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こんにちは。aquaです。

 人口約6千万人、世界8位・欧州4位の経済(GDP)規模を誇るイタリア
で、個人の移動制限が全土に拡大されました。

 期間は2週間の予定で、薬局や銀行、生活必需品を取り扱う店を除き、すべ
ての商店の営業が禁止されます。

 こうなった背景には「医療崩壊」があります。イタリアでは新型コロナウイ
ルスの感染者を特定すべく、軽症者も含めて広範囲に検査を実施してきました
が、その結果、感染者数は1万2千人を超えるまでに急増しました(中国に次
ぐ多さ)。

 感染特定してしまったために軽症の人まで対応せざるをえなくなり、病床や
医療機器が足りず、医師や看護師も不足、医療の対応能力を超えてしいまい感
染拡大に拍車がかかったとみられています。

 検査のやり過ぎが医療崩壊を招いたのは明らかです。イタリアでは重症・重
篤患者に必要な人工呼吸器が不足し、医師は誰に呼吸器を使い、誰に使わない
か、助ける命の選択に迫られているとも聞きます。

 日本では検査が受けられないことに不満の声があがり、そうした声を受けて
ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長は昨夕、新型コロナウイルスの感染
の有無を調べる簡易検査キット100万人分の無償提供に言及しました。

 状況をどうにかしたいとの思いから出たアイデアですが、感染者をたくさん
特定しても医療体制が追いつかず、医療が崩壊する、そうなれば必要な人にも
手がまわらず、かえって事態を悪化させてしまうとの懸念から、医療関係者か
らの評判はすこぶる悪かったようです。

 今回の新型コロナウイルスは無症状や軽症の人がかなりの割合いて、自力で
回復するケースも多いと報告されています。※現時点では治療薬がないため、
基本的には自力回復です。

 無症状の感染者からウイルスをもらわないためにも、自分が感染していると
知らずに他人にうつしてしまうのを避けるためにも、イベントの中止や移動の
制限は理に適っており理解もできますが、経済的には血流を止めるようなもの
です。

 世界保健機関(WHO)は新型コロナウイルスを「パンデミック」(世界的
な大流行)と表明。ドイツのメルケル首相はドイツ国内で最大7割の人が新型
コロナウイルスに感染する恐れがあると警告しましたが、マインドの悪化も世
界的な大流行になりつつあります。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な投資判断

 3.本日の経済指標等の結果

 4.法人企業景気予測調査






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  18559.63(-856.43)▼4.41%
◎TOPIX  1327.88(- 57.24)▼4.13%

◎売買高概算   25億8352万株
◎売買代金概算   3兆7853億円
◎時価総額   501兆7123億円

◎値上り銘柄数   39   ◎(昨年来)新高値   0
◎値下り銘柄数 2117   ◎(昨年来)新安値 856
◎変わらず      9

◎騰落レシオ(25日) 49.55%(前日比7.55%低下)

◎サイコロ(日経平均) 4勝8敗 ●●●〇●〇〇●●〇●● 33.3%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 -16.30% 75日線比 -19.66%

◎為替  (対 ド ル)103.68(前日比1.33円高)
     (対ユーロ)117.11(前日比1.86円高)

◎出来高上位

 1.みずほ  <8411> 118.0円(-  5.5円)31606万株
 2.日経Wイン<1357>  1367円(+  112円)22980万株
 3.三菱UFJ<8306> 418.4円(- 24.2円)13682万株
 4.ルネサス <6723> 478.0円(- 32.0円) 3975万株
 5.ZHD  <4689> 353.0円(-  9.0円) 3649万株

◎売買代金上位

 1.日経レバE<1570> 13490円(- 1380円) 4247億円
 2.日経Wイン<1357>  1367円(+  112円) 3095億円
 3.ソフバンG<9984>  3964円(-  265円) 1449億円
 4.ファストリ<9983> 48850円(- 2900円) 1177億円
 5.ソニー  <6758>  5882円(-  263円)  869億円


◆相場概況

 本日の日経平均株価は856円(4.4%)安の1万8559円と1万90
00円を下回って取引終了です。

 世界保健機関(WHO)が新型コロナについて世界的な大流行を意味する「
パンデミック」を宣言したことを受け、昨晩のNYダウは過去2番目の下げ幅
となる1464ドル安。東京市場も朝方から売りが先行し、トランプ大統領が
英国除く欧州から入国禁止を発表したことも嫌気して11:07には下げ幅が
1077円となって1万8339円まで下押しする場面がありました

