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             ◎ ハロー株式 ◎       2019/12/06 夕刊

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こんにちは。aquaです。

 12月中旬にサウジ証券取引所に上場予定のサウジアラムコ(サウジアラビ
ア国営石油会社)の公募価格が決定しました。

 IPO(株式新規公開)による資金調達額は256億ドル(約2兆7900
億円)と、2014年の中国アリババ集団の250億ドルを上回り史上最大。
公募価格で計算した上場時の時価総額は1兆7000億ドル(約185兆円)
と、ムハンマド皇太子が掲げていた2兆ドルにはと届かなかったものの、アッ
プルの1兆1800億ドル(約128兆円)を抜いて一躍世界最大に躍り出ま
す。

 ところで、売上高が3500億ドル(約38兆円)を超えるサウジアラムコ
や2600億ドル(約28兆円)のアップルなどは紛れもなく超巨大企業です
が、巨大企業でありながら未上場の企業は数多くあります。

 米企業では言えば、穀物メジャーのカーギル(売上高約12兆5千億円)、
石油会社から始まった多国籍複合企業のコーク・インダストリーズ(同約12
兆円)、総合建設のベクテル(約2兆8千億円)などがあります。

 欧州企業では、世界最大の自動車部品メーカーのロバート・ボッシュ(ドイ
ツ、売上高約9兆4千億円)、家具世界最大手イケア(スウェーデン、約4兆
9千億円)などがあげられます。

 中国企業では、アリババの金融子会社で、世界最大のモバイルとオンライン
決済プラットフォーム「アリペイ」を運営するアント・フィナンシャルが筆頭
にあげられ、配車サービスの滴滴出行(デイデイ)やスマホのシャオミなども
未上場です。

 日本企業では、鉄鋼・同加工品卸のメタルワン(売上高約2兆5千億円)、
パチンコホールのマルハン(約1兆5千億円)、旅行会社のJTB(約1兆3
千億円)、ゼネコンの竹中工務店(約1兆3千億円)、酒類・食品の卸の国分
グループ本社(約1兆8千億円)、ファスナーと建材のYKK(約7600億
円)、発動機・農機・小型船舶のヤンマー(約6500億円)
 
 新聞社を中心とする持株会社の読売新聞グループ本社(約5800億円)、
ワイヤーハーネス(車載用組電線、車の電装品やエンジンを結ぶ回路)製造の
住友電装(約5500億円)、100円ショップ運営の大創産業(約4500
億円)、不動産開発の森ビル(約2400億円)、DMMドットコム(約22
00億円)などが未上場です。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な投資判断

 3.本日の経済指標等の結果

 4.タダめしなどない






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  23354.40(+ 54.31)△0.23%
◎TOPIX  1713.36(+  1.95)△0.11%

◎売買高概算   10億5492万株
◎売買代金概算   1兆7909億円
◎時価総額   644兆9991億円

◎値上り銘柄数 1308   ◎(年初来)新高値 132
◎値下り銘柄数  737   ◎(年初来)新安値   4
◎変わらず    112

◎騰落レシオ(25日)106.47%(前日比3.18%上昇)

◎サイコロ(日経平均) 7勝5敗 ●〇〇〇〇●●〇●●〇〇 58.3%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 +0.27%  75日線比 +5.26%

◎為替  (対 ド ル)108.68(前日比0.20円高)
     (対ユーロ)120.68(前日比0.05円安)

◎出来高上位

 1.みずほ  <8411> 170.6円(+  0.5円) 6610万株
 2.三菱UFJ<8306> 584.7円(+  0.2円) 3472万株
 3.野村   <8604> 563.8円(+  8.8円) 1594万株
 4.日経Wイン<1357>   910円(-    5円) 1264万株
 5.ZHD  <4689>   379円(-    1円) 1158万株

◎売買代金上位

 1.日経レバE<1570> 21830円(+  110円)  692億円
 2.任天堂  <7974> 43760円(+   80円)  518億円
 3.ソフバンG<9984>  4257円(+    7円)  427億円
 4.エーザイ <4523>  8248円(+  453円)  287億円
 5.ソニー  <6758>  7068円(-   20円)  269億円



