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こんにちは。aquaです。

 米銀大手のバンク・オブ・アメリカは21日、「The Fed can’t
print gold」と題するレポートを公表しました。

 尚、Fedとは米連邦準備制度を指す言葉で、米連邦準備理事会(FRB)
と同義と理解して差支えありません。

 同リポートで同行のアナリストは向こう18カ月間の金相場の目標価格を従
来の2000ドルから3000ドルに引き上げました。これは昨日現在の価格
(1738ドル)から7割以上高い水準、2011年9月につけた史上最高値
(1923ドル)と比較しても5割以上高い水準にあります。

 FRBは景気・経済の下支え策として、異例の量的緩和で大量の資金を市場
に供給していますが、ドルは輪転機を回せば無尽蔵に印刷することが可能であ
り、供給量が増えればその価値は下がります。

 一方、レポートのタイトルにありますようにFRBは金(ゴールド)を印刷
して量を増やすことはできません。金の総量は急激に増えることはないため、
通貨の価値が下がれば金価格に対する上昇圧力は強まります。

 ちなみに金は、価格が変動することはあってもゼロになることはなく、実物
資産としての価値は普遍的であるため、「代替通貨」としての役割も担ってい
ます。

 つまり、通貨の総量が増えればその価値は下がり、通貨の価値が下がれば、
普遍的価値を有する代替通貨としての金の価格は上昇するというのが上記レポ
ートの論旨です。※もちろん「需要」などの要因も価格決定に影響します。

 大量に供給された資金が金市場に流入するというロジックは株式市場にも当
てはまります。世界的な金融緩和によって過剰供給された流動性(マネー)が
相場を押し上げる、いわゆる「過剰流動性相場」を謳歌する日が来るのはそう
遠くはないかもしれません。

 実際のところ、現在の相場の底堅さの底流にあるのは、この「過剰流動性」
です。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な投資判断

 3.本日の経済指標等の結果

 4.経常利益と税引き前利益





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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  19429.44(+291.49)△1.52%
◎TOPIX  1425.98(+ 19.08)△1.36%

◎売買高概算   11億7262万株
◎売買代金概算   1兆8927億円
◎時価総額   540兆4168憶円

◎値上り銘柄数 1866   ◎(年初来)新高値 30
◎値下り銘柄数  263   ◎(年初来)新安値  3
◎変わらず     39

◎騰落レシオ(25日)117.01%(前日比8.79%上昇)

◎サイコロ(日経平均) 5勝7敗 〇●〇●〇●●〇●●●〇 41.6%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 +3.02% 75日線比 -8.31%

◎為替  (対 ド ル)107.79(前日比0.20円安)
     (対ユーロ)116.68(前日比0.11円高)

◎出来高上位

 1.野村原油 <1699>    75円(+   10円)15861万株
 2.みずほ  <8411> 121.8円(+  2.2円) 9099万株
 3.原油ブル <2038>   191円(-   16円) 8420万株
 4.三菱UFJ<8306> 418.6円(+  8.7円) 7866万株
 5.日経Wイン<1357>  1103円(-   33円) 5529万株

◎売買代金上位

 1.日経レバE<1570> 14560円(+  410円) 1386億円
 2.ソフバンG<9984>  4449円(+   72円) 1100億円
 3.日経Wイン<1357>  1103円(-   33円)  615億円
 4.ファストリ<9983> 48550円(+  250円)  588億円
 5.任天堂  <7974> 46660円(-  320円)  479億円



◆相場概況

 本日の日経平均株価は291円(1.52%)高の1万9429円で取引終
了です。

 NY市場で原油価格が上昇したことやムニューシン米財務長官が休止状態に
ある米経済の大半が夏の終わり頃までに活動を再開できるだろうとの見通しを
示したことを好感して昨晩のNYダウは456ドル高。これを受けて東京市場
も朝方から買いが先行。時間外取引で米株価指数が上昇していることや外国人
と見られる買いが入っていることも買いを誘い、引けにかけて上げ幅を広げて
います。売買代金は1兆8927億円、上海総合指数は日本時間14:58現
在6ポイント高の2850です。

