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こんにちは。aquaです。

 春の嵐の荒れ相場が続いています。2月20日頃に1ドル=112.20円
前後だった円相場は本日の取引で101円台半ばにまで急進。わずかな期間で
10円以上の円高が進行しています。

 NY原油先物(WTI)は週明けの時間外取引で一時1バレル=27.34
ドルまで急落。先週末の終値と比べ13.94ドル(33.8%)安。1月前
半の水準と比べますとわずか2カ月で半値以下の水準となっています。

 反面、逃避資金の流入でNY金先物は時間外取引で一時1トロイオンス=1
704.3ドルまで上伸。先週末の終値と比べ31.9ドル(1.9%)高と
なり、12年12月中旬以来およそ9年2カ月ぶりの高値をつけました。

 現在の状況は、15年半ばの上海株の急落に端を発した「チャイナ・ショッ
ク」にも似ています。

 当時は上海株の急落に、欧州の信用不安、原油安、円高と悪材料が重なり、
16年2月の安値まで、日経平均の下げ幅は約6000円、下落率は29%に
達しました。

 時期的に「彼岸底」という格言を思い浮かべたりしますが、見通しのきかな
い不安定な状況が続いています。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な投資判断

 3.本日の経済指標等の結果






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  19698.76(-1050.99)▼5.07%
◎TOPIX  1388.97(-  82.49)▼5.61%

◎売買高概算   25億1847万株
◎売買代金概算   3兆4646億円
◎時価総額   524兆4566億円

◎値上り銘柄数   22   ◎(昨年来)新高値    0
◎値下り銘柄数 2138   ◎(昨年来)新安値 1254
◎変わらず      3

◎騰落レシオ(25日) 56.76%(前日比1.37%低下)

◎サイコロ(日経平均) 4勝8敗 〇●●●●●〇●〇〇●● 33.3%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 -12.95% 75日線比 -15.32%

◎為替  (対 ド ル)102.69(前週末比3.10円高)
     (対ユーロ)117.03(前週末比1.82円高)

◎出来高上位

 1.みずほ  <8411> 119.0円(- 18.0円)43087万株
 2.三菱UFJ<8306> 432.4円(- 55.0円)19501万株
 3.日経Wイン<1357>  1231円(+  117円)15538万株
 4.JXTG <5020> 374.0円(- 33.5円) 4219万株
 5.ZHD  <4689> 369.0円(- 25.0円) 3653万株

◎売買代金上位

 1.日経レバE<1570> 15210円(- 1810円) 2685億円
 2.日経Wイン<1357>  1231円(+  117円) 1903億円
 3.ソフバンG<9984>  4284円(-  499円) 1436億円
 4.ファストリ<9983> 53120円(- 1650円)  880億円
 5.三菱UFJ<8306> 432.4円(- 55.0円)  869億円



◆相場概況

 本日の日経平均株価は大幅安、前週末比1050円(5.07%)安の1万
9698円で取引終了です。終値ベースで2万円割れは昨年来安値を付けた1
9年1月4日の1万9561円以来、1年2ヵ月ぶりです。

 米国内で新型コロナウイルスの感染が拡大し、カリフォリニア州では非常事
態が宣言されたことで先週末のNYダウは256ドル安。

 東京市場も朝方から売りが先行し、円相場が一時1ドル=101.55円前
後まで円高が進んでこと、香港や上海市場が大きく下落していること、また本
日昼の時間外取引でNY原油価格が1バレル=27.34ドルと20ドル台ま
で下落したことも売りを誘い、急速に下げ幅を拡大しています。売買代金は3
兆4646億円、日本時間15:06現在で香港ハンセン指数は926(3.
5%)安の2万5220、上海総合指数は60(2.0%)安の2973です。

 業種別では33業種全て下落。特に、石油、銀行、鉄鋼、証券、非鉄、不動
産、電機などの下げが顕著です。

 個別銘柄では、冷凍食品のニチレイが68円高の2833円と値を上げてい
ます。国内で新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、外出の自粛要請などを
受けて冷凍食品の売上が伸びるとの思惑から買いが入っています。

 商品先物大手の第一商品が22円高の394円と上昇。新型コロナウイルス
の感染が世界各地で拡大してリスク回避ムードが強まる中、安全資産とされる
金への資金流入が続いており、取引活発化を好感した買いが集まっています。
同業のフジトミも48円高の404円と大幅高です。

 トヨタが299円安の6495円。円相場が午前11:14頃に対ドルで1
ドル=101.50円台の円高に上昇。16年11月以来およそ3年4ヶ月ぶ
りの高値水準となります。トヨタの2020年3月期通期の想定為替レートは
1ドル=108円としており、円高・ドル安が進行すると利益の押し下げ要因
となります。 

 その他、相場全般安の中にあってJR東日本中心に鉄道電気工事トップの日
本電設が50円高の1988円、アスファルト乳剤の三谷セキサンが95円高
の3275円、果樹野菜向け農薬のアグロカネショウが1円高の1244円、
総合塗料の日本ペイントが80円高の5110円と値を上げています。