◆相場概況

 本日の日経平均株価は昨日の164円高に続いて連日で上昇、54円(0.
23%)高の2万3354円で取引終了です。

 昨晩のNYダウが28ドル高となったことで東京市場も朝方から買いが先行。
9:59には上げ幅が112円となる場面がありました。その後は週末とあっ
て、また今晩の米11月雇用統計の発表を控えて手控え気分が強まって上げ幅
を縮小しましたが、昨日に閣議決定した政府の経済対策を好感した買いが国土
強靭化関連に入り、終日高い水準での値動きとなっています。売買代金は1兆
7909億円、日本時間15:36現在の上海総合指数は5ポイント高の29
04です。

 業種別では、証券、建設、鉄鋼、土石、繊維、機械などが高く、一方でゴム、
水産、紙パ、空運、陸運、自動車などが下げています。

 個別銘柄では、エーザイが453円高の8248円と大幅高。米バイオ製薬
大手のバイオジェンがエーザイと共同開発中のアルツハイマー型認知症治療薬
「アデュカヌマブ」の臨床試験の詳細データを学会で公表。患者の認知機能の
低下スピードが2割ほど遅くなったことが示され、米当局が認めればアルツハ
イマー病の進行を抑える世界で初めての薬となるだけに好感した買いが膨らん
でいます。 

 大林組が13円高の1230円と値を上げ、年初来高値更新。政府の経済対
策で河川の堤防整備や高速道路の車線増など自然災害に対応したインフラ整備
が柱の1つになっており、同社は高速道路や河川周辺のインフラ整備を手掛け
るだけに収益拡大を期待した買いが入っています。

 橋梁・道路などインフラ補修工事専業のショーボンドHDも235円高の4
540円、基礎地盤改良・法面など特殊土木大手の日特建設も48円高の87
8円、橋梁や高速道路工事のPS三菱も30円高の750円、海上土木と地盤
改良が2本柱の不動テトラも63円高の1684円と値を飛ばしています。

 中古マンションのリノベーション販売など不動産事業を手掛けるラ・アトレ
がストップ高、150円高の923円となっています。19年12月期の連結
純利益が前期比2倍の12億円になる見通しと発表。従来計画の約8億円から
大幅上方修正となり、また増配意向も示したことで好感した買いが集まってい
ます。

 東宝系で道路メンテナンスやレストラン、マリーナの運営などを手掛けるス
バル興業が520円高の8980円と大幅高で年初来高値更新。20年1月期
の連結純利益が前期比59%増の29億円と過去最高益を更新する見通しと発
表し、好感した買いが入っています。高速道路や橋梁の補修工事、災害復旧工
事が伸びています。

 その他、一押しでインフラ整備関連の技研製作所が6日連続高で105円高
の4800円と上値追いの展開継続。場外馬券売り場やオフィスビルを賃貸の
京阪神ビルも34円高の1466円、国土強靭化や災害対策関連の「いであ」
が372円高の2834円、地質調査首位の応用地質も114円高の1541
円と大幅高です。

 本日の新高値銘柄は、ショーボンド、大林組、飛島建、NIPPO、柿安本
店、野村不、オルトプラス、第一工業製薬、東芝機械、技研製作、木村化工、
村田製作、京阪神ビル、スバル興業、いであ・・・等々です。




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【2】主な投資判断                        **
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[野村証券]
 据置き   A(3391)ツルハ      13,500→15,100円
 据置き   A(6702)富士通      11,000→12,200円
 据置き   B(5706)三井金属      2,300→ 2,590円

[SMBC日興証券]
 据置き   A(6361)荏原        3,200→ 4,000円
 据置き   A(6503)三菱電機      2,200→ 1,900円

[三菱UFJMS証券]
 引上げ B→A(3289)東急不動産      680→   850円
 据置き   A(5201)AGC       4,200→ 4,900円
 据置き   A(6902)デンソー      5,600→ 6,100円
 新 規   A(9022)JR東海         28,500円
 新 規   B(9020)JR東日本        11,800円
 新 規   B(9142)JR九州          3,990円
 新 規   C(9021)JR西日本        10,100円

