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             ◎ ハロー株式 ◎       2020/06/04 夕刊

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こんにちは。aquaです。

 日経新聞が2日付朝刊で関連企業を特集し、本日の朝刊でも優勝劣敗の事例
を紹介していた「DX」。脳は「デラックス」と読ませようとしますが、読み
は「ディーエックス」で、「デジタル・トランスフォーメーション」の略語で
す。

 ちなみに、トランスフォーメーションに「X」の文字はありませんが、「T
rans」は「X」で略するのが通例だそうです。

 「DX」は15年以上前に提唱された概念で、経産省は「企業がビジネス環
境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニ
ーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務その
ものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立す
ること」と定義しています。

 上記の定義を短くすれば「デジタル技術を使った変革」で、クラウドやビッ
グデータ、5G、AIの活用などもDXにつながります。

 事業環境の変化に伴い小売店がネット通販を充実させたり、顧客の閲覧履歴
や購買履歴を元に商品を提案したり、ドローンとAIを駆使して土木現場の作
業を効率化したり、天候や価格、過去の販売実績などのデータを基にAIが需
要を予測し自動的に発注したり、リモートワークの一般化に伴う業務プロセス
の見直しなども「デジタル・トランスフォーメーション」です。

 今回のコロナ禍により「デジタル・トランスフォーメーション」は一層進展
するとみられ、対応力の差が企業の浮沈を左右します。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な投資判断

 3.本日の経済指標等の結果

 4.風にあらず、幡にあらず






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  22695.74(+ 81.98)△0.36%
◎TOPIX  1603.82(+  4.74)△0.30%

◎売買高概算   15億1632万株
◎売買代金概算   2兆6913億円
◎時価総額   605兆7942億円

◎値上り銘柄数 1032   ◎(年初来)新高値 79
◎値下り銘柄数 1026   ◎(年初来)新安値  2
◎変わらず    111

◎騰落レシオ(25日)145.02%(前日比1.84%上昇)

◎サイコロ(日経平均) 9勝3敗 〇●●〇〇〇〇●〇〇〇〇 75.0%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 +9.28% 75日線比 +12.43%

◎為替  (対 ド ル)109.12(前日比0.38円安)
     (対ユーロ)122.28(前日比0.33円安)

◎出来高上位

 1.みずほ  <8411> 135.6円(+  0.5円)12101万株
 2.日経Wイン<1357>   790円(-    4円)10340万株
 3.三菱UFJ<8306> 450.9円(+  6.3円) 8419万株
 4.日産自  <7201> 431.6円(-  9.4円) 4017万株
 5.NF原油 <1699>   101円(-    2円) 3624万株

◎売買代金上位

 1.日経レバE<1570> 19760円(+  110円) 2998億円
 2.ソフバンG<9984>  5175円(+   54円) 1479億円
 3.日経Wイン<1357>   790円(-    4円)  814億円
 4.ファストリ<9983> 63800円(+  260円)  794億円
 5.ソニー  <6758>  7267円(+  116円)  608億円



◆相場概況

 本日の日経平均株価は4日連続高で81円(0.36%)高の2万2695
円で取引終了です。

 景気回復期待を背景に昨晩のNYダウは527ドルの大幅高。ナスダック指
数は過去最高値に接近しており、東京市場も朝方から買いが先行。買い一巡後
は連日の上昇による警戒感から一時はマイナスに転じる場面もありましたが、
先高期待からの押し目買い意欲は根強く、また円相場が1ドル=109.10
円前後の円安に進行したことも買い安心感を誘い、直ぐにプラスに転じていま
す。売買代金は2兆6913億円、上海総合指数は日本時間15:13現在2
ポイントの小幅安で2920です。

 業種別では、紙パ、食品、保険、精密、銀行、情報通信、電機などが高く、
一方で石油、繊維、空運、海運、鉄鋼、不動産などが下げています。

 個別銘柄では、トヨタ自が3日連続高で59円高の6974円。米国で5月
の新車販売台数が年率1217万台と4月の860万台から前月比41%の増
加となっており、予想を上回る内容を好感した買いが入っています。ホンダも
4日連続高で18.5円高の2916円です。

 がん治療薬、がんマーカー開発のオンコリスがストップ高で400円高の2
086円。がんのウイルス療法テロメライシンについて米国食品医薬品局(F
DA)から食道がんに対する「オーファンドラッグ(希少疾患治療薬)指定」
の通知を受領したと発表。好感した買いが集まっています。

 内田洋行筆頭株主でICTサービスが学校向け好調のウチダエスコがストッ
プ高で705円高の5400円。学校市場向けタブレット型端末などの販売・
導入サポート事業が拡大して好業績を発表。好感した買いが集まっています。

 学校備品・システムを手掛ける内田洋行もストップ高で1000円高の70
60円。小中学校でパソコン保有率が増加し、ICT(情報通信技術)を活用
した学校向けの教育システムが拡大。好業績発表を好感した買いが集まってい
ます。

 AI(人工知能)によるデータ解析を手掛けるFRONTEOが大幅高で1
46円高の956円。共和薬品工業と認知症診断支援AIシステムの開発・販
売に関する事業提携契約を結んだと発表し、業績拡大を期待した買いが集まっ
ています。

 4月にはAIを使った新型コロナウイルスの治療薬候補選定に成功したと発
表して大幅高した経緯があり、4月1日に191円だった株価は2ヶ月余りで
約5倍となっています。

 その他、リチウム電池のセパレーターのダブル・スコープが連日のストップ
高で100円高の667円、セミナーや展示会などをバーチャルイベント化す
るソリューション展開のアイティメディアが211円高の1364円と大幅高
です。

 本日の新高値銘柄は、エムスリー、伊藤園、ニイタカ、中外薬、アース製薬、
オービック、リンナイ、SMC、日本電産、アンリツ、キーエンス、カチタス
・・・等々です。



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【2】主な投資判断                        **
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[野村証券]
 引上げ B→A(2267)ヤクルト       5,800→ 8,100円
 据置き   A(7276)小糸製作所      4,800→ 5,800円
 据置き   B(5021)コスモエネルギー   2,050→ 1,890円
 据置き   B(5101)横浜ゴム       2,100→ 1,850円
 引下げ B→C(2801)キッコーマン     4,300→ 4,500円

[SMBC日興証券]
 据置き   A(2810)ハウス食品      4,200→ 4,500円
 据置き   B(5232)住友大阪       4,400→ 4,000円
 据置き   B(8028)ファミマ       2,500→ 2,100円

[三菱UFJMS証券]
 据置き   A(2587)サントリーBF    5,700→ 5,000円
 据置き   A(7832)バンダイナムコ   11,000→ 9,800円

[みずほ証券]
 据置き   A(2002)日清製粉       2,900→ 2,500円
 据置き   A(3101)東洋紡        2,050→ 2,000円
 据置き   A(5020)JXTG        450→   500円
 据置き   B(3401)帝人         2,150→ 1,950円
 据置き   B(5019)出光興産       2,400→ 2,300円
 引下げ A→B(8591)オリックス      2,400→ 1,500円


 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【3】本日の経済指標等の結果                   **
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◎車名別新車販売
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 5月の車名別新車(軽含む)販売ランキング      ※前年同月比

  1位)ホンダ  N-BOX(軽) 1万1655台(47.6%減)
  2位)トヨタ  ヤリス      1万0388台 20年 2月発売
  3位)トヨタ  ライズ        7916台 19年11月発売
  4位)ホンダ  フィット       7235台(10.8%増)
  5位)トヨタ  カローラ       6540台(10.5%減)




◎対内証券投資・株式(財務省統計)※カッコ内は前週の動向
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 5月24日~5月30日

  海外投資家 - 380億円(+ 748億円) 2週ぶり売り越し




◎投資部門別の売買状況(東証統計)※カッコ内は前週の動向
 ――――――――――
 5月第4週(5月25日~5月29日、日経1489円高・2週連続上昇)

  個人投資家 -3315億円(- 798億円) 2週連続売り越し

  海外投資家 - 216億円(+ 772億円) 2週ぶり売り越し

  事業法人  +   8億円(+ 246億円) 9週連続買い越し

  信託銀行  - 184億円(- 497億円) 3週連続売り越し


 ※同期間に日銀はETFを60億円購入。
  → http://www.aqua-inter.com/hint/boj.html#latest

 ※投資部門別売買状況で「事業法人」は企業の自社株買い等、「信託銀行」
  は年金資金等の売買動向を反映しています。

 ※個人の取引別動向は、現金取引が差し引き3059億円の売り越し、信用
  取引は差し引き256億円の売り越しでした。

  尚、5月29日申し込み時点の信用評価損益率はマイナス15.51%と、
  マイナス幅が4週連続で縮小しています。

 ※指数先物については、海外投資家は4319億円の買い越し。現物と指数
  先物の合計では4102億円の買い越しで、現物・先物合計での買い越し
  は2週連続です。
  → http://www.aqua-inter.com/hint/wk_data.html#weekly





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【4】風にあらず、幡にあらず                   **
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 禅問答のようだ、といえば真意が捉えにくい会話・問答のことを指しますが、
この場合の「禅問答」とは禅宗において修行者が悟りを開くための課題として
与えられる問題、いわゆる「公案」のことを指しています。

 「駿河には天下に誇れるものが二つあり、富士の高嶺と原の白隠」と歌われ
た江戸中期の禅僧で臨済宗中興の祖と称される白隠が「両掌打って声あり、隻
手に何の音声かある」と聞いた「隻手音声(せきしゅおんじょう)」の公案が
世に知られています。

 中国宋代に創案されたと言われる「非風非幡(ひふうひばん)」の公案(以
下に紹介)もまた有名です。

 風になびく幡(はた)を前に二人の僧が言い争っていました。一人は「幡が
動いている」と主張し、もう一人は「風が動いている」と主張し互いに譲らな
かったそうです。

 この様子を見ていた禅師は「是れ風の動くに非ず、是れ幡の動くに非ず、任
者が心動くのみ」(風が動くのでもなければ、幡が動くのでもなく、汝らの心
が動くのだ)と言ったそうです。これが「風にあらず、幡にあらず」の公案で
す。

 その事象を捉えた心の動きがなければ、幡の揺らぎも風の動きさえも存在し
ないのではないか・・・つまり目に映る何事も心の動きに過ぎないということ
であり、この公案が本間宗久が相場道に開眼したきっかけであったと伝わりま
す。相場を動かすのは材料でもなく、水準でもない、そこにいる人の心こそ重
要な要素であると。




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【5】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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相場は人生の縮図と言われます。喜怒哀楽、慣れや慢心、欲や恐怖、相場をや
るということは自分と向き合うことでもあります。相場は常に変化し、常に公
平です。上昇あるいは下落しているという事実は一つでも、どのように捉え、
どのように行動するかは人それぞれ。買うチャンスも、売るチャンスも等しく
提供してくれています。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~ 皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 14年連続受賞 =


◎まぐまぐ大賞 2019
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  資産運用(株式)部門 第2位

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→ http://melma.com/contents/moy2017/


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