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――――――――――――――――――――――――――――――――――― ┏━━━━┓ ┃株式投資┃ 【 アクア・スペシャル版 】 ┗━━━━┛ 相場の読み方、有望銘柄、投資のやり方等々・・・好評配信中！ → https://www.aqua-inter.com/special/ 株式投資のＰＡＲＴＮＥＲ ━━━━━━━━━ http://www.aqua-inter.com/ ◎ ハロー株式 ◎ 2020/06/18 夕刊 ・・・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・ こんにちは。ａｑｕａですです。 めったに起こらないが、起これば広範囲に深刻な影響を及ぼす事象のことを 「ブラックスワン」と呼びます。 今回の新型コロナウイルスはまさにブラックスワンで、多方面に深刻な混乱 をもたらしました。 ＮＹ市場で取引されている原油先物（ＷＴＩ）が一時マイナスの価格を付け たことも新型コロナウイルスがもたらした混乱の一つです。 ウイルスの感染拡大で、３月から４月にかけて世界中の経済活動がストップ し、原油の需要が蒸発。先物市場では原油の買い手が消え、すでに生産された 原油で貯蔵施設の満杯が迫るという状況で買い建てのまま期日を迎えた投資家 は投げ売りするしかなく、ＷＴＩの価格は一時マイナス４０ドル台にまで暴落 しました。 ちなみに、マイナス価格というのは、売り手がお金を支払い、買い手がお金 を受け取るということで、通常とは逆の状況です。 原油の貯蔵スペースのひっ迫が続く中、代わってニーズが高まったのが原油 タンカーです。 新たな貯蔵施設を建設するには費用のみならず時間もかかるため、すぐに使 える貯蔵スペースとして原油タンカーの利用が広がり、運賃が高騰しました。 商船三井は４月の時点で、世界的な景気悪化を考慮に入れ、２１年３月期の 経常損益を１００億から４００億円の赤字になるとの見通しを示していました が、タンカー運賃の高騰が業績の下支えとなり、今年度の経常損益見通しを損 益ゼロに上方修正しています。 尚、本日は東証業種別指数で「海運業」の上昇が顕著でしたが、中国の経済 活動の再開に伴うばら積み船の運賃上昇も追い風となっています。 ※ばら積み船の運賃指標・バルチック海運指数（ＢＤＩ）の動き → http://www.aqua-inter.com/hint/bdi.html …………………………………………………………………………………………… ～目次～ 編集者：ａｑｕａ［ aqua@aqua-inter.com ］ …………………………………………………………………………………………… １．今日の相場 ２．本日の経済指標等 ３．Ｓ＆Ｐの業種分け ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【１】今日の相場 ＊＊ ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ◎日経平均 ２２３５５.４６（－１００.３０）▼０.４５％ ◎ＴＯＰＩＸ １５８３.０９（－ ４.００）▼０.２５％ ◎売買高概算 １１億１１２２万株 ◎売買代金概算 ２兆００９０億円 ◎時価総額 ５９７兆８３７６億円 ◎値上り銘柄数 ８９０ ◎（年初来）新高値 ５９ ◎値下り銘柄数 １１６４ ◎（年初来）新安値 ０ ◎変わらず １１３ ◎騰落レシオ（２５日）１１９.８１％（前日比６.６７％上昇） ◎サイコロ（日経平均） ６勝６敗 〇〇〇〇●〇●●●〇●● ５０.０％ ◎カイリ率（日経平均）２５日線比＋２.５４％ ７５日線比＋１１.１５％ ◎為替 （対 ド ル）１０６.９０（前日比０.５３円高） （対ユーロ）１２０.３０（前日比０.０９円安） ◎売買代金上位 １.ＳＢＧ ＜９９８４＞ ５４６６円（＋ １５１円） １７４２億円 ２.任天堂 ＜７９７４＞ ５０１１０円（＋ １３７０円） ８７４億円 ３.ファストリ＜９９８３＞ ６１７７０円（－ １０９０円） ５８５億円 ４.ソニー ＜６７５８＞ ７６６５円（－ ４円） ３８０億円 ５.トヨタ自 ＜７２０３＞ ６８８７円（－ ５７円） ２４１億円 ◆相場概況 本日の日経平均株価は１００円（０．４５％）安の２万２３５５円で取引終 了です。 新型コロナの感染拡大を警戒し、加えて前日までの３日連続高で１１６１ド ルの上昇となった後だけに昨晩のＮＹダウは一服で１７０ドル安。これを受け て東京市場も朝方から売りが先行し、１０：３８には下げ幅が３３０円となる 場面がありました。 ただ、下値では先高期待からの押し目買い意欲は根強く、売り一巡後は下げ 幅を縮小しています。上海総合指数は日本時間１５：２８現在３ポイントの小 幅高で２９３９です。 業種別では、海運、紙パ、その他製品、情報通信、建設などが高く、一方で 空運、石油、不動産、銀行、鉄鋼、非鉄、自動車などが下げています。 個別銘柄では、創薬ベンチャーのアンジェスが昨日の８２円高に続いて本日 も１６１円高の２３２４円と値を飛ばしています。昨日は大阪市の松井市長が 新型コロナウイルスワクチンの治験を３０日から始めると明らかにし、本日は ワクチン開発プロジェクトに塩野義も参加すると報じられ、好感した買いが入 っています。