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全国及び海外の皆様、

 改めまして、

     明けまして おめでとうございます!


 旧年中は本誌をご愛顧頂き、大変ありがとうございました。本日より通常通
りの配信とさせて頂き、昨年以上に皆様方のお役に立てる内容・情報をお届け
するよう邁進してまいりますので、本年も何卒よろしくお願い申し上げます。


 さて、「子年」相場が始まりましたが、年初早々大波乱で大きく揺れ動いて
います。昨日までの日経平均株価の値動きは以下のようになっています。


  6日(月) 2万3204円  -451円

  7日(火) 2万3575円  +370円

  8日(水) 2万3204円  -370円


 2020年最初の取引となった2日の米国市場ではNYダウが330ドルの
大幅高でいきなり史上最高値を更新しましたが、その直後に米軍がイランの司
令官を殺害したことでホルムズ海峡封鎖懸念など中東を巡る地政学リスクが高
まって大きく下落。


 それでも、今年は世界が注目する「米大統領選」が11月にあります。トラ
ンプ氏の株高政策によってその大統領選挙に向けて米国株は未曽有のバブル相
場に突入する可能性があります。トランプ氏の政策は「減税・財政出動・超金
融緩和」という株高・好景気を呼び込む3点セットの政策であり、実際にその
方向に向けて相場は動いています。


 足元、中東を巡る地政学リスクを警戒して揺れ動いていますが、目先の動き
に一喜一憂することなく、引き続き微動だにしない中長期スタンス、これで臨
みたいところです。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.NY市況

 2.本日の注目点と話題

 3.心に残る名言






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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      28745.09(+161.41)△0.56%
□ナスダック       9129.24(+ 60.66)△0.67%
□S&P500      3253.05(+ 15.87)△0.49%

□ダウ輸送株      10983.64(+ 96.08)△0.88%
□半導体株(SOX)   1867.59(+  0.31)△0.02%

□NY原油先物(2月限)   59.61(- 3.09)
□NY 金先物(2月限) 1560.20(-14.10)

□為替      (対ドル)109.14(前日比0.73円安)
        (対ユーロ)121.21(前日比0.32円安)

CME日経225先物    23520(+370)※大阪終値比



 8日のNY株式市場は、米国とイランの軍事衝突の懸念後退で反発。ナスダ
ック指数は4営業日ぶりに過去最高値を更新しました。

 イランが革命防衛隊の司令官殺害への報復としてイラクに駐留する米軍拠点
にミサイルを打ち込んだことから米国とイランの本格的な軍事衝突への警戒感
が強まりアジア市場や欧州市場は動揺しましたが、NY市場で取引が始まる頃
には警戒感が和らぎ、買い優勢での取引スタートとなりました。

 イランの攻撃は米国側に死傷者がでないよう抑制された「報復」だったとみ
られ、イラン外相が「攻撃は終わった。戦争は望んでいない」と発言し、トラ
ンプ米大統領も演説で「軍事力は行使したくない」と述べ、事態悪化を避ける
姿勢を示したことから市場に安心感が広がり指数は上げ幅を拡大。

 原油相場が大きく値下がりしたことも安心材料の一つで、10日発表の雇用
統計の先行指標となる12月のADP雇用報告で非農業部門の雇用者数が予想
以上に増加したこも好感され、3指数そろって反発しました。ハイテク株の比
率が高いナスダック指数は4営業日ぶりに過去最高値を更新しています。

 尚、イラクの首都バグダッドで、アメリカ大使館などがある地区に複数回に
わたってロケット弾が撃ち込まれたとの報道でNY株は引け間際に上げ幅を縮
小しています。
 
 S&P業種別指数は、エネルギーが下げた一方、テクノロジー、コミュニケ
ーション、ヘルスケア、金融などが上昇率上位となっています。

 個別銘柄では、電気自動車(EV)のテスラが5%近い大幅高で6日続伸と
なり、連日で過去最高値を更新。上海工場で生産した「モデル3」の納車が7
日から始まり、中国事業の拡大を期待した買いが膨らんでいます。アプリ販売
の「アップストア」の昨年末の売上高が16%増加したと発表したアップルも
買われ過去最高値を更新。マイクロソフトも上場来高値を更新しました。
 
 一方、イランの首都テヘランでクライナ航空の737型機が墜落した事故を
受けてボーイングが下落しダウを圧迫。ドラッグストアチェーンのウォルグリ
ーンはこの日朝方発表した決算で1株利益が市場予想を下回ったことから大き
く値下がり。原油安を受けてエクソンモービルなどのエネルギー株も下落しま
した。

 NY原油(WTI)は前日比3.09ドル(4.9%)安と大幅続落。原油
相場は一時65ドル後半にまで急伸する場面がありましたが、米国とイランの
本格的な武力衝突の可能性が低下し、原油供給が細るとの懸念が後退、米国内
の原油在庫が大幅な積み増しとなったことも売り材料となり、昨年12月12
日以来、約1カ月ぶりに60ドルを下回って取引を終了しました。

 中東情勢のこれ以上の悪化はないとの見方からNY金は11営業日ぶりに反
落。前日比14.1ドル(0.9%)安で取引を終えました。


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【2】本日の注目点と話題                     **
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◆昨日の日経平均株価は、前日比370円安の2万3204円で取引を終了。
日中の安値(前日比624円安)からは大きく値を戻しました。

    日経平均株価の勝敗 ●●●〇〇●〇●●●〇●

 昨晩のNY株は反発。アップルやマイクロソフトなどが上場来高値を更新し、
ナスダック指数は4営業日ぶりに過去最高値を更新しました。

 ※直近のNY株や日経平均の値動きは下記からご確認いただけます。

  → http://www.aqua-inter.com/hint/data.html

 中東情勢の緊張を受けて一時107円台まで円高が進んでいた円相場は、1
ドル=109円台の円安水準に戻しています。

 CME日経平均先物の終値は2万3520円で、昨日の東京市場の日経平均
終値2万3204円と比べ320円ほど高い水準。本日早朝の大阪取引所の日
経平均先物(夜間取引)終値は2万3580円となっています。


◎日経平均株価と上下の節目
 ――――――――――――
 2万3605円 25日線
 2万3521円 一目基準線
 2万3520円 CME日経平均先物
 2万3500円 心理的節目
 2万3495円 5日線
 2万3459円 一目転換線
 2万3318円 13週線
☆2万3204円 昨日終値
 2万3161円 一目雲上限
 2万3000円 心理的節目
 2万2951円 昨日安値
 2万2912円 75日線


 東京株式市場は中東情勢の悪化懸念から不安定な動きとなっており、日経平
均の日足チャートでは5日線が25日線を下抜き、「ミニ・デッドクロス」が
形成されました。

 ただ、その一方で日経平均は下方への抵抗もみせ、75日線に接近したタイ
ミングで反発したことや一目均衡表の雲の領域に入るも抜け出すなど、75日
線や一目均衡表の雲が下値メドとして意識されました。

 また、昨日のローソク足は安値から大きく値を戻した形の「たくり線」とな
り、目先底打ちの可能性を示唆しています。



◎本日の予定
 ―――――
 08:50 対外・対内証券売買契約
 10:30 中国12月のCPI、PPI
 11:00 12月の車名別新車販売
   〃   12月のオフィス空室率
 15:00 12月の国内ユニクロ売上高

 16:00 独11月の貿易収支、鉱工業生産
 22:30 米週間新規失業保険申請件数


◎決算発表
 ――――
 15:00 セブン&アイ(3382)、ファストリ(9983)
 16:00 安川電(6506)



◎明日の主な予定 ※予定は変更になる場合があります。

 10日(金) 日本:11月の家計調査
        日本:11月の景気動向指数速報値
        日本:ユニファミマ、良品計画、イオンが決算発表
        米国:12月の雇用統計


◆今日の高島暦

 < 相場の波動 > 目先の天底をつくる日

 <相場高低判断> 確かな相場を見る




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【3】心に残る名言                        **
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       私を天才と呼び、成功者というのはあたらない。

       何もかも精一杯の努力をしただけだ。


                         エジソン





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