ミネベアミツミ、三菱電、日
本電産、ソニー、キーエンス、村田製作、トヨタ自、マニー、任天堂、名鉄、
阪急阪神、郵船、川崎汽、KDDI・・・等々です。



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【2】主な投資判断                        **
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[クレディS証券]
 据置き   A(6723)ルネサス      1,280→ 1,290円

[野村証券]
 引上げ B→A(3436)SUMCO     1,410→ 2,600円
 据置き   A(3564)LIXIビバ    2,000→ 2,300円
 据置き   A(3626)TIS       8,000→ 8,200円
 据置き   A(4208)宇部興       2,700→ 2,740円
 据置き   A(4626)太陽HD      5,200→ 5,100円
 据置き   A(4689)ZHD        480→   520円
 据置き   A(4902)コニカミノルタ   1,520→ 1,228円
 据置き   A(5333)ガイシ       2,600→ 2,500円
 据置き   A(6504)富士電機      5,000→ 4,600円
 据置き   A(6963)ローム       9,500→ 9,400円
 据置き   A(7936)アシックス     1,800→ 2,100円
 据置き   A(8001)伊藤忠       2,700→ 2,900円
 据置き   A(9433)KDDI      3,300→ 3,670円
 据置き   B(2801)キッコーマン    4,600→ 4,900円
 据置き   C(7261)マツダ        900→   700円

[三菱UFJMS証券]
 据置き   B(4307)NRI       2,200→ 2,450円

[大和証券]
 据置き   1(4739)CTC       3,600→ 3,900円


 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【3】本日の経済指標等の結果                   **
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◎財新非製造業PMI
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 中国メディアの財新と英調査会社のIHSマークイットが発表した11月の
 非製造業PMIは前月から0.2ポイント低下の51.1で、市場予想と一
 致しました。

 景況判断の分かれ目となる50を引き続き上回っていますが、2月以来8カ
 月ぶりの低水準です。



◎ユニクロ売上高
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 ファーストリテイリングが発表した10月の国内ユニクロの既存店売上高は
 前年同月比1.9%減と2カ月連続で減少しました。ちなみに、9月は例年
 と比べ気温が高く、秋冬物が伸び悩み、10月は台風19号により352店
 舗が一次的に営業を停止しています。

 ※9月4.2%減、8月9.9%増、7月10.0%減、6月27.3%増

 10月の客数は前年比5.6%増、客単価は7.1%ダウン。客数の増加は
 3カ月連続、客単価の低下は4カ月連続です。





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【4】資産効果と心の会計                     **
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 景気の「気」は気分の「気」と申しますとおり、国民・消費者の気分は明る
さが増せば、高級品の売り上げなども伸びます。

 また、株価などの資産価格が上昇すれば、その分を当てにして消費や企業の
投資もさらに活発化するのが普通で、これを「資産効果」と言います。

 例えば500万円で取得した株式が相場上昇により800万円の評価額にな
れば、300万円の評価益は現金として手にしていなくても300万円をプラ
スαとして持っているようなものであり、これにより消費に積極的になる(財
布の紐が緩む)ということです。

 投資で実際に利益を得た場合でもそうで、売買で儲けた100万円と苦労し
て貯めた100万円とがあれば、売買で儲けた100万円の方が気前よく使わ
れる傾向があります。

 本来は同じ金額・価値であるはずなのに、思い入れ等によって使われ方に違
いが生じてきます。「あぶく銭」という表現もありますが、心理学では「心の
会計」と言います。




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【5】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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先駆銘柄が相場上昇をけん引してきましたが、現在は出遅れ銘柄への見直し買
いが広がりつつあり、相場全体の底上げにつながっています。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~ 皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 13年連続受賞 =


◎まぐまぐ大賞 2018
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