 業種別では、石油、海運、非鉄、紙パ、商社、鉄鋼、不動産、自動車などの
上げが目立ちます。

 個別銘柄では、半導体のザインエレクトロニクスが95円高の894円と大
幅高。マスクを着用したままでも個人を識別できる検温システム開発を開発し
たと発表。新型コロナウイルスの感染予防としてオフィスビルや病院向けに5
月下旬の販売を予定しており、収益向上を期待した買いが入っています。

 傘下にGMOクリック証券を有するGMOーFHが34円高の529円。2
0年1~3月期連結純利益が前年同期比4倍弱の23億円と拡大し、好感した
買いが入っています。株式などの委託売買代金の増加で受入手数料が伸びてい
ます。

 音楽データベースから出発し、現在はニュースサイトを運営し、また顧客満
足度(CS)調査事業を手掛けるオリコンが大幅高、119円高の819円と
なっています。20年3月期の好業績を発表し、好感した買いが入っています。

 その他、操作がより簡易になった顔認証システムを5月中に提供と発表した
ショーケースがストップ高で80円高の529円、ジーンズ中心のカジュアル
専門チェーンのジーンズメイトが47円高の247円と大幅高。

 無人AI決済を手掛けるサインポストが87円高の1224円、自社株買い
発表でクラウド型データ管理のパイプドHDが138円高の1270円と大幅
高、ビデオ・ゲームソフトのレンタルを手掛けるゲオHDが18円高の136
8円と年初来高値更新です。

 本日の新高値銘柄は、昭和産、大黒天、多木化、日本オラクル、ゲオHD、
丸和運輸、共栄タンカー、SGHD、Olympic、ベルク・・・等々です。



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【2】主な投資判断                        **
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[クレディS証券]
 据置き   A(4901)富士フイルム     6,000→ 6,100円
 据置き   B(4902)コニカミノルタ     770→   420円

[JPモルガン証券]
 据置き   A(6755)富士通ゼネ      2,600→ 2,150円
 引下げ A→B(3549)クスリアオキ     7,600→ 9,000円

[野村証券]
 据置き   A(4592)サンバイオ      4,900→ 4,300円
 据置き   A(7276)小糸製作所      4,500→ 4,800円
 据置き   A(9984)ソフバンG      7,060→ 6,920円

[三菱UFJMS証券]
 引下げ B→C(4118)カネカ        4,000→ 2,060円

[大和証券]
 据置き   2(9740)CSP        7,750→ 4,800円
 据置き   4(4523)エーザイ       4,500→ 4,900円


 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【3】本日の経済指標等の結果                   **
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◎日本PMI
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 4月の日本製造業PMI速報値は37.8と、景況判断の分岐点となる50
 を12カ月連続で下回りました。前月確定値(41.1)から3.3ポイン
 トの悪化で、発表元のIHSマークイットでは「日本の製造業の業況が20
 09年4月以降最も急激な勢いで悪化」したとしています。

 4月のサービス業PMI速報値は22.8で、前月確定値(33.8)から
 11.0ポイント悪化。サービス業の業況の落ち込みは急激で、2007年
 9月の調査開始以降の最低を更新しました。

 製造業とサービス業を合わせた4月の複合PMI速報値は27.8と、前月
 確報値(36.2)から8.4ポイント悪化しました。

 尚、調査期間は7都府県に緊急事態宣言が発令された4月7日から21日ま
 でとなっています。※16日には緊急事態宣言が全国に拡大。



◎景気動向指数
 ――――――
 2月の景気動向指数改定値は、景気の現状を示す一致指数が前月比0.2ポ
 イント低下の95.5と、速報値(94.8)から下方修正されました。