[みずほ証券]
 引上げ B→A(2282)日本ハム      4,800→ 5,900円
 据置き   B(1808)長谷工       1,200→ 1,500円
 据置き   B(3231)野村不動産     2,300→ 2,400円

[大和証券]
 据置き   1(3086)Jフロント     1,850→ 2,050円
 引下げ 2→3(7270)SUBARU    2,900→ 3,000円

[ゴールドマンS証券]
 据置き 3→4(8358)スルガ銀行      440→   480円


 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【3】本日の経済指標等の結果                   **
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◎家計調査
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 10月の家計調査によりますと、物価変動の影響を除いた実質消費支出は前
 年同月比で5.1%減少しました。

 増税前の駆け込み需要があった前月(9.5%増)から急減速、11カ月ぶ
 りのマイナスとなりました。落ち込み幅は市場予想(3%減)よりも大きく、
 前回増税時の2014年4月(4.6%減)をも上回りました。

 ちなみに、前回の増税後の消費支出は13カ月連続で減少しました。

 増税や台風19号の影響といった特殊要因を考慮して、基調判断は示されま
 せんでした。



◎毎月勤労統計
 ――――――
 10月の毎月勤労統計速報によりますと、実際の支給額である名目賃金(現
 金給与総額)は前年同月比0.5%増と2カ月連連続の増加。

 物価変動の影響を除いた実質賃金は前年同月比で0.1%増加し、小幅なが
 ら2カ月連続のプラスとなっています。



◎景気動向指数
 ――――――
 景気の方向や強さを示す指数で、景気の現状を示す10月の一致指数CI(
 2015年=100、速報値)は前月から5.6ポイント低下の94.8と、
 2013年2月以来の低水準となりました。低下幅は市場予想(5.7%)
 並み。トレンドを示す3カ月後方移動平均も2カ月ぶりの下降となっていま
 す。

 一致指数の動きから機械的に求められる景気の基調判断は、「悪化を示して
 いる」で据え置きです。

 尚、数カ月先の景気を示す先行指数は91.8と、前月から0.1ポイント
 低下。先行指数の低下は3カ月連続で、トレンドを示す3カ月後方移動平均
 は16カ月連続の下降となっています。




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【4】タダめしなどない                      **
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 ウォール街の相場格言をいくつかご紹介させていただきます。



『 Buy the rumor,Sell the fact.』

 「噂で買って、事実で売る」 欧米でもよく使われる売買のコツで、事実の
 発表・事象の発生までが賞味期限というわけです。



『 Don't catch a falling knife.』


 「落ちてくるナイフを掴むな」 急落している株を買うのは危険だとして、
 底打ちを確認してから出動するよう助言しています。



『 Past performance does not guarantee future results.』


 「過去の成績は、将来の結果を保証しない」 投資信託をすすめるセールス
 マンは、現在の成績をアピールしますが、現在の成績は過去の成績であり、
 将来の成績を約束するものではありません。



『 The market hates uncertainty.』


 「市場は不確実性を嫌う」 投資家は不確実な事や先行きの不透明感を嫌う
 もので、不確実性や不透明感が意識されるとリスク回避ムードが強まるため
 相場は下がります。
 


『 Nobody rings a bell at the market bottom.』


 「株価が底値に達した時にベルを鳴らしてくれる人などいない」 相場の天
 底を、その瞬間に分かる人などいないという意味です。



『 There ain't no such thing as a free lunch. 』

 「タダ飯などない」 いわゆる「おいしい話などない」ということであり、
 場合によっては「タダより高いものはない」ことを思い知らされます。




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【5】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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神奈川県が破棄したはずのハードディスクから流出した可能性があるデータは、
法人名が記載された税務調査後の通知や、個人名や住所が記載された自動車税
の納税記録、企業の提出書類、県職員の業務記録や名簿類などが含まれている
そうです。顧客、元受、下請けという一般的な構図の中で起きたデータ流出事
件で、HDDの回収、実際の流出の有無、実害、責任の所在など、大きな注目
を集めることは必定です。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~ 皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 13年連続受賞 =


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