 本日の新高値銘柄は、第一商品、ラピーヌ、原油ベア ・・・等々です。



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【2】主な投資判断                        **
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[モルガンSMUFJ証券]
 引上げ B→A(9433)KDDI      3,000→ 4,000円
 引下げ A→B(3092)ZOZO      3,000→ 1,700円
 引上げ C→B(4385)メルカリ      2,000→ 2,500円

[野村証券]
 引上げ B→A(4666)パーク24     3,000→ 2,700円
 据置き   A(6135)牧野フライス    5,840→ 5,250円

[みずほ証券]
 据置き   A(6479)ミネベアミツミ   2,300→ 2,700円
 引上げ B→A(8354)ふくおか      2,350→ 2,150円

[大和証券]
 据置き   1(3086)Jフロント     2,050→ 1,800円


 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【3】本日の経済指標等の結果                   **
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◎新規上場            公開価格     初値     終値
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 フォーラムエンジ(7088) 1310円   925円   810円



◎GDP
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 19年10~12月期GDP改定値は、物価変動の影響を除いた実質で前期
 比年率7.1%減と、速報値(6.3%減)から下方改定され、市場予想(
 6.6%減)よりも大きな落ち込みとなりました。

 GDPのマイナス成長は5四半期ぶりで、落ち込み幅は前回消費税が引き上
 げられた14年4~6月期(7.4%減)以来5年半ぶりの大きさです。

 GDPの下振れは、19年10~12月期法人企業統計を反映し、設備投資
 が速報値の前期比3.7%減から4.6%減に下方修正されたことが主因で、
 設備投資の減少率は、リーマンショックの影響で大きく落ち込んだ09年1
 ~3月期(6.0%減)以来の大きさとなっています。



◎国際収支
 ――――
 20年1月の国際収支(速報)によりますと、海外との総合的な取引状況を
 示す経常収支は6123億円の黒字でした。経常収支の黒字は67カ月連続
 で、額は前年同月に比べ約6.6%増加しました。

 輸出は前年同月比4.8%減と14カ月連続の減少。輸入は3.9%減と9
 カ月連続の減少となりました。
 
 訪日外国人が国内で使った金額から、日本人が海外で支払った金額を差し引
 いた20年1月の旅行収支は2669億円の黒字。訪日外国人の減少よりも
 出国日本人数の減少のほうが大きかったことにより、旅行収支の黒字額は前
 年同月比で22.5%増となっています。



◎対内証券投資
 ――――――
 財務省発表の「対外及び対内証券売買契約などの状況」(月次)によります
 と、20年1月月間の海外投資家の日本株投資は7460億円の売り越しで、
 3カ月連続の売り越しとなりました。

     2月 ▼  4219億円 
     3月 ▼3兆5591億円
     4月 △4兆0584億円 ※過去最大の買越額
     5月 ▼  1912億円
     6月 ▼  4972億円
     7月 ▼   337億円
     8月 ▼  9123億円
     9月 ▼2兆4789億円    買い越し(△)
    10月 △3兆0420億円    売り越し(▼) 
    11月 △1兆2853億円
    12月 ▼   227億円
     1月 ▼  3323億円
     2月 ▼  7460億円



◎企業倒産
 ――――
 東京商工リサーチが発表した2月の企業倒産件数は、前年同月に比べ63件
 (10.7%)増の651件となり、うち「新型コロナウイルス」関連倒産
 は1件と報告されています。

 尚、商工リサーチや帝国データの倒産情報をみてみますと、3月に入り「新
 型コロナウイルス」関連倒産が増えてきているのが分かります。




◎景気ウォッチャー調査(街角景気)
 ――――――――――
 2月の景気ウォッチャー調査によりますと、現状判断DI(季節調整値)は
 前月比14.5ポイント低下の27.4と、大幅に悪化しました。悪化は4
 カ月ぶり。

 低下幅は前回消費増税後の14年4月以来の大きさ、水準は東日本大震災後
 の11年4月以来の低さとなっています。

 2~3カ月先の景気の先行きに対する判断DI(季節調整値)は前月に比べ
 17.2ポイント低下の24.6と、3カ月連続で悪化しました。

 こうした状況を踏まえ、内閣府は2月の街角景気について「新型コロナウイ
 ルス感染症の影響により、急速に厳しい状況となっている」とし、先行きに
 ついては「一段と厳しい状況になるとみている」とまとめています。




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【4】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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米国でも新型コロナウイルスの感染が拡大していますが、早めに封じ込めなけ
れば大統領選挙にも影響しかねません。大型ハリケーン「カトリーナ」への対
応が後手にまわり、後の中間選挙で大敗したブッシュ(子)政権の例もあり、
危機対応を誤れば現職再選のシナリオが頓挫する可能性があります。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~ 皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 14年連続受賞 =


◎まぐまぐ大賞 2019
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  資産運用(株式)部門 第2位

→ https://www.mag2.com/events/mag2year/2019/category/asset-stock.html


◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2017
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  10年連続で『総合大賞』  06年~08年はマネー部門賞第1位

→ http://melma.com/contents/moy2017/


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