２１年３月末までに２０万人分のワクチン製造と大量生産を目指 します。 任天堂が３日連続高で１３７０円高の５万０１１０円と約１２年ぶりに５万 円台乗せ。昨日にポケモン新作発表会を開催し、３月に発売した「あつまれ どうぶつの森」のような大ヒットとなれば更なる収益拡大に繋がることから期 待した買いが入っています。 全国トップの家具・インテリア製造小売りのニトリが４日連続高で１１５円 高の１万９６８０円。本業の儲けを示す連結営業利益が３～５月期に３７０億 円前後と前年同期と比べ２割増えたと報じられ、コロナ禍における収益拡大を 期待した買いが入っています。在宅勤務で机や椅子の販売が伸びています。 その他、第二波への警戒感から除菌洗剤のニイタカが２９０円高の５６００ 円、電子書籍配信のイーブックが３７５円高の３２９０円、業務支援ソフト受 託開発会社で学校や医療向けが好調の日本システム技術が１６７円高の１６９ ５円、株主総会接近でバーチャル総会関連のパイプドＨＤが１６９円高の１７ ８０円と大幅高です。 本日の新高値銘柄は、森乳、明治ＨＤ、カゴメ、イーブック、ＧＭＯクラウ ド、チェンジ、日産化、ニイタカ、小野薬、シマノ、任天堂、西松屋チェ・・ ・等々です。 ┏━━━━┓ ┃株式投資┃ 「有望銘柄の紹介」と「分かり易い解説」で大好評！ ┗━━━━┛ 『アクア・スペシャル版』のお申込み・詳細は → https://www.aqua-inter.com/special/ ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【２】本日の経済指標等 ＊＊ ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ◎マンション販売 ――――――― ５月の首都圏の新築マンション発売戸数は前年同月比８２．２％減の３９３ 戸でした。 減少は９カ月連続で、単月の戸数としては１９７３年調査開始以来の過去最 低を２カ月連続で更新しました。 ５月の初月契約率は７２．３％で、前月から６．６ポイントダウン。即日完 売物件はありませんでした。 ５月の１戸当たり平均価格は６４８５万円で前年同月比３９２万円（６．４ ％）アップ。平均価格の上昇は２カ連続。 平米単価は１０８．４万円で前年同月比１９．０万円（２１．３％）アップ。 平米単価の上昇は５カ月連続です。 ◎対内証券投資・株式（財務省統計）※カッコ内は前週の動向 ――――――――― ６月７日～６月１３日 海外投資家 －４４０４億円（＋２６８７億円） ２週ぶり売り越し ◎投資部門別の売買状況（東証統計）※カッコ内は前週の動向 ―――――――――― ６月第２週（６月８日～６月１２日、日経５５８円安・４週ぶり下落） 個人投資家 ＋ ９４８億円（－２９８０億円） ４週連続買い越し 海外投資家 －２８４７億円（＋２６１３億円） ２週ぶり売り越し 事業法人 ＋ １１７億円（－ ２０７億円） ２週ぶり買い越し 信託銀行 ＋ ７４５億円（－ ２４億円） ５週ぶり買い越し ※同期間に日銀はＥＴＦを２０６２億円購入。 → http://www.aqua-inter.com/hint/boj.html#latest ※投資部門別売買状況で「事業法人」は企業の自社株買い等、「信託銀行」 は年金資金等の売買動向を反映しています。 ※個人の取引別動向は、現金取引が差し引き５６６億円の売り越し、信用取 引は差し引き１５１４億円の買い越しでした。 尚、６月１２日申し込み時点の信用評価損益率はマイナス１６．３３％と ６週ぶりに悪化しました。 ※指数先物については、海外投資家は１０２２億円の買い越し。現物と指数 先物の合計では１８２５億円の売り越しで、現物・先物合計での売り越し は４週ぶりです。 → http://www.aqua-inter.com/hint/wk_data.html#weekly ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【３】Ｓ＆Ｐの業種分け ＊＊ ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ スンダード・アンド・プアーズ（Ｓ＆Ｐ）は、ニューヨーク証券取引所とナ スダックに上場する約６４００の銘柄の中から５００銘柄を選び「Ｓ＆Ｐ５０ ０種指数」を算出しています。 また、Ｓ＆Ｐは５００銘柄を業種（セクター）別に分け、１１の業種別指数 も公表しています。 本日の朝刊で「ネットフリックスの上昇でコミュニケーション、アマゾンの 上昇で一般消費財」が堅調だったと書きましたが、補足としていくつかのセク ターについて主な銘柄をご紹介させていただきます。 ◆テクノロジー（情報技術・ＩＴ） ―――――――――――――――― アップル（ＩＴ）、マイクロソフト（ソフト）、インテル（半導体）、エヌ ビディア（半導体）、シスコシステムズ（ネットワーク機器）、ビザ（クレ ジットカード）、マスターカード（クレジットカード）など ◆コミュニケーション・サービス ――――――――――――――― アルファベット（グーグル）、フェイスブック（ＳＮＳ）、ネットフリック ス（動画配信）、ツイッター（短文投稿サイト）、アクティビジョン・ブリ ザード（ゲーム）、ウォルト・ディズニー（娯楽・メディア）、コムキャス ト（メディア）、ベライゾン（通信）、ＡＴ＆Ｔ（通信）など ◆一般消費財 ―――――― アマゾン（ネット通販）、ホームデポ（ホームセンター）、ギャップ（アパ レル）、コールズ（百貨店）、ナイキ（スポーツ用品）、マクドナルド（外 食）、ティファニー（宝飾品）、ヒルトン（ホテル）、ＭＧＭ（カジノ）、 カーニバル（クルーズ）、ＧＭ（自動車）、フォード（自動車）、ＤＲホー トン（住宅建設）など ◆生活必需品 ―――――― プロクター＆ギャンブル（日用品）、キンバリー・クラーク（日用品）、コ カコーラ（飲料）、ペプシコ（飲料）、クイラフト・ハインツ（食品）、ケ ロッグ（食品）、フィリップモリス（たばこ）、エスティー・ローダー（化 粧品）、ウォルマート（ディスカウントストア）、コストコ（ディスカウン トストア）、ウォルグリーン（ドラッグストア）など ◆素材 ――― ダウ・インク（化学）、ニューコア（鉄鋼）、フリーポート・マクモラン（ 鉱山）、ニューモント（産金）、バルカン・マテリアルズ（建築資材）、マ ーティン・マリエッタ（石材）、ウェストロック（段ボール）、モザイク（ 肥料）、ＣＦインダストリーズ（肥料）など ◆資本財（工業） ―――― ボーング（航空機）、キャタピラー（建機）、スリーエム（工業・事務用品）、 ハネウェル（複合企業）、ＧＥ（複合企業）、レイセオン・テクノロジーズ （航空機エンジン・防衛）、ロッキード・マーチン（防衛）、ディア（農機）、 ユナイテッド・レンタルズ（建設設備レンタル）、フルアー（エンジアリン グ・建設）など 尚、自らはカードを発行せず、決済サービスの提供（決済システムの構築と 維持）による手数料収入をビジネスとしているビザやマスターカードは「情報 技術」、自社でカードを発行し、貸し倒れのリスクを負うアメリカン・エクス プレス（アメックス）は「金融」に分類されます。 また、ギャップやコールズが「一般消費財」に分類されるのに対し、日常生 活に欠かせない存在のウォルマートやコストコは「生活必需品」に分類されて います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【４】編集後記 aqua@aqua-inter.com ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 昨年５月の中国からの訪日客は７５万６千人でしたが、今年はわずか３０人で した。今年１～５月の累計訪日客数は３９４万４４００人で、前年同期（１３ ７５万人）比７１．３％減となっています。昨年までの観光白書には「２０２ ０年に４０００万人」の政府目標の記載がありましたが、今年の白書では政府 目標の記載がひっそりと取り下げられています。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ～ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。～ ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ～ 皆様のご投票、心から御礼申し上げます。～ ＝ １４年連続受賞 ＝ ◎まぐまぐ大賞 ２０１９ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 資産運用（株式）部門 第２位 → https://www.mag2.com/events/mag2year/2019/category/asset-stock.html ◎メルマ！ガ オブ ザ イヤー２０１７ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ １０年連続で『総合大賞』 ０６年～０８年はマネー部門賞第１位 → http://melma.com/contents/moy2017/ ====================================================================== ●内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は 一切の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判 断でなさるようにお願いいたします。 ●ご意見、ご感想、広告に関するお問い合わせ等は下記までお願いいたします。 → mailto:aqua@aqua-inter.com ●無料メールマガジンの配信登録・登録先変更、登録解除はご自身にてお願い いたします。登録解除用のＵＲＬをメルマガ最下段に記載しておりますので ご利用ください。 ●配信についての連絡事項やバックナンバーは本誌ホームページをご参照下さ い。 → http://www.aqua-inter.com/ ●当メールマガジンに掲載された記事を許可なく転載すること及び第三者への 転送を含む再掲示を禁じます。 ====================================================================== 発行：アクアリンクス株式会社 関東財務局長（金商）第２２８２号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