 数カ月後の景気を示す先行指数は前月比1.0ポイント上昇91.7で、速
 報値(92.1)から下方修正されました。

 尚、基調判断は「悪化を示している」で、速報値から変化なしです。



◎対内証券投資・株式(財務省統計)※カッコ内は前週の動向
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 4月12日~4月18日

  海外投資家 -  35億円(- 155億円) 2週連続売り越し



◎投資部門別の売買状況(東証統計)※カッコ内は前週の動向
 ――――――――――
 4月第3週(4月13日~4月17日、日経398円高・2週連続上昇)

  個人投資家 -  43億円(-1584億円) 2週連続売り越し

  海外投資家 -3019億円(+ 543億円) 2週ぶり売り越し

  事業法人  + 308億円(+ 432億円) 3週連続買い越し

  信託銀行  +1249億円(+2681億円) 7週連続買い越し


 ※同期間に日銀はETFを2464億円購入。
  → http://www.aqua-inter.com/hint/boj.html#latest

 ※投資部門別売買状況で「事業法人」は企業の自社株買い等、「信託銀行」
  は年金資金等の売買動向を反映しています。

 ※個人の取引別動向は、現金取引が差し引き601億円の売り越し、信用取
  引は差し引き557億円の買い越しでした。

  尚、4月17日申し込み時点の信用評価損益率はマイナス24.44%と
  2週連続で改善しています。

 ※指数先物については、海外投資家は1325億円の売り越し。現物と指数
  先物の合計では4345億円の売り越し。現物・先物合計での売り越しは
  10週連続です。
  → http://www.aqua-inter.com/hint/wk_data.html#weekly




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【4】経常利益と税引き前利益                   **
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 企業の決算発表が大型連休明けから本格化します。そこで改めまして企業の
利益の種類について簡単にご説明させていただきます。参考にしていただけれ
ば幸いです。



【売上総利益】=売上高-直接費用

 メーカーならば、製造した製品の原材料費や製造に携わった人間の人件費等
 が直接費用となります。売上総利益は粗利(あらり)とも呼ばれます。


【営業利益】=売上総利益-間接費用

 間接費用とは、直接製造に関わっていない人間(経理や総務など本社スタッ
 フ)の人件費、配送費や福利厚生などの経費を指しており、売上総利益から
 それらを差し引いた営業利益は企業の本業の儲けを示し、投資家にとりまし
 ては注目度の高い利益です。


【経常利益】=営業利益±営業外損益

 受取利息や受取配当などの営業外収入と支払利息や手形の割引料などの営業
 外支出(金融収支)や、売買目的の有価証券の売買損益や評価損などの営業
 外損益を加減算した利益を経常利益といいます。経常(けいつね)は企業の
 収益力を示す代表的なモノサシとなっています。


【税引き前利益】=経常利益±特別損益

 例えば土地や株式などの売却損益、あるいは評価損などが発生した場合、特
 別利益あるいは特別損失が計上され経常利益と合算されます。税引き前利益
 と経常利益の間に大きな差がある場合は、特別利益や特別損失の内訳が注目
 されます。


【純利益】=税引き前利益-税金

 経常利益に臨時的・突発的に発生した特別利益や特別損失を加減し、税金を
 引いた後の利益で、純利益を発行株式数で割ったものが1株当たり利益(E
 PS)です。尚、純利益は「最終利益(最終赤字)」あるいは「税引き後利
 益」とも言います。





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【5】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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先週まで木曜日は6週連続で下落していました。日経平均が週間ベースで過去
最大の上げ幅(2836円高)を記録した3月第4週(3月23日~27日)
も木曜日だけはマイナスでしたが、本日は木曜日としては7週ぶりの上昇とな
っています。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~ 皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 14年連続受賞 =


◎まぐまぐ大賞 2019
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  資産運用(株式)部門 第2位

→ https://www.mag2.com/events/mag2year/2019/category/asset-stock.html


◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2017
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  10年連続で『総合大賞』  06年~08年はマネー部門賞第1位

→ http://melma.com/contents/moy2017/


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