 その後は今後発表される景気対策などを期待した押し目買いが入り、幾分下
げ幅を縮小しています。売買代金は3兆7853億円、上海総合指数は日本時
間15:03現在51ポイント(1.7%)安の2916です。

 業種別では33業種全て下落。特に、海運、空運、不動産、銀行、精密、鉄
鋼、非鉄、電機、証券などの下げが目立ちます。

 個別銘柄では、相場全般大幅安の中にあってクラボウがストップ高で400
円高の2173円。少量の血液から新型コロナウイルス感染の有無を15分で
判定できる検査キットの発売を16日より開始すると発表し、好感した買いが
集まっています。中国で診療ガイドラインに採用されている提携先企業が開発
した「新型コロナウイルス抗体検査試薬キット」を日本国内に輸入し販売しま
す。

 遺伝子医薬品開発のアンジェスが16円高の518円。世界で感染が急拡大
する新型コロナウイルスについて世界保健機関(WHO)が「パンデミック」
(世界的な大流行)を宣言。大阪大学と共同で新型コロナ対策の予防用ワクチ
ンの開発に着手すると5日に発表した同社株に再び思惑的な買いが入っていま
す。

 イオン系で結婚相手紹介サービス大手のツヴァイがストップ高で80円高の
572円。婚活サービス提供IBJが完全子会社にすると発表。1株884円
でTOB(株式公開買い付け)をするとし、TOB価格にサヤ寄せする形で買
いが集まっています。

 小売業に特化した3PL(物流一括請負)を手掛け、「桃太郎便」ブランド
で宅配もする丸和運輸が34円高の1781円、NTTドコモが33.5円高
の2911円、採卵養鶏場大手で北海道でシェア5割のホクリヨウが20円高
の617円、都内中心に居酒屋「塚田農場」等を展開するエー・ピーカンパニ
ーが38円高の444円、金型部品国内2位のパンチ工業が32円高の381
円と値を上げています。


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【2】主な投資判断                        **
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[野村証券]
 据置き   A(1721)コムシス      3,500→ 3,300円
 据置き   A(1951)協和エクシオ    3,500→ 3,000円
 据置き   A(6920)レーザーテック   6,193→ 5,931円
 据置き   A(7735)スクリーン     9,961→ 8,764円
 据置き   A(9104)商船三井      3,700→ 3,000円
 据置き   A(9603)HIS       3,500→ 2,600円
 据置き   B(9101)日本郵船      2,000→ 1,600円
 据置き   C(9107)川崎汽船      1,300→   950円

[SMBC日興証券]
 据置き   A(4321)ケネディクス     700→   730円
 据置き   B(7649)スギHD      5,700→ 6,000円

[三菱UFJMS証券]
 据置き   B(5101)横浜ゴム      2,400→ 2,000円
 据置き   B(5110)住友ゴム      1,400→ 1,200円
 据置き   C(5108)ブリヂストン    4,000→ 3,500円

[みずほ証券]
 据置き   A(4151)協和キリン     3,500→ 3,650円

[大和証券]
 据置き   1(8630)SOMPO     5,100→ 4,300円
 据置き   1(8766)東京海上      7,600→ 6,200円
 引下げ 1→2(8725)MS&AD     4,700→ 3,600円
 据置き   2(9983)ファーストリテ  68,000→56,000円


 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【3】本日の経済指標等の結果                   **
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◎企業物価指数
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 2月の国内企業物価指数(2015年=100)は102.0と、前年同月
 に比べ0.8%上昇しました。上昇は4カ月連続ですが、上昇率は市場予想
 (1.0%)を下回りました。

 石油製品の値下がりが企業物価の上昇を抑えた格好です。※WTIは2月の
 月間で13.2%下落。 http://www.aqua-inter.com/hint/wti.html 

 尚、前年同月との単純比較は増税前との比較となるため物価はプラスとなり
 ますが、消費税を除いたベースの2月の企業物価指数は前年比で0.8%低
 下しています。



◎オフィス空室率
 ―――――――
 2月の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空
 室率は前月比0.04ポイント低下の1.49%と、月次データが残る02
 年1月以降の過去最低更新が続いています。低下は6カ月連続。

