―――――――――――――――――――――――――――――――――――


 ┏━━━━┓
 ┃株式投資┃   ~ 相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育つ ~
 ┗━━━━┛     
           
                       『アクア・スペシャル版』


     ◎お申込み・詳細は・・・ https://www.aqua-inter.com/special/



株式投資のPARTNER ━━━━━━━━━ http://www.aqua-inter.com/

             ◎ ハロー株式 ◎       2020/06/05 夕刊

・・・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・



こんにちは。aquaです。

 5月・6月は、例年であれば毎週どこかでお祭りがあります。昔からのお祭
りには本来、活気で邪気を祓うという意味合いがありますが、コロナを拡大さ
せないために今年は自粛せざるをえず、多くのお祭りが中止となっています。

 今年は仕方がありませんが、中止は今年限りであってほしいものです。

 話は変わりますが、ナスダック指数は今回のコロナ禍で付けた安値から4割
超上昇し、コロナ前の水準をほぼ回復、過去最高値が目前となっています。

 個別銘柄の上昇率はさらに大きく、例えばネット通販最大手のアマゾンの株
価はコロナ禍の安値から直近の高値まで約1.5倍に上昇。現在の株価水準は
2月の高値からさらに一段上にあり、過去最高値圏で推移しています。

 SNS最大手フェイスブックの株価はコロナショックの安値から約2.5倍
にまで上昇し、過去最高値を更新。電気自動車(EV)のテスラの株価も直近
の安値から6割上昇しています。

 米国では空前の数の人が失業した一方で、上記のような企業の創業者の資産
は膨張しています。

 米シンクタンクの政策研究所(IPS)による調査で、過去3カ月間で米国
の富裕層の資産が5650億ドル(約62兆円)増えたことが明らかになりま
した。

 ちなみに、過去3カ月間でアマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏の資産は約3
62億ドル(約4兆円)、フェイスブックのマーク・ザッカーバーク氏の資産
は約301億ドル(約3兆3千億円)、テスラのイーロン・マスク氏の資産は
約141億円(約1兆5千億円)、それぞれ増加したと試算されています。




……………………………………………………………………………………………
 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
……………………………………………………………………………………………



 1.今日の相場 <スペシャル版(有料版)通信>

 2.主な投資判断

 3.本日の経済指標等の結果

 4.売り残の増加と踏み上げ






――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【1】今日の相場                         **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞



◎日経平均  22863.73(+167.99)△0.74%
◎TOPIX  1612.48(+  8.66)△0.54%

◎売買高概算   13億9217万株
◎売買代金概算   2兆4542億円
◎時価総額   608兆2768億円

◎値上り銘柄数 1154   ◎(年初来)新高値 49
◎値下り銘柄数  943   ◎(年初来)新安値  2
◎変わらず     72

◎騰落レシオ(25日)138.53%(前日比6.49%低下)

◎サイコロ(日経平均) 9勝3敗 ●●〇〇〇〇●〇〇〇〇〇 75.0%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 +9.44% 75日線比 +13.34%

◎為替  (対 ド ル)109.30(前日比0.24円安)
     (対ユーロ)124.40(前日比2.25円安)

◎出来高上位

 1.みずほ  <8411> 138.9円(+  3.3円)11500万株
 2.三菱UFJ<8306> 462.6円(+ 11.7円) 7715万株
 3.日経Wイン<1357>   777円(-   13円) 7212万株
 4.日産自  <7201> 452.2円(+ 20.6円) 3068万株
 5.ZHD  <4689>   444円(-   19円) 2856万株

◎売買代金上位

 1.日経レバE<1570> 20060円(+  300円) 1978億円
 2.ソフバンG<9984>  5220円(+   45円) 1108億円
 3.ファストリ<9983> 63940円(+  140円)  616億円
 4.日経Wイン<1357>   777円(-   13円)  568億円
 5.任天堂  <7974> 45850円(+  610円)  457億円



◆相場概況

 本日の日経平均株価は5日連続高で167円(0.74%)高の2万286
3円です。これで今週は毎日上昇、6月に入ってからは下げなしです。

 アメリカン航空グループが米国内の便数を7月から大幅に増やす計画を明ら
かにし、経済活動の正常化を期待した買いが入って昨晩のNYダウは4日連続
高で小幅ながら11ドル高。東京市場は昨日まで日経平均株価は4日連続高と
なった後だけに朝方はやや売りが優勢でマイナスからのオープニングとなりま
したが、下値では先高期待からの押し目買い意欲は根強く下値は限定的。

 売り一巡後は時間外取引でNYダウ先物が上昇していること、香港や台湾な
どアジア市場が上昇していることを横目に買いが優勢となり引けにかけて上げ
幅を広げています。売買代金は2兆4542億円、上海総合指数は日本時間1
5:06現在7ポイント高の2926です。

 業種別では、空運、鉄鋼、海運、保険、銀行、不動産、証券、自動車などの
上げが目立ち、一方で精密、紙パ、食品、情報通信、小売りなどが下げていま
す。

 個別銘柄では、JALが211円高の2377円と大幅高。昨晩のNY市場
で経済活動の再開期待により航空需要回復の兆しが見え始めたことでアメリカ
ン航空グループの株価が40%を超える大幅高。東京市場でも航空株に買いが
膨らんでいます。ANAも183.5円高の2784円です。

 JALの株価は4月6日に1656円のザラ場安値を付けてから本日まで4
3%、ANAは同6日に2060円のザラ場安値を付けてから本日まで35%
の上昇です。

 新型コロナウイルスの感染者検査に用いるPCR全自動検査装置のプレシジ
ョン・システム・サイエンスが9日連続高で324円高の2208円。政府が
検討中の出入国の緩和策として、ビジネス目的の往来の際にPCR検査の陰性
証明書の提出を求めることを検討と報じられ、同社の収益拡大に繋がると期待
した買いが膨らんでいます。

 電子部品のアルプス電気と車載情報機器のアルパインが再統合したアルプス
アルパインが120円高の1467円。21年3月期の連結最終損益が30億
円の黒字と前期の40億円の赤字から黒字転換の見通しを発表し、好感した買
いが入っています。スマホ向けのカメラ用アクチュエーター(ピント調節部品
)などが好調です。

 日本マクドナルドが4日連続高で40円高の5870円と連日で年初来高値
更新。5月の既存店売上高が前年同月と比べて15%増えたと発表。まとめ買
いの持ち帰りやドライブスルー、宅配の利用が堅調で2カ月連続で前年実績を
上回り、好感した買いが入っています。

 その他、5GやIoT関連でコイルメーカーのスミダコーポが94円高の8
86円、ボーイング向けラバトリー(化粧室)独占供給のジャムコが51円高
の817円、大阪チタニウムも航空機関連として81円高の1134円、創薬
ベンチャーの「そーせい」が新たなぜんそく薬を材料に116円高の1853
円と値を飛ばしています。

 本日の新高値銘柄は、第一パン、明治HD、朝日ネット、ニイタカ、ダイキ
ン、アンリツ、西鉄・・・等々です。


☆スペシャル版(有料版)通信

 3月25日。コロナショックで最悪の市場環境の中、底値圏に達している可
能性があり、『バーゲンセールで報われる公算大!』としてご紹介させて頂い
た【ジャムコ】(7408)。

 同社は、航空機内装品を手掛け、旅客用ギャレー(厨房設備)、ラバトリー
(化粧室)で世界ナンバー1のシェアを有しています。足元大揺れの航空業界
ですが、中長期的に見ますとやはり航空機関連ビジネスは成長分野ということ
で680円前後が狙い目としてご紹介させて頂きました。

 そのジャムコ、本日は51円の大幅高で817円となっています。仕込まれ
た方、取り敢えずはおめでとうございます!


 来週水曜日のスペシャル版でも投資妙味大の有望銘柄をご紹介させて頂きま
すので、ご期待下さいませ!


※スペシャル版の詳細とお申込み

           https://www.aqua-inter.com/special/



――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【2】主な投資判断                        **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞



[野村証券]
 据置き   A(7296)FCC        2,200→ 2,600円
 据置き   A(9201)JAL        4,500→ 2,700円
 据置き   A(9627)アインHD      7,500→ 8,400円
 引下げ A→B(9202)ANA        4,600→ 2,800円

[SMBC日興証券]
 引上げ B→A(6755)富士通ゼネラル    1,800→ 2,500円
 据置き   A(6762)TDK       11,000→13,100円
 据置き   A(6856)堀場製作所      9,000→ 8,800円
 据置き   A(6952)カシオ        2,500→ 2,700円
 据置き   A(6981)村田製作所      6,500→ 7,900円
 据置き   B(6976)太陽誘電       3,400→ 3,300円
 引下げ A→B(7951)ヤマハ        5,000→ 5,500円

[三菱UFJMS証券]
 引上げ B→A(2269)明治HD       7,500→ 9,800円
 引上げ B→A(6997)ケミコン       1,100→ 2,000円
 据置き   B(4188)三菱ケミカル      590→   740円
 据置き   B(6473)ジェイテクト     1,400→   930円


[みずほ証券]
 据置き   A(4208)宇部興産       3,800→ 3,100円
 据置き   A(4768)大塚商会       5,820→ 6,250円
 据置き   A(6501)日立         5,600→ 5,000円


 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【3】本日の経済指標等の結果                   **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞



◎家計調査
 ――――
 4月の家計調査によりますと、物価変動の影響を除いた実質消費支出が前年
 同月に比べ11.1%減少しました。市場予想(14.2%減)程ではなか
 ったものの、比較可能な2001年以降で過去最大の落ち込みです。

 項目別では、麺類(34%増)、乳製品(22%増)、酒類(21%増)、
 DIY材料等の設備材料費(73%増)、洗剤などの家事用消耗品(23%
 増)、ゲーム機などの教養娯楽用耐久財(25%増)などへの支出が伸びて
 います。

 一方、外食(65%減)、被服及び履物(55%減)、交通(73%減)、
 宿泊料(94%減)、パック旅行費(97%減)、理美容サービス(41%
 減)などの減少が目立ちます。




◎景気動向指数
 ――――――
 景気の方向や強さを示す指数で、景気の現状を示す4月の一致指数CI(2
 015年=100、速報値)は81.5と前月から7.3ポイント低下しま
 した。

 低下は3カ月連続。低下幅は比較可能な1985年以降で過去最大で、水準
 は東日本大震災時を下回り、リーマン・ショック後の2009年10月以来
 10年半ぶりの低さとなりました。

 一致指数の動きから機械的に求められる景気の基調判断は、「悪化を示して
 いる」で据え置きです。

 尚、数カ月先の景気を示す先行指数は76.2と、前月から8.9ポイント
 の低下。低下は2カ月連続。低下幅は過去最大、水準はリーマン・ショック
 後の2009年3月以来、11年1カ月ぶりの低さとなっています。




――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【4】売り残の増加と踏み上げ                   **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞



 株価は「需給で決まる」と言われますように、買いたい人(需要)が多けれ
ば上昇し、売りたい人(供給)が多ければ下落します。

 需給には「実需」と「仮需」があります。株式市場で「仮需」とは信用取引
のことで、将来の需給動向を占う上で、反対売買を伴う信用取引の動向は押さ
えておきたいポイントです。

 信用取引の残高は、買い残の方が多いのが通常の状態ですが、相場の先安感
や高値警戒感が強まりますと買いポジションの解消で買い残が減少するととも
に新規の空売り(カラ売り)が増加します。

 ところが、信用取引ではいずれ反対売買をする必要があるため、売り残が膨
らみますと今度は売り方の買い戻し期待で先高感が強まり、売り方の思惑とは
裏腹に相場が下がりにくくなったり、上昇基調になる場合があります。

 信用買い残を信用売り残で割った信用倍率から見てみますと、通常は売り残
に対し1倍以上、時には数倍の買い残がありますが、信用倍率が1倍そこそこ
(買い残と売り残の規模が拮抗)にまで低下したり、さらに1倍を下回るケー
スもあります。

 信用倍率の低下は、買い残(将来の売り圧力)が多い状態から需給が改善し
たことを示唆しており、この状態を「取り組み妙味が増す」「好取組」などと
言います。

 売り残が多いというのは、将来の買い需要が多い状態です。先安感から空売
りが入るのですが、それがために反対売買に伴う買い需要で相場が底堅さを増
すことはよくあります。損失拡大を嫌った売り方の買い戻しでさらに相場上昇
に弾みがつくこともあり、これがいわゆる「踏み上げ」です。

 信用取引での売買が厚みを増し、信用倍率が1倍を下回るような場合は、特
に要注目です。




―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【5】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

今週の日経平均は5日間すべてで上昇しました。5日連続上昇は、昨年10月
18日~29日の7連騰以来の連続上昇です。尚、週間では958円(4.5
%)高で、3週連続の上昇となっています。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
―――――――――――――――――――――――――――――――――――



~ 皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 14年連続受賞 =


◎まぐまぐ大賞 2019
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  資産運用(株式)部門 第2位

→ https://www.mag2.com/events/mag2year/2019/category/asset-stock.html


◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2017
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  10年連続で『総合大賞』  06年~08年はマネー部門賞第1位

→ http://melma.com/contents/moy2017/


======================================================================

●内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり
 ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は
 一切の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判
 断でなさるようにお願いいたします。


●ご意見、ご感想、広告に関するお問い合わせ等は下記までお願いいたします。
           → mailto:aqua@aqua-inter.com

●無料メールマガジンの配信登録・登録先変更、登録解除はご自身にてお願い
 いたします。登録解除用のURLをメルマガ最下段に記載しておりますので
 ご利用ください。

●配信についての連絡事項やバックナンバーは本誌ホームページをご参照下さ
 い。        → http://www.aqua-inter.com/


●当メールマガジンに掲載された記事を許可なく転載すること及び第三者への
 転送を含む再掲示を禁じます。

 
======================================================================
発行:アクアリンクス株式会社     関東財務局長(金商)第2282号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

<< TOP >>