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こんにちは。aquaです。

 4月からの外出自粛の期間、多くの家庭が「断捨離」を進めた結果、家庭ご
みが急増し、資源ごみに分類される古着の受け入れも多くの自治体で限界に近
づいているそうです。

 在宅率が高まったことで、花や家庭菜園、掃除用具、デスク周りのグッズな
どが揃うホームセンターは常に混雑している印象があり、懸賞ハガキの応募な
ども急増しているそうです。

 ところで、新型コロナウイルスの厄介なところは、人類が初めて闘う病原体
であるため免疫(獲得免疫)を持たず、治療薬や予防薬(ワクチン)も存在し
ないところにあります。

 集団免疫と言って、ある程度の割合の人が自然感染して抗体を獲得すれば、
その人たちが壁になって感染症の流行は収束に向かうとされていますが、その
割合は(1人の感染者が2.5人に感染させると仮定した場合で)全人口の6
割と言います。

 人口が約1億2600万人の日本の場合、計算上は7560万人が感染して
抗体を獲得すれば、感染は収束に向かうはずです。期間は2年から3年、場合
によっては5年以上かかるとの試算もあり、それまでに相当数の人が亡くなる
恐れがあります。

 低リスクで抗体を獲得できるワクチンがあって、治療薬もあるとなると話は
別です。根絶は困難でも、そのリスクは季節性インフルエンザ並みに低下する
可能性があります。
 
 ワクチンの開発(有効性と安全性の確認)には、年単位の時間がかかるのが
通常ですが、「オペレーション・ワープ・スピード(超高速作戦)」と呼んで
新型コロナウイルスのワクチン開発をプッシュしているトランプ大統領は「年
末までにワクチンが手に入る」と述べています。




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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な投資判断

 3.本日の経済指標等の結果

 4.景気敏感





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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  20433.45(+299.72)△1.49%
◎TOPIX  1486.05(+ 26.76)△1.83%

◎売買高概算   15億8951万株
◎売買代金概算   2兆5408億円
◎時価総額   561兆8389億円

◎値上り銘柄数 1678   ◎(年初来)新高値 47
◎値下り銘柄数  426   ◎(年初来)新安値  2
◎変わらず     66

◎騰落レシオ(25日)118.52%(前日比0.44%上昇)

◎サイコロ(日経平均) 7勝5敗 ●〇●〇〇〇●●●〇〇〇 58.3%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 +3.45% 75日線比 -0.24%

◎為替  (対 ド ル)107.38(前日比0.21円安)
     (対ユーロ)117.46(前日比1.58円安)

◎出来高上位

 1.みずほ  <8411> 123.0円(+  3.9円)14441万株
 2.野村原油 <1699>    88円(+    3円) 9406万株
 3.三菱UFJ<8306> 423.9円(+ 16.5円) 8030万株
 4.日経Wイン<1357>   977円(-   33円) 6039万株
 5.ソフバンG<9984>  4494円(-  127円) 4186万株

◎売買代金上位

 1.ソフバンG<9984>  4494円(-  127円) 1917億円
 2.日経レバE<1570> 16100円(+  490円) 1681億円
 3.ソニー  <6758>  6902円(+  217円)  640億円
 4.日経Wイン<1357>   977円(-   33円)  586億円
 5.アンジェス<4563>  1604円(-   25円)  493億円



◆相場概況

 本日の日経平均株価は299円(1.49%)高の2万0433円で取引終
了です。

 米バイオ医薬ベンチャーのモデルナが開発中の新型コロナウイルスワクチン
の初期治験で効果が確認できたことで終息への期待感が高まったこと、原油価
格が上昇したこと、また米FRBによる金融緩和や米政府の財政出動が続くと
の見方から昨晩のNYダウは911ドルの大幅高。これを受けて東京市場も朝
方から買いが先行、9:15には上げ幅が526円となる場面がありました。

 その後は時間外取引のNYダウ先物が下落していることを横目に上げ幅を縮
小しています。売買代金は2兆5408億円、上海総合指数は日本時間15:
18現在19ポイント高の2894です。

 業種別では、鉄鋼、保険、海運、非鉄、土石、ゴム、自動車、銀行、空運な
どの上げが顕著です。

 個別銘柄では、ノイズ除去フィルターの双信電機がストップ高で80円高の
430円。決算発表で21年3月期の業績改善計画を示し、好感した買いが集
まっています。新型コロナの影響があるものの、半導体メーカーの設備投資が
回復基調にありノイズフィルタの需要増が期待でき、無線LANの新規格Wi
-Fi6向け製品や5G向け基地局、通信端末に使用される製品需要が増加す
るとしています。

 産業用電池の古河電池がストップ高、100円高の641円です。20年3
月期の連結経常利益が前の期比20%増の32億円に拡大して8期連続増収を
達成。直近1~3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比58%の大幅増と
なっており、好感した買いが集まっています。

 アルミ電解コンデンサーのニチコンがストップ高で100円高の773円。
今期の年間配当を前期比1円増の25円に増配する意向を示し、好感した買い
が集まっています。

 東京ディズニーランド&シーを運営するオリエンタルランドが790円高の
1万5195円と大幅高。米バイオ医薬ベンチャーのモデルナが開発中の新型
コロナウイルスワクチンの初期治験結果で効果が確認できたと発表。多数の集
客を前提とするテーマパークの営業が早期に正常化するとの期待から買いが膨
らんでいます。NY市場でフロリダ州のテーマパークを20日に再開すると発
表したディズニー株は7%超の大幅高となっています。

 小野薬品が27.5円高の2789円と値を上げて年初来高値更新。がん免
疫薬「オプジーボ」と「ヤーボイ」の併用療法が肺がん治療で最初に投与でき
る「第1選択薬」として米食品医薬品局(FDA)から承認を得たと発表し、
好感した買いが入っています。オプジーボはこれまで肺がん治療で他の薬が効
かない場合などに使用されていました。

 その他、体温計の年産能力3割増に増やすと報じられたオムロンが90円高
の6820円、パワー半導体大手のサンケン電気が290円高の2648円、
挙式のテイクアンドギヴ・ニーズが66円高の674円、測量やGPS関連の
ITシステムで世界規模のトプコンが75円高の893円と大幅高です。

 本日の新高値銘柄は、サカタのタネ、GMOペイメント、群栄化、小野薬、
第一三共、日ぺ、ダイフク、オムロン、シマノ、ニホンフラッシュ、イー・ギ
ャランティ、ヤマトHD、トナミHD、SGHD・・・等々です。



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【2】主な投資判断                        **
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[JPモルガン証券]
 新 規   A(5020)JXTG            430円
 新 規   A(5019)出光興産           2,550円
 新 規   B(5021)コスモエネルギー       1,550円

[野村証券]
 据置き   A(4543)テルモ        4,200→ 4,300円
 据置き   A(7270)SUBARU     2,600→ 2,450円
 据置き   A(7282)豊田合成       2,450→ 2,700円
 据置き   A(9513)Jパワー       3,370→ 2,890円
 据置き   B(6701)NEC        4,900→ 5,000円

[SMBC日興証券]
 据置き   A(3231)野村不動産      2,600→ 2,500円
 据置き   B(1878)大東建託      11,400→11,900円

[三菱UFJMS証券]
 据置き   A(2331)ALSOK      6,300→ 6,200円
 据置き   A(6971)京セラ        7,000→ 6,800円
 据置き   A(9715)トランスコスモス   3,400→ 3,000円
 据置き   B(9831)ヤマダ電機       550→   570円

[大和証券]
 据置き   1(2127)日本M&A      3,600→ 4,500円
 据置き   1(2659)サンエー       5,150→ 5,000円
 据置き   2(3288)オープンハウス    3,560→ 2,840円


 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【3】本日の経済指標等の結果                   **
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◎鉱工業生産指数
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 3月の鉱工業生産指数(確報値、2015年=100)は前月比3.7%低
 下の95.8で、速報値と変わらずでした。

 製造工業稼働率指数(2015年=100)は92.2と、前月比3.6%
 低下しました。





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【4】景気敏感                          **
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 一般敵に好景気であれば企業の売上げが伸び、利益も増加します。中でも特
に景気の動向に株価が敏感に反応する銘柄群を「景気敏感株」と呼びます。

 例えば、景気が良く、先行きに明るい見通しがあれば企業は設備を増強しま
す。設備投資は機械の発注を伴い、機械受注の増減は機械株の業績に影響を与
えます。そのため工作機械などを手掛ける設備投資関連銘柄は「景気敏感株」
の一つで、景気の先行指標である機械受注統計の内容は株価に影響を与えます。

 また、鉄鋼や化学などの素材株は経済の川上にある産業で、景気変動の初期
の段階で受注が増減するためこれらの銘柄も景気敏感株として景気動向に敏感
に反応します。

 機械の導入の他、IT機器の導入・更新などによる設備投資もあります。そ
ういった観点から半導体製造装置や電子部品関連銘柄なども景気敏感株です。
 
 現在は経済のグローバル化が進んでおり、上記のような銘柄は中国など海外
の景気動向にも敏感に反応する傾向があります。

 これらの企業は、景気の波によって受注動向が大きく左右されるため、不況
から好況に転じる時は、2倍、3倍と大幅な増益になることも珍しくありませ
ん。

 上記のような特質から、景気敏感株は日銀短観や鉱工業生産、機械受注など
のマクロ経済指標に反応しやすいという特徴があります。




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【5】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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経済活動再開の動きが広がれば景気の正常化を先取りして景気敏感株が物色さ
れ、行動規制緩和の動きが見えればレジャー関連銘柄などにも資金が流入しま
す。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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