 
 2月の東京都心5区の平均賃料(円/坪)は2万2548円で、前年同月比
 1447円(6.86%)の上昇。前月比では100円(0.45%)上昇
 しました。上昇は74カ月連続で、08年10月(2万2559円)以来の
 高水準となっています。



◎対内証券投資・株式(財務省統計)※カッコ内は前週の動向
 ―――――――――
 3月1日~ 3月7日
 
  海外投資家 -5148億円(-7450億円) 4週連続売り越し



◎投資部門別の売買状況(東証統計)※カッコ内は前週の動向
 ――――――――――
 3月第1週(3月1日~3月6日、日経平均393円下落、週間)

  個人投資家 +5554億円(+3534億円) 4週連続買い越し

  海外投資家 -1535億円(-3894億円) 4週連続売り越し

  事業法人  +1642億円(+1898億円)10週連続買い越し

  信託銀行  + 236億円(-  84億円)13週ぶり買い越し


 ※同期間の日銀のETF購入額は2046億円です。
  → http://www.aqua-inter.com/hint/boj.html#latest

 ※投資部門別売買状況で「事業法人」は企業の自社株買い等、「信託銀行」
  は年金資金等の売買動向を反映しています。

 ※個人の取引別動向は、現金取引が差し引き4466億円の買い越し、信用
  取引は差し引き1087億円の買い越し。個人投資家の買越額(5554
  億円)は18年10月第2週(6023億円)以来、約1年5カ月ぶりの
  大きさです。

 ※指数先物については、海外投資家は9716億円の売り越し。現物と指数
  先物の合計では1兆1252億円の売り越し。現物・先物合計での売り越
  しは4週連続です。
  → http://www.aqua-inter.com/hint/wk_data.html#weekly



 
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【4】法人企業景気予測調査                    **
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 【企業の景況判断】BSI   ※カッコ内は前回調査時点での見通し。

          <前回>   <現状判断>   <先行き>
         10~12月   1~3月     4~6月

  大企業全産業   -6.2   -10.1    -4.4
                 (+2.0)  (+1.1)

     製造業   -7.8   -17.2    -5.5
                 (+0.7)  (+1.0)

    非製造業   -5.3   - 6.6    -3.9
                 (+2.6)  (+1.1)



 BSI(ビジネス・サーベイ・インデックス)とは、景況について前期と比
べ「上昇」と回答した企業の割合から「下降」と回答した企業の割合を引いた
値。

 20年1~3月期の大企業全産業のBSI(景況感)はマイナス10.2と
前回調査から大幅に悪化。消費増税時の14年4~6月期(マイナス14.6)
以来のマイナス幅となりました。ただ、7~9月期に回復すると見込まれてい
ます。

 企業収益については、今年度の売上高は全産業ベースで0.5%減と、前回
調査時点の0%から下振れしました。業種別では、非製造業が増収見込みから
一転して0.2%の減収込みとなり、製造業は0.7%減から1.4%減にマ
イナス幅が拡大しています。

 経常利益は全産業ベースで5.9%の減益見込みで、前回調査の6.3%減
から減益幅が縮小。製造業は9.8%減益見通し、非製造業が4.3%減益見
通しで、いずれも前回調査から減益幅が縮小しています。

 今年度の設備投資額については、4.5%増見込みとなっており、前回調査
の7.8%増から伸びが鈍化しています。




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【5】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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春の選抜高校野球大会に関して、開催を楽しみにしていた人は多く、さらには
選手たちのこれまでの努力や気持ちを考えれば開催してあげたいというのが関
係者すべての思いだったと推察されますが、高野連が下した決断は「中止」で
した。事態がある一定のレベルを超えてしまいますと、優先すべきは個人ある
いは関係者の「努力」や「気持ち」ではなく、一段高い視点からの政治的判断
が不可欠となります。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~ 皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 14年連続受賞 =


◎まぐまぐ大賞 2019
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  資産運用(株式)部門 第2位

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◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2017
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  10年連続で『総合大賞』  06年~08年はマネー部門賞第1位

→ http://melma.com/contents/moy